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“ECのプロ”が動画やアドバイスで事業者の課題を解決する「売上アップ実践講座」とは

4 years ago

ソニーペイメントサービスが決済サービスを利用している加盟店向けに提供を始めた「売上アップ実践講座」。

「売り上げが伸び悩んでいる」「改善にあまり時間が取れない」「社内にノウハウがない」などECサイト運営に関する悩みを解決するサービスで、ECサイト改善・ノウハウ学習をサポートする。

「売上アップ実践講座」は、EC売上アップ動画講座は21テーマ・23本(計約20時間分)、売上アップ販売チェックリスト(初心者向けチェックリスト、中級者向けチェックリスト、上級者向けチェックリスト)、ECコンサルタントとの相談会(個別相談会、グループ相談会、Web会議ツールを利用)、Googleアナリティクス分析代行、Webフォームから質問回答サービスなどを用意。

無料プランでは、「動画講座」「チェックリスト」を提供。加盟店自身でECサイト運営の基本・ノウハウ、ECサイトの改善点を学ぶことができる。

有料プランでは、WebフォームやWeb会議ツールから悩みを相談しECコンサルタントがアドバイスするなど、サイト分析をプロが代行するメニューなどを用意した。

「売上アップ実践講座」は、“ECのプロ”が集まる一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会が監修している。

2021年に「売上アップ実践講座」のテストを実施、ソニーペイメントサービスの加盟店106社がモニター応募した。積極的に参加した加盟店で、「前年比売上200%」「初受注」などの成果が出ているという。

瀧川 正実

ムーンバットがレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入。独自項目でサイト内UGCを強化

4 years ago

ムーンバットは、公式通販サイト「MOONBAT ONLINE SHOP(ムーンバットオンラインショップ)」にレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入した。

レビュー機能を実装し、UGCを強化

商品に合わせたアンケート項目を設置し、レビューから購入者が何を決め手にその商品を購入したか、自分用または贈り物用の購入かなどを知ることができる。これにより、購入を検討しているユーザーの購買体験向上を図ることが可能だという。

ムーンバット MOONBAT ONLINE SHOP ZETA VOICE レビュー機能を実装
レビュー機能について(「ZETA VOICE」実装前のテスト環境画面)

レビュー項目は「ニックネーム」「性別」「年齢」「身長」「評価」「タイトル」「フリーワード」「使う人(自分用/両親/家族/親戚/子ども/友人/恋人・配偶者/仕事関係/その他)」「購入の決め手(デザイン・カラー/ブランド/価格/サイズ感(大きさ・コンパクトさ等)/機能性(遮光・軽量・洗える等)/素材(カシミヤ・シルク等)/広告が魅力的/ネットの口コミが好評/その他)」。

「ZETA VOICE」とは

サイト自体や提供する商品・サービスに対して、複数の評価軸を用いた多面な評価によるレビューコンテンツをサイトに実装できるエンジン。点数による評価やフリーコメント、スタッフレスポンスなどの機能を有するほか、投稿レビューデータの分析、A/Bテストでの活用ができる。

ZETA VOICE 主な機能
「ZETA VOICE」の主な機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥
藤田遥

上新電機のEC売上は758億円で5.8%増、EC化率は18.5%【2022年3月期】

4 years ago

上新電機の2022年3月期連結業績によると、EC売上は前期比5.8%増の758億9000万円だった。連結売上高に占めるネット販売の構成比を示すEC化率は18.5%で、同2.5ポイント増えた。

上新電機は「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2021(楽天SOY2021)」で総合グランプリを2年連続で受賞。ヤフーの「ベストストアアワード2021」では、「PayPayモール 総合賞」2位を獲得した。

上新電機 販売チャネル別の連結売上高と売上構成比
販売チャネル別の連結売上高と売上構成比(画像はIR資料からキャプチャ)

連結売上高は同8.2%減の4074億3500万円。2021年3月期のコロナ禍における特需の反動、緊急事態宣言の発令による休業や時短営業、夏場の天候不順などが影響した。

なお、2023年3月期のEC売上高は800億円を見込む。

瀧川 正実
瀧川 正実

【Zホールディングス】eコマース取扱高3.57兆円など2021年度の実績&取り組むこと、注力点など2022年度の方針まとめ

4 years ago

Zホールディングスが発表した2022年3月期におけるeコマース取扱高は、前期比10.9%増の3兆5788億円だった。

物販系が同10.5%増の2兆9525億円、サービス系が同13.1%減の4502億円、デジタル系が同368.4%増の1761億円だった。

Zホールディングスが発表した2022年3月期におけるeコマース取扱高
2022年3月期におけるeコマース取扱高(画像はZホールディングスのIR資料から編集部がキャプチャ)

物販系取扱高の内訳は、ショッピング事業が同13.0%増の1兆6971億円、リユース事業は同9.2%増の9288億円、アスクルBtoB事業が同5.4%増の2818億円。

ショッピング事業の取扱高は、グループアセット活用などで2ケタ増を達成。リユース事業取扱高は「ヤフオク!」の客単価向上、「PayPayフリマ」の拡大で2013年度以来の高成長を達成したという。

Zホールディングスが発表した2022年3月期 物販系取扱高の内訳
物販系取扱高の内訳(画像はZホールディングスのIR資料から編集部がキャプチャ)

2021年度はLINE公式アカウントの拡大策を掲げ、LINEギフトとヤフーとの営業連携を開始。「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」出店ストアへのクロスセルが順調に進捗したという。2021年度のLINEギフトアカウント開設数は2万6062件に増加。累計友だち登録者数は485万4500人となった。

