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「ZOZO」データを使って自社ECサイトで決済――ZOZOが「ZOZOTOWN」データ活用の決済サービスを提供へ

6 years 7ヶ月 ago

ZOZOが「ZOZOTOWN」の顧客ID「ZOZO ID」を軸にした決済サービスの提供を始める。ブランドが運営する自社ECサイトにおいて「ZOZO ID」を使ってログインできるようにし、「ZOZO ID」で登録している顧客データで決済できるサービスを提供するという。

ZOZOが「ZOZOTOWN」の顧客ID「ZOZO ID」を軸にした決済サービスの提供を始める
「ZOZO ID」ログイン連携の決済サービスを自社ECサイトへ提供していく(画像は決算説明会補足資料からキャプチャ)

ZOZOは今期(2020年3月期)、自社EC支援を強化する方針を掲げており、この「ZOZO ID」ログイン連携の決済サービスはその一環。「ZOZO ID」ログイン連携の決済サービスの利用は、「ZOZOTOWN」出店企業の自社ECのフルフィルメント支援サービス「Fulfillment by ZOZO」の導入企業に限定する。

「Fulfillment by ZOZO」は子会社のアラタナが2019年10月に始める自社EC支援サービス。物流業務の受託を中心とした自社EC支援サービスの運営手数料15%(自社ECで販売する商品の撮影、採寸、保管などのフルフィルメント業務にかかる手数料)を無料化するのが特徴。

「ZOZOTOWN」出店企業の自社ECのフルフィルメント支援サービス「Fulfillment by ZOZO」
「Fulfillment by ZOZO」は手数料を無料としているのが特徴

「Fulfillment by ZOZO」は「ZOZOTOWN」「自社ECサイト」「店舗」の在庫をZOZOの物流倉庫「ZOZOBASE」で一元管理。各販売チャネルとの在庫連携により、商品欠品による販売の機会損失を最小化するという。

また、自社ECサイトを全面バックアップする施策として、ユーザーからの許諾を得ることを条件に、「ZOZOTOWN」のデータを共有できるようにする。「たとえば、『ZOZOSUITS』で計測したデータをなんらかの形で共有することもプランにある」(前澤友作社長)。

この一連の取り組みに賛同する企業は、戦略的パートナーシップと位置付ける。「ZOZOTOWN」「自社ECサイト」「店舗」などを含めた売上向上に向けて注力して取り組むことに合意した上で、「Fulfillment by ZOZO」の利用、ビッグデータを活用したマーケティングなどのプロジェクトを進行する。

「戦略的パートナーシップ」には、MARK STYLERの「RUNWAY channel」、ストライプインターナショナルの「STRIPE CLUB」、ラルフローレンの自社ECサイトなどが「Fulfillment by ZOZO」へ参加することが決まっている。「ZOZOTOWN」出店企業に向けた「Fulfillment by ZOZO」の申込受付は、2019年5月20日(月)からを予定。

瀧川 正実
瀧川 正実

ユーザーをぐいぐい惹きつける!動画プロモーションの活用方法と事例を紹介

6 years 7ヶ月 ago

スマホに夢中の女性

動画の大きな特徴のひとつとして、短い時間であっても活字と比べてたくさんの情報を視聴者に届けられることに挙げられます。その特徴から、企業のプロモーションにも動画が多く使われています。インターネットの普及によって、あらゆるサイトで動画の広告を見る機会が増えています。それによって、動画広告をキッカケに企業に対して興味をもつユーザーも増えています。しかし、実際に企業の担当者が動画を使ったプロモーションをしたいと思った際に、どのように動画を活用すればいいのか具体的な方法について悩みをもつ方も少なくないでしょう。この記事では、動画プロモーションのメリットや具体的な活用方法について実例を交えながら詳しく紹介します。

動画プロモーションのメリット

動画プロモーションのメリットは、短時間で多くの情報をアピールできることです。動画は一度の情報だけで視聴者側の文章を読む手間を省くことができるので、視聴者は情報を瞬時に理解しやすくなります。短時間で内容の濃い情報を得られるため、発信する企業としては自社の魅力をアピールしやすいのです。

また、文字や画像では伝えきれないような細かなニュアンスや雰囲気まで伝えられる点もメリットです。そのため、類似商品があった場合には動画を活用することで差別化しやすくなるでしょう。ほかの商品では伝えきれていないような、音や商品の使い方、消費者の声などは動画にすることで雰囲気をあわせて伝えることが可能です。

動画は、視覚と聴覚の両方に訴えかけることができるので視聴者の記憶に残りやすいというメリットもあります。視覚は字幕のテロップを強調したい場所で挿入することがいいでしょう。聴覚に訴えかけるためには、自社商品やお店のイメージに合わせたBGMを動画内に加えることで自分たちが持ってもらいたいイメージを相手に与えることにもつなげることができるでしょう。明るい親しみやすいイメージや落ち着いた高級感のある雰囲気など、その商品に合わせたBGMが大切になります。音を通して、相手の印象に残りやすくなります。その結果、購買という行動につながっていく効果も期待できます。

動画プロモーションの活用方法

動画を使った販促においていくつかのポイントがあります。ここでは、実際に動画プロモーションを活用する方法について具体例を挙げながら詳しく説明します。

企業ブランディング動画

動画プロモーションは、企業のブランディングを高めるのに活用することができます。具体的な企業プロモーション動画の活用方法と事例について見ていきましょう。

活用方法

動画には訴求力が高いという特徴があるので、企業のブランディングやプロモーションに活用できます。インターネットの普及によって、さまざまな企業の広告がネット上に掲載されています。そのなかで、オリジナリティにあふれた動画を制作することができれば、自社ならではのイメージを視聴者に訴求することができるのです。消費者が商品やサービスの購入を行う場合には、商品が持つ機能面や費用面だけではなく企業自体のブランドへの共感も鍵になります。つまり、企業の信頼感があるのかどうかも重要になるのです。

そのため、自社の理念やビジョンを広く発信することも大切になります。消費者が自社商品のビジョンや理念に共感することで、リピーターとして今後の購買効果も期待できるでしょう。そのためには、クオリティの高い動画の制作が必要になるのです。

ブランディング動画「三菱地所の住まいリレー」

出典:Crevo制作実績

この動画は、動画制作サービスのCrevo(クレボ)の制作した「三菱地所の住まいリレー」のブランディング動画です。自社サービスの理念やビジョンを短い時間のなかで明確に示しているのが特徴的です。デジタルサイネージでの放映を想定しており、思わず足を止めたくなるような動きのある見せ方に工夫がみられます。加えて、小鳥やナレーションを使って、三菱地所の住まいリレーのブランドとしての世界観やメッセージを15秒の中に表現しているのも見逃せないポイントです。

商品・サービス販売促進動画

ここからは、商品やサービスの販売促進のために動画を活用する場合の方法や具体的な事例について説明します。

活用方法

企業が継続して売上を上げるためには、効果的なマーケティングが欠かせません。そのためには、動画が商品やサービスの価値訴求に貢献することができます。動画を制作する際は、徹底的にユーザーの視点に立つことが重要になります。そのうえで、ユーザーが必要だと感じる情報のリサーチとともに、どのような内容を聞いたら買いたいと思ってもらえるのかを徹底的に考えましょう。

