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北の達人コーポがコロナ禍で着手した既存顧客&新規顧客獲得のアプローチ方法

5 years 4ヶ月 ago

北の達人コーポレーションは新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年3-5月期(第1四半期)、既存顧客のLTV(顧客生涯価値)や定期利用継続率の向上、新規顧客獲得のための新たな取り組みをスタートした。

既存顧客へのアプローチ

LTV向上を目的としたクロスセル

健康食品のクロスセル(現在購入している商品だけではなく、別の商品も購入してもらうためのセールス手法)は難しいと言われているものの、化粧品は相性が良い傾向があるとされる。

北の達人の化粧品を購入する既存顧客に対し、たとえば洗顔料に加えて化粧水も提案するなどクロスセル施策をスタート。LTV向上に一定の成果をあげているという。

北の達人コーポレーションのLTV向上を目的としたクロスセル
LTV向上を目的としたクロスセル施策(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

対応品質の向上

これまで、定期購入の解約を受ける際、「機械的に解約を受け付けていた」(北の達人コーポレーション)。

定期解約を受け付けるとき、「なぜ解約するのか」をヒヤリング。すると、一定の割合で利用方法に間違いがあるケースがあるという。

こうした使用方法の間違いによる離脱を防ぐために、専門スタッフの知識や電話対応のサービスを向上。売上高の7割を占める定期購入者の顧客満足度、定期購入継続率の向上へつなげる。

北の達人コーポレーションの対応品質の向上施策
LTV向上を目的としたクロスセル施策(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

新規顧客の獲得施策

アフィリエイトの再着手

専門チームによる、アフィリエイトを使った新規顧客の獲得策に本格着手した。

Googleは2017年、「医療・健康」で「信頼性・有益性」が高い情報が上位に表示されるアップデートを実施した。その影響で、「信頼性・有益性」の高いスキルの高いアドアフィリエイター(自己資金で広告出稿し、成果報酬型の広告代理店スタイルを採用するアフィリエイター)が増加。

こうした状況を背景に、「信頼性・有益性」を担保できると判断したため再度、アフィリエイトへの取り組みを強化することにした。

テレビ広告や女性誌などの雑誌広告

インターネットでは商品を購入しない顧客へのアプローチとして、テレビ広告と雑誌広告をスタートした。テストと位置付けており、テレビ広告は札幌など一部エリアで展開。雑誌広告は女性セブンなどで展開している。

リピート施策、ファン作りを学ぶセミナーイベント

ネットショップ担当者フォーラム編集部では8月4日(火)・5日(水)に、「リピート客が集まるECサイトの秘訣~アフターコロナを勝ち抜くために」をテーマにした無料のオンラインセミナーイベントを行います。

オイシックス・ラ・大地の西井敏恭執行役員、北の達人コーポレーションの木下勝寿社長、ワールドグループのサブスクEC「ラクサス」を手がけるラクサス・テクノロジーズ児玉昇司社長、丸井も惚れたD2C×サブスク×パーソナライズ美容テック「MEDULLA」のSparty深山陽介社長が登壇。

D2C(Direct to Consumer)、サブスク、CRM など、リピート顧客の売上向上、ファン作りなどのヒントが得られるセミナーイベントです。

「リピート客が集まるECサイトの秘訣~アフターコロナを勝ち抜くために」をテーマにした無料のオンラインセミナーイベント
詳細はこちらの画像、もしくはテキストをクリック(イベント専用ページにジャンプします)
瀧川 正実
瀧川 正実

ファンケルがライブコマースをスタート、コロナ禍の購買行動の変化に対応

5 years 4ヶ月 ago

ファンケルは7月21日、初となるライブコマースの配信を始めた。

ファンケルの販売チャネル戦略は今期(2021年3月期)、通販においては新型コロナウイルス感染症の影響により、直営店舗で購入しにくい環境に対応。通販・ECサイトに顧客を誘導するなど、マルチチャネルを持つ強みを発揮する方針を掲げる。

また、ECモールなど外部のECチャネルでの展開も強化し、顧客との接点を拡大するとしており、ライブコマースの着手もこうした戦略の一環。

ファンケルの販売チャネル戦略
ファンケルの販売チャネル戦略(画像はファンケルの定時株主総会の事業報告からキャプチャ)

ライブコマースでは、新型コロナウイルス感染防止としてマスク生活が余儀なくされる消費者が増え、マスクによる肌への影響が毛穴にまで拡大している状況に対応。毛穴ケアアイテムをライブコマースで紹介した。

ライブコマースは、自宅のパソコンやスマートフォンでライブ動画を閲覧しながら、リアルタイムで製品を購入できるショッピング方法。ライブ中には視聴者からのコメントや質問にもリアルタイムで対応する。出演したのは、ファンケルの商品企画と商品PRの2人。

ライブコマースサービス「HandsUP(ハンズアップ)」を使っている。「HandsUP」は、プラットフォームからの集客ではなく、SNSで配信URLを拡散する仕組みを採用している。そのため、コメントの投稿や商品を購入するにはInstagram、LINE、Facebookのいずれかの登録アカウントからのログインが必要となる。

「HandsUP」内のファンケルのライブショッピングチャネル
「HandsUP」内のファンケルのライブショッピングチャネル(画像は「HandsUP」からキャプチャ)

配送希望先やクレジットカード情報を登録すると、ライブ配信画面上から簡単に商品を購入することができるようになっている。

「HandsUP」は2019年4月に台湾でサービスを開始。現在、台湾では6300を超えるブランドが参加している。

石居 岳
石居 岳

飲食店の味を自宅で――ブロガーらが”消費者目線”で商品の魅力を伝えるアジャイルメディアの「ストーリーコマース」とは

5 years 4ヶ月 ago
SNSの活用支援などを行うアジャイルメディア・ネットワークが運営する「STAMP WORKS」では、新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店が扱う商品のネット販売や来店促進を行う「#お店の味を自宅で楽しもう」プロジェクトを進めている

新型コロナウイルスの影響による営業自粛や営業時間の短縮などで、売り上げが減少している飲食店も多い。減少した売り上げを補填するため、テイクアウトや通販を始める飲食店もあるが、「ECサイトの運営ノウハウがない」「商品の魅力を伝える方法がない」などの課題を抱えている店舗も少なくない。

SNSの活用支援などを行うアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)が運営するオンラインセレクトショップ「STAMP WORKS」では、こうした飲食店を支援するために「#お店の味を自宅で楽しもう」プロジェクトを行っている。10年来築き上げてきたブロガーなどのネットワークを駆使し、思わず食べてみたくなる“しずる感”のある「ストーリー」とともに商品を紹介。オンライン上での販売支援、また飲食店のファン作りなどリアル店舗への来店促進を支援する。

ブロガーたちが”消費者目線”で商品の魅力を伝える

AMNが運営する「STAMP WORKS」は、ストーリーコマース(※編注:商品のバックグラウンドなど、ストーリーを語ることで購買意欲をかきたてる手法)様式を採用したオンラインセレクトショップ。

クライアント企業の商品概要を、ブロガー、インスタグラマー、ユーチューバーなどAMNが選定した「AUTHOR(オーサー)」と呼ばれる書き手が、自身のライフスタイルでどう活用していくか、“消費者目線”のレビューを紹介。そのレビューから読者をAMNが運営するECサイト「STAMP WORKS STORE」に誘導し、購入を促す。いわゆる記事広告だが、「STAMP WORKS」の特徴は、書き手(AUTHOR)主導で進むところにある。

STAMP WORKS スタンプワークス アジャイルメディア・ネットワーク
「STAMP WORKS」のサイト(画像は編集部がキャプチャ)

良い点も悪い点も記載するレビュー

「STAMP WORKS」では、クライアント企業から発注があった場合、基本的にはAUTHORコミュニティ内で商品のレビュアーを募集し、手をあげたAUTHORにレビューを依頼する。その際、AUTHORが実生活のなかで各商品を利用できるよう、必ず「試用期間」を設けている

試用期間を経て、「自身のイメージと違った」「商品に共感できなかった」といった点がある場合には、レビューを書かなくても良い。書き手の思いがこもっていなければレビューの熱量が下がり、結果として読者の心に響かないものになってしまうからだ。

試用期間中に商品を気に入れば、自身のライフスタイルでどう商品を活用していったかをレビューしてもらう。その際、良いレビューに限定する必要はなく、悪いレビューも受け付ける。そうした「透明性」こそが、読者やクライアント企業からの信頼につながるからだ。