なお、LINEギフトの累計利用者数は2300万人に達している。

最短15分で日用品・食料品を届ける「Yahoo!マートby ASKUL」(ヤフーマートから名称変更)は、店舗数を19店舗に拡大。2022年度中に東京都23区内をカバーできる体制を確立する。

Zホールディングスが発表した2022年3月期 ショッピング事業サービスマップ
ショッピング事業サービスマップ(画像はZホールディングスのIR資料から編集部がキャプチャ)

2022年度に注力すること

Zホールディングスは2022年度、「クロスユースの促進とグループ経済圏の拡大」「Zホールディングスの強みを生かしたコマース事業の拡大」「PayPayを起点とした決済・金融事業の拡大」に注力する。

Zホールディングスが発表した2022年3月期 2022年度の注力領域
2022年度の注力領域(画像はZホールディングスのIR資料から編集部がキャプチャ)

ロイヤリティプログラムの統一に向け、ヤフーサービスのTポイント利用・付与をPayPayポイントに変更。ヤフー、LINE、PayPayという3サービスの起点をつなげ、クロスユースの促進とグループ経済圏の拡大を図る。

Zホールディングスが発表した2022年3月期 クロスユースの促進とグループ経済圏の拡大
クロスユースの促進とグループ経済圏の拡大(画像はZホールディングスのIR資料から編集部がキャプチャ)

コマース事業では、LINEのソーシャルグラフ、グループアセット活用による新しい購買体験を提供、競合との差別化を強化し新規購入者数拡大をめざす。

Zホールディングスが発表した2022年3月期 Zホールディングスの強みを生かしたコマース事業の拡大
Zホールディングスの強みを生かしたコマース事業の拡大(画像はZホールディングスのIR資料から編集部がキャプチャ)

「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」での「PayPayあと払い」の展開など、eコマースと決済・金融のクロスユースも推進する。

Zホールディングスが発表した2022年3月期 PayPayを起点とした決済・金融事業の拡大
PayPayを起点とした決済・金融事業の拡大(画像はZホールディングスのIR資料から編集部がキャプチャ)

2022年度は戦略投資に500-700億円程度を執行予定。コマース事業には投資金額の50%を予定している。

Zホールディングスが発表した2022年3月期 戦略投資
戦略投資(画像はZホールディングスのIR資料から編集部がキャプチャ)
石居 岳
石居 岳

EC部門のリーダーなら持っておきたい「プロダクトマネジメント」の視点とは | デジタルコマース注目TOPIX presented by 電通デジタル

4 years ago
あなたのEC事業の成長を阻むボトルネックはどこ? 適切な対策で成長を促進するために必要なデータの活用法を解説(連載8回)

昨今の大きな外的環境の変化を受け、ECビジネスへの新規参入が進みました。同時に「ECを構築したがユーザーが計画通りに増えない」「もっと顧客理解を深めてLTV(顧客生涯価値)を引き上げたい」というように、ECの事業成長に悩む企業も増加しています。そのようなお悩みに対し、「プロダクトマネジメント」を通じてEC事業を成長させていくデータ活用をお伝えします。

「プロダクトマネジメント」とは

オウンドEC(自社EC)を戦略的に成長させていくための考え方として「プロダクトマネジメント」があります。プロダクトマネジメントとは、プロダクトの作り手である企業がユーザーに合わせてプロダクトを改善させ、収益を拡大させていく運用体制のことです。

多くの企業では、開発、マーケティング、営業など、組織がわかれています。部署で細分化された企業活動は効率的な反面、「現場がお客さまの希望をヒアリングしているのに開発に反映されない」「プロダクトは良いが売り方が悪い」といったひずみが起こり、結果的に成長の足かせになることがあります。

プロダクトマネジメントはこの開発から収益化までの全体を最適化させていきます。プロダクトマネジメントには3つの視点が必要です。

  1. ビジネス:ビジネスとしていかに成立させ、収益を最大化させるか
  2. ユーザー体験:誰のどのようなペイン(不満)を解決するか
  3. テクノロジー:どのようにプロダクトがペインを解決していくか

この3つの視点をバランスよく運用することが重要です。ECも広義ではプロダクトです。特にオウンドECの事業を背負うリーダーには、プロダクトマネジメントの視点が不可欠です。

プロダクトマネジメントでオウンドECを成長軌道に乗せる

ではプロダクトマネジメントでどのようにオウンドECを成長させていくのか、具体例をお伝えします。ポイントはデータ活用によるPDCAサイクルの実行です。

①購買データの活用

問題を特定するには、購買データを活用し、売り上げを構成している要素を分解することが有効です。

上の図はある商品に関する売り上げと、それを指標として分解したKPIおよび目標達成率です。これによると「商品売上」の目標達成率は-10%でした。次に「平均注文数量」と「平均注文価格」がマイナスであり、ここがボトルネックだとわかります。

ボトルネックを特定できれば、それに対する改善アクションの仮説検討がしやすくなります。たとえば、競合の台頭が原因なのであれば、競合との差別化を訴求することは効果がありそうです。

②ユーザーデータの活用

一般的にECサイト内で購入に至るまでには、下の図のような流れがあります。多くのユーザーがサイトへ来訪しても、購入に近づくにつれてユーザーは離脱していきます。

各体験フェーズをそのままKPIとし、データによって離脱した箇所の特定や原因を考察し、改善アクションにつなげることができます。たとえば、カートイン後に離脱が目立つのであれば、メールなどでフォローしたり、入力フォームでの離脱が多いのであればフォームを簡潔にするといった改善策が考えられます。