ユーザーは商品の理念やビジョンに共感をすることができれば購買意欲が高まるといわれています。そのため、動画の豊富な表現手法を駆使して商品やサービスの魅力を伝えることが大切です。

販売促進動画「Poji」

出典:Crevo制作実績

この動画は、体幹筋サポーター「Poji(ポジ)」の販売促進動画になります。この動画の特徴は、動画の冒頭で視聴者に対して問題提起を行なっている点です。それによって、視聴者の興味がひきつけられ最後まで動画を見てもらえる可能性が高まります。数字での客観的なデータや3DCGを駆使したリアルな表現を通して、興味を引くような内容に仕上げられています。

観光プロモーション動画

ここからは、観光プロモーションのために動画を有効に活用する方法や具体的な事例について見ていきましょう。

活用方法

観光地をPRするためには、何といっても観光地の雰囲気やその土地ならではの雄大な自然を伝えることが重要です。観光地に人を呼ぶためには、行きたいと思ってもらうことも重要なのはもちろん、観光地を訪れた際に安心して楽しむことができると感じてもらうことも大切になるでしょう。特に、自分が行ったことのないような観光地の場合には、事前に情報を提供することで安心して旅行先に選んでもらえる可能性が高くなります。

その点、動画は最適です。観光地の雰囲気や景色、音などを視覚や聴覚に訴えかけることが可能です。視聴したユーザーに「この場所に行ってみたい」「安心して旅行ができそうだ」などと思ってもらえることにつながるでしょう。そのためには、ほかの観光地とは違う訴求ポイントを伝えることも重要になります。

インバウンド向け動画「福岡パルコ」

出典:Crevo制作実績

この動画は、福岡パルコのインバウンドに向けたプロモーション動画です。特徴は、ラーメンを調理しているシーンなどに和を感じさせるために、和太鼓のBGMを使用している点です。それによって、日本の印象をより感じられるように工夫がされています。また、店員さんの元気なかけ声なども動画に含まれているので、お店の雰囲気をより身近に感じられる内容になっています。

啓蒙動画

ここからは、啓蒙活動をするにあたって動画はどのような点でメリットになるのか、その具体的な活用事例と合わせて紹介します。

活用方法

啓蒙に関しては、物事の必要性や重要性を認識して記憶してもらうことが重要です。そのためには動画が高い効果を発揮します。具体的な方法としては、動画内でアニメやCGなどを駆使するといいでしょう。これらを使うことで、一見難しそうな内容もわかりやすく相手に伝えることができるようになるのです。

 東京慈恵会医科大学「弱視見逃し防止」

出典:Crevo制作実績

この動画は、東京慈恵会医科大学の「弱視見逃し防止」の啓蒙動画になります。動画の特徴は、弱視の子供に対して放置するのは危険だということについて、アニメを使ってわかりやすく伝えている点です。具体的には、3歳以下の子供を持つ母親に対してのメッセージ動画となっています。3歳児検診で実施される視力検査の重要性のほか、検査結果が弱視であった場合には放置するのは危険などの点について、わかりやすく啓蒙しているといえるでしょう。

目的を意識して動画プロモーションを実施しよう

動画プロモーションを行う際には、動画の活用方法や目的を意識して制作するのが重要です。そこで、制作実績が豊富なプロに頼むのがおすすめです。紹介した動画の制作なども行っている、動画制作サービスのCrevo(クレボ)では豊富な制作実績があります。数多くのプロモーション動画の制作も行なっているので、一度どのような動画を制作したいのか問い合わせてみてはいかがでしょうか。

動画制作におすすめのCrevo

VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

Crevoの関連サービス

商品説明・紹介の動画制作・映像制作

サービス紹介の動画制作・映像制作

テレビCM・プロモーションの動画制作・映像制作

crevoAdmin

ビックカメラの連結EC売上は通期で1000億円突破の見込み。2Qは25%増の517億円

6 years 7ヶ月 ago

ビックカメラの2018年9月~2019年2月期(中間期)連結決算におけるグループのEC売上高は、前年同期比約25%増の517億円だった。EC化率は11.7%。通期ではEC売上高1000億円を計画している。

ビックカメラグループのEC売上高は、ビックカメラ、コジマ、ソフマップのEC事業の売上高と、楽天ビックへの卸売りを合計した金額。

ビックカメラ単体のEC売上高の増収率は同25.4%増。コジマ単体の増収率は同36.6%増だった。

ビックカメラの2018年9月~2019年2月期(中間期)連結決算におけるグループのEC売上高は、前年同期比約25%増の517億円
ビックカメラの連結EC売上高の推移(画像は決算説明会資料からキャプチャ)

アプリのリニューアルや楽天ビッグのサービス拡充を実施

2018年11月に、ビックカメラの公式アプリをリニューアルした。デザインを刷新したほか、商品カテゴリごとにお薦め商品や記事を表示する「My カテゴリ」や、店頭で商品のバーコードを読み取るとアプリに履歴が残り、ECサイト「ビックカメラ・ドットコム」で商品情報を確認できる「バーコードスキャン履歴」などを追加した。

12月には、楽天との共同出資会社が運営する「楽天ビック」のサイトをリニューアルした。「楽天ビック」のサイト内でビックカメラの実店舗の在庫を取り置きできる機能を導入。また、一部地域で当日配送や翌日配送(あす楽)の配送時間を指定できるようにした。

ビックカメラのEC売上高は拡大を続けており、2019年8月期はグループ全体で1000億円突破を計画している。2018年8月期のEC売上高は864億円だった。

渡部 和章
渡部 和章

「ZOZOARIGATO」終了→自社クレジットカード「ZOZOCARD」を刷新してポイント還元率2.5倍

6 years 7ヶ月 ago

ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは4月25日、有料会員制の割引サービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」を5月30日に終了すると発表した。

サービスの入会者数が想定を下回ったほか、一部の出店ブランドからの評価が低かったことなどから終了を決めた。開始から5か月での終了となる。

「ZOZOARIGATOメンバーシップ」は月額500円(または年間3000円)を支払うと、「ZOZOTOWN」の商品を10%割引で購入できる有料会員サービス。

サービスを終了する理由について前澤友作社長は、4月25日の決算説明会で「費用対効果が思わしくなかった」「一部のブランドからの評価が低かった」ーーの2点をあげた。

「ZOZOARIGATOメンバーシップ」を終了する5月30日に、自社クレジットカード「ZOZOCARD(ゾゾカード)」をリニューアルする。「ZOZOTOWN」で買い物をした際の「ZOZOポイント」の還元率を、現在の2%から5%に引き上げる。

「ZOZOARIGATOメンバーシップ」を終了する5月30日に、自社クレジットカード「ZOZOCARD(ゾゾカード)」をリニューアル
「ZOZOCARD(ゾゾカード)」について(画像は編集部がZOZOのサイトからキャプチャ)

「ZOZOCARD」は現在、「ZOZOTOWN」での購入金額の2%相当を「ZOZOポイント」で還元している。リニューアル後に還元率5%が適用されるのは「ZOZOTOWN」での買い物のみ。「ZOZOTOWN」以外で買い物した場合の還元率は1%。