現在、この仕組みをコロナ禍で影響を受けている飲食店にも応用。初期投資を抑えながらスピーディーにECへ参入できるよう、完全成果報酬型のサービスとしている。

STAMP WORKS スタンプワークス #お店の味を自宅で楽しもう 新型コロナ 飲食店支援 アジャイルメディア・ネットワーク
「#お店の味を自宅で楽しもう」プロジェクトの概要(画像は編集部がキャプチャ)

あえてチャレンジする、商品とAUTHORのマッチング提案

「STAMP WORKS」ではクライアント企業から依頼を受けた際、基本的にはAUTHORコミュニティ内でレビュアーを募集するが、AMNの運営陣で商品に合いそうなAUTHORを選定するケースもある。その際、メーカーの意向にマッチする書き手にレビューを依頼することもあれば、あえて要望とは異なるAUTHORを提案する「チャレンジ」に踏み切ることもある。

岩手製鉄が制作しているフライパン「ダグタイルパン」は、チャレンジの結果、読者からの支持を得た好例だ。クライアント企業からは「主婦にレビューしてもらいたい」という依頼を受けたが、AMNでは主婦に限定せず、男性のAUTHORもアサイン。その理由を、担当したAMNの事業開発部 シニアプロデューサー 中野敦史氏はこう語る。

STAMP WORKS スタンプワークス ダグタイルパン 岩手製鉄 アジャイルメディア・ネットワーク STAMP WORKS STORE
岩鉄鉄器のダグタイルパンの商品ページ(画像は編集部がキャプチャ)

鉄製のフライパンは手入れに手間がかかる上に、重い。もしかしたら、料理が好きで調理器具にこだわりがある男性の方が受けるかも、と考えた。(中野氏)

レビュー依頼を受けた男性AUTHORは、料理記事を書くことは少ない。しかしAMNの運営チームは日頃からAUTHORとコミュニケーションを取り、その男性が自身のSNSで、手料理写真を定期的に掲載しているなど料理に関心があることを認識していた。

そこでダグタイルパンのレビューを依頼。実際、男性AUTHORは日頃から他社製の鉄のフライパンを使用していたこともあり、「これまで他のフライパンを使っていたが、ダグタイルパンを使ってからイメージが変わった。鉄のフライパンなのに、こげつかない」という高評価につながり、そのレビューが読者の共感を生んだ。

ネット販売を通じてタッチポイント作り

味のファンになった客の来店を促すきっかけに

現在進めている飲食店支援プロジェクト「#お店の味を自宅で楽しもう」は、商品を購入するだけではなく、「いつかそのお店に行きたい」と思えるような新たなタッチポイント作りにも挑戦している。AMNの事業開発部 統括 井上貴史氏はいう。

東京・虎ノ門にあるフレンチレストラン「sanmi Lab」の「完全栄養食カレー」を販売している。もしECで購入した地方のユーザーが商品を気に入ってくれたら、東京に来る機会があったときに、実際にお店に行ってみたいと思うかもしれない。「ここがあのカレーのお店か」と、お客さまに感動してもらえるような流れを作っていきたい。(井上氏)

店舗単位だけでなく自治体単位の支援を目指す

「STAMP WORKS」では、島根県大田市が運営している飲食店応援サイト「maina! 美味な大田」のチケット購入システムのサポートを行っている。このサイトでは大田市内の飲食店を応援したいユーザーが、参加店舗で使用できるチケットを購入できる仕組みになっている。現在は参加している店舗数の多さや、サイトの立ち上げ時期の問題などでレビュー掲載には至っていないが、今後はAUTHORが店舗に行きレビューを書く取り組みも行っていきたいという。

STAMP WORKS スタンプワークス 島根県大田市 支援例 maina!美味な大田 飲食店支援 サポート
島根県大田市が運営している「maina! 美味な大田」サイト(画像は編集部がキャプチャ)

今後の展開について、「新型コロナウイルスの影響の受けた飲食店1つ1つを支援していきながら、地域全体としても盛り上げていきたい」と井上氏と中野氏は意気込む。

日本中から支援が生まれることをめざしている。遠方に住むお客さまが、「このお店の商品試しに食べてみたら美味しいから、近くに行くときは寄ってみます」というように、その地域を訪れるきっかけも作っていきたい。(井上氏)

公文 紫都
藤田遙
公文 紫都, 藤田遙

ナイキが進める新しい買い物体験――「身体接触なしの接客」などデジタル特化の体験型店舗とは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

5 years 4ヶ月 ago
Nikeが中国・広州でリニューアルオープンしたデジタル特化型のコンセプトショップ。Nike主催のワークショップやワークアウトの予約、スマホで撮影するだけで足のサイズを自動で計測する器機などを導入しています

Nikeがリニューアルした中国・広州のデジタル特化型コンセプトショップでは、主催するワークショップやワークアウトを予約できるほか、スマートフォンで撮影するだけで足のサイズを自動計測するNike独自のフットスキャン技術を使い、ぴったりのサイズの靴を見つけることができます。

業績の良い店舗を「デジタル特化型」に改装

Nike全体の売り上げは減少、一方の中国の総売上高は8%増加

一部の小売事業者が閉店、休業しているなか、Nikeは成功している店舗にデジタル機能を取り入れる投資を行うことにしました。その1つが中国・広州の「Nike Rise(ナイキライズ)」です。

2012年にオープンした「Nike Rise」は、スポーツアパレルブランドのなかでも中国トップクラスの業績を誇る店舗です。さらに、Nike全体の売上高が38.0%減少したにもかかわらず、Nikeの2020年5月期通期業績によると、中国の総売上高は8%増でした。

「今回の『店舗改装』は1年以上前から計画しています。約9か月前に改装のため閉店しましたが、計画通りに再開します」と、Global Nike Direct Stores and Serviceの副社長でGMのキャシー・スパークス氏は言います。

今回、中国のNikeは新型コロナウイルスの拡大防止に対応しながら、素晴らしい仕事をしてくれました。多くのブランドが閉店を考えている中、我々は、今回のコンセプト、またそのコンセプトを安全に実現させることに自信を持っています。(スパークス氏)

店舗でもオンラインでもシームレスな顧客体験

広州の大型店舗は22,098平方フィート(編注:2,052平方メートル)。ニューヨーク市の「Nike Soho」やダラス、ポートランドの店舗など、他の旗艦店を彷彿とさせるとスパークス氏は言います。

この店舗のポイントは、この街のスポーツに対する熱意とエネルギー、そして私たち社員の熱意とエネルギーを、お店の中で表現していることです。(スパークス氏)

たとえば、店舗内のデジタル掲示板には、地元のバスケットボールゲームのスコアが表示されたり、広州で「Nike Run Clubアプリ」(編注:ランニングアプリ)を利用して走った人たちの累計マイルが表示されたりします。2019年の累計は、320万キロ(200万マイル近く)でした。

「Nike Soho」のイメージ動画(編集部が追加)

「Nike Experience」は、Nike会員がアプリを使って、店舗内や街中で行われるワークショップやワークアウトにアクセスできる独自の新機能。消費者はアプリ内でも店舗でも、アクティビティやイベントを予約できます。たとえば、会員はNikeが主催するサッカー、サッカー、バスケットボールの試合を予約したり、広州店でナイキのコーチと待ち合わせをして、コーチの指導を受けながら街中を走り回ったりすることも可能です。

足をスキャンして商品提案に役立てる自動計測器を導入

また、中国の店舗では初となる「Nike Fit」も導入します。「Nike Fit」は消費者の足をスキャンして13のデータポイントを収集し、足の形をマッピングします。このデータは会員プロフィールに保存され、店舗でもオンラインでもアクセスできるようになっています。Nikeは、機械学習と人工知能を利用してこの技術を自社で開発。より多くの商品を販売し、より多くの消費者の足をスキャンすればするほど、精度が増していきます。

「Nikeではサイズが9.5でも、別のブランドではサイズが9ということは珍しくありません」とスパークス氏は言います。

「Nike Fit」について
「Nike Fit」について(画像:『Digital Commerce 360 』より)

身体接触なしの接客。新型コロナ対策にも

「Nike Fit」技術のもう1つの利点は、身体的接触がほとんどないため、新型コロナウイルス拡大中、店舗での買い物を心配する消費者の安心材料になることです。デバイスを使用して足をスキャンするため、店舗スタッフが物理的に消費者の足を測定できるほか、何が最もよく合うかを確認するために複数の靴を持ってくる必要がありません。