データ抽出の工数を削減して問題解決にリソースをかける

プロダクトマネジメントの本質はデータを取ることではなく、得られたデータを基に何を改善させるかということです。データの分析工数を減らし、改善アクションの企画や実行にかける時間を多く確保するために、データはダッシュボードやBI化させておくことをおすすめします。

数年前までは今ほどデータダッシュボードのツールがそろっておらず、複数のデータ担当が数日がかりでデータを抽出するということが当たり前でした。ただ、現在はデータを自動的に簡易に抽出し、改善アクションへの視座出しまでしてくれる便利なツールがあります。

ここで、プロダクトマネジメントにあたっておすすめの2つのツールをご紹介いたします。

Commerce Data Hub

自社EC、楽天市場、AmazonなどのECモールデータ、Googleアナリティクスなどのデータ、さらに実店舗などのオフラインデータも一元管理できる統合管理ツール。

販売手法が多様化したことで「データが点在しており管理ができない」「データは取得・管理できているが、それをビジネス拡大にどのように活用していけばいいかわからない」という悩みを持つ企業が増え、その課題解決を目的としています。ビジネスの意志決定に対し豊富な視座を提供するデータテンプレートが常時20種類以上揃っており、企業毎の個別課題に合わせてカスタマイズも可能。

参考

Amplitude

「Amplitude」はデジタル先進企業が多く採用する「プロダクトアナリティクス」の分野で、ユーザー行動分析に強みを持つツール。世界で4万5000以上、日本でも1000以上のサービスに導入されています。通常はタグの埋め込みによる実装ですが、ShopifyであればAPIキー連携が可能。

従来の分析ツールはデータから過去に起きたこと(結果指標)を抽出するものですが、「Amplitude」は改善の示唆(先行指標)まで行います。優良顧客の芽や、購買可能性が高いユーザーの回遊行動の特定など、ユーザー軸でのビジネス拡大に適した分析チャートがあらかじめ用意されています。

参考
◇◇◇

企業単体ではプロダクトマネジメントを実行するための体制を作りづらい場合があります。「社内にデータを有効に利活用できるノウハウがない」「リソースが足りない」「ジョブローテーションがある」「部署間連携が難しい」など、理由はさまざまです。実行体制作りは専門的な知見を持つパートナー企業とプロジェクト体制を組み、二人三脚で実施していくケースが増えてきています。電通デジタルでは専門家でチームを組んで支援を行っています。

川久保 剛
小関慶二
川久保 剛, 小関慶二

1年で売上3倍! 過去最高益を導いた中古トラックECの基礎的なサイト改善事例を解説

4 years ago
基礎的なサイト改善を実施することでEC経由の販売台数を伸ばし、過去最高益を達成した事例を紹介します。

国内で中古トラックをオンライン販売する企業は200社ほど。競合ひしめく中、基礎的なサイト改善によってEC経由の販売台数を伸ばし、2021年末に過去最高益を達成した企業が、アジアンウエイ株式会社だ。

ROIは298%も向上し、中古トラックの売上は施策前の前年同月比約3倍に。途中、コロナ禍でGoogleアップデートの遅延もあり、関係者一同「成果が出るまで、本当にドキドキでした…!」と語る施策を、振り返ってもらった。

(左から)「トラック流通センター」を運営するアジアンウエイの木下検聖常務、田中晶子社長、施策に伴走したFaber Companyの竹村数輝、川合孝治

コンサルに改善指示をもらっても「実施しきれない」悩み

「中古トラックを売っているのに、『中古トラック』というキーワードで検索上位に表示されないんです」。アジアンウエイ株式会社の木下検聖氏から、Faber Companyのマーケティングディレクター・川合孝治がそんな相談を受けたのは、2020年11月のことだった。

アジアンウエイが運営するECサイト「トラック流通センター」は、中古トラック専門のECサイトで、競合他社は約200社にものぼる。その中でも同社は、17年の実績と販売台数の多さ、充実したトラック関連のコンテンツ(コラム)もありながら、なぜか「中古トラック」のキーワードで常に検索2ページ目にいた。これではユーザーの目に止まりづらい。

実は月々コンサルフィーをお支払いして他社のWebコンサルをつけていた時期もありました。レポートではたくさんの改善指示をもらうんですよ。でもWeb専任担当はいないので、制作会社にもスムーズに改修を依頼できず…。結局、もらった施策をやりきれず契約期間が終わってしまいました(木下氏)

大手人材業界の営業から転職。粗利を1年で1.5倍にすることを目標に施策を始めたものの、体制づくりに悩んでいたという木下検聖氏
スタート時の悩み
  • 施策の優先順位をつける知見がない
  • 社内に実装をディレクションできる人手がない
  • サイト制作は外注。効果が見込める施策にしか制作フィーを払いたくない

手を動かすところまでやる「実装代行型コンサル」を提案

相談を受けた川合は、SEOディレクターの竹村数輝とサイト全体を分析し、施策を練った。

やるべきことが見えてきましたが、木下様とお話して、実装になかなか手が回らないのが最大の課題だと感じました。そこで、ディレクターの竹村が制作会社さんとの間に入り、直接ディレクションまで行う実装代行型のコンサルを提案したのです(川合)