渡部 和章
渡部 和章

変わり続けるEC業界の流れはどう読む? 5年間のニュースから探ってみた【2014年から2019年のネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

6 years 7ヶ月 ago

EC事業に関連しそうなニュースや話題をまとめてお届けしている「ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」が始まって5年になりました。記憶に残るニュースもありますが、1年以上前になるとなかなか覚えていないですよね。今回はちょっと長い目でEC業界を振り返ってみましょう。「楽天」「アマゾン」「ヤフー」「ツール&カート」「物流」「調査・統計」の6つのジャンルです。

これまで毎週やっているまとめを追っても細かすぎるので、2015年〜2018年の「年間まとめ」を中心に、テーマ別に追ってみます。

【楽天】品質向上と全体統一に注力して着実に変化

楽天はなんといっても2016年の新春カンファレンスで発表のあった「品質向上宣言」から大きく動いています。

クオリティーを上げることに対して、病的なまでのこだわりが必要。『一人くらいいいじゃないか』ということではなく、一人でも不満を持つ客がいれば対応するべきだ

という言葉を覚えている人もいるのではないのでしょうか? また、「4万店舗の集合体である楽天市場のクオリティーを上げるには、1店舗ごとの意識が必要だ」とも発言されています。各店舗だけでなく「楽天全体としてどうするのか?」という意識が見えます。2015年は「打倒アマゾン」的な記事も多かったので当然の流れですね。

2016年はいわゆる「楽天ペナルティ」と呼ばれる違反点数制度が始まり、ルールを守らない場合は違約金などの罰則を受けることになりました。この頃、フリマアプリの「フリル」を買収していて今のラクマとなりました。こちらは「メルカリ」と「ヤフオク!」に対抗ですね。

2017年にはこの流れに沿ってUIの統一、楽天ペイの導入などが発表されています。常時SSL化もこの年。SSL化はGoogleも推奨していますので、楽天全体としての安全性=品質向上の一環ですね。

  • 2017「楽天市場」が取り組む2017年の戦略とは? ECモールの価値向上に向けた3施策 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/4059

2018年にはこれらの流れがより具体的になって、今ではおなじみのチャットボットやAI、デリバリー戦略についての発表がありました。昨年のことなので皆さん覚えていますよね。

2019年はどうなるかというと、配送と決済に関して統一の流れがより強化されてきます。

  • 2019楽天・三木谷社長が語った「送料無料ラインの全店舗統一」「ワンデリバリー」など2019年以降の戦略まとめ | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6175

店長さんが気になる細かい動きはこちらの記事を。

楽天の動きは「全体の動きを統一すること」「品質を上げること」「ライバルに追いつくこと」の3つの軸に集約されると思います。特に配送や決済が統一されると一気に伸びてくる可能性がありますし、他の楽天のサービスとも連携が強化されればグループとしての統一感が出てきますので、より大きな存在になってきそうです。

【アマゾン】もっと「すぐ届く」サービスへ、接点も拡大中

アマゾンは通販サイトというイメージがあったのは過去の話で、今では動画だったり音楽だったり店舗だったりと、いろいろな場所で接点ができましたよね。2015年からちょっと振り返ってみましょう。

今となっては普通に開催されている「プライムデー」も、当時は注目度が高く、30分早く参加できることもニュースになりました。「プライミュージック」や「プライムビデオ」が始まったのもこの年。プライム会員に対するサービスが強化された年ですね。

2016年はこれ。

今となっては誰が使っているのかわからない(と言ってはいけない)「Amazon Dash Button」が登場。こちらは2019年に終了になりました。

1時間以内で配達する「Prime Now」もエリアが広がりました。今では自社ECサイトを持っている人は必須になりつつある「Amazon Pay」も、2016年には始まったばかりでした。

  • 2016「Amazonログイン&ペイメント」は何が凄い? 約400店のデータから見えた導入効果 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/3230

この後は皆さんがご存じの通り、「Amazon Echo」の発表があって、「Amazon GO」が米国でオープンし、イギリスではドローン配送が開始したり、無人倉庫が稼働したりしました。

2017年以降になるといろんなものを飲み込み始めます。「Amazonフレッシュ」「Amazon Business」「プライムワードローブ」などが始まり、サンプル市場にも参入してきましたし、2019年は得意の書籍の分野でも革命を起こそうとしています。

通販だけかと思いきや、Googleに対抗すべく広告もどんどん伸びています。

  • 2018商品検索はGoogleよりもAmazonの時代——アマゾンで成功するための広告戦略とは | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5159

その一方でトラブルもありました。

この流れを見ると、アマゾンは普通(?)のモールのように売ることに集中→プライム会員優遇→利便性の向上→他の競合がいる分野への進出→リアルへの進出……といった流れでどんどん拡大しています。例えはおかしいですが、巨大なタコが四方八方に足を延ばしているイメージです。

【ヤフー】ソフトバンクグループの強みをいかして、とにかく売る

Yahoo!ショッピングと言えば、なんといっても「eコマース革命」ですね。2013年に始まって、その時はあっという間に店舗数が増えました。それ以降どうなったかは以下を見ていただけるとわかります。Yahoo!の検索からの集客やソフトバンクからの集客、Yahoo!のプレミアム会員優遇など、他にはできない強みを活かした施策が目立ちます。

なにかと話題のPayPayも近々導入されそうですし、ソフトバンクグループの強みを活かした施策はこれからもどんどん出てきそうです。

  • 2014100億円のマイナス要因、流通総額No.1目指すヤフーの「eコマース革命」初年度の成果は? | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/162
  • 2014「売れている店舗はより"えこひいき"する」〜ヤフーの「eコマース革命」、1年間の成果と今後 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/863
  • 2015ヤフー小澤氏らが語る「eコマース革命」2年間の評価とこれから | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2375
  • 2016ヤフー小澤氏が語る「Yahoo!ショッピング」2016年の戦略と昨年の振り返り | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2726
  • 2017ヤフー小澤氏が語る「Yahoo!ショッピング2017年の戦略」と「2016年の振り返り」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/4073
  • 2018ヤフーのショッピング取扱高(中間期)は3487億円、伸び率は24.3%増 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5917
  • 2019ヤフー小澤氏が語る「Yahoo!ショッピング&PayPayの2019年戦略」と「2018年の振り返り」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6272

楽天やアマゾンがやっているような配送(倉庫・受取など)の工夫や接客の向上施策の話題はあまり見られませんし、システム面の動きも少ないです。このあたりをどうするかが課題と思われます。

【ツール&カート】「売るだけ」じゃなく「より売れる」仕組みへ

ちょっと昔から振り返ると、ネットショップを作るのはとっても大変でした。ASPのカートも少なく、機能も商品と決済と受注管理程度。完成しただけで喜んでいたという人も多いかもしれませんね。

それが今では、「BASE」や「STORES.jp」などを使えば、簡単にネットショップが作れます。店を作ること自体には何のハードルもなくなり、それぞれが売れるカートを目指して切磋琢磨しているという現状。モールのさらなる巨大化とメルカリなどのCtoCが競合になってきて、自社ECサイトの環境がどんどん厳しくなってきているのも理由の1つです。

