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【値上げ調査】ネット通販に「値上げを感じる」は45%。節約対策は「外食利用や衣類の購入は頻度を減らす」

3 years 11ヶ月 ago

CCCマーケティング総研が実施した消費者意識調査で「値上げの変化を感じるお店」について聞いたところ、「ネットショッピング」は消費者の45.4%が「値上げを感じる」と回答した。

ただ、「値上げを感じない・下がっていると感じる」は24.8%に達しており、調査したなかでは最も高くなっている。

「値上げを感じるお店」の回答で最も多かったのは「スーパーマーケット」で82.2%。以下、「ガソリンスタンド」が77.7%、「主に食料品を扱う地域の商店」が67.5%で続いた。

「値下げを感じない・下がっている」で「ネットショッピング」に続くのは、「アパレル・衣料品専門店」で22.9%、「ドラッグストア」が21.1%。

CCCマーケティング総研が実施した消費者意識調査
「値上げを感じるお店」について

各品目別で「高くなった」が最も多かったのは「ガソリン」で97.8%、「小麦粉」が95.6%、「食用油」が95.0%、「電気・ガス・水道」93.7%、「生鮮食品」と「即席麺(カップ麺など)」が各91.6%と続いた。

調査した24品目の半数以上で「高くなった(合計)」が8割を超えた。一方、「1年前と変わらない」との回答が多かったのは「通信費(インターネット・電話)」で37.6%、「塾・習い事」が32.9%、「交通費」28.5%などだった。

CCCマーケティング総研が実施した消費者意識調査
各品目について1年での価格の変化

「価格の上昇を感じてからの商品・サービスの購入状況」を聞いたところ、「これまでと同様に購入している(購入量は減少していない)」が「購入量・頻度を減らして購入している」を大きく上回っているのは、「電気・ガス・水道」「ガソリン」「通信費(インターネット・電話)」など使用量を減らすのが難しいもの、「ティッシュ・トイレットペーパー」「洗剤」といった日用必需品だった。

「衣類」は「購入量・頻度を減らして購入している」が「これまでと同様に購入」を上回っており、今すぐに購入する必要がなければ我慢している様子がうかがえる。「食品」は「生鮮食品」で「これまでと同様の購入」から「減らす」が大きく上回っている。

「即席麺(カップ麺など)」「レトルト食品(カレーなど)」「菓子類」はこれまでと同様の購入をしている回答が多かったが、購入量や頻度を減らすも高い。「外食(レストランなど)」は「減らす」が「これまで通り」を上回っている。

CCCマーケティング総研が実施した消費者意識調査
価格の上昇を感じてからの商品・サービスの購入状況について

「今後価格が上昇したまま、あるいはさらに上昇した場合の商品・サービスの購入意向」をたずねたところ、「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が最も高かったのは「外食(レストランなど)」で43.0%。このほか、「菓子類」と「冷凍食品」が各37.3%、「弁当・惣菜」が37.2%、「衣類」は36.7%、「即席麵(カップ麺など)」が36.2%と続いた。

CCCマーケティング総研が実施した消費者意識調査
今後価格が上昇したまま、あるいはさらに上昇した場合の商品・サービスの購入意向

調査概要

  • 調査地域:全国
  • 調査対象者:男女16~79歳のT会員
  • 有効回答数:2711サンプル
  • 調査期間:2022年7月7~13日
  • 実査機関:CCCマーケティング
  • 調査方法:インターネット調査(Tリサーチ)
石居 岳

高島屋の通販戦略とは?――EC事業部のバイヤーによるネット専用商材の開発、専用在庫の確保、倉庫改修 | 通販新聞ダイジェスト

3 years 11ヶ月 ago
「ネットビジネス売上高500億円」達成に向け、EC事業に注力する高島屋。紙媒体とECの両チャネルで成長をめざすためにどのような取り組みを行っているのだろうか?

高島屋は、2024年2月期が最終年度の中期経営計画で掲げる「ネットビジネス売上高500億円」の達成に向けて、EC専用倉庫を開設して店頭在庫に頼らない販売・出荷体制を整備するほか、EC事業部内にバイイング機能を持たせることで、ネット限定商材の開発を進めて品ぞろえ強化につなげる。カタログ通販では、出産内祝いカタログや冷凍グルメの専門カタログを始動するなど、新たな顧客アプローチ手法の開発やコロナ禍で高まる消費者ニーズへの対応を強化する。紙媒体とECの両チャネルで成長を狙う高島屋の現状と通販戦略を見ていく。

売り上げ目標達成ならずも、母の日などギフトで成長

高島屋の前期(22年2月期)におけるネットビジネスの売上高は前年比8.8%増の323億円で、目標の345億円には届かなかった。そのうち、主力サイト「高島屋オンラインストア」の売上高は3.9%増、食料品宅配サービスの「ローズキッチン」が5.2%増、ファッション通販サイト「タカシマヤファッションスクエア」が9.0%増だった。

コロナ1年目となる前々期(21年2月期)は、巣ごもり需要の拡大に伴う消費者のネットシフトが加速したこともあり、同社もネットビジネス全体の売上高が前年比約60%増と大幅拡大した反動もあって前期の成長率は落ち着いたが、24年2月期に計画する500億円へのステップとして、今期は420億円を掲げているだけに、もう少し伸ばしたかったところだ。

前期はとくに4~5月が苦戦。ボリュームの大きい中元商戦の後半から盛り返し、8月に実施した「高島屋オンラインストア」のリニューアルに合わせてキャンペーンを展開したこともあって、9~10月は大きく伸ばした。ただ、人出の増加や実店舗の回復とは真逆に、11月くらいから再び苦戦し始めたという。

同社のECはギフトや食料品が強く、大型商戦である中元・歳暮は売り上げを維持しつつ、バレンタインや母の日など第2のギフトとして力を注いでいる商戦ではしっかり成長できた

通販新聞 高島屋 オリジナルブランド「タカシマヤ スタイル・プリュ」
高島屋通信販売のオリジナルブランド「タカシマヤ スタイル・プリュ」

スマホファーストのサイト設計でリニューアル

昨年8月に実施した「高島屋オンラインストア」のリニューアルでは、スマホファーストのサイト設計とし、スマホサイトは訪問者ベースで全体の7割強、売り上げベースでも約半分を占めている