「いくら良い提案でも実装ができなければ成果に結びつかない。ディレクター不足が問題なら、実装代行で解決できる」と語る川合孝治

木下氏は過去、Faber Companyのミエルカを使った経験があった。また、同社取締役・鈴木謙一による「海外SEO情報ブログ」を読んだ経験からも、「それだけノウハウがある会社だからこそ、的確なコンサルティングが期待できるのでは」と期待を込めて、同社に相談したという。

実装まで伴走してもらえる提案でした。これなら「レポートをもらって終わり」から脱却できるはず、と依頼することに決めました(木下氏)

だが最初に提案された施策は、木下氏にとって意外な内容だった。

施策1: 自社サイトへの優良なリンクを呼びこむ

サイトの調査をした竹村は、まず「被リンク状況が競合に比べて弱い」と指摘した。

被リンクの質や量、指名検索(ブランド認知)から見ても、競合より劣っている項目が多く見受けられました。そこでまず、優良な企業・団体のサイトに自社サイトへのリンクを貼ってもらえるよう依頼することを提案しました。具体的には、中古車関連のまとめサイトやニュースメディア、古物商関連やトラック関連の協会なども含めた関係先です。これは木下様ご自身ですぐに取り組んでくださいました(竹村)

サイト分析と改善施策の立案を担った竹村数輝

木下氏は「外部リンクといえばブラックハットSEOのようなイメージがあり、最初は戸惑った」と明かす。しかし竹村から「ユーザーにとって有益な情報を、興味を持ちそうな方が見ているサイトに紹介していただくことは、ユーザーにとってのメリットにつながる」との説明を受け、意識が変わったという。ただ、相手が協力してくれるかは未知数だった。

試しに各サイトに依頼文書を送ってみたら、意外にもすぐ「紹介させていただきます」「載せました」というご返信をいただいたのです。竹村さんたちの提案に対して信頼性が一層高まりました(木下氏)

自社サイトへのリンク依頼時の文例

施策2: ユーザーニーズに合わせてパンくず構造を最適化

次に竹村が提案した施策は、「パンくず構造の最適化」だった。検索エンジンがクロールする際、サイト構造を理解しやすい状態にしておくことは欠かせないポイントだからだ。そこで竹村は、木下氏から「ユーザーがどのように中古トラックを選ぶのか」をヒアリングした。

中古トラックを選ぶ際のユーザー行動
  • トラックのバリエーションは、運転席部分及び骨組み・荷台に載せる箱の形状・長さ・メーカーの掛け合わせで数千通りもある
    → ユーザーは自分の運搬する商品に合ったトラックを形状や条件から探し出さねばならない(Web検索に不慣れなトラックドライバーも多く、困難を伴う)
  • ニーズにぴったりの商品があれば、遠方からでも買う
  • 高額商品なので何度もサイトを訪れ、比較検討する

そして「現在のパンくずに含まれる地域名はいらないのでは」と、取り除くよう提案した。この提案に、木下氏はユーザーニーズの上からも納得したという。

言われてみれば中古トラックの場合、「地元で買いたい」というニーズはほぼ優先されません。引っ越し屋さん、花屋さん、冷凍品の運送屋さんなど、職種や乗せる商品ごとに必要なトラックの種類や形状は変わります。

新車ならカスタマイズして組み合わせますが、現在は半導体の部品不足などもあって、新車の納品が数年待ち。中古を買おうとすると、業務に合わせてパーツを付け替えると採算が合わないので、「たまたま合っているトラックを無数の候補から探し出して買う」ユーザーが多いのです。ほしい情報にたどり着きづらい中で、優先度の低い「地域名」はかえって邪魔なのだと納得しました(木下氏)

逆にパンくずに追加したのは、「モデル名」だ。

たとえばダンプの中型が欲しいユーザーが、「ダンプ」ページに行くと大中小全部含めた一覧が出てくるので、探すのが大変です。ユーザーの利便性を考え、サイズや車種がわかるモデル名をパンくずに追加しました(竹村)

パンくず構造最適化の施策前と施策後の例

施策3: 質と量をアピールできるようファーストビュー改善

また、ファーストビューも変えた。

施策前はおもちゃのトラックの画像を使っていたのですが、質と量をしっかり想起できるようなリアルなトラックの画像に変えました。また表示できるトラックの台数を一気に増やし、「販売台数」をしっかりアピール。閲覧履歴も残せるようにし、車両詳細の下に過去見たトラックを一覧で配置しました(木下氏)

竹村はこの提案について「商品点数と比較検討のしやすさが重要な要素だった」と語る。

数分で購入を即決できる低額商品とは違い、トラックは必要とされる種類が無数にあり、長期間比較検討することの多い高額商品です。豊富な販売点数とバリエーションをアピールし、迷っている人が戻ってきても前回の商品情報がすぐ見られる位置にあれば、新しい商品とも比較しやすいと考えました(竹村)

ファーストビュー改善前と改善後

その後も改善を続け、現在のトップページではさらに、相談窓口や保証の充実、スタッフ紹介をなど、企業として信頼を得られるようなコンテンツを掲載し、ブランディングにも注力している。

コロナ禍の影響で、想定外のコアアップデートの遅延

以上3点の施策を、2020年12月末~2021年1月末までに集中して行った。竹村や川合は木下氏に「ここまでの施策をしたなら、近いうちに『中古トラック』のキーワードでの検索順位が上がり、6位ぐらいには到達できるだろう」と見込みを伝えていた。