売るためのツールも増えて、データを活用するために外部との連携も増えています。「Shopify」のようにカート自体はシンプルで、機能はプラグインで追加……というスタイルも増えてくるでしょう。「EC-CUBE」もクラウド版をリリースしています。カートとツールのベンダーは競争が激しくなって、導入する側は取捨選択に追われるという状況はもうしばらく続きそうです。

CVR向上のツールはMAというかWeb接客ツール、サイズの問題を解決するツール、外部の決済、チャット、カゴ落ち対策。サイト外の集客ではLINE@やInstagram、TikTokなどのSNSも増えていますよね。

スマホ対応や常時SSLなども必須。

パッケージのカートシステムを使うようなレベルになると、データベースなどの連携があったりカスタマイズをどうするのか?という課題があります。配送まで含めてトータルで見ないとこちらは上手くいかないでしょう。基幹システムとの戦いもありますので、ビジネススキルとしての調整力が求められるようになっています。

やることが多すぎて、ネッ担の皆さんは「疲れた」と言いたくなりますよね(笑)。自社サイトの場合は後述の配送関連も大きな問題になってきます。細かい施策ではなく広い視野を持って取り組む必要があります。

【物流】とにかく送る→パンク→受取と配送の工夫→倉庫改革

配送関連は何といってもこれです。

再配送問題が出てきたのは2015年の8月。そこからアマゾンの全品送料無料が終わり、ヤマト運輸の値上げが始まり、運送業界や小売業界全体に問題が広がっていったのは皆さんご存じの通り。

再配送削減施策もたくさん出てきていました。ヤマト運輸のLINEによる通知、宅配ロッカー、自宅に置く宅配ボックス、「急ぎません便」、置き配などです。置き配は盗難対策さえできていればスタンダードな受取方法になっていきそうです。

EC事業者側の動きで押さえておきたいのは自前配送。この動きはどんどん広がっていきそうなので、自前配送ができないところはどうやって配送するかを真剣に考える時期です。

ユーザーの要望は相変わらず「送料無料」なわけですが……。

ここの動きが楽天やアマゾンのところで取り上げたように、配送網の整備や送料の統一につながってくるわけです。もちろんオムニチャネルもです。モールの動きだけではなくて社会の動きもネットショップに影響しますので、普通(?)のニュースも見逃さないようにしましょう。

【調査・統計】ネッ担が見ておくべきデータは5つ

毎週のように気になる調査データが出てきますが、ネッ担の皆さんが押さえておくべきものはこの5つです。

大きな流れを押さえた上で、QR決済の比率であったり、スマホ利用の比率など単発のデータを見ていくのが良いでしょう。継続して調査されているものは、過去の資料を見れば当時の予測と今がどうなっているのかわかるのもメリットです。ネッ担でも主だった調査データをまとめています。

くれぐれもキャッチャーな見出しに惑わされないようにしましょう。母数が少なかったりとなにかしらの偏りがあることも多いですから。

大きな流れがわかったうえで、ゆる〜く振り返ってみましょう

2014年から変わったこと一覧
  • 各モールはますます成長。MA、Web接客、カゴ落ち対策など各種ツールが続々登場
  • デバイスはPCからスマホに変化。スマートスピーカーも登場
  • Twitter、LINE、InstagramなどSNSからショッピングの導線が確立
  • ECと実店舗で使える決済サービスが続々登場
  • メルカリやラクマなど、フリマアプリが大ブーム
  • 宅急便の再配達問題が顕在化。料金値上げへ
  • 物流分野へのロボットやドローン導入の話題が出てきた。中国はすでにスゴいことに

こちらの記事ではこんなテーマで話しています。大きな流れというよりは気になったことについて話しているので、大きな流れの中にある小さな流れがわかってくると思います。

これからの流れをとらえるには?

ネットショップ業界の動向を見るには、下記のような点を見ておく必要があると思います。

  • 楽天、アマゾン、Yahoo!の3大モールの動向
  • ZOZO、メルカリ、Woawma!などがそれにどう対抗していくのか
  • 自社サイトを伸ばす施策のトレンド
  • 配送などエンドユーザーの手に届くまでの流れの変化
  • 定点観測をしている統計データのチェック

加えて新しい流れも頭の中に入れておかないといけません。

ユーザーはじわじわと新しいものにシフト

大手ECモールvs公取委

  • 2019大手ECモールに対する"独禁法問題"が再び? 公取委が実態調査結果を公表、違反行為には「厳正に対処」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6177
  • 2019楽天トラベルなど3社に公取委立ち入り 独禁法違反容疑 | 朝日新聞デジタル
    http://www.asahi.com/topics/word/...

価格はAIが決める

他にも越境ECやCtoCの伸びも意識しておかないといけませんが、それも今の流れから生まれてくるものばかりです。目の前に起こっていることだけでなく、目に見えない流れを追ってみましょう。「ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」でも引き続きお伝えしていきます。

森野 誠之
森野 誠之

どうなる!? 10連休中の宅配便/「LINE PAY」アプリ公開【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

6 years 7ヶ月 ago
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    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    Google、在宅勤務のフィルタをしごと検索に追加。リモートワーク向けの構造化データで設定

    6 years 7ヶ月 ago

    求人検索(しごと検索)に、在宅勤務のフィルタを Google は追加した。特定の場所に出社せずに遠隔で勤務可能な求人を探しやすくなる。今のところは、米国の求人検索での提供になります。

    投稿 Google、在宅勤務のフィルタをしごと検索に追加。リモートワーク向けの構造化データで設定海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

    Kenichi Suzuki

    テレビだけじゃない!知っておきたいウェブCMの効果と動画広告の種類

    6 years 7ヶ月 ago

    インターフェイスをクリックする

    ネットで動画を視聴している時、ウェブCMを目にする機会が増えたという人も多いのではないでしょうか。たとえば、YouTubeで自分が見たい動画の前に再生されるような動画もこのウェブCMに含まれます。かつては、CMといえばテレビで流れるものというイメージがありました。しかし、ネットで動画を視聴するユーザーの数が増えた背景もあり、企業からもウェブCMが注目されています。この記事では、ウェブCMが注目されている理由とウェブCMの種類について実例を交えながら詳しく紹介していきます。

    テレビCMではなくウェブCMが注目されている理由

    テレビCMではなく、ウェブCMが注目されている理由や具体的なメリットなどについて詳しく見ていきましょう。

    ネットで動画を視聴するユーザーが増えている

    総務省が調査した平成30年版 情報通信白書によると、年代別の平日の動画視聴状況は、10代はテレビが60.4%、ネットが88.5%となっています。20代はテレビが63.7%、ネットが95.1%です。30代は、テレビが76.5%でネットが90.6%となり、40代はテレビが83.0%、ネットが83.5%というデータが出ています。このデータから、10~30代はテレビよりもネットで動画を視聴する割合が上回っていることがわかります。

    さらに、どの年代においても5年前と比較するとネット利用の割合が増えていることから、テレビ離れがすべての年代で進んでいることがわかります。この結果からも、動画を使って自社の商品やサービスをプロモーションしたいと考える企業では、ウェブCMを活用する意義は大いにあるといえるでしょう。

     細かいターゲティングができる

    テレビCMの場合には、CMを流す番組や時間帯の放送枠の部分のみ指定することができます。一方、ウェブCMであれば年齢や性別によって、届けたい層を細かくわけることができるのです。25歳から34歳の女性など、ペルソナに合わせたターゲティングが可能となります。