通販新聞 高島屋 リニューアルした高島屋オンラインストア スマホファーストの設計
リニューアルした「高島屋オンラインストア」。スマホファーストの設計になっている

また、これまで同社では通販サイトで展開する企画ページについては、クリエイティブチームと企画チームが打ち合わせを重ねて作り込んだページを展開していたが、サイト刷新に合わせて各担当者が簡易的に企画ページを作りやすくした。同じ商材であっても切り口が変われば見え方も変わるため、さまざまな企画をスピーディーに更新し、サイト訪問者の目に触れる機会を増やした

強化中の自家需要の開拓については、EC全体の成長率よりも伸ばした。規模はまだ大きくないものの、百貨店の優位性が出せる特選カテゴリーが好調だ。

「高島屋オンラインストア」内には世界を代表するラグジュアリーファッションを集めた「タカシマヤラグジュアリーサロン」のコーナーに続き、ハイエンドからカジュアルウォッチまでを多彩にラインアップした「タカシマヤウォッチメゾンオンライン」コーナーを開設し、取り扱いブランド数や展開商品数の拡充に努めている。

コスメを強化、EC用在庫を確保

今期、自家需要の開拓ではコスメを戦略的に強化する。具体的には、EC専用の倉庫を8月末に開設する予定で、商品在庫をEC用に確保するのに加え、EC限定商材も展開しやすくするなど、裏側の仕組みを整える。

従来、コスメ商材は横浜店と大阪店の店頭在庫を発送していたが、コスメのEC売り上げが拡大する中、EC在庫が確保しにくくなってくることを見越して手を打つ。

倉庫は、横浜市内にある同社物流センターの1フロアをEC専用に改修する。まずはコスメ商材を扱うが、今後はECで展開するリビング商材や食料品の一部も同倉庫で保管、発送する計画だ。

通販新聞 高島屋オンラインストア内の化粧品ページ
「高島屋オンラインストア」内の化粧品ページ。発売日ごとにアイテムが確認できるコンテンツも
(画像は「高島屋オンラインストア」から編集部がキャプチャし追加)

EC事業部にバイヤーを置き、商材の拡充をめざす

加えて、中計の目標達成をめざし、組織面では今春からEC事業部にバイイング機能を持たせた。従来のEC事業部はサイトを運営する部隊として機能。カタログ通販がメインのクロスメディア事業部や各店舗が開発したり、セレクトしたりしたアイテムを取り扱っていたが、EC強化に本腰を入れるためにも、店舗などと同様にバイヤーを置いてネット専用商材の開発に乗り出す

今後はEC事業部として広げたい商材やカテゴリーを部内のスタッフで広げられるようになるため、よりスピーディーに品ぞろえを拡充できる

「店頭やカタログで買い物をするお客さまだけを見ていてはECユーザーを取りこぼしてしまう」(西名香織EC事業部長)とし、今後はECユーザーに向けた品ぞろえも強化。高島屋店頭や通販カタログでは扱わない商品も販売していく

たとえば、戦略商材のコスメでは従来の百貨店コスメに限定せず、プチプラコスメ、韓国コスメを含めて店頭とは異なるECユーザーのニーズに応えられる商材も扱っていく考え

コスメ以外では、スポーツ関連商品や美容家電なども候補になっているようで、今秋から本格的にバイイング機能を強化する計画だ。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

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通販新聞

Twitterで始まった実店舗向け新機能「ロケーションスポットライト」とは | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

3 years 11ヶ月 ago
「ロケーションスポットライト」は、Twitterアカウントのプロフィールに店舗の場所や営業時間、連絡先情報を表示できるようになりました

Twitterは、Proアカウント限定の新機能「ロケーションスポットライト」の提供を開始したと発表しました。

アカウントのプロフィール上に実店舗の場所や営業時間、連絡先情報を表示する機能です。

Twitterに実店舗向け新機能「ロケーションスポットライト」登場

Twitterに新機能「ロケーションスポットライト」が実装されました。プロフェッショナル専用ツールで、使用するためにはTwitter Proアカウントに切り替える必要があります。

下の写真のように、Twitterアカウントのプロフィールに店舗の場所や営業時間、連絡先情報を表示できるようになりました。

ロケーションスポットライト:Twitter
▲ロケーションスポットライト:Twitterより

この位置情報はGoogleマップと連携しており、地図をタップすれば、ユーザーは店舗までの道順を確認できます。

また営業時間は、曜日や時間などを表示できるようにカスタマイズできます。さらに連絡先情報は「お問い合わせ」ボタンにDMや電話、メールなどの連絡手段を登録することができ、ユーザーは「お問い合わせ」ボタンから任意の方法で店舗と連絡が取れます。

お店の場所・営業時間といった情報がTwitterアカウントから直接見られるようになるため、集客に良い影響を与える可能性があります。すでにTwitter Proアカウントを導入している実店舗などではぜひとも活用したい機能となりそうです。

年内リリース予定の機能

Twitter社は、ロケーションスポットライトのリリースと同時に、年内に実装予定の新機能を告知しました。

以下のどちらの機能もロケーションスポットライトと同じく、プロフェッショナル向けの機能です。

プロフェッショナルホーム

プロフェッショナルホームは、インサイト機能を拡充したり、情報を入手しやすくしたりする「Twitter内の集中型リソースハブ」です。

このホーム上で、パフォーマンスの動向を追跡したり、商品プロモ―ションの状況を確認できるとのことです。近日中にもリリース予定としています。

プロフィールスポットライトの拡充

プロフィールスポットライトは、潜在顧客へのアプローチを可能にする機能です。

具体的な機能は発表されていませんが、Twitterの集客ツールとしての機能を強化するものであることは確かです。年内にもリリースされます。

<参照>

この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

口コミラボ

千趣会が戸建て住宅をカタログ・ECで販売

3 years 11ヶ月 ago

千趣会は通販チャネルを用いた戸建新商品を開発し、カタログやネット通販で販売する。

インターネットを中心に住宅の企画・施工・販売を行うLib Workと、通販チャネルを用いた戸建商品共同開発契約を締結。千趣会の「BELLE MAISON DAYS(ベルメゾンデイズ)」とコラボレーションし、戸建住宅の新商品を共同開発する。