しかし、直近の大きな変化だと予想されていた検索エンジンのアップデートがコロナ禍の影響で遅延したのだ。

遅くとも4〜5月頃にはアップデートされると予想されていたのに、6月頭までずれ込み、続けて7月にもアップデートが発生しました。2段階でのアップデートという例年にない動きでしたね(竹村)

木下氏は「社内には『半年待って』と伝えていた施策だったので、ものすごくヒヤヒヤしていました。『まだ?』とも聞かれていましたし。それだけに6月に9位、7月に6位に上がって安定した時、本当にホッとしましたね」と、当時の思いを語る。

「毎日順位を見るぐらい気になっていた」という川合は、「ビッグワードの検索順位が上がったら、売上も上がると思っていたので『さあ、ここからだ』と気が引き締まりました」と振り返る。

トップページの「中古トラック」での検索順位と売上推移

前年同月比の売上3倍、ROI298%向上。過去最高益に

売上は実際に上がったのだろうか。木下氏は明るい表情でこう答えた。

施策を始めて約1年後の12月、売上は前年同月比3倍以上(323.2%)に達し、過去最高益を達成しました。「中古トラック」以外のキーワードにも変動があり、計測している主要36キーワードは軒並み検索1ページ内にランクイン。 それぞれ上がったタイミングは違いますが、売れ筋の「中古トレーラー」「2トントラック」は検索順位が特に上がりました。「4トントラック」は2022年に入って以降、ほぼ1位をキープしています。自然検索経由の問い合わせは約1.7倍、閲覧履歴ページへのアクセス数も施策実装後、2.21倍に増えていました(木下氏)

主要キーワードの検査順位が上昇した

アジアンウエイの田中晶子社長は「中古トラック業界は季節要因やコロナ禍であまり影響が出なかった業界です。昨年同様でもおかしくなかった中、サイト改善だけでここまで売上向上できたことに驚きました」と語る。

田中社長は特に費用対効果が目に見える形で改善した点を評価する。

サイトそのものの改善で集客効果が上がると、リスティング広告のような費用がかかり続ける施策を減らすことができるようになります。2020年12月と2021年12月を比較したところ、ROIは298%も向上(獲得粗利ベース)していました(田中社長)

「サイトからの問い合わせからのフォローの素早さ、手厚さがうちの強み」と語る田中晶子社長

サイト改善はPDCAを回し続けることが重要。次の施策は?

木下氏は今回の施策を振り返り、感慨深げに「小手先のテクニックは通じないと実感した」と語る。

サイト改善は効果が出るまでに時間がかかりますが、その分長期的に利益を生み出してくれます。リスティング広告などに力を入れるよりも、圧倒的にコスパが高いと感じました。SEO施策は地道にコツコツですが、やり方さえ間違わなければ効果が持続します。費用と比例する広告に比べて企業規模が問われにくいため、中小企業こそやるべきではないでしょうか(木下氏)

一方で、サイト改善に取り組む上で、気をつけなければいけないこともあるという。

弊社も含めて多くの企業が間違えたやり方を続けていると思います。間違えないために大事なことは、「最新の情報を取得していること」「多くの事例・ノウハウが蓄積されていること」。その意味で、どこよりも早く情報をキャッチアップして、ブログやTwitterで発信していることや、広く評価されているツールを運営している点から、FaberCompanyに依頼した選択は正解でした。

競合ECサイトも頑張っている中、ユーザーにとっての有益性をとことん追究する歩みを止めたら、一気に抜かれます。竹村さんと川合さんには、我々をサボらせないコンサルを今後も期待しています(木下氏)

サイト改善に取り組んだメリット
サイト改善に取り組んだメリット
  • ROIが 298%改善した
    → 広告を出し続けるより、圧倒的にコスパが良い
  • 企業規模が問われにくい
    → 中小企業こそやるべき!
  • やり方さえ間違わなければ効果が持続する
    → 間違った方法を避けるには、最新情報を常に把握し、多くの事例・ノウハウをもとに行うべし

最後に、今後の施策の構想をそれぞれに聞いた。

会社概要、サポート・保証の充実、お客様の声などの改善を提案しています。BtoBだと特に、どういったサービスなのかユーザーにわかりづらいですよね。また、高額商品は写真と価格だけ見て決めることはまずありません。やはり会社への信頼度を高める施策を充実させるべきだと思います(竹村)

ちょうどアクセスが伸びてきた段階です。CVを増やしていく施策にはヒートマップ分析でユーザー行動を見て、改善を続けることを提案しています(川合)

木下氏は「今後、営業の人員を増やし、ECサイトからの問い合わせを電話で受けるコンシェルジュサービスを充実させる予定」だという。2年目以降のアジアンウエイのさらなる躍進を楽しみに待ちたい。

 

オリジナル記事はこちら:1年で売上3倍! 過去最高益を叩き出した中古トラックECサイトの改善施策とは?(2022/04/21)

井田奈穂(いだなほ)
井田奈穂(いだなほ)

YouTubeのCM人気ランキングベスト10<2022年5月版>

4 years ago

「YouTubeで気になる動画を見るはずが、気づいたらコマーシャル動画をしっかり見てしまった。」

そんな経験はありませんか?そんな魅力あふれるYouTube動画広告を再生回数順に、ランキング形式で紹介していきます。動画制作・映像制作を検討中の方は、ネタのひとつとしてもぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。(2022年5月6日時点)

第10位 「【ウマ娘 プリティーダービー】CM「1周年お祝い」篇 熱唱ver.」ぱかチューブっ!