また、広州の店舗では消費者が店内に入った時に利用できる、「Nike App at Retail」の機能も使えます。商品をスキャンして詳しい情報を入手したり、試着室に商品を送っておいたりすることができる機能です。また、店舗で会員のQRコードをスキャンすると、14日ごとに靴下などの商品がもらえるプレゼントボックスの鍵を開けることができます。

Nikeは「Nike App at Retail」の機能を、他国の「Nike Rise」ストアや、デジタルに特化した店舗に横展開していく予定です。

安全に街自体が活性化している事例です。他の店舗が再開すれば、Nikeアプリのこれらの機能を利用できるようになります。北米の一部の地域でも、2021年にデジタルに特化した店舗をオープンすると同時に、業績の高い店舗でデジタル機能を追加していきます。(スパークス氏)

スパーク氏は上記のように話しましたが、詳細は明らかにしませんでした。

「Nike Rise」店内のようす
「Nike Rise」店内のようす(画像:『Digital Commerce 360 』より)
◇◇◇

Nikeの広州店は7月9日にオープン。NikeはDigital Commerce 360発行「北米EC事業 トップ1000社データベース 2020年版」で24位にランクインしています。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360
Digital Commerce 360

オルビス、エーザイ、I-neなどに学ぶLINEを使ったマーケ+顧客対応+ブランディング【無料イベント7/28開催】

5 years 4ヶ月 ago

LINEは7月28日、オルビス、エーザイ、I-neなどが、LINEを使ったダイレクトマーケティング・顧客対応・ブランディングの活用事例などを解説する無料イベントを開催する。オンライン開催で参加費は無料。

テーマは、月間アクティブユーザー数8400万人(2020年3月末時点)を超えるLINEのダイレクトマーケティング活用。オルビス、エーザイ、I-ne、バンダイナムコエンターテインメント、menuなど豪華な登壇者が、自社のマーケティング活用事例を披露する。

  • Keynote
    リーチ・獲得、その先へ~LINEで実現するダイレクトマーケティング~
    (LINE 池端 由基氏、菅野 圭介氏)
  • Session 1
    「攻略のカギは動画」エーザイの事例に学ぶ、LINE広告運用術
    (エーザイ 佐藤 友昭氏、ワンスター 若菜 良平氏、LINE 三節草 昂大氏)
  • Session 2
    バンダイナムコエンターテインメント/BOTANIST/menuに学ぶ、LINEを活用したブランディングとダイレクトマーケティング

    (バンダイナムコエンターテイメント 橋本 貴大氏、I-ne 稲益 仁氏、menu 井上 健氏、LINE 富永 翔氏)
  • Session 3
    「認知から購買、ファン化まで」3300万人と繋がるオルビスが実践する顧客コミュニケーション

    (オルビス 山口 直氏、LINE 見田渉氏)
  • Session 4
    急成長するアクセサリーD2Cブランド「ROOM」のLINE活用法

    (サードオフィス 川口 和広氏、LINE 松岡亮太氏)

開催概要

  • 開催日:2020年7月28日(火)
  • 時間:13:00 開演/16:40 終了(予定)
  • 場所:オンライン開催
  • 主催:LINE株式会社
  • 参加費:無料
  • 申し込みhttps://linedirectday.com/
瀧川 正実
瀧川 正実

「Pinterest」が動画配信機能を全ビジネスに拡大、「動画→ECサイト」の誘導が可能に

5 years 4ヶ月 ago

写真投稿サービス「Pinterest(ピンタレスト)」の全てのビジネスアカウントに動画アップロード機能を追加したと、Pinterest Japanが7月21日に発表した。

これまではファッションECのC Channel、動画メディア事業のTasetemade Japanといった一部の初期パートナーのみに提供していた。「Pinterest」でビジネスアカウントを持つ全ての企業が動画を活用したネット通販、マーケティングなどに活用できるようになる。

現在、ヘアスタイリング、お家エクササイズ、簡単パスタレシピ、哺乳瓶の消毒法、メイクやライフハックといった動画が、「Pinterest」ビジネスユーザーによって配信されている。

写真投稿サービス「Pinterest(ピンタレスト)」の全てのビジネスアカウントに動画アップロード機能を追加
「Pinterest」のイメージ

動画ニーズが高まっており、Pinterestによると、2019年の動画視聴回数は2018年比で6倍以上増加しているという。

「Pinterest」世界のデータ

  • 3億6000万人の月間利用者
  • 2400億件のアイデアの保存
  • 50億件以上のボードの保存
  • モバイル使用率85%
  • 検索の97%が非指名キーワード検索
  • 人気カテゴリーは、フード、インテリア、ファッション&ビューティー

国内データ

  • 530万人の月間利用者数(2019年5月ニールセン調べ)
  • 日々130万件のアイデアの保存
  • 2019年比で検索率は155%増加、ボード作成率は106%増加(2019年同時期比較)

「Pinteres」では2018年、ショッピング機能「プロダクトピン」を追加。ピン上で製品価格などを記載し、ECサイトへのリンクを設置できるようにした。

初期パートナーとして「Pinterest」で動画を配信しているC Channelでは、着こなし動画などを展開。「プロダクトピン」にECサイトへのリンクを設置し、EC利用を促している。

写真投稿サービス「Pinterest(ピンタレスト)」の全てのビジネスアカウントに動画アップロード機能を追加 C Channel
C Channelが「Pinterest」で展開している動画のイメージ(「Pinterest」から編集部がキャプチャ)
瀧川 正実
瀧川 正実

市販コスメでリピート率7割。「サブスク+プロ美容家のアドバイス」で客を惹きつける「COSMETRO」のビジネスモデルとは

5 years 4ヶ月 ago

サブスクリプションモデルを取り入れた美容サービスのなかでも、異彩を放つのが「COSMETRO」だ。“売り”は新興の美容サブスクリプションサービスと同様、「診断」を元にしたパーソナライズ。加えて、メーカーではない小売店の立ち位置を生かした、プロの美容家による商品提案だ。扱うのは花王、POLAなど80社、200以上のコスメブランド。1~2万円相当のコスメ、美容家からのアドバイスをセットにして6,980円で展開する「COSMETRO」のビジネスモデルに迫る。

「肌質」「なりたい自分像」など30分かけてカルテを作成

定性・定量データ、顔写真を元にプロの美容家が商品を選定

「COSMETRO」は、プロの美容家が顧客1人ひとりに合わせて市販コスメを選定するサブスクリプションサービス。初回は2,980円(税別)、2回目以降は6,980円(税別)で以下3点を2か月に1回のペースで定期配送する。

  1. 現品サイズを含むコスメ3~4点(1~2万円相当)
  2. 商品を選定したポイント、顧客から提供された普段のメイク写真に対して美容家がアドバイスを送った手紙(スタイリングレター)
  3. 顧客から提供された顔写真に、効果的なコスメの使い方などを書き込んだもの

ユーザーは「COSMETRO」利用前にオンラインで、自身の肌質のほか、「綺麗になったらどんなことをしたいか」「今使っている商品(色番を含む)」など、約30分かけて細かい情報提供を行う。こうした定性・定量データに加え、ノーメイク写真を提供するところが、「COSMETRO」の独自性を際立たせている。

化粧品販売の「COSMETRO」
30分かけて肌カルテを作る(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

創業者は、有名女性誌で活躍する美容ライター

絶対こっちの色の方が似合うのに……。仕事を通じて感じたジレンマから起業へ

創業者は、「VERY」や「STORY」など名だたる女性誌で活躍しているファッションライターの関城玲子氏、美容ライターの立花あゆ氏、そしてマーケティング会社の代表を務める高杉一記氏。

デジタルマーケティングの知見があった高杉氏は、「Webの仕事をしているなかで、美容にインサイトがあると知り、美容ビジネスに興味を持った」という。その後、学生時代の同級生であり、仕事仲間でもあった関城氏との会話から、その思いが確信に変わった。

仕事柄、読者の女性と会う機会が多く、「自分がどんなメイクが似合うのか分からない」という悩みを、立花とともに聞くことが多かった。(関城氏)

創業者3名。上から時計回りに立花氏、関城氏、高杉氏。

また関城氏と立花氏は、読者モデルを交えた撮影現場などで「この方は、他の色の方が似合いそう。眉毛はこうした方が良いのに…」などと、もどかしさを感じる機会も多かったという。しかしそれらは関城氏と立花氏が抱く一方的な思いであり、読者モデル自身やそのほかの読者たちに届くことはない。「誌面とは異なるアプローチが必要だった」と、関城氏は振り返る。

その後関城氏は、美容ライターである立花氏の知見を生かしながらオンラインを通じて、双方向で女性の悩みに向き合っていけないかと、デジタルマーケティングに強く美容ビジネスに可能性を感じていた高杉氏と3人で「COSMETRO」を立ち上げた。

1万円以上相当の商品を約半額で届けられる理由

「COSMETRO」のサービスのなかでも、特筆すべきは価格。届く商品は1万円、なかには2万円相当の場合もあるが、顧客はそれらを6,980円(税別)で手に入れられる。しかも、プロの美容家からのアドバイス付き。一体なぜこの価格を実現できるのか?

