「エモ消費」は、感情(エモーショナル)な理由付けで行われる消費を指す。同種の用語には、モノ消費、コト消費、トキ消費といったものがあるがエモ消費は、「物の質感や歴史、風景の綺麗さ、推し活、レトロブーム」などに象徴される。コスパや流行よりも“心を動かされた対象”を重視しアクションを起こすものといえる。
若年層である「Z世代」(1990年代後半~2010年頃に生まれた世代)は、エモ消費の大きな割合を占めており、SNSなどで積極的に情報を集める・仲間内でその情報を共有する、といったアクションが、エモ消費の構造を支えていると考えられる。