    さらに、地域によってもターゲッティングすることができます。指定することのできる地域は、国や都道府県、市区町村が対象で、さらにウェブ媒体によっては半径を指定することも可能です。これによって、国内だけではなく世界に向けてサービスをプロモーションしたいケースなどにも活用することができます。また、効果の検証を行い地域のターゲッティングをすぐに変更することが可能なのもメリットのひとつです。試しにウェブCMを出してみて、どこの地域の人に興味を持ってもらえるのかをリサーチする目的でも使用することができます。

    ユーザーの興味によってもターゲッティングすることが可能です。届けたい層のユーザーが、興味をもつと思われるトピックやインタレストを設定することで、その層に向けて広告を届けることができるようになります。それによって、指定したカテゴリに対して関連性の高い動画広告をCMとして挿入することが可能です。インタレストは、ユーザーの動画閲覧履歴を参考に興味を持ってもらう可能性の高い動画を表示させるので、細かいターゲッティング効果が期待できるでしょう。

    また、キーワードでターゲッティングする方法もあります。たとえば、YouTubeの場合には検索ワードと連携させて広告を配信することが可能です。自分の飲食店が中目黒にあって、そこに集客したい場合には「中目黒 飲食店」や「中目黒 美味しい料理」などというようなキーワードを設定して見つけやすくすることができます。ユーザーが調べてくれるキーワードは、Google広告のキーワードプランナーなどのサービスを利用すれば簡単に調べることも可能です。それに基づいて、キーワードの設定をするのがいいでしょう。

    詳細な効果測定ができる

    テレビCMの場合には、その効果を測る指標が視聴率に限られています。しかし、ウェブCMであれば視聴回数や視聴完了率、クリック数、コンバージョン数など、さまざまな視点から効果測定をすることが可能です。それによって、PDCAサイクルを回しやすいというメリットがあります。

    上手くいく方法を見つけることができれば、あとはそれを発展させて継続していけば効果は出しやすくなります。効果測定を正確に行って、成功した要因を分析してノウハウとして持っておくことは重要です。また、失敗した要因についても分析して改善点を見つけるなど、段階的にマーケティングの効果を高めていきましょう。

    ウェブCMの種類

    ウェブCMにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。ここからは、実際に活用されているウェブCMの種類について説明します。

    インストリーム広告

    インストリーム広告とは、動画を再生する前や途中、そして最後に挿入されるCMのことです。ユーザーが興味を持って視聴している動画に挿入することで、CMを見てもらえる確率が高くなるのがメリットです。CMの費用に関しては最後まで視聴されるか、再生を開始してから一定の時間が経過しなければ基本的に課金されることはありません(媒体によって異なるケースがあります)。無駄な広告費が発生しにくくなるため、高い費用対効果も期待することができるのです。

    インバナー広告

    インバナー広告とは、通常のバナー広告に表示されるようなCMになります。特徴は、幅広い媒体に動画広告を配信することができる点です。それによって、アクセス数の多いメディアに掲載することで多くのユーザーの目に触れることができます。

    インリード広告

    インリード広告とは、ページのコンテンツの中に配置されるCMのことです。具体的な視聴方法は、ユーザーが画面をスクロールして、広告部分が表示されたときに動画の再生が始まります。コンテンツを見ているユーザーの目に止まりやすいことや動画を冒頭から見せられるというメリットがあります。

    インフィード広告

    インフィード広告とは、SNSのタイムラインやフィード上に配置されるCMのことを指します。メリットとしては、広告自体がSNSサイトになじみやすい見せ方で掲載されているので、ユーザーに違和感を与えることがなく目にとまりやすい点が挙げられるでしょう。

    ウェブCMの活用事例

    ここからは、動画制作サービスのCrevo(クレボ)が実際に制作したウェブCMの活用事例を紹介していきます。

    マンツーマン英会話「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」

    出典:Crevo制作実績

    この動画は、マンツーマン英会話「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」のウェブCMです。動画の特徴は、マンツーマン英会話のメリットをしっかりとユーザーに訴求していることでしょう。具体的な手法として、出演しているラッパーのDOTAMAが、カタカナ英語を多用している日本に対してテンポ良く警鐘を鳴らしています。また、動画全体にわかりやすい字幕が入っているので最後まで飽きることなく視聴できます。

    ゲーム「Identity V」

    出典:Crevo制作実績

    NetEaseのゲーム「Identity V」のウェブCMは、放映時期に合わせたバレンタインバージョンになっています。ゲームが持つ世界観を、日常のシーンに落とし込むことによって興味を持って最後まで動画を視聴できるような構成になっています。CM内で重要なものとなったバラは、ゲームの中でもキーアイテムになるなどゲームのプレイにつながるような仕かけもされているのが特徴です。

    0円ではじまるリゾート旅「ハッシャダイリゾート」

    出典:Crevo制作実績

    株式会社ハッシャダイの「ハッシャダイリゾート」のウェブCMでは、好きな場所と好きな仕事を決めるだけでリゾートに行けて楽しく働けるという内容を、短い時間で端的に表現できています。1分版でも飽きることなく最後まで見られるようにBGMや効果音、アニメーションや字幕も使いながら上手に進行されています。

    ウェブCMの種類に合った動画を制作しよう

    ウェブCMで、高い効果を出したいと考えた場合には、CMの種類に合った動画制作をすることがポイントです。特に、ウェブCMにおいては動画の内容や質が重要になります。動画制作サービスのCrevoでは、これまで数多くのウェブCMの制作を手がけています。まずは、一度どのような動画を制作したいのか相談してみてはいかがでしょうか。

    動画制作におすすめのCrevo

    VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

    Crevoの関連サービス

    ウェブCMの動画制作・映像制作

    crevoAdmin

    エフカフェ、天猫国際の店舗運営・ロジスティクス業務でアリババグループの「4PX EXPRESS JAPAN」と提携

    6 years 7ヶ月 ago

    エフカフェは4月23日、アリババグループの4PX EXPRESS JAPANと、天猫国際(Tmall Global)の店舗運営とロジスティクスにおいて戦略的業務提携を発表した。

    中国向け越境ECにおける両社の経験を活かし、法規制や商慣習の理解、店舗運営・ロジスティクスの両面から、安定的かつワンストップな運用を実現し、日本企業の天猫国際への出店を支援することが目的。

    戦略的業務提携における両社の役割

    エフカフェ:天猫国際店舗における運営代行、コンサルティング

    • 事業計画策定
    • 天猫国際への出店契約手続き代行
    • 天猫国際店舗構築や店舗運営(商品登録、中国語(簡体字)ページ制作)
    • 中国語(簡体字)の顧客対応
    • モール内外のプロモーション対応

    4PX EXPRESS JAPAN:天猫国際店舗におけるロジスティクス

    • 日本および海外のECプラットフォームに適した国際輸送
    • グローバルの国際輸送
    • 日本国内フルフィルメント
    • その他物流業務全般

    エフカフェは天猫国際など中国向け越境ECサイトの運営代行、運用コンサルティングを2008年から手がけ、累計3000ブランド、流通総額120億円の越境EC支援実績を持つ。またアリババの認定制度「Tmall Global's TP」で最高評価を獲得した。