化粧品販売の「COSMETRO」
顧客から提供された顔写真にプロの美容家がポイントを書き込む(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

近年は商品数も情報量も増え、化粧品メーカーと消費者とのタッチポイントが減っている。またイベントで商品をサンプリングしても、実際に購入に至っているのかまではわからない。メーカーは、しっかりとリピートしてくれる可能性の高い、商品と親和性の高いユーザーに直接届けたいと考えている。(関城氏)

つまり、化粧品メーカーにとって「COSMETRO」はプロモーション施策の一環。そのため、型落ち品などではない正規品を協賛してもらうことができ、それをサービス価格に還元できるのだという。

また美容ライターの立花氏を中心としたプロの美容家が選定していることも、消費者がサービスを使う理由として大きい。「なぜこの商品があなたにとっていいのか」と手紙付きで紹介されるため、メーカーの宣伝文句以上の説得力があるからだ。

化粧品販売の「COSMETRO」
美容家が「なぜあなたにはこれを勧めるのか」選定理由を手紙で紹介する(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

次の商品が届くタイミングで顧客は再度、「アフターカルテ」と呼ばれる肌診断に答える。その結果、届けた商品が肌に合っていないと美容家が判断すると、次回分は、他のメーカー商品に変更することもある。企業側は個人情報を得ない程度にユーザーインサイトを得られるので、リピート購入に至らなかったとしても、マーケティング面でのメリットがある。

飽きない美容への探究心がリピート率7割へ

現在のところ、サービスのリピート率は7割程度。だが、もしプロの美容家が選定した商品が顧客にぴったり合った場合、そこでサービスの利用をやめてしまう顧客もいるのではないか。そんな疑問を関城氏にぶつけてみた。

美容の世界では、トレンドが毎年変わっていく。カラー、肌の作り込み方、質感。一度美容好きになるとトレンドに敏感になり、どんどん流行を取り入れたいと感じるようになる。また、春先と秋口では肌質が変わるなど、季節によっても自分に合う商品は変わってくる。こうした複合的な要因で、美容が好きになればなるほどサービスの継続率は高まる。(関城氏)

渋谷ヒカリエとコラボし、オンライン接客サービス&リモートショッピングを展開

5月下旬には、商業施設「渋谷ヒカリエ」の美容部門、ShinQs Beautyとコラボした対面型オンラインスタイリングサービスを行った。コロナ禍でリアル店舗の営業ができない状況下での取り組みだ。

利用者は、1,000円分のチケットを購入すると、「COSMETRO」で活躍するプロの美容家から、ZOOMを通じて15分間のオンラインスタイリングを受けられる。15分の間に紹介されるのは、メークアップやスキンケアなど5点前後。

化粧品販売の「COSMETRO」
ShinQs Beautyとのコラボページ(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

利用者は、事前に「COSMETRO」のカルテに記入。当日、美容スタイリストがその内容を基に、テスターを用いて、商品の使用感や色味などの紹介や、使い方のアドバイスを送る。提案を受けた商品の中から気に入ったものがあれば、ECサイトで決済。5,000円以上の購入で、送料無料とした。

イベントに参加したのは、20代~60代までの20名。利用者の反応も良かったことから、渋谷ShinQsとの新たな取り組み「ShinQs Beauty BOX」もスタートしている。ZOOMによる対面レッスンを含んだコスメBOXを届けるという内容だ。

化粧品販売の「COSMETRO」
新たにスタートした「ShinQs Beauty BOX」(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

「COSMETRO」のサービス自体は、今後は男性向けの展開を視野に入れるなど、内容の拡充を検討しているという。

公文 紫都
公文 紫都

ライフがネットスーパー事業を近畿圏で展開、アマゾンのプライム通じて販路を拡大

5 years 4ヶ月 ago

ライフコーポレーションは7月16日から、アマゾンジャパンのAmazonプライム会員向けサービス「Prime Now(プライムナウ)」で展開している実店舗で取り扱っている生鮮食品や惣菜の販売を、従来の首都圏に加え対象地域を近畿圏に広げた。

大阪市の16区を対象エリアに追加した。首都圏・近畿圏において対象エリアの拡大を図りサービスレベルの向上に努めるとしている。

対象エリアのプライム会員は、ライフの実店舗で取り扱っている野菜や果物、精肉、鮮魚、店舗で調理した惣菜や店内で焼き上げたパン、「ライフプレミアム」「スマイルライフ」といったプライベートブランド(PB)商品など、合計数千点の商品を「Prime Now」専用アプリを通じて購入できる。

顧客から注文を受けた後、ライフ店内の専門スタッフが品質を厳しくチェックしながら商品を選択。Amazonの配送ネットワークを使って商品を届ける。配送時間は当日または翌日の12:00~22:00で、2時間単位の配達が定可能。

最低注文金額は2000円以上で、配送料金は注文金額6000円未満で440円、6000円以上1万円未満は220円、1万円以上注文はAmazonが負担する。

これまでの配送エリアは東京23区と4市(狛江市、調布市、三鷹市、武蔵野市)。新たに大阪府大阪市16区(阿倍野区、生野区、北区、城東区、住吉区、大正区、中央区、鶴見区、天王寺区、浪速区、西区、西成区、東住吉区、東成区、福島区、港区)が対象となった。配送エリは今後順次拡大する予定。

ライフコーポレーションとアマゾンジャパンは2019年、「Prime Now」にライフが出店。9月から都内7区でネットスーパー事業を開始した。

石居 岳
石居 岳

「ほんとに色んなことやったわ…」。コロナ禍でもEC売上25%増のアパレル企業・アダストリアの事例【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

5 years 4ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2020年7月13日〜19日のニュース
ネッ担まとめ

コロナの影響で業績が落ちたことを嘆いても何も変わりません。自分たちができることを考えて、とにかく実行していくしかないようです。

何が上手くいくかを考える前にやれることをやる

コロナ禍でEC売上25%増のアダストリアが行ったオンライン接客事例、3つのポイント | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7833

まとめると、

  • 「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などを展開するアダストリアの2020年3-5月期(第1四半期)におけるEC売上高は、前年同期比25.7%増の134億円。EC化率は23ポイント増の42.8%。自社ECが占める割合も22.7%と同12.7ポイント増
  • スタッフ個人がスタイリングを投稿する「STAFF BOARD」(スタッフボード)の人数を約1.5倍に増やし、スタイリングコンテンツを拡充。InstagramでのLIVE配信などオンライン接客を強化し、店頭さながらの接客を目指した
  • ECサイトのレビューポイントを10ポイントから30ポイントに拡大するキャンペーンを実施。投稿件数は前年比150%以上に伸長した

アダストリアは自宅待機中のショップスタッフへ、EC倉庫から新作商品を配送。スタイリング投稿を継続できるようサポートを行った。そして、ショップスタッフは自宅からスタイリング写真の投稿を実施したという。

上のツイートにあるように本当にいろんなことをされたようです。何が正解なのかを考えるのではなく「自分たちがお客さまのためにできることは何か」を考えた結果の動きだったと思います。オンライン接客をやろうとしてZoomがわからないならInstagramを使えば良いですしね。こうした変化に対応した企業はこれからの変化にも対応していきそうです。

激変した環境を新サービスで乗り切る

コロナ直撃のベンチャー経営者は、緊急事態に何を考え、そして実行したのか。|山野 智久 @アソビュー|note
https://note.com/tomohisa0509/n/n9b7a4c508605

まとめると、

  • レジャースポットの予約サイト「アソビュー!」は、新型コロナウィルスの影響で、売上が昨年対比で95%減少という大打撃を受けた
  • 「感染拡大は必ず終わる」「マーケットは復活する」と判断し、「サービスの継続」「雇用の維持」「運転資金(ランウェイ)の確保」を目標に定めた
  • 事業会社の成果・ノウハウを、コンサルティングという方法で提供したり、「前売り応援チケット」「おうち体験キット」「オンライン体験」などの新商品を開発した