千趣会は通販チャネルを用いた戸建新商品を開発し、カタログやネット通販で販売する

新商品はベルメゾン会員データベースや通販ノウハウを活用し、販売プロモーションを展開。千趣会の通販カタログやECサイト、SNSなど介して通信販売で販売展開を行う。

ライフスタイルや世界観といったソフト面に焦点を当てて商品開発を行うLib Workと共創。住宅販売を足掛かりとしたホームファッションジャンルのブランド強化、住宅購入検討者へのインテリア商品の提案、モデルハウスを活用した消費者とのコミュニケーションなど、新たな顧客接点の構築もめざす。

今回共同開発する商品には、新聞紙を再利用した断熱材セルロースファイバーを標準採用するなど、サステナブルな社会の実現に向けた社会課題の解決にも取り組む。

瀧川 正実

EC事業者が今日からでも考えるべきこと/通販立ち上げ・拡大における「壁」とは【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

3 years 11ヶ月 ago
2022年8月5日~2022年8月18日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 「流行りものを追いかけるより圧倒的に費用対効果の高い結果が創出できる」。DINOS石川さんが考える、EC事業者が今日からでも考えるべきこととは【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年8月1日~7日のニュース

    2022/8/9
  2. 通販・ECのプロが答えた年商5億円・10億円・30億円・50億円のフェーズで直面する壁と突破のヒントとは

    通販事業(年商30億円以上)の立ち上げに携わったことがある102人に対し、通販立ち上げ・拡大における「壁」について調査した

    2022/8/8
  3. 【Zホールディングス2022年度1Q】eコマース取扱高は15.1%増の約1兆円、ショッピング事業は約8%増の4109億円

    国内物販系の取扱高は、前年同期比5.9%増の7316億円、国内サービス系の取扱高は同8.7%増の1312億円、国内デジタル系の取扱高は同1.7%減の456億円、海外EC取扱高は809億円

    2022/8/5
  4. 店舗とECの「併用顧客」の来店頻度・購入金額は2倍以上。パーソナライズされたUXでロイヤリティ向上を実現する青山商事の事例

    店舗とECの両方を利用する「併用顧客」の拡大を目指す青山商事。店舗・EC双方で購入を後押しするポイントや、施策の事例が語られた。

    2022/8/9
     
  5. 広告売上3.4兆円のAmazon。Googleのインターネット広告シェア奪取を狙う戦略とは?

    2021年のAmazonの広告収入は約3兆4000億円となり、インターネット広告市場で3位の規模となりました。ECプラットフォームとしての強みを生かすAmazonの広告戦略について解説します

    2022/8/17
     
  6. BtoC-EC市場規模は20.6兆円。物販系は13兆円でEC化率は8.78%、スマホEC規模は6.9兆円【2021年の電子商取引調査まとめ】

    2021年のBtoC-EC市場規模は20兆6950億円で前年比7.35%増。物販系分野のBtoC-EC市場規模は13兆2865億円で同8.61%増。EC化率は8.78%

    2022/8/17
     
  7. 創業103年「富澤商店」の特許AI技術を使った次世代ソーシャルコマース事業とは

    富澤商店の次世代ソーシャルコマースは、SNSとコミュニティとECをシームレスにつなげ、一体化した仕組みを構築するのが全体像となる

    2022/8/10
     
  8. 店舗とECでID共通化、組織再編、従業員とのコミュニケーション深化。ブックオフのオムニチャネルが成功した秘訣とは

    コロナ禍を内部に向き合うチャンスと捉え、インナーコミュニケーションを活発に行ってきたブックオフコーポレーション。店舗の売り上げや客単価の向上に貢献した施策を語る。

    2022/8/10
     
  9. 京王電鉄がLINE上でECモール「トレくる by KEIO」を展開、商品は電車で配送し受け取りは駅ロッカー

    「トレくる by KEIO」は、京王沿線の京王百貨店や京王プラザホテル、うかい、富澤商店などが厳選したコスメや菓子、酒など100点以上の商品を取りそろえる

    2022/8/9
     
  10. eコマース企業もしくは事業の売却で知っておきたいこと&会社の価値を最大化するポイントを解説

    eコマース企業および事業の売却について、価値を高めるためのポイント、手続き、売却をスムーズに進めるためのポイントなどを解説します

    2022/8/10
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    残業時間減、休日取得増、男性休暇率増を実現したオンワードHDの働き方改革とは

    3 years 11ヶ月 ago

    オンワードホールディングス(HD)は2019年8月から、既存事業の効率化と未来投資を目的に社員の働き方改革プロジェクト「働き方デザイン」を進めている。

    「働き方デザイン」を実施している中核事業会社のオンワード樫山が発表した「働き方デザイン」の2021年度の成果発表によると、男性育休取得率は2020年度の国平均12.65%を大きく上回る27.3%、平均取得日数は141日を達成した。

    オンワードホールディングス(HD)は2019年8月から、既存事業の効率化と未来投資を目的に社員の働き方改革プロジェクト「働き方デザイン」を進めている
    「働き方デザイン」の成果

    2021年度の「働き方デザイン」はこれまでの取り組みに加え、育児休業取得促進のための研修の実施、出産・育児に関する制度や休暇の取り方などを記載した「仕事と育児の両立支援ガイドブック」の制定などを行った。

    また、副業制度の導入や人事制度の改定、処遇改善など、社員1人ひとりの働きやすい環境作りを実施したという。

    取り組みの実績と内容は以下の通り。

    育休取得促進のための研修、ガイドブック制定などを実施。男性育休の平均取得日数は141日

    誰もが育児休業を当たり前に取得できる環境をめざし、管理職向けのオンライン研修を実施。また、前出の「仕事と育児の両立支援ガイドブック」を制定した。

    このほか、出産を控えた女性やそのパートナー向けに、育休取得に対する理解促進やコミュニティーを形成することを目的とした「プレパパ・ママセミナー」も定期的に催している。