    4PX EXPRESS JAPANは世界27か国のECプラットフォームの物流支援をしており、日本では天猫国際の「グローバルフルフィルメントセンター指定パートナー」に任命されている。

    内山 美枝子
    内山 美枝子

    読み込みスピードが速いサイトだけが享受できる4つの利点 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    6 years 7ヶ月 ago

    Googel(グーグル)はモバイルサイトのランキングで、サイトスピードを考慮に入れるため、小売事業者はサイトの読み込みスピードに注意を払う必要があります。読み込みが遅いサイトはランキングが下がり、高速で読み込むサイトは上位に食い込み、露出もトラフィックも、コンバージョンも収益も上がるのです。

    問題はせっかちな消費者が離れていくことだけではない

    EC業界で勝ち上がるためには、2018年7月に変更されたグーグルのアルゴリズムとの戦いに勝つしかありません。モバイル検索においてサイトスピードがランキングに影響をおよぼすようになりました。

    ある研究では、モバイルサイトで読み込みに3秒以上の時間がかかる場合、53%がサイトを離れ、読み込みが1秒遅れるとコンバージョンが7%落ちるというという結果が出ています。

    モバイルサイトで読み込みに3秒以上かかる場合、53%がサイトを離れる。
    Googleがベンチマークデータの共有を選択したWebサイトからのGoogle Analyticsデータの集計結果(n=3,700/2016年3月)
    Think with Googleのデータを元にネットショップ担当者フォーラム編集部で作成

    見過ごされてしまうのは、サイトスピードが遅いとせっかちな消費者のせいでコンバージョンが下がるだけではないということです。読み込み時間が長いと検索エンジンのランキングが下がり、SEM経由のトラフィックやROIにも影響が出るのです。

    グーグルはEC業界の実力者

    消費者の要望に応えて、グーグルはより速いインターネットの開発に取り組んでいます。7月のアルゴリズム変更はその一例です。

    小売事業者のサイトへのトラフィックの約半分は、自然検索からの流入ですから、グーグルはEC業界の実力者と言えます。 EC事業者が新しい消費者にリーチしたいなら、検索ランキングが上位になるようにサイトスピードが速くなければならないのです。

    	自然検索	検索連動型広告	ダイレクト	Eメール	ソーシャル	ディスプレイ広告	リファラル	その他
小売り
マルチチャネル
オンラインのみ
旅行
全体
    小売業者のWebサイトへのトラフィックの半分近くは、オーガニック検索によるもの
    Smart Insightsのサイトよりネットショップ担当者フォーラム編集部でキャプチャ

    サイトの読み込みが遅いとランキングは下がりますが、高速で読み込むサイトは上位に食い込み、露出もトラフィックも、コンバージョンも収益も上がるのです。

    デジタルマーケティングコンサルティング企業のStone Temple社の調査によると、一般的なサイトもECサイトもモバイルサイトのスピードを最適化すればSEOの効果は上がりますが、ECサイトは自然流入が32.1% 上がり、より大きな効果がありました

    トラフィックの多くが自然検索経由であることを考えると、非常に大きな効果です。

    自然検索の増加 SERPの増加 SERPクリック率の向上
    ECサイトとその他のサイトの成長度。ecサイトでは自然検索による流入が32.1%増加している
    STONE TEMPLEのデータを元にネットショップ担当者フォーラム編集部で作成

    サイトスピードがもたらすもの

    サイトスピードは今まで以上に重要になっています。パフォーマンスを測る基準ではなく、今や成功と失敗を分けているのです。自然流入の増加に加え、サイトスピードが速くなれば、トップライン、ボトムラインで以下のような効果があります。

    ① 新しい消費者に常に露出できる

    グーグルは検索ランキングの詳細について明かさないことで有名ですが、モバイルサイトの読み込みが遅いサイトは不利になると発表したことは注目に値します。

    他の部分でどんなに最適化しても、サイトが遅い場合は検索結果の上位に留まることはできません。検索結果の上位5つの結果が67.6%クリックを集めることを考えると、上位に食い込むことが最重要です。

    EC企業が常に新しい消費者の目につくようにするには、検索ランキングを落とさないようにサイトスピードを速くする必要があります

    ② 広告費を下げられる

    サイトスピードが速いとクオリティスコアが上がり、最終的にはCPCが下がります。今後、デジタルマーケティングは今まで以上に活発になり、世界的な広告支出は2019年に中に4.6%上がると言われています。

    2018年後半のモバイル広告の支出の約半分がEC関連であったことを考えると、CPCが低い企業の方が競争力が高いということになります。

    小売り	メディア	金融	自動車	通信	ヘルスケア	旅行	食品	その他
    モバイル広告ソリューションのSmaato社の顧客データに基づく2018年後半のモバイル広告支出のシェア
    Marketing Landのデータを元にネットショップ担当者フォーラム編集部で作成

    ③ 業界スタンダードに遅れをとらない

    読み込み時間が長いとコンバージョンが低下しますが「長い」というのは相対的な単語です。他社よりも読み込みが遅ければ、対応が不十分ということになるでしょう。

    シングルページアプリや、プログレッシブWebアプリ、AMPなどの開発技術を使えば、瞬時に読み込むサイトを作ることができ、EC業界の誰もが追随しなければならなくなるスピード基準を作ることができます。

    ④ ポジティブなブランド認知を高められる

    読み込み時間はカスタマーエクスペリエンスに非常に大きく影響するため、結果的に消費者のブランドに対するイメージにも関わってきます。モバイル商品のマーケティング専門家 ルーク・ロブレスキ氏によると、「サイトの読み込みを待つ時間は、ホラー映画を見るよりもストレスがかかる」そうです。

    読み込み時間が遅い場合にすぐに影響があるのは、サイト訪問や購入を逃してしまうことですが、長期的に見ると売上げ低下につながるブランドのネガティブなイメージを与えます。Venus Fashion社などの市場を牽引する小売事業者は、驚くほど速いサイトを構築し、店舗での実体験を凌駕しています。

    ◇◇◇

    消費者のニーズとグーグルのアルゴリズム変更によって、サイトスピードがEC業界の新たな競争力になりました。読み込みが速いサイトは、より多くの露出、トラフィック、コンバージョン、検索マーケティングにおける高いROIを獲得できます。

    瞬時に読み込むサイトを作るかどうか、もう考えなくても結論は出ているでしょう。EC企業のトップたちは、すでに大きな改善を行っています。御社はどうですか?