縮小した市場で、それぞれの部門がそれぞれで判断すると非効率で成果が最大化しません。何より兎にも角にもスピードを求められる状況下で、みんなでディスカッションしている時間など一切ありません。
─アソビュー 山野智久氏

やること・やらないことを明確に決め、会社全体でコロナに立ち向かっています。平時では受け入れられないようなことも受け入れられるタイミングではあったものの、短い期間でここまでできるのは驚きでしかないです。やはり嘆いていても何も変わらないですね。

関連記事

「在庫」とひとくくりにしていると売り逃してしまいます

ヒット商品に頼らず売上を作る カギを握る「隠れた人気商品」の見つけかたとは | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/8017

まとめると、

  • 在庫は「よく売れていて、売り切れそうな商品(フル回転在庫)」「全然売れておらず、売り切れなさそうな商品(不良在庫)」「普通に売れているが、売り切れなさそうな商品(過剰在庫)」の3つに大別できる
  • フル回転在庫」と「過剰在庫」には、売上と利益を作るための販促を、「不良在庫」には仕入れにかかった資金を取り戻すことを第一に考えたセール施策などを実施する
  • 「過剰在庫」は販促が手薄なだけで、本来ならまだ売れる力を持つ「隠れた人気商品」の場合もある

ひと口に「不良在庫」といっても、完売予測日や在庫点数には大きな差があるという点です。一方で、セールは頻繁に行うとブランド価値を毀損し、安売りのお店だと思われてしまったり、消費者からの価格に対する信頼度を下げたりする恐れがあります。このため、セールに回して現金を回収するのは、不良在庫の中でもとくに在庫リスクが高い商品に絞る必要があります。
─フルカイテン株式会社 代表取締役 瀬川直寛氏

アパレルのECは在庫管理が上手くいってないことがよくあります。売れていれば管理しなくても回るんでしょうが、ちょっとしたことであっという間に悪化してしまいます。やみくもに販促とセールをするのではなくて、「その商品はまだ売れるのか?」を考えないといけないですよね。ここができている企業は利益が確保しやすく安定していきます。

EC全般

“普通”のショップの越境ECを支援するジグザグが3億円調達、米欧のAmazon Payにも対応 | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2020/07/13/zig-zag-fundraising/

ちょっとした記述を追加するだけで越境ECが可能です。入れない手はないですよね。

良品計画が無印良品とIDEEの家具・インテリア用品のサブスクECをスタート。月額800円から利用可能 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7829

大塚家具がサブスクを開始 負担の少ない定額料金でニーズ掘り起こし | 東京商工リサーチ
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20200716_03.html

家具業界にサブスクの波が訪れているようです。ユーザーが増えないことには利益が出ない仕組みなのでしばらくが勝負。

試着や通販、服のシェアって安全なの? アパレル業界が取り組む、感染対策の現状【#コロナとどう暮らす】 | Yahoo!ニュース(松下久美)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kumimatsushita/20200715-00187777/

返品商品の感染リスクについて。服に限らずにこの意識を。

【アマゾン】、レジなしAmazon Goをショッピングカートに凝縮したダッシュカート発表! | 激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ
http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/52097437.html

スーパーのショッピングカートがレジになるという仕組み。Amazon Goよりも現実的なのでは?

WEB特集 追跡!ネット通販の闇 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012515291000.html

まさに闇。人が増えたところは犯罪も増えます。

Creema 10周年特設ページ | Creema
https://www.creema.jp/event/10th_anniversary

もう10年なんですね。「想いをカタチにするオーダーメイド」など企画が盛りだくさんです。

ユニクロのEC売上高が1000億円を超える勢い。コロナ禍の3-5月期(3Q)は47%増の281億円、3Q累計で約806億円 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7832

「デジタル広告やテレビCMでECサイトへの誘導を強化。アプリ会員特別限定価格のスタート」など。全体の広告宣伝費は減少。

今週の名言

誰かから奪う売り上げはいずれ誰かに奪われる。そこに社会的な価値があるのか。新しい市場を創造することにこそ価値があります。
─大都 社長 山田岳人氏

「カンブリア宮殿」に登場したDIYのEC企業「大都」とは? “価値創造”を実現してきた山田社長の経営手腕 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7852

競合の真似をしていても社会的価値は生まれないですよね。一時的に自社が潤うだけ。

森野 誠之
森野 誠之

データポータルで右肩上がりの成長を実現する

5 years 4ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「“Up and to the right” with Data Studioを元に構成しております。


グローバル企業から小規模ビジネス、政府機関、教育機関に至るまでさまざまな組織のユーザが、データドリブンな意思決定を支援するツールとしてデータポータルを選択しています。昨年は、広告掲載結果のモニタリング、ブランド パフォーマンスの追跡、学習の進捗状況の可視化、機械学習モデルの構築に、データポータルが活用されました。






2019 年には、80 を超える新機能と 50 を超える新規データコネクタをリリースしました。2019 年を有意義な年にしてくださったユーザーとデベロッパーの皆様に、心から感謝いたします。去年に行われた主なリリースは次のとおりです。


 

視覚解析



昨年は視覚解析に注力することで、より高速なデータ探索とインサイトの発掘を可能にしました。グラフ インタラクション コントロールを使ってグラフがフィルタとして動作するようにしたほか、グラフ間インタラクションとドリルダウンも可能にしました。こういった新機能に加えオプションの指標の更新により、データを探索し操作するためにユーザーがまさに必要とするツールを実現しました。


 

Drill Down GIF

 


メモリ内 BI Engine による高速パフォーマンス



データの操作と分析に適したツールを実現することは非常に重要とはいえ、レポート パフォーマンスが遅くて、サイズの大きいデータセットの分析と視覚化においてユーザーにストレスを与えるようなら元も子もありません。Google Cloud BigQuery チームの協力により、データポータルで 1 秒を切る高速パフォーマンスを実現する BI Engine をリリースしました。BI Engine は、BigQuery データに組み込まれたメモリ内分析サービスで、データポータルに驚くほど高速で結果を返します。ユーザーはもう、ページの読み込みを待つ必要はありません。





PDF のスケジュール設定エクスポート



データポータル チームは、ユーザーの皆様のニーズに答えることを常に最優先事項としています。最もよくいただいたご要望は、PDF の作成とレポートのスケジュール設定されたメール配信の 2 点でした。今では、その両方が可能となっています。先週以降、メール配信のスケジュールをカスタマイズ設定できるようになりましたのでご活用ください。詳細





条件付き書式



このたび、一連のルールに基づいて書式設定を適用できる、条件付き書式をリリースしました。これにより、データを使った説得力のあるレポートがより簡単に作成できるようになりました。さらに、条件付き書式の進化は進み、複合条件をサポートするための AND 条件と OR 条件も追加されました。詳細





データポータル チームは、2020 年も、ユーザーの皆様のより適切な意思決定を支援する優れたサービスを提供できるよう取り組んでまいります。データポータルの最新情報を入手するには、[設定] > [マーケティング設定] で最新情報のメール通知に登録するか、ヘルプセンターの最新情報を毎週ご確認ください。




投稿者: Nick Mihailovski(データポータル、プロダクト マネージャー)

noreply@blogger.com (GMP Japan)

ナノ・ユニバース越智氏とECエバンジェリスト川添氏が生対談「Withコロナ時代のEC成長戦略」【明日開催の無料ウェビナー】

5 years 4ヶ月 ago

ネットショップ担当者フォーラム編集部は7月21日(火)午後4時〜、無料ウェビナーを開催します。

EC化率40%超のnano・universe。越智将平氏と、ECエバンジェリスト川添隆氏が徹底議論。「nano・universeの独自性に学ぶ、Withコロナ時代のEC成長戦略」

ナノ・ユニバースの経営企画本部 WEB戦略部 部長 越智将平氏と、ECエバンジェリスとの川添隆氏が生対談。ナノ・ユニバースのコロナ禍の取り組み、今後の施策などを通じ「コロナ禍でもECを成長させるためのヒント」を探っていきます。

  • nano・universeのECが成長した理由
  • ECの売り上げを伸ばすために越智さんがしていること・しないこと
  • EC運営で壁にぶつかった時、どうやって乗り換えたか
  • コロナ禍でリアル店舗が厳しいなかで、どうやってEC売上の比重を増やしていくか
  • 今後のECビジネス・実店舗運営について