    これらの取り組みの成果として、2021年度は男性育休取得率が27.3%、全員が2週間以上の休暇を取得。平均取得日数は、これまでの取得実績と比べて最長となる141日になったという。

    オンワードホールディングス(HD)は2019年8月から、既存事業の効率化と未来投資を目的に社員の働き方改革プロジェクト「働き方デザイン」を進めている
    出産・育児に関する制度や休暇を周知するための 「ガイドブック」 を制定

    社員のキャリアアップのための副業制度を導入

    社内の通常業務では得られない知識・スキルを習得することで社員のキャリアアップにつなげるため、2022年7月から副業制度を導入。社内ポータルサイト内に、副業制度に関する特設サイトを開設した。オンワードグループ内での副業の案件なども紹介しているという。

    人事制度の改定、処遇の改善。初任給2.1万円の引き上げを実施

    改定後の人事制度では、社員の役割に基づき処遇を決定する「グレード制」を導入。前制度の人事方針は、年齢に応じた安定的な処遇が行われていた一方、大きな役割を担う一部の若年層にとっては、不公平に感じられる仕組みだったという。

    世のなかの変化や事業環境の変化に敏感に対応し、新しい発想でチャレンジする人を高く評価し、活躍を促す制度・仕組みに変えていく考え。また、23~32歳の社員を対象に、処遇の引き上げを実施。初任給は2.1万円引き上げ24万円にした。

    販売職の新たな働き方を支える「インフルエンサー制度」を導入

    店頭とデジタルの2つの業務を両立するファッションスタイリストの新しい働き方を支えるため、「インフルエンサー制度」を制定。毎月手当を支給し、デジタルデバイスを個人貸与することによって、店舗での対面の接客だけでなく、デジタルツールを使用した接客による売上拡大をめざす考え。

    オンワードホールディングス(HD)は2019年8月から、既存事業の効率化と未来投資を目的に社員の働き方改革プロジェクト「働き方デザイン」を進めている
    社内インフルエンサーの市川ゆかりさん

    部署内の課題解決のための自発的なアクション「オンライン勉強会」の実施

    部署ごとに、週に一度、普段一緒に仕事をするチーム単位で「自分たちがより良い働き方をするために何をすべきか」を考える「カエル会議」を実施。「カエル会議」では、「自分たちがより良い働き方をするために何をすべきか」をディスカッションし、現状の課題を解決するためのアクションを行っているという。

    服づくりの設計図である型紙(パターン)を作る「パタンナー」で構成される部署では、「カエル会議」を行うことで課題が表面化され、技術継承を目的とした熟練のパタンナーの技術をメンバーに共有する勉強会を始めた。従来は、服づくりに関する知識やスキルが属人的になってしまうという課題があったという。

    オンワードホールディングス(HD)は2019年8月から、既存事業の効率化と未来投資を目的に社員の働き方改革プロジェクト「働き方デザイン」を進めている
    オンライン勉強会の様子

    他のチームでは、各々の日々の業務のスピードを高めるために、PCスキルの勉強会を行っている部署などもある。こうした勉強会は全てオンラインで行っているため、録画データをいつでも閲覧できるような工夫もしているという。

    瀧川 正実

    サイジニアが「Yahoo!マーケティングソリューション パートナープログラム」の「セールスパートナー」に認定

    3 years 11ヶ月 ago

    サイト内レコメンドエンジン「デクワス.RECO」やパーソナライズ広告「デクワス.AD」などを開発・提供するサイジニアは、ヤフーの「Yahoo!マーケティングソリューション パートナープログラム」において「セールスパートナー」に認定されたと発表した。

    「Yahoo!マーケティングソリューション パートナープログラム」は、「Yahoo! JAPAN」の広告商品・サービスを扱う企業との連携を強化し、広告主とのマッチング支援および広告主の課題解決を促進することを目的とした制度。

    「Yahoo! JAPAN」が厳正な審査を行い、広告出稿・運用代行・自社運用・調査などの広告主へのサポートが一定の基準を満たしている企業を認定するのが「セールスパートナー」で、半期ごとの拡販実績によって「★(星)」を付与している。

    サイジニアによると、これまでの豊富な実績が評価され「セールスパートナー」に認定されたという。これにより、予約型の広告も新たに取り扱いが可能となる。

    瀧川 正実

    アイスタイル、化粧品専門店「東京小町」を買収

    3 years 11ヶ月 ago

    アイスタイルは、連結子会社のアイスタイルリテールが北部九州を中心に調剤薬局などを展開するミズがの化粧品専門店「東京小町」事業を買収し、10月1日から運営を開始すると発表した。

    アイスタイルグループが運営する化粧品実店舗「@cosmeSTORE」「@cosme TOYKO」の2022年6月期で126億円の売上規模となっており、今回の事業買収でリアルなユーザー接点を強化する。

    アイスタイルグループが運営する化粧品実店舗「@cosmeSTORE」「@cosme TOYKO」の2022年6月期で126億円の売り上げ規模
    ECと実店舗を合わせた「Beauty Service事業」の売上高推移(画像はアイスタイルのIR資料から編集部がキャプチャ)

    「東京小町」は、年間売上高が300億円を超える東京・埼玉・神奈川の大型ショッピングセンター内で店舗を展開している。「ブランドバリアフリー」をポリシーとして掲げており、多岐にわたる品ぞろえによる顧客と化粧品との出合いを生み出す「@cosme STORE」の事業方針と親和性が高いと判断。シナジーによる事業成長が見込めることから事業買収に至ったという。

    事業買収によって、「東京小町 ラゾーナ川崎店」「東京小町 ららぽーと豊洲店」「東京小町 ららぽーと横浜店」「東京小町 イオンモール浦和美園店」の4店舗がアイスタイルグループの一員となる。

    アイスタイルは、連結子会社のアイスタイルリテールが北部九州を中心に調剤薬局などを展開するミズがの化粧品専門店「東京小町」事業を買収する
    アイスタイルグループが買収する「東京小町」