出典:ぱかチューブっ!

俳優の中村倫也さんと吉田剛太郎さんが出演するゲームのCMです。一周年のお祝いを祝福する賑やかさが印象に残ります。吉田さんの「神様、もう一声!」の後にもイベントが発表され、一周年のイベントがあることがわかりやすく紹介されています。

第9位「JAL 先得「旅が始まる」篇」japanairlines

出典:japanairlinesjp

嵐の櫻井翔さんと松本潤さんが出演する、JALの先得のCMです。「ずっと会いたかった」「ずっと行きたかった」というお二人のフレーズが共感を呼びますね。コロナ禍により、人々の日常から遠ざかっていた飛行機での移動のワクワクが感じられるCMです。

第8位「アキュビュー®️ オアシス®️ 瞳思いラボ・充実のウラには篇 15秒」アキュビュー

出典:VisionCare Japan

俳優の高橋一生さんが出演するアキュビューのCMです。「これはアキュビューユーザーの1日なんだ」というセリフで、視界がクリアだと気持ちもクリアで充実した1日を過ごす女性太一を紹介しています。

 第7位「「あなたと世界を変えていく。」 人間拡張篇 30秒」docomo

出典:docomoOfficial

俳優の綾瀬はるかさんが出演するドコモのCMです。6Gの時代をの実現に向けた夢をわかりやすく表現しています。「動きをシンクロさせる技術」と言うキーワードを軸にした内容で、見ているこちらも未来の技術にワクワクしてくる内容です。

第6位「【リクナビNEXT】「オファーをくれた篇」」リクナビNEXT

出典:リクナビNEXT公式チャンネル

俳優の広瀬すずさんと鈴木福さんが出演するリクナビNEXTのCMです。リクナビNEXTを見ていた広瀬さんが「設立16年のIT会社」役の鈴木さんにオファーされ、「まず、僕を知ってほしくて!」というセリフについキュンとしてしまいます。転職オファーを出す会社を擬人化したユニークなCMですね!

第5位「レイクALSA TVCM「ショッピングモール」篇」レイクALSA


出典:レイクALSA公式チャンネル

俳優の滝藤賢一さんと筧美和子さんが出演するレイクALSAのCMです。ショッピング中どっちの服を買おうか悩む滝藤さんのもとに「ALSAちゃん」役の筧さんが現れ、二人でハイタッチをしたあと草原へ駆け出します。クリーンなイメージと親しみやすさが両立したCMですね!

第4位「22SS篇 ブラトップLifeとWear/いろんなわたし篇 30秒」UNIQLO

出典:UNIQLO

俳優の綾瀬はるかさんがさまざまな種類のブラトップをPTOに合わせて着用しているCM。最後には3人の違うブラトップを着用した綾瀬はるかさんが、今日一日の反省と共に「いろんな私が私です」というセリフで締めています。商品が多様な場面で活躍することがよくわかるCMです。

第3位「ゴールデンウィークは、好きな時間へ、ひとっ飛び。| Amazon Prime Video 30」秒編」Amazon

出典:Amazon Prime Video JP

ピクニックの替え歌のCMと共に、俳優の高橋一生さんが川原でタブレットPCを用いて映画を見ているCMです。映画、ドラマ、アニメ、オリジナル作品などがそれぞれ紹介され、ジャンルにとらわれずさまざまな分野の映像が月額500円で楽しめることが紹介されています。

第2位「22SS LifeとWear/365日エアリズム篇」UNIQLO

出典:UNIQLO

俳優の綾瀬はるかさんが「トンネルを抜けたら雪景色だったとか、もうここ桜が満開なんだ。とか」と、気候変化のある日本の様子を感じているトラック運転手の気持ちを代弁しているCM。インナーが生活の一部であり、普通の日が人生になっていくことを伝えています。

第1位「始めるも使うもクイックに篇 15秒」QUICPay

出典:QUICPay【公式】

最初は無機質な部屋にいる俳優の波瑠さんが、「クイックペイ、スマホ決済か。簡単」と言った瞬間に花屋さんの場面に切り替わります。早速スマホでクイックペイを利用し、クイックペイの始め方、利用のしやすさがわかるCMです。最後には全額キャッシュバックのキャンペーンの告知をしています。

今月の一言

5月のYouTube CM人気ランキングベスト10いかがでしたでしょうか?気になるCMはありましたか?
季節が変わる時期ということで、先月とは違う雰囲気のランキングでした。
来月はどんなCMが拝見できるのか今から楽しみです♬

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※CM総合サイトCMbb-naviの2022年5月6日CMランキングの情報を参考に制作しています。

crevoAdmin

当たる施策・当たらない施策の違い/アルペンが受注管理システムなど内製化【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

4 years ago
2022年4月22日~28日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
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    2022/4/27
  2. アルペンが店舗POS・EC連携の受注管理システムを「kintone」で内製で開発、2か月/5人月で構築

    サイボウズが提供するローコードツール「kintone」を、システム内製化を推進する業務プラットフォームとして導入。POSシステムとEC系基幹システムをつなぐ受注管理システムを「kintone」で構築した

    2022/4/26
  3. テクノロジー起点で台頭する中国ECの新たな新潮流「C2Mビジネスモデル」とは

    C2M(Consumer to Manufacturer、消費者から製造者)は、直接注文を受けて商品を作る「完全受注生産型」のビジネスモデル。中国の各大手ECプラットフォームは、分析情報を製造者にフィードバックし、ブランドの新製品設計・開発をサポートしています