詳細や申し込みについてはこちらから、または下記のバナーをクリックしてご確認ください。ウェビナーでは川添氏、越智氏に、読者の皆様が日頃ECサイトを運営する上で抱えている悩みや疑問にお答えいただくQ&Aタイムも設ける予定です。

Withコロナ時代の成長戦略とは?EC化率4割のナノ・ユニバース越智氏、ECエバンジェリスト川添氏の生対談【7/21無料ウェビナー】参加申し込み▼

上のバナーをクリックすると申し込みページに遷移します
公文 紫都
公文 紫都

「ECはオリジナル商品強化」「既存顧客に注力」「自社ノウハウを活かした物流提案」スクロール鶴見社長に聞くコロナ禍の成長戦略 | 通販新聞ダイジェスト

5 years 4ヶ月 ago
創業80周年を迎えたスクロール。記念商品がヒットした通販事業やオリジナルアウトドアブランドが好調だったEコマース事業、ソリューション事業が堅調だったが、化粧品や健康食品、旅行事業が苦戦した。新型コロナウイルスの影響を受ける中、今後の成長戦略について社長の鶴見知久社長が語った
スクロールの前期業績は、売上高が前期比2・1%増の726億3400万円、経常利益が同62・3%増の22億9600万円となった。創業80周年記念企画商品がヒットした通販事業や、ナチュラムが好調だったeコマース事業、決済代行サービスなどが伸びたソリューション事業は堅調に推移したものの、化粧品や健康食品の健粧品事業や、旅行事業は苦戦した。今期は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けることは必至だが、今後の成長戦略をどう描くのか。鶴見知久社長に聞いた。

増税やポイント還元の影響を受けた上半期

――前期を振り返って。

「事業セグメントごとにでこぼこはあるが、グループ全体としての収益は確保できた。物流関連の投資についても計画通りに進んでいる。

一方、健粧品事業や旅行事業については、ブレークイーブン以上の計画を立てていたが、赤字に終わったため、実質的には立て直しが1年遅れたということになる。ただ、子会社における、のれん減損など、在庫関連も含めて負の遺産を整理できたということで、将来に向けてポジティブに捉えている」

――昨年10月の消費税増税や、暖冬の影響は。

増税の影響はあった。月次売り上げでは、10月は前年同月比5・9%減となった。11月は少し揺り戻したものの、同3・2%増にとどまり、12月は同0・7%減だった。ただ、2014年4月の増税時ほどの影響は出ていない

暖冬については、毎年のことなので、影響があったかどうかが定かでないくらいだ。『冬は暖かくなる』ということをある程度前提に、カタログの発行計画や品揃えを考えている

――増税に関しては、特にどの事業が影響を受けたか。

「高額な商品を扱っている子会社が影響を受けた。また、当社グループは『キャッシュレス・ポイント還元事業』の対象外だったが、eコマース事業においては、事業の対象となる競合会社がポイント還元を武器に仕掛けてきた。どうしてもポイント還元を含めた価格で競り負けることが多く、eコマース事業に属する子会社については、一様に価格対応に苦慮した面がある

――生協事業を中心とした通販事業においては、グループの商品やノウハウを活用し、地域の生協(単協)ごとのニーズにマッチした商品やサービスの提供を行う「ソリューションベンダービジネス(SVB)」を推進した。

「昨年度は仕込みの段階で、OTC医薬品のほか、子会社が扱っている商材、具体的にはAXESのブランド品、ミヨシの防災用品、豆腐の盛田屋の化粧品を扱いはじめた。これは例えばブランドバッグであれば、商品を掲載したチラシをユーザーに配るというものだ。ある程度実績が出てきており、今期から本格展開する予定だったが、ブランドバッグなどは商材的に厳しい状況だ。また、旅行関連も生協向け商品をテストしていたが、新型コロナの影響でサービス系の商談については完全にストップしている」

スクロール AXES ブランド 企業戦略 新型コロナウイルスの影響 ブランドバッグ
ブランドバッグなどを扱う「AXES」(画像は「AXES」サイトから編集部がキャプチャし追加)
スクロール 豆腐の盛田屋 化粧品 新型コロナウイルスの影響
スキンケア用品などを扱う「豆腐の盛田屋」(画像は「豆腐の盛田屋」サイトから編集部がキャプチャし追加)

オリジナリティーのある商品で差別化を図る

――eコマース事業では、アウトドア商品を手掛けるナチュラムにおいて、オリジナルブランド『ハイランダー』が好調に推移したとのことだが、他の事業会社ではどんなオリジナル商品を展開していくのか。

「ハイランダー規模のオリジナルブランドはまだ展開できていないが、家具・雑貨などのスクロールR&Dにおいては、『姫系商材』を扱う通販サイト『ロマンティックプリンセス』で、布団カバーや敷物、ルームウエアなどオリジナル商品を展開している」

スクロール スクロールR&D ロマンティックプリンセス 姫系商材 ROMANTIC PRINCESS
お姫様をイメージさせるインテリアなどを扱う「Romantic Princess」(画像は「Romantic Princess」サイトから編集部がキャプチャし追加)

――ハイランダーがヒットした要因をどう分析する。

「既存メーカーが販売する商品とは違う切り口で商品開発を行うブランドなので、アイデアや価格面で受け入れられたのではないか。アウトドアは裾野が広がっており、しっかりとした商品を開発すれば、機能がきちんと認識されて”売り”につながったということだろう」

スクロール ナチュラム アウトドア用品 ハイランダー オリジナルブランド 商品開発
オリジナルアウトドアブランド「ハイランダー」の商品一覧(画像は「ナチュラム」サイトから編集部がキャプチャし追加)

――ナチュラム以外の子会社はどう推移したか。

「AXESは健闘した。スクロールR&Dもまずまずだったが、ナショナルブランド化粧品のイノベートは競合との価格競争で苦労した。ただ、新型コロナの感染拡大後は若干良くなってきている。百貨店が営業を休止しているため、ナショナルブランドの化粧品を求める人がネット販売で購入しているようだ

――ネット販売は競合も多いが、どう差別化するか。

「eコマース事業は売り上げ的にも2番目にあたるセグメントなので、今後も拡大していく。ただ、競争が激しい市場であり、特に当社でネット販売を手掛ける子会社は、仮想モールの中でも売り上げ的にトップクラスで注目されている。そのため、競合から同じような企画や商品をぶつけられることが多く、価格面でも当社の値付けをくぐってくる。ストアのブランドは確立してきたと思っているので、オリジナリティーのある商品を投入しながら差別化していきたい

コロナの影響で化粧品は厳しい

スクロール 代表取締役社長 鶴見 知久 スクロールR&D スクロール360 ナチュラム 豆腐の盛田屋 AXES
スクロール代表取締役社長の鶴見 知久氏

――化粧品、健康食品の「健粧品事業」は厳しい数字だった。

「これまで、化粧品に関しては広告費を投入してマスプロモーションを行ってきたわけだが、去年1年はそれを抑えて既存顧客に注力してきた。これに関しては計画通りに進んでいるが、一方で大々的に広告を展開していた際に大量に仕込んだ商品が在庫として滞留しており、そこが悩みのタネだった。これを期末に一掃したので、態勢は整ったのではないか」

――豆腐の盛田屋は中国人向けのインバウンド需要で売り上げを伸ばしてきたが、需要が落ち着いてきた中で新型コロナウイルス問題が発生した。また、店舗向け卸に関しても厳しい状況だ。

「インバウンドが新型コロナ以前から伸び悩んでいた中で、こういう事態となった。インバウンド需要は、この先1年か1年半は元に戻ることは無いだろうから、当面は注力することはない。しばらくはネット販売を通じ、既存顧客向け販促を強化していきたい

店舗向けに関しては、一部で再開した店舗はあるが、緊急事態宣言が出る前から、店頭でのタッチアップができなくなっていたほか、商品のテスターも撤去されており、お試しをしてから買える状態ではなかった。緊急事態宣言が出てからは売り場自体が無くなってしまったが、店舗が再開されてもすぐには需要は戻らないだろう。やはりネットでのプロモーションを強化せざるを得ない」