    コロナ禍以降、化粧品業界ではデジタルシフトが加速し、速いスピードでEC化が進んでいる。経済産業省が8月12日に発表した「令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、「化粧品、医薬品」のEC化率は2021年に7.52%で前年比0.8ポイント増。ただ、アイスタイルは今後もEC化が伸長すると予測しているものの、リアルでのユーザー接点がまだ圧倒的に多い状況にあると分析している。

    「実際に試して購入したい」という化粧品特有のニーズの高さ、店舗へのアクセスが良い地域が多い日本の事情を踏まえると、集客力に優れた店舗、提供される体験の価値がより高まっていくことが考えられるとしている。

    アイスタイルグループはリアルなユーザー接点を強化することで「@cosme」のプラットフォーム価値を向上させていく。

    アイスタイルグループはリアルなユーザー接点を強化することで「@cosme」のプラットフォーム価値を向上させていく
    アイスタイルグループが展開する美容プラットフォーム(画像はアイスタイルのIR資料から編集部がキャプチャ)
    石居 岳

    ツイッター、計測タグを刷新

    3 years 11ヶ月 ago

    ツイッターが、新しい「Twitterピクセル」を提供。これまでは、コンバージョンを測定するタグとして「ユニバーサルウェブサイトタグ」と「単一イベントタグ」を提供していたが、新しい「Twitterピクセル」への置き換えを推奨している。新しい「Twitterピクセル」は、「ユニバーサルウェブサイトタグ」に似た「ベースコード」と、「単一イベントタグ」に似た「イベントコード」で構成される。また、広告主側サーバーからツイッター側サーバーにコンバージョンデータを直接送信するソリューションとして、「コンバージョンAPI」も提供。

    Scaling our performance advertising and measurement solutions for advertisers
    https://business.twitter.com/en/blog/performance-advertising-on-twitter.html
    Conversion tracking for websites
    https://business.twitter.com/en/help/campaign-measurement-and-analytics/conversion-tracking-for-websites.html
    Conversion API Set Up
    https://developer.twitter.com/en/docs/twitter-ads-api/measurement/web-conversions/conversion-api

    noreply@blogger.com (Kenji)

    中国・米国向け越境EC市場は約3.3兆円で15%増。中国向けは約2.1兆円、米国向けが約1.2兆円【2021年の海外向けEC規模】

    3 years 11ヶ月 ago

    経済産業省が8月12日に発表した「令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2021年の中国・米国向け越境EC市場は前年比14.8%増の3兆3606億円だった。

    内訳は米国向け越境ECが同25.7%増となる1兆2224億円、中国向けが同9.7%増の2兆1382億円。

    経済産業省が8月12日に発表した「令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2021年の中国・米国向け越境EC市場は前年比14.8%増の3兆3606億円
    日本・米国・中国の3か国間における越境電子商取引の市場規模

    消費国としての米国の越境BtoC-EC(日本・中国からの購入)の総市場規模は2兆409億円で同19.3%増。このうち、日本からの購入額規模は1兆2224億円、中国経由は8185億円(同10.9%増)。

    消費国としての中国の越境BtoC-EC(日本・米国からの購入)の総市場規模4兆7165億円で同10.7%。このうち、日本からの購入額規模は2兆1382億円(同9.7%増)、米国経由は2兆5783億円(同11.5%増)。

    瀧川 正実

    店舗回帰のトレンドに学ぶお客に支持される売り場作りと改善策&最新の消費行動 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    3 years 11ヶ月 ago
    米国では新学期のスタートを前に、買い物を実店舗で行う店舗回帰が進んでいます。最新の消費意識、消費行動などから、実店舗回帰のトレンドへの対応などについて解説します

    新学期(米国は9月から)の準備の際、購入前に実際に商品を試したい消費者が多いため、実店舗での買い物が増加すると予想されています

    新学期は小売事業者にとって2番目に大きなシーズンで、店舗の売上予測は明るい兆しがさして見えています。

    消費行動が店舗へ回帰していると発表した全米小売業協会(NRF)によると、今新学期シーズンの成長率は前年比8.2%と予測。新しいサイズを試着したいというニーズと、最新のファッションを実際に見てみたいという消費者ニーズが成長をけん引するそうです。

    百貨店は数年にわたった新学期シーズンの落ち込みに直面した後、回復基調を継続。その結果、百貨店の売り上げは前年比13%増になるとNRFは見ています。

    NRFは、「back-to-school(新学期)」は「in-store shopping(店舗での買い物)」の再開を意味すると予測。複雑な商品から高価な衣類まで、あらゆる商品を購入する消費者が、店舗へ足を運ぶと予測しているのです。。

    私はめったに服を買いませんが、購入前に見て・着てみるのが好きなので、店舗で買います。家具も同じです。

    筆者が実施した買い物に関する調査によると、特に低価格で大きなモノ(たとえばベッドフレーム、扇風機、テレビなど)、簡単なモノであればお店で手に入れるというのが共通回答です。また、時間がない時も、店舗での買い物が好まれています。

    店舗でのショッピングでは、子どもを連れて直接手に取って商品を選びます。ネットでしか買えないような特別なモノでない限り、子どもたちは通路を歩き回るのを好むからです。通常はTarget(『Digital Commerce 360』発行の『北米EC事業 トップ1000社データベース 2021年版』で5位にランクイン)で商品を購入します。衝動買い以外は、店頭で服を買うことはありませんが、子ども達は自分でスニーカーを選ぶと言い張ります。

    リテールセラピーは実在する

    小売店での買い物には、「リテールセラビー」と呼ばれるものがあります。

    ある人は、洋服を試着するのが好きで、本格的なショッピングを楽しみたいために店舗へ足を運び、対面でのサポートを求めます。また、ある人は、歩くことでインテリアのアイデアを思いついたり、必要なモノを思い出したりすることができるので、店に足を運ぶことを好みます。また、別の人は、家を出てしばらく外出する際、HomeGoods(親会社であるTJX Cos.の下、トップ1000位の中で69位にランクイン)やTargetに立ち寄るのが楽しいと話します。

    店舗とオンラインの買い物体験は相互に排他的なものではないため、オムニチャネルの出番となるわけです。ほとんどの消費者がマルチチャネルを利用していて、利便性と選択肢が、長期的に消費者と小売事業者の双方に利益をもたらします