    Internet RETAILER
    Internet RETAILER

    KDDIグループのECモール「Wowma!」2018年度振り返り&2019年度の戦略まとめ | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    6 years 7ヶ月 ago

    通信業界の大きな変化に合わせて、QRコード決済への参入、「au ID」のオープン化の検討などを進めるKDDIグループ。消費者のライフスタイルにより一歩踏み込むために欠かせないのがコマース領域で、その役割を担うのが総合ショッピングモール「Wowma!」だ。運営会社のauコマース&ライフの八津川博史社長に取材。3月に行われた戦略発表会の資料をベースに2018年度の振り返り、そして、2019年度の戦略をまとめた。

    KDDIがめざす「スマートマネー構想」

    KDDIは2019年、スマートフォンを軸に「預金」「決済」「投資」「ローン」「保険」といったあらゆるサービスの入り口とし、スマホ・セントリックな決済、金融体験を総合的に提供する「スマートマネー構想」を始動した。

    そのための推進組織として、2019年4月1日付で決済事業や金融事業などを手がけるグループ会社を再編。じぶん銀行、KDDIフィナンシャルサービス、ウェブマネー 、KDDIアセットマネジメント、KDDI Reinsurance Corporationの5社を中間金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス」の傘下に移管した。

    この組織の下、リアル店舗での買い物時に利用できる決済サービス「au WALLET」を軸に、通信やEC、電気、保険、預金、投資といったサービスを、スマホを中心として総合的に展開していくのが「スマートマネー構想」。

    KDDIグループが描くスマートマネー構想
    スマートマネー構想

    「au WALLET アプリ」を4月から段階的に刷新し、スマホ決済サービス「au PAY」をスタートした。2019年夏以降、「au ID」「au WALLET ポイント」「au WALLET アプリ」「au PAY」といったサービスをauの携帯電話ユーザー以外も利用できる「オープンID」化を進め、対象を順次拡大する。

    KDDIグループが進めるスマートマネー構想に関する「au WALLET」の基盤
    「au WALLET」の基盤

    総合ショッピングモールの「Wowma!」はこの構想の出口戦略の役割を担う。八津川博史社長はこう言う。

    「Wowma!」もオープンID化した「au ID」で購入できるようになる。KDDIグループは「au WALLET」を起点とした金融サービスで経済圏を拡大する。そして、リアルの世界では「au PAY」が攻めていく。auユーザー、他の消費者が「au ID」でさまざまなKDDIグループのサービスを利用し、たまった「au WALLET」を使う場所として「Wowma!」を育てていきたい

    スマートマネー構想のイメージ動画

    2018年度の振り返り

    2018年度(2018年1~12月)の流通総額は前年度比31%増。購入ユーザー数は同48%増えた。

    2年半前のサービス開始時と比較して、出品数は44%増。出店者数は約3倍の規模となった。

    「Wowma!」の流通総額、購入ユーザー数に関する伸び率
    「Wowma!」の流通総額、購入ユーザー数に関する伸び率

    店舗運営の効率を高める新管理システム「Wow! manager」の提供を始めたのは2017年10月。商品・在庫・受注などに関する各種API(自社システムとの連携)、画像管理、出荷時自動売上請求といったバックヤード業務に関する機能をメインに搭載し、2018年度は40以上の新機能をリリースした。

    2018年度の「Wow! manager」開発機能
    2018年度の「Wow! manager」開発機能

    新規顧客獲得のためのツールの機能強化などで、ユーザーベースは拡大。auユーザーの購入者数は同80%増となった。

    auユーザー購入数などについて
    auユーザー購入数などについて

    サービスレベルの向上施策としては、ポイント表記などユーザーペインの解消を強化。「満足度という定量観点では、他のモールとは大きく劣後するような状況ではなくなった」(八津川社長)。

    「Wowma!」が行ったサービスレベルの向上施策
    「Wowma!」が行ったサービスレベルの向上施策

    2018年6月からauユーザーへのポイント施策の強化として、最大15倍を付与する取り組みをスタート。また、12月からは「Wowma!」で販売している商品の掲載カタログ「by W」をauショップで配布している。

    2019年1月16日からは「Wowma!」での買い物金額に応じて、携帯電話の利用料金が割引になる「au通信料金還元」もスタートした。

    競合モールとのポイント付与施策の比較
    競合モールとのポイント付与施策の比較
    「Wowma!」が取り組んだ販促施策の一部
    「Wowma!」が取り組んだ販促施策の一部

    2019年度の戦略

    KDDIコマースフォワードとルクサが合併→auコマース&ライフ

    ECモール「Wowma!」のKDDIコマースフォワードと、フラッシュセール型ECサイト「LUXA」を運営するルクサが4月1日付で合併し、コマースサービスを合併会社「auコマース&ライフ株式会社」に集約した。

    高級レストランやエステ、ブランド家電などの非日常の商品などをタイムセール形式でおトクに販売する「au WALLET Market powered by LUXA」も新会社に集中。「Wowma!」へユーザーを集中させていく。

    なお、「auコマース&ライフ株式会社」は「Wowma!」と、旧ルクサが運営していた「LUXA」の2ブランドで展開する。

    「auコマース&ライフ株式会社」は「Wowma!」と、旧ルクサが運営していた「LUXA」の2ブランドで展開
    今後の「au」ブランドを冠したコマースサービスは「Wowma!」へ一本化する

    KDDIグループとして、物販と役務のECすべてを1社で網羅。4000万人の顧客基盤を軸に、コマースサービスへauユーザーを誘導していく。

    事業戦略とサービス戦略

    「Wowma!」が2019年度に力を入れるのが「店頭連携強化」「店舗スコア制度」「タイムセール機能強化」「タイムライン提供」である。

    「Wowma!」が2019年度に力を入れるのが「店頭連携強化」「店舗スコア制度」「タイムセール機能強化」「タイムライン提供」
    「auベストコマース」は、「auユーザー」へのベストコマースを推進し、auユーザーベースのフル活用していくといった意味がある

    店頭連携強化(auベストコマース)

    2019年12月1日からはスタートしたのが全国約2500のauショップに来店した客に「Wowma!」を紹介する取り組み。メインの来店客である50~60代のユーザーに対して、「Wowma!」の説明から利用方法までを説明。アプリのインストール、ログイン設定などを店頭でサポートしている。

    店頭でサポートを受けたユーザーは、ログイン設定なども終えているので最初から簡単に買い物ができる環境が整っている。ブラウザを使うユーザーよりも、購入単価、リピート率といった指標で高い数値が出ている。(八津川社長)

    2019年12月1日からはスタートしたのが全国約2500のauショップに来店した客に「Wowma!」を紹介する取り組み
    店頭連携強化施策

    店舗スコア制度の導入(auベストコマース)

    「しっかりした顧客サービスを提供してもらいたい」。八津川社長がこうした思いでスタートしたのが「店舗スコア制度」。さまざまな指標から10段階で店舗をスコアリングする制度で、スコアが高い店舗を今後、さまざまな点で優遇していく。

    「Wowma!」は「店舗スコア制度」を導入する
    「店舗スコア制度」は出店店舗をさまざまな指標から評価する制度

    店舗スコアが高ければ、商品検索の上位表示、モールが主催するキャンペーン企画への優先参加などが優遇策の例としてあがっている。

    「Wowma!」は「店舗スコア制度」が高い店舗を今後、さまざまな点で優遇
    スコアが高い店舗を今後、さまざまな点で優遇する

    「店舗スコア制度」は「基本要素」と「追加要素」、そして「ペナルティ」で構成。2019年4月に基本要素の中身を公開した。「店舗レビューの引き上げ、納期遅延率、キャンセル率、クレーム数の改善をして下さいと伝えている」(八津川社長)。

    「店舗スコア制度」の算出について
    「店舗スコア制度」の算出につちえ
    「Wowma!」の「店舗スコア制度」の基本要素について
    基本要素について