――今期の化粧品子会社の売上高はかなり落ちそうだ。

「そうなるだろう。特に上半期は厳しい」

――現状の新規顧客開拓策は。

「ネットでのプロモーションは行っているが、新聞やテレビを使った販促はほぼやっていない

物流はトータルサポートでクライアントに貢献

――ソリューション事業では、茨城県つくばみらい市に「スクロールロジスティクスセンター(SLC)みらい」を新設した。今後の成長戦略は。

「ここ数年は浜松市を中心とした物流センターの充足率が高く、”売れるスペース”があまり無かった。安定的な事業運営をしていたということではあるが、新センターの開業で事業を拡大する余地ができた。主に関東圏の企業を対象として営業を強化していく」

スクロール  スクロール360 物流倉庫 スクロールロジスティクスセンター(SLC)みらい
新設された「スクロールロジスティクスセンター(SLC)みらい」(画像は「スクロール360」サイトから編集部がキャプチャし追加)

――コロナ禍を受けて、ネット販売へのシフトが加速するとの見方もある。スクロール360が展開するサービスの強みをどう打ち出していくか。

「当然、物流代行は強みとなるわけだが、これからはクライアントの売り上げに貢献できるようなメニューや、コスト低減・効率化ができるメニューを強化し、受注から出荷までをサポートする。ウェブを主軸としている通販企業に対し、スクロールが持っている単品系通販のノウハウを提供したり、既存客向けのリテンションマーケティングを支援したり、といったメニューも加えながら、トータルソリューションを提供していく。

コンサルティング関連のサービスも立ち上がっているし、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスも踏まえているほか、マーケティング・オートメーションツールを開発している。ネット販売と同じく競争の激しい分野なので、当社の強みをより打ち出す形の営業戦略をとっていくことになるだろう」

――新規事業として展開してきた旅行事業は新型コロナの影響が直撃している。

「いつか春が来ると信じて耐えるしかない。やはり1年か1年半は需要が元に戻ることはないだろう。消費者の行動がどう変わるかという部分は現時点では予想しにくいが、コンテンツを強化していきたい。

海外旅行は当分ニーズが無いだろうし、外国人の日本への旅行もしばらくは無いだろうから、日本人が安心して動ける範囲での観光、つまり在住地域近隣での観光から始まっていくと思われるので、そういった需要に対応したコンテンツを準備している

――旅行など体験型の”コト消費”に関する事業を強化していくとのことだったが、今後の方針は。

「当社は物販が強かったわけだが、旅行や保険などのサービスが提供できるようになれば、提案力の厚みが増す。買収したトラベックスツアーズのような会社の機能を活かしながら、既存事業とのシナジーで伸ばしていきたい」

「アフターコロナ」は消費行動の変化に合わせて対応

――今後のM&A戦略は。

「引き続き積極的に進めていく方針だ。ただ、これまでは”事業の塊”を作るための会社を傘下に入れてきたが。一通り事業セグメントが固まったので、今後は各セグメントの機能を強化するような会社をターゲットにしたい。典型的なのは、2018年にスクロール360が買収した、もしもだ。ウェブ広告代理業やドロップシッピング事業など、ソリューション周辺の多様な機能を持った会社だが、傘下に加えたことで、ソリューション事業全体が厚みを増している」

――消費動向など、今下期の見通しは。

「かなり厳しくなると予想している。緊急事態宣言が解除されたことによる『リベンジ消費』は一時的には起きる可能性はあるが、コロナ禍前には届かないだろうし、3月からの落ち込みはカバーできないと思う。特にアパレルは春夏ものの在庫処分に各社苦労しており、秋冬ものも発注遅れや発注減が起きている。供給側としても良い状態ではないので、今年いっぱいは厳しいだろう」

――今期業績予想に関して、コロナ禍をどの程度盛り込んでいるのか。

「業績予想は緊急事態宣言や世界情勢を踏まえたものだ。当社はアジアに生産拠点を構えており、供給に関する不安もあり、営業減益を見込んでいる。多くの会社が今期の業績予想を出さない中であえて出したわけだが、何か動きがあれば、当然計画を修正する可能性はある」

「アパレルやアウトドア用品、ブランド品、化粧品、旅行など厳しいジャンルもあるが、雑貨やインナーウエア、インテリア、家具などは比較的好調だ。ただ、通販ということで販売機会が減少しているわけではないので、店舗ほどの影響はない

――2021年3月期~23年3月期の3カ年計画を公表した。23年3月期の連結業績は、売上高が850億円、営業利益は26億円、経常利益は27億円、当期純利益は20億円を計画している。

「以前は大胆な事業成長の絵を描いており、21年3月期に売上高1000億円を目指していた。自然災害や消費税増税などは計画に盛り込んではいたものの、国内マーケットが予想以上に回復しなかった。もちろん、計画通りに進捗していない事業もある。

今後は年度ごとに目標を見直していくようにしたため、より直近の情勢を盛り込んだ形で将来が見通せるようになり、『アズイズ・トゥービー(現状と目指すべき姿)』が明確になったと思う。売上高1000億円を目指すという方針に変わりはないが、到達までの速度を現実的に見積もった」

スクロール 3か年計画 IR情報 バリュークリエイションブック2020
2020年5月に発表された3か年計画(画像はスクロールの資料から編集部がキャプチャし追加)

――「アフターコロナ」に向けて。

「『新しい生活様式』と言われているように、私も完全にコロナ禍以前に戻るとは思っていない。ただ、どう変わるかというのは現時点では予測し得ないので、当社としては消費行動の変化をウオッチしながら対応していくということにつきる」

「例えば、テレワークは今後も定着すると思う。なぜなら、メリットがあるということが皆分かったから。

一方、現状はネット販売が好調というが、利便性自体は以前から皆が感じており、コロナ禍において『ネット販売ってこんなに便利なんだ』とは、世間で騒がれているほどはならないと思う。もちろん、EC化率は高まっていくだろうが、消費行動が完全にネット販売に傾くということはないのでは。こうした点も踏まえて、消費者の行動様式の変化が見えてきたときにしっかりと対応していきたい」

――4月1日付で、鶴見氏が代表取締役社長となり、堀田守会長との代表取締役2人体制となった。

「全体的な方向性に変化はない。堀田会長はグループ全般に関わる戦略や意思決定を行い、私は既存事業の業務執行とそれに関わる意思決定を行う」

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

食品は3Dプリントで買う時代に――2040年、日本の消費シーン、モノ作りなどはデジタル化でどう変わる?【未来予測】

5 years 4ヶ月 ago
科学技術省がまとめた『令和2年版 科学技術白書』。デジタル化の加速によって変わる社会について、2040年の未来予測がまとめられています

20年後、日本の消費市場はどのような状況になっているのだろうか? 科学技術省がまとめた『令和2年版 科学技術白書』には2040年に関する社会の未来予測がまとめられている。昨今、変化の激しい消費者行動、ニーズの変化。デジタル化の加速によってこの先の消費市場はどのように変化するのか。『令和2年版 科学技術白書』から、未来の消費市場に備えるためのヒントをみつけてほしい。

AR(拡張現実)、VR(仮想現実)などが“未来のコマース”に与えると言われているが、20年後の未来ではそんなことが当たり前のデジタル社会になっている――。

今から20年前の消費市場。1990年はインターネットの商用利用が始まった年(平成11年版 通信白書)。その前年、日本で初めて消費税が導入(3%)され、その後、バブルがはじけた。1990年代は「失われた10年」と言われており、バブルがはじけた後、日本経済は長らく不景気に陥いることになる。

一方、20年後の2040年。これまでの20年よりも、加速度的に進むデジタル化によって日本の社会は劇的に変化する――。科学術による未来を予測した『令和2年版 科学技術白書』から、消費活動、ビジネスシーンの未来の姿に関する主なトピックスを紹介していきたい。

『令和2年版 科学技術白書』
2040年の社会のイメージ「人間性の再興・再考による柔軟な社会」(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

コミュニケーション分野

体験を共有(画像内のA2.)

個人の心理状態や感覚・味覚などを記録し、共有できる体験伝達メディアが生まれる。

個人の体験を、感覚情報のみならず、そのときの心理状態なども含めて肌感覚として記録。それを編集・伝達・体験・共有できるようにするメディアが誕生する予測する。

科学技術的実現時期(所期の性能を得るなど技術的な環境が整うこと)は2030年。社会的実現時期(実現された技術が製品やサービス等として利用可能な状況となること)は2033年。

体験を共有『令和2年版 科学技術白書』
体験伝達メディアが誕生すると予測(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

犬などと会話できる意思伝達装置(画像内のA3.)