    PwCの年次消費者調査によると、消費者の40%近くが少なくとも週に一度は実店舗で買い物をするのに対し、オンラインで同じことをする人は27%であることがわかっています。

    実店舗に着いてから価値のある買い物をするために、オンラインは家で予習をすることができます。在庫の有無、幅広く正確な品ぞろえを事前に確認できるのです。こんな意見もあります。

    最近、在庫や陳列場所の確認は、直接スタッフに聞くよりスマホで確認することが多いので、買い物がうまくいかない状況にはなりません。スマホでできないことを店員に聞く必要性が減ってきているので、カスタマーサービスは良い方向にシフトしているように思います。Lowe’sはアプリでの案内もしっかりしているし、私の行く店舗は従業員も親切です(いつもそうとは限りませんが)。

    小売店での究極の買い物体験

    体験は感動であり、感動の一部は触感です。ある人は、ハンドバッグに使われている革の種類など、生地の質を見極めるのに、店舗は役立つと話します。

    筆者は、どのようなお店が本当に体験を提供してくれるのか、いつもリサーチしています。Nike(トップ1000位の10位)が常にその対象で、商品を間近で見ることに勝るものはない一部の高級小売店も含まれます。

    また、ホームセンターは、自宅の部屋のセッティングを想像する上で興味深い環境を提供してくれます。オンラインでシミュレーションできるツールはたくさんありますが、実際にソファへ座る体験に勝るものはありません。調査では、独立系書店での体験談を紹介してくれた人もいました。

    McNally Jackson BooksellersはここNYCではかなり新しい会社です。同僚によると、一貫して素敵な時間を過ごすことができる場所と聞きました。かわいいコーヒーショップがあり、店内にはふかふかの椅子がたくさん散りばめられている、などなど。この勧めをもとに最近ブルックリンの店舗を訪れましたが、私も同感です。

    効率が肝。スピード、即時性求める消費者たち

    買いたい商品数が少ないとき、試着が必要なとき、至急必要なとき、あるいは“土壇場”で急にモノが必要なとき、大きなモノ(例:ベッドフレーム、扇風機、テレビ)が必要なとき、店舗は最速の買い物方法になることがあります。また、必要な時に間に合わないギリギリのプレゼントも、店舗での買い物に向いています。

    筆者は店舗に行くのが好きです。品ぞろえが豊富で、すぐに見て回れます。ほとんどの場合、数分で良いモノが見つかります。

    カジュアルな黒のリネンパンツを探していた筆者は、Googleで検索してみたものの、地元の商店街まで1マイルほど歩いた方が効率的な買い物ができるようでした。すぐにAthleta(親会社であるThe Gap Inc.の傘下起業で、トップ1000位の19位)の店舗を一周し、目ぼしい商品をいくつか見つけ、15分以内に他のコーディネート商品と一緒に、店舗を後にしました。オンラインショップでは、商品を手にすることができないため、返品もあり得たでしょう。

    「もっと早く必要なものがあれば、Nordstrom(トップ1000位の20位)に行きます」とある消費者は話します。

    そこで、Nordstromの店内へ入るり、"now"ファクター、つまり今すぐ(5時間以内の即日配達ではなく、1時間以内)について聞きました。たとえば、子どもがミットをなくしてしまったことに朝気づき午前10時からの試合に必要である、その日の夕食に作ることを約束したレシピのために特定の耐熱皿が必要であるといった「今すぐ」需要への対応です。テクノロジーは、店舗の効率化にも貢献します。

    先日、Targeのレジに並んでいたら、店員がスキャナを持って近づいてきました。彼女は私の商品をスキャンし、あまり待たずに会計を済ませることができたのです。

    基本的なことは今も変わらない

    『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが1033人のを通販・EC利用者を対象に行った調査から、消費者がオンラインで何を求めているのか考えてみましょう。

    送料無料は、商品の在庫状況、過去の経験、適切な価格は引き続き上位にランクインしています。ショッピングには基本的なことが重要であることに変わりはありません。

    特定の小売店で買い物をしようと思った理由(出典: 『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが行った調査)
    特定の小売店で買い物をしようと思った理由(出典: 『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが行った調査)

    消費者は、空っぽの棚、店舗間の在庫の不一致、値札のない商品といった問題に直面することがあります。在庫は買い物の基本です。消費者は他にも、「何もない店の棚は見ていて楽しくないし、探しているものが十分に棚に並んでいない」というコメントもしていました。

    ハードウェアストアのHome Depot(トップ1000位で4位)やLowe’s(トップ1000位で11位)は、必要なものを探すのに時間がかかりすぎます。大抵は小さな商品だし、スタッフも見つからないので、あまり行きたくないです。でも、見つけたときは、とても親切に対応してくれます。

    一方で、商品を探すのに苦労している消費者もいます。品ぞろえの豊富な店舗や広い店舗面積の店舗では、必要なモノを見つけることに苦労します。特に、Macy's、Kohl's、JCPenneyといった百貨店が挙げられています。

    消費者は詳細な商品情報を求めている

    最近、店頭で商品を見つけることが難しくなっています。2種類の歯磨き粉、保湿剤、低脂肪クリームチーズ、出産祝いのカードなど、見つけられないものばかり。あらゆるものが製造中止になったり、品薄になったりしているようで、お店で扱っているブランドも少なくなっています。必需品を探すために、オンライン(通常はアマゾン)を利用することが多くなりました。衣料品店も品薄です。Old NavyからNordstromまで、何も見つからないんです。

    こうした状況を踏まえると、Amazonに消費者が向かうのは当然のことでしょう。つまり、消費者は在庫状況なども含めた詳細な情報を求めているのです。

    小売店やブランドのECサイトにおける商品詳細情報は、あまりにも情報が薄いか、情報過多かどちらかです。実店舗のスタッフが、初心者の私に必要なモノと、もっと高度なスキルがないと無駄な買い物になるモノを正直に教えてくれたのは、ありがたかったです。