    たとえば店舗レビューの評価。平均レビューが4.3以上あればレビュースコアは7以上となり、「優秀」と評価される。

    「Wowma!」の「店舗スコア制度」の店舗レビューの評価について
    店舗レビューの評価について

    もう1つの「店舗スコア制度」の構成要素である「追加要素」では、売上向上アクション(タグ設定率、送料無料商品率など)、サービス充実度(発送日の短さ、お届け日指定、決済方法の数など)、売上実績(伸長率、リピート率、商品レビューなど)といった利便性と店舗成長が評価指標となる。

    「Wowma!」の「店舗スコア制度」の「追加要素」における例
    「追加要素」の例

    なお、ペナルティの例としてあがっているのは規約違反、未払い、音信不通など。

    「Wowma!」の「店舗スコア制度」のペナルティの例
    ペナルティの例

    7月には「基本要素」を基に店舗スコアを検索順位に適用する予定。秋には「追加要素」をスコアに加えて、「良い店舗を優遇していくようにする」(八津川社長)。

    「Wowma!」の「店舗スコア制度」のスケジュール
    今後のスケジュール

    タイムセール機能の強化(エンゲージメント強化)

    タイムセール企画「毎日がwow!」購入者の「wowma!」再購入率が高いったことなどからタイムセール機能を強化。たとえば、店舗側がタイムセール設定をすると、「毎日がWow!」に自動表示されていく仕組みなどを搭載した。

    「Wowma!」タイムセール機能の強化
    「毎日がwow!」購入者の「wowma!」再購入率が高い

    タイムラインの提供(エンゲージメント強化)

    お気に入りの商品や店舗を「お気に入り」に登録できる会員限定機能を使うユーザーが増加しているという。その数は購入者数を上回っており、その差分である「好意を持つ未購入層」を開拓する機能として、タイムラインの提供をスタートした。

    「Wowma!」ではお気に入りの商品や店舗を「お気に入り」に登録できる会員限定機能を使うユーザーが増加している
    「Wowma!」ではお気に入りの商品や店舗を「お気に入り」に登録できる会員限定機能を使うユーザーが増加している

    「タイムライン機能」は、お気に入り登録した商品や店舗の最新情報を、ユーザーのアプリ上にタイムラインとして提供する機能。お気に入り登録した商品の値下げやポイントアップ情報、店舗が開催するポイントアップやタイムセール、クーポン情報をタイムライン上に表示する。

    「Wowma!」は「タイムライン機能」を搭載
    「タイムライン機能」について

    たとえば転換率5%の商品があった場合。欲しいと思ってお気に入りにいれたけれども95人が未購入だったケースでは、その95%にタイムラインで追客することができるようになる。(八津川社長)

    「Wowma!」は「タイムライン機能」を搭載
    「タイムライン機能」は興味・関心の高い未購入者への訴求につながるという

    登録した商品に合わせて、店舗側はカスタマイズしたメッセージを配信することが可能。ユーザーの好きなタイミングで通知を一覧できるといったタイムライン上での接客を可能にする。

    「Wowma!」は「タイムライン機能」を搭載
    タイムライン上で自由な接客ができるようになるという

    「Wowma!」全体の流通総額の半分がアプリ経由で、ロイヤリティが高いユーザーが多い。そのユーザーにタイムライン上でアクティブな接点を作っていって欲しい。今後はSNSのようなコミュニケーション機能を搭載することも考えている。(八津川社長)

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    海外向けECは「基礎会話レベルの英語で大丈夫」――現場担当者に聞いた越境ECの「実務」「課題」など

    6 years 7ヶ月 ago

    マーケットプレイス「eBay」を通じた越境EC支援を手がけるイーベイ・ジャパンが越境EC担当者などに向けて実施した「越境ECに関する実態調査」によると、回答者の6割が「基礎会話レベル」の英語力で海外向けECを担当していることがわかった。

    「越境ECに関する実態調査」は、「現場の実務」「越境ECを始めたきっかけ」「課題」の3トピックで質問。EC事業を3年以上展開している日本企業111社の担当者111人から回答を得た。

    現場の実務について

    越境ECビジネスを担当するスタッフの英語レベルについて質問したところ、66.67%が「基礎会話レベル」と回答。「日常会話レベル」が19.82%、「ビジネス会話レベル」が11.71%と続いた。

    イーベイ・ジャパンが越境EC担当者などに向けて実施した「越境ECに関する実態調査」 越境EC担当者の英語レベルについて
    越境EC担当者の英語レベルについて

    越境ECビジネスに手応えを感じたのは「1年目」が49.55%。2年目が23.42%だった。

    イーベイ・ジャパンが越境EC担当者などに向けて実施した「越境ECに関する実態調査」 越境ECビジネスに手応えを感じた時期について
    越境ECビジネスに手応えを感じた時期について

    事業者の半数以上が1か国だけでなく、複数国に向けて商品を販売しているという。

    イーベイ・ジャパンが越境EC担当者などに向けて実施した「越境ECに関する実態調査」 主な販売相手国
    主な販売相手国

    越境ECを始めたきっかけ

    越境ECサイトへ出店するようになったきっかけは、「日本よりも高い価格で販売できる」という回答が63.06%。「日本では売れない商品が、海外では売れる」50.45%、「購入者が日本よりも多い」が36.04%で続いた。

    イーベイ・ジャパンが越境EC担当者などに向けて実施した「越境ECに関する実態調査」 越境ECサイトへ出店するようになったきっかけ
    越境ECサイトへ出店するようになったきっかけ

    扱っている販売商品のカテゴリーは「おもちゃ・ホビー・ゲーム」がトップで23.42%。「ファッション」が19.82%、「カメラ関連」が15.32%で続いた。「音楽・レコードなど」は7.21%。

    イーベイ・ジャパンが越境EC担当者などに向けて実施した「越境ECに関する実態調査」 扱っている販売商品のカテゴリー
    扱っている販売商品のカテゴリー

    課題

    スタート時の課題については、「配送にかかわるリスク」が60.36%で断トツトップ。次いで「顧客対応」が45.05%。「制度や規制に関する情報不足」が39.64%、「現地語への対応」が31.53%で続いた。

    現在の課題について質問すると、「プロモーション」が36.04%でトップ。「必要な人員の不足」が33.33%。スタート時と運用時の課題は大きく異なるのがわかる。

    イーベイ・ジャパンが越境EC担当者などに向けて実施した「越境ECに関する実態調査」 スタート時と現在の課題
    スタート時と現在の課題について

    調査概要

    • 調査期間:2019年3月13日(水)~3月26日(火)
    • 調査対象:111社111名(イーベイ・ジャパンの越境EC支援サービス利用の事業者の内、越境ECを始めて3年目以上の事業者)
    • 調査方法:インターネット調査
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    GoogleアシスタントとGoogle検索の統合が進む、アシスタントの結果に広告も掲載

    6 years 7ヶ月 ago

    Google アシスタントと検索結果の統合を Google はよりいっそう進めた。Google アシスタントで情報を探した場合でも、通常の検索結果とほぼ同じ形で結果が表示される。通常検索との統合には広告も含まれる。

    投稿 GoogleアシスタントとGoogle検索の統合が進む、アシスタントの結果に広告も掲載海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

    Kenichi Suzuki

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