    2022/4/26
  4. BEAMSが始めた「個人商店EC」ってなに? 新しいアパレルECのかたちかも。【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年4月18日〜24日のニュース

    2022/4/26
  5. 物販系通販は15.4兆円の6.6%増、EC市場は7.6%増の13.6兆円【2022年市場規模予測】

    チャネル別の内訳は、ECが前年比7.6%増の13兆5927億円、カタログが同0.4%減の1兆1308億円、テレビ通販は同1.2%増の6134億円を見込んでいる

    2022/4/25
  6. EC売上高500億円をめざすパルグループ、2022年2月期は約38%増の328億円

    「ZOZO TOWN」が同28.5%増の174億2400万円、自社ECサイト「PAL CLOSET」は同55.3%増の115億5400万円、「その他」が同45.0%増となる39億1100万円

    2022/4/22
  7. EC売上高800億円をめざすアダストリアの中期経営計画&2022年2月期の実績まとめ

    アダストリアは2026年2月期を最終年度とする中期経営計画で、サステナビリティと収益性を融合させて連結売上高を2800億円まで拡大する(2022年2月期は2015億円)

    2022/4/25
  8. ECで買い物するサイト・アプリの上位は「楽天市場」「Amazon」【日用品・化粧品・食品・医薬品】

    インターネットで買い物をする際、日用品・化粧品・食品・医薬品についてどのサイトやアプリを利用しているかをプラネットが調べた

    2022/4/27
  9. Twitterフォロワー獲得が4倍、エンゲージメント率3倍に!専門人材不足の課題を解決した化粧品EC会社のSNS活用事例

    SNS運用で難しいのはリソースの確保。特に地方では大きな課題になっている。外部人材を活用することでSNSのフォロワー数、エンゲージメント率ともに大幅にアップした事例を紹介する。

    2022/4/25
  10. 卸・小売業者の管理職・一般社員に聞く「求められる管理職像やスキル」「期待されていることや求められる知識」

    ラーニングエージェンシーが公表した調査結果「卸売業・小売業の社員に求められることの変化」。管理職に「求められる管理職増やスキル」、一般社員に「期待されているいことや求められるスキルや知識」などを聞いた

    2022/4/28

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    プライム会員の配送特典を自社ECサイトで提供できるAmazonの「Buy with Prime」とは | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    4 years ago
    Amazonが提供するフルフィルメントサービスと決済サービスを組み合わせた新機能。。決済はAmazonのID決済サービス「Amazon Pay」を利用した決済体験を提供し、Amazonのフルフィルメントネットワークを活用して商品を配送する

    Amazonは2022年、「Amazonプライム」の配送特典を自社ECサイトでも提供できる「Buy with Prime」を始める。「Buy with Prime」を自社ECサイトに導入すると、消費者はAmazonアカウントに保存した出荷や決済に関する情報を利用して買い物することが可能。最短翌日の無料配送(Amazonが送料を負担)、無料返品といったプライムの配送特典も利用できる。自社ECサイト運営事業者はプライム配送特典などの提供で、Amazonアカウントを持つユーザーの利用増などが見込める。

    「Buy with Prime」の対象

    フルフィルメント by Amazon(FBA)を利用している事業者を対象に招待制でまずは提供。Amazonでの販売やFBAを利用していない加盟店も含め、2022年中に参加加盟店を募る予定。

    FBAを利用している事業者は、「Buy with Prime」を自社ECサイトで利用できるという。Amazonのフルフィルメントセンターに在庫が保管されているため、数分以内に「Buy with Prime」を自社ECサイトに追加できるとしている。

    「Buy with Prime」のイメージ動画

    「Buy with Prime」の仕組み

    Amazonのスピード配送、プライム会員向けの無料配送、「Amazon Pay」を活用したシームレスなチェックアウト体験、無料返品などを、自社ECサイトを運営する事業者に提供する新しい機能。Amazonが提供するフルフィルメントサービスと決済サービスを組み合わせた。

    利用店舗は注文者のメールアドレスといった注文情報を受け取ることが可能。顧客サービスや購入客へのメルマガ配信などに活用できる。

    導入したい企業は「Buy with Prime」へ登録後、「Amazon Seller Central」アカウントとリンクさせる。その後、「Amazon FBAマルチチャネルサービス」と「Amazon Pay」アカウントをリンクさせ、自社ECサイトに専用のJavaScriptウィジェットを設置すると、1つまたは複数の商品に「Buy with Prime」を追加できる。

    自社ECサイトの対象商品に「Buy with Prime」のボタンを設置、プライムマークと届け予定日が表示される。決済はAmazonのID決済サービス「Amazon Pay」を利用した決済体験を提供し、Amazonのフルフィルメントネットワークを活用して商品を配送する。また、対象商品の返品は無料となる。

    プライム会員の配送特典を自社ECサイトで提供できるAmazonの「Buy with Prime」とは
    「Buy with Prime」の表示イメージ

    プライム会員がショッピング特典を利用できる場所を広げることで、Amazonは「Amazonプライム」の価値向上につなげる。

    一方、「Buy with Prime」を導入する事業者は、自社ECサイトで「Amazonプライム」の配送特典を提供できるようになる。Amazonユーザーの新規購入や継続購入、コンバージョン率のアップなどが期待できる。