    カスタマーサービスでは例外が奨励される

    筆者はネットで購入した商品の返品に多くの時間を費やしています。時には、一度に何十件ものオンライン注文を受けることもあり、それらを店舗に返品するだけで数時間かかってしまうこともあります。

    店舗へ出向いて買い物をするのが好きな人にとっては、今のガソリン価格では、返品は少し気が引けるかもしれません。ショッピングは購入が目的ですが、ポジティブな返品体験は消費者の心に残り、ロイヤリティを高めてくれる可能性があります。

    『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが1033人の通販・EC利用者を対象に行った調査によると、消費者は高い返品手数料を好まないことが判明しています。また、返金を得るまでに1週間以上かかる場合や、あまりにも制限の多い返品ポリシーも好まれないことが指摘されています。

    オンラインで購入した商品を返品する際、不満に思うこと(出典: 『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが行った調査)
    オンラインで購入した商品を返品する際、不満に思うこと(出典: 『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが行った調査)

    ただ、例外的な要素が店舗への関心を高める可能性があります。同僚の数人は、もしかしたら嫌なことに巻き込まれる可能性があるというような「例外的」要素に言及しました。

    Best Buy(トップ1000位の6位にランクイン)で、購入時に故障していたテレビを返品する際、ひどいサービスを受けました。カスタマーセンターのスタッフは私が壊したと責め立て、店長に報告するまで返金はしないと伝えてきたのです。実店舗ではお店の責任者に直訴できるのに対し、オンラインでは匿名性が高くなってしまいます。

    多くの人が、ホームセンター店頭での購入やカスタマーサービスという名の例外的なサービスに注目しています。そのなかで目立ったエピソードがあります。

    Home Depotのオンラインストアで、デッキ用のステインを注文しました。商品が届くと、着色はされておらず無地のように見えました。使用前にカスタマーサポートに電話をしましたが、彼らはサポートまでできませんでした。私は着色されていないことに気づいたので、地元の店舗に商品を持って行き説明をしました。すると店頭スタッフが商品に色を塗ってくれたのです。地元のホームセンターは、オンラインのミスを救済してくれたわけです

    消費者が例外的な助けを必要としているとき、従業員が店頭で規則を「破って」くれることもあります。ある消費者は、Joann(トップ1000の266位にランクイン)の店では、店頭でクーポンを組み合わせたり、競合店のクーポンを簡単に使えることが気に入っていると言っていました。同じことをオンラインで実現する場合、とても難しいことだと指摘しています。

    店舗のスタッフは消費者への対応をもっと改善すべき

    正直なところ、最近の店での買い物は大変なことになっているようです。冒頭に予測した新学期の数字を振り返ると、誰が消費者の面倒を見るのだろうかと考えさせられます。筆者が訪れる多くの店は、デパートから専門店まで人手不足が起きているからです。

    お店での対応は運次第という側面があります。人手不足のなか、店員を探し出すのは大変です。しかも、その店員は夏休みのアルバイトで、高校生や大学生の若者だったりします。知識も乏しく、基本的な質問にも答えられません。

    筆者のキャリアは小売業の売り場から始まりました。研修もありました。小売業で働くことを特権と考え、楽しんでいました。ただ筆者の娘は最近、ニューヨークの高級小売店に就職しましたが、残念ながら真逆の経験をしていました。娘は決して再び小売業で働きたいとは思わないでしょう。私は今でも戻りたいと思っています。

    理由は、ある人が話してくれたようにシンプルなことです。

    Targetは従業員を親切にする努力をしている

    その通りです。私は50年経った今でもTargetで買い物をしていますし、これからもTargetに行くつもりでいます。

    知識は重要。消費者の時間節約にも

    素晴らしい店舗は、お客さまとのつながりを大切にしています。私は、優秀なスタッフと会話し、Sephoraのビューティーアドバイスのような洞察を得ることを楽しんでいます。

    同僚の奥さんは、Paper Sourceをあげました。彼らは、現在店頭に並んでいるもので、デザインやクラフトの課題を解決する手助けをしてくれたからです。

    店舗での買い物は、最終的には人とサービスによってその価値が決まるのかもしれません。

    試着室のジレンマ

    ネット通販でサイズが合わないというのは、以前からよくあることでした。しかし、より深刻なのは、試着するために店舗に足を運んだのに、試着室で問題が発生することです。ある消費者はこう話しました。

    多くの店舗で、品揃えが悪く、棚が空っぽ。レジの列も長い。Macy'sにドレスを探しに行ったら、試着室が閉まっていて、レジも閉まっていた。だから、Nordstromに行ったんです。

    多くの人が店に行く理由は、「購入前に試着したい、商品を実際に見てみたい 」ということです。ある母親は、娘とプロムドレスを買うために出かけたところ、試着室が閉まっていることに驚いていました。

    自身の適正サイズを判断する際、役立ったこと(出典: 『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが行った調査)
    自身の適正サイズを判断する際、役立ったこと(出典: 『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが行った調査)

    筆者は他の多くの人と同じようによく中間サイズを選びます。店頭ならすぐに試着して決められますが、オンラインではそうもいきません。1色だけ欲しい場合、オンラインでは2つ注文して1つを返品します。

    過去6か月の間、筆者はシカゴのZARAを3店舗訪れましたが、そこでの体験はほとんど同じような失望感でした。試着室の数は限られており、客をサポートできる人はほとんどいなかったのです。

    ZARAのファンである筆者は、いくつかの商品を手に入れるために店に向かいました。到着して周りを見渡すと、レジの列には20人並んでいました。販売員は3、4人しか働いていないようでした。他の店舗では、レジに2人しかおらず、他の店員はほんの数人しか働いていません。試着室には10~12人ほどの列ができていて、複数の服を抱えていました。私の服を預かって、部屋が空くまでラックに掛けてくれる人は、かろうじていましたが、販売員がお客さまの買い物をサポートすることなどはありませんでした。

    引き続き魅力のあるショップローカル/ショップスモール

    『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが1000人以上に行った調査では、回答者の21%が地元で買い物をするよう意識していることがわかりました。