発話ができない人や動物などが言語表現を理解したり、自分の意志を言語にして表現することができるポータブル会話装置が誕生する。

科学技術的実現時期は2031年、社会的実現時期は2034年。

などと会話できる意思伝達装置『令和2年版 科学技術白書』
将来は犬や猫などと会話できる世界がやってくる?(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

即時自動翻訳システム(画像内のA5.)

画像認識と音声認識が融合した言語のリアルタイム自動翻訳が実現する。

科学技術的実現時期は2027年、社会的実現時期は2029年。

共有できる身体(画像内のA.6)

誰もが遠隔地の人やロボットの動作の一部、もしくは全身を自在に操り、身体の貸主や周囲の人と協調して作業を行うことができる身体共有技術が誕生する。

科学技術的実現時期は2030年、社会的実現時期は2033年。

即時自動翻訳システム 共有できる身体『令和2年版 科学技術白書』
将来はさらにリモートワークが進化し、自宅勤務は当たり前になる?(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

教育やスポーツ分野

教育のデジタル化(画像内のB2.)

全ての国民がITリテラシーを身に付け、デジタル化の利便性などを享受できる社会が誕生する。

教育にAI・ブロックチェーンが導入され、学校の枠を超えた学習スタイルが構築。生涯スキルアップ社会が実現。すべての書籍が電子ブックとなる。

科学技術的実現時期は2028年、社会的実現時期は2032年。

話を要約・理解するAI(画像内のB3.)

自動整理・文字化できるAIシステムが登場。非定形の文章・会話から所望の情報を抽出できる自然言語処理技術が普及する。

科学技術的実現時期は2026年、社会的実現時期は2029年。

教育のデジタル化 自動整理・文字化できるAIシステム 『令和2年版 科学技術白書』
教育現場のデジタル化が進む。そして、会議などの内容はすべてAIが処理する時代に?(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

拡張現実スポーツ(画像内のB10.)

過去の自分自身や偉人、遠隔地の人、ビデオゲームのキャラクターなどと競うことができる、実空間上での自然な情報提示によるAR(拡張現実)スポーツを行うことができるようになる。

科学技術的実現時期は2028年、社会的実現時期は2030年。

拡張現実スポーツ 『令和2年版 科学技術白書』
遠隔地のチームと練習試合が当たり前になる?(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

買い物分野

多品種少量3Dプリント(画像内のD1.)

従来の大量生産技術と同等の生産性を有する付加製造(3Dプリント)技術が浸透。カスタマイズされた製品を大量生産並みのコストで製造できるようになる。

科学技術的実現時期は2027年、社会的実現時期は2030年。

多品種少量3Dプリント 『令和2年版 科学技術白書』
将来はカスタマイズ3Dプリントショップが街中に出現する(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

食品の3Dプリント(画像内のD4.)

人工肉など人工食材をベースに、食品をオーダメイドで製造(造形)する3Dフードプリント技術が普及する。

科学技術的実現時期は2028年、社会的実現時期は2030年。

食品の3Dプリント 『令和2年版 科学技術白書』
食品をオーダーメイドで注文する時代がやってくる?(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

農業分野

無人・精密農業(画像内のB5.)

自動運転トラクタなどによる無人農業、IoTを利用した精密農業の普及、それらを通じて取得した環境データなどに基づいた環境制御システムによって精密農業が進む。

科学技術的実現時期は2026年、社会的実現時期は2027年。

無人・精密農業 『令和2年版 科学技術白書』
農業の無人化時代がやってくる?(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

農業助手ロボット(画像内のC7.)

熟練技能者など匠の技能の計測とモデリングを通じ、暗黙知を自動的にアーカイブ化するシステムが登場。初心者でも使える機械学習活用基盤が普及する。

暗黙知を自動的にアーカイブ化するシステムの科学技術的実現時期は2026年、社会的実現時期は2029年。機械学習活用基盤の科学技術的実現時期は2024年、社会的実現時期は2025年。

高度農業ロボット(画像内のC8.)

人間を代替する自立型農業ロボットが登場。身体の負担度が高く高度な育成・収穫技術を代替する。

科学技術的実現時期は2026年、社会的実現時期は2029年。

農業助手ロボット 高度農業ロボット 『令和2年版 科学技術白書』
農業をロボットが行い、負荷のかかる作業もすべてロボットが実施する時代になるのか?(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

物作りなどの分野

職人技をマスターするAI(画像内のC2.)

熟練技能者など匠の技能の計測とモデリングを通じて職人の技と経験を習得できるAIシステムが生まれる。科学技術的実現時期は2026年、社会的実現時期は2029年。

構造物自動組み立て(画像内のC3.)

橋梁などのコンクリート構造物のユニット化による、現場での組み立ての自動化が進み、コンクリート構造物の組み立てなど危険が伴う作業をユニット化が無人化する。

科学技術的実現時期は2026年、社会的実現時期は2027年。

危険が伴う作業をユニット化で無人化 構造物自動組み立て『令和2年版 科学技術白書』
職人技の伝承はAIがマスターし後世に伝承していく(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

運送・運搬などの分野

どこでも自動運転(画像内のB8.)

場所の限定なくシステムが全てを操作するレベル5の自動運転、自律航行可能な無人運航商船が、自動運転システムによって実現する。

自動運転の科学技術的実現時期は2030年、社会的実現時期は2034年。無人運航商船の科学技術的実現時期は2027年、社会的実現時期は2031年。

どこでも自動運転『令和2年版 科学技術白書』
自動運転時代は間もなくやってくる?(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)

ドローンによる自動運搬(画像内のD2.)

三品産業、サービス産業、物流産業に作業用ロボットが広く普及。無人工場、無人店舗、無人物流倉庫、無人宅配搬送が実現する。

科学技術的実現時期は2026年、社会的実現時期は2029年。

ドローンによる自動運搬 『令和2年版 科学技術白書』
ドローンによる自動運搬が当たり前の時代になる(画像は『令和2年版 科学技術白書』からキャプチャ)
令和2年版科学技術白書について

『令和2年版 科学技術白書』本文はこちらをクリック

文部科学省 科学技術・学術政策研究所が行っている未来予測である「科学技術予測調査」に基づき20年後を予測、科学技術が広げる未来社会(Society 5.0)の姿などをまとめたもの。

白書では、デジタル化と地球規模課題への対応を背景とした共通した未来社会の姿として、以下の項目をあげている。

  • 医療・ヘルスケアの向上による健康寿命の延伸
  • バーチャル空間での活動の拡大による生活の多様化
  • AI、ロボットなどのICTの進展による産業の自動化・無人化の進展、データ産業・サービス産業などの新産業の創出
  • 脱炭素化や資源循環の進展による持続可能な社会への転換
瀧川 正実
瀧川 正実

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第11号の配信

5 years 4ヶ月 ago

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7月7日に配信されるメールマガジンの内容です。

 

www.mag2.com

 

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というわけで中身をちょいだし!

 

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■【PickUPニュース】
YouTube動画のクリック率や視聴時間はレコメンドされやすさに影響する?
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前回のメールマガジンでFacebookの広告表示ロジックについて取り上げましたが、
今回はYouTubeのレコメンドロジックと数値の見方について紹介していきます。
こういった考え方で動画がオススメされているのか!という事が分かります。

 

実際の説明動画はこちらからご覧いただけます。

・Better Understand How Your Videos Are Getting Discovered - How Important are CTR and AVD?

www.youtube.com

 

今回はこちらの内容をある程度翻訳してみましたので、紹介します。

 

レコメンドの順位やオススメされるかは、何十もあるシグナル(順位付けに使われる指標)のうち以下2つを重視しているとのこと。

 

1つが「CTR(クリック率)」。動画が表示されたときにクリックされる割合ですね。
もう1つが「AVD(Average Video Duration=平均視聴時間)」。動画が見られた時間。
それぞれの指標に関しての考え方や懸念に対しての方針などの説明が続きます。

 

まずレコメンドの動画の「クリック率(CTR)」がどう影響しているかについて言及しています。

再生回数が多い皆さんが作った人気の動画ほどCTRが低くなる傾向があるとのこと。

 

理由として

「配信数の多い動画は、最終的にはより多くの視聴者に表示されるため、
あなたのコンテンツは、あなたやあなたの作品をあまり知らない多くの人に表示されることになる」
とのこと。


確かにこれは納得感ありますね。リスティング広告とかでも似たような傾向があるかと思います。逆にニッチな動画で(対象に刺さる動画であれば)、CTRが高くなるという事も意味しています。

 

(以下略)

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