    「Buy with Prime」の料金

    価格は、サービス料、決済処理料、フルフィルメント料、保管料で構成され、1ユニットごとに計算されるという。固定料金や長期契約は不要。いつでも品ぞろえの拡充、解約ができるとしている。

    ECプラットフォームとの連携

    「Buy with Prime」は、SaaS型のECプラットフォーム「BigCommerce」など「ほとんどのオンラインストアで動作するように設計されている」(Amazon)と言う。

    日本で「Buy with Prime」が展開される際も米国と同様、多くのECプラットフォームと連携されると予測される。

    なお、「Buy with Prime」を構成する「Amazon Pay」は、日本では「futureshop」「ecbeing」「メルカート」「ebisumart」「ecforce」「Makeshop」「カラーミーショップ」などのECプラットフォームと連携している。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    はてなブログがGA4に対応したので、導入をしてレポートを見てみた

    4 years ago

    GA4にはてなブログが対応しましたので、早速入れてみることにしました(Google Tag Manager経由では導入済みですが)せっかくので、公式の方法でも実施してみようかと。

     

    staff.hatenablog.com

     

    ヘルプ等にも説明は載っているので、設定の部分はさくっと説明しつつ、どういうレポートが出せるようになったのかもあわせて見ていきます。

     

    最初の設定

    まずはGA4用のプロパティとストリームを作成しましょう。

     

     

    このあたりの作成方法はヘルプをご覧ください。

    help.hatenablog.com

     

    導入完了後、データストリーム内にあるサイトをクリックして測定IDを表示します。

    ここで測定IDをコピーしましょう。

     

    続いて管理画面から設定>詳細設定を開きます。

     

    コピーした測定IDを入れて変更を押します。

     

    サイトにアクセスし、リアルタイムレポートを確認して計測出来ているかをチェックしましょう。

    数値が計測できていればGA4の計測は出来ています。

     

    念のため翌日以降、通常のレポートでも数値が出ているかを確認してみましょう。

     

    【応用編】カスタムディメンションを追加してデータを取得する

    はてなブログの機能を使ってGA4を実装すると、追加データを計測することが出来ます。それらデータを取得するためにはGA4でカスタムディメンションの登録が必要となります。

     

    追加で取得できるデータ

    ディメンション名 値

    post_date 記事投稿日
    track_area finish_reading(固定)あるいはblogcard(固定)
    percent_scrolled 画面のスクロールされた割合
    link_domain リンク先のドメイン
    link_url リンク先のURL
    link_text リンクのテキスト
    link_classes リンクのclass名
    link_id リンクのID名
    outbound true / false
    track_component entry_title、blog_name等

     

    これらディメンション名を1つずつ登録していきます。
    登録方法は以下のとおりです。

     

    設定メニュー内にある「カスタム定義」にアクセスし、「カスタムディメンションを作成】を押してください。

     

     

    以下のように設定を行います。

    ディメンション名:任意(イベントパラメータと同じでOKかなと)
    範囲:イベント(変更なし)
    イベントパラメータ:上記に記載のディメンション名(ここではpost_date)

     

    全部設定すると以下の感じになります。

     

    計測確認

    設定したカスタムディメンションは「探索」機能内で確認を行います。探索のメニュー内にある「+」のところを押します。

     

    そのままではデータが表示されないので、「ディメンション」の横にある「+」ボタンを押して、作成したディメンションを選びます。

     

    今回設定した内容は全て「カスタム」メニュー内にあります。利用したい内容の行のチェックボックスにチェックを入れ、「インポート」を押してください。

    同じように「指標」の横にある「+」ボタンを押して、利用する指標をインポートしましょう。ここではシンプルに回数を測るために「イベント数」を選んでいます。

     

     

    表に反映するために、利用したいディメンションと指標をドラッグ&ドロップで、隣の列にある「タブの設定」内の「行」と「値」にそれぞれ追加していきます。

     

     

    行と値が1つずつ入ると表が現れます。下記の例では「post_date」と「イベント数」を追加しました。

    not setはトップページや一覧ページだと思われます。

    無事に記事公開日が計測されていますね。もう1つポートを見ておきましょう。

     

    Link URL と LIink Textと outboundの組み合わせでは、
    どのリンクを押したか、押したテキスト文字列、サイト外かサイト内かのリンク判別を行ってくれます。

     

     

    サイト外への誘導や、サイトに来た人がどの記事に興味を持ったかなどを把握出来ます。

     

    最後に

    というわけで昨日リリースされたので、早速入れてチェックしてみました。Google Tag Managerや直接ページの記述を追加するという事無く、簡単にGA4設定できるのは良いですね。また独自のカスタムディメンション取得も使いやすかったです。

    設定自体は簡単で、旧GAが来年計測停止するので、このタイミングでGA4を導入してみてはどうでしょうか?

     

    analytics.hatenadiary.com

     

    またGA4を学びたい方は、私の方でga4.guideという情報サイトを公開中です。より細かいことを理解したい場合はぜひご利用くださいませ。

    www.ga4.guide

    英国ネット広告費、2021年は41%増

    4 years ago

    イギリスのIABによると、2021年のイギリスのインターネット広告費は前年比41%増の235億ポンド。過去15年間で最高の成長率。新型コロナウイルスの影響を受ける前の2019年と比較すると50%増。

    Digital ad spend soars 41% to hit record high in 2021
    https://www.iabuk.com/news-article/digital-ad-spend-soars-41-hit-record-high-2021

    noreply@blogger.com (Kenji)

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