    コロナ禍がアパレル、アクセサリー、シューズのオンライン購買行動に与えた影響(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが行った調査)
    コロナ禍がアパレル、アクセサリー、シューズのオンライン購買行動に与えた影響(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが行った調査)

    近所の小さな店での丁寧な接客などによって、購買行動が変わることがあります。「私は、地元の小さな装飾のブティックや衣類のブティックで買い物をします。地元のママの商品も陳列されていると聞いたからです」

    顧客を大切にするということは、十分な在庫と、販売されている商品に精通した販売員を確保することです。小売事業者が店舗をしっかり管理することができれば、勝算があるのかもしれません。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    「中古品に抵抗ない」人は53.0%。購入が増えたカテゴリ「洋服・靴・カバン」。フリマアプリ利用者の3割が中古品購入で節約対策

    3 years 11ヶ月 ago

    メルカリが運営する「メルカリ総合研究所」が行った「2022年度フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動」に関する意識調査によると、53%が「中古品への抵抗がない」と回答し、2020年の調査時から5.9ポイント増加した。

    調査期間は2022年6月27日~2022年6月28日、調査対象者は全国の20歳~69歳までの男女1000人(フリマアプリ利用者500人、フリマアプリ非利用者500人)。

    2020年、2019年の調査から変化した項目とは?

    53.0%が「中古品の購入・使用に抵抗ない」

    調査対象者に中古品の購入・使用について聞いたところ、53.0%が「中古品の購入・使用に抵抗がない」と回答し、前回調査から5.9ポイント増加した。フリマアプリ利用者は3.8ポイント、非利用者は8.0ポイント増加で非利用者の方が上昇率が高い。

    コロナ拡大前の2019年に行った調査では55.5%、コロナ禍の2020年では47.1%となり、コロナ禍により中古品の購入・使用に抵抗を感じる割合が増えていたが、今回の調査ではコロナ拡大前の水準に戻る傾向があった。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 中古品の購入・使用に抵抗を感じるか
    中古品の購入・使用に抵抗を感じるか(n=1000、出典:メルカリ研究所)

    中古品の購入で増えたカテゴリは「洋服・靴・カバン」

    過去2~3年間で中古品の購入機会が増えたか聞いたところ、30.2%が「増えた」と回答した。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 中古品の購入機会が増えたか
    過去2~3年間で、中古品を購入する機会は増えたか(n=1000、出典:メルカリ研究所)

    「増えた」と回答した人に、中古品として購入する機会が増えたモノについて質問したところ、最多は「洋服・靴・カバン」(45.7%)、次いで「本・雑誌・漫画」(42.4%)「エンタメ・ホビー」(22.5%)だった。

    コロナは拡大傾向にあるが、中古品への抵抗感が減少しているのと同様に、2020年と比較するとワクチン接種、感染予防知識が広がったこと、行動制限がなくなるなどの影響で外出機会が増え、“リベンジ消費”が中古市場にも起きていると推察される。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 tyUU個品として購入機会が増えたモノ
    「中古品」として購入機会が増えたモノ(複数回答可、出典:メルカリ研究所)

    商品購入時に重視すること「信頼性」が前回調査より上昇

    商品購入時に重視していることを聞いたところ、最多は「価格」(87.0%)で、次いで「品質・機能」(74.3%)「信頼性」(46.7%)だった。2020年の調査結果と比較して、最も上昇した項目は「信頼性」で2.6ポイント増加した。最も下落した項目は「新品であること」で4.2ポイント減少。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 商品購入時に重視していること
    商品を購入する際に重視していること(n=1000/複数回答可、出典:メルカリ研究所)

    「一時的に必要なモノは中古品がいい」

    モノや消費に対する意識を聞いたところ、2020年の調査結果と比較して最も上昇した項目は「一時的に必要なモノは中古品がいい」で5.3ポイント増加した。フリマアプリの利用者・非利用者別で見ると、利用者は2.2ポイント、非利用者は8.4ポイント増加しており、非利用者の方が上昇率が高かった。

    最も下落した項目は「まだ使えるが不要になったモノは保管しておく」で7.0ポイント減少。フリマアプリ利用者・非利用者ともに、新品・中古にこだわらず、個人のニーズにあったモノを手に入れ、消費後は保管せずに別の消費者に販売、譲るという消費スタイルの広がりが見られる。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 モノや消費に対する意識について
    モノや消費に対する意識について(n=1000、出典:メルカリ研究所)

    直近1年間における、フリマアプリ利用者・非利用者の消費行動の変化

    フリマアプリ利用者の約4割が「消費に対するこだわり強くなった」

    直近1年間で購入・消費するモノにこだわるようになったか聞いたところ、フリマアプリ利用者は40.6%、非利用者は19.2%が「こだわりが強くなった」と回答した。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 購入・消費するモノにたいしてこだわるようになったか
    直近1年間で購入・消費するモノに対してこだわるようになったか(n=1000、出典:メルカリ研究所)

    フリマアプリ利用者、非利用者より「リセールバリュー」にこだわる傾向

    「直近1年間で購入・消費するモノに対してこだわるようになった」と回答した人に、どのようなこだわりを持つようになったか聞いたところ、フリマアプリ利用者の最多は「価格」(62.0%)で、次いで「品質」(62.0%)「機能」(56.5%)だった。

    フリマアプリ非利用者と比較すると、最も差が大きかったのは「リセールバリュー」で、次いで「デザイン」「ブランドイメージ」だった。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 どのようなことにこだわりをもつようになったか
    具体的にどのようなことにこだわりを持つようになったか(n=634/複数回答可、出典:メルカリ研究所)

    こだわるようになったモノ1位は「ファッション」

    「直近1年間で購入・消費するモノに対してこだわるようになった」と回答した人に、こだわりを持って購入・消費するようになったモノについて聞いたところ、フリマアプリ利用者の最多は「ファッション」(37.2%)、次いで「精肉、肉加工品」(31.2%)「青果(野菜、果物など)」(29.6%)だった。

    フリマアプリ非利用者は「精肉、肉加工品」(23.2%)が最多で、「鮮魚、魚介類・シーフード加工品」(20.6%)「青果(野菜、果物など)」(20.4%)と続いた。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 こだわりを持って購入・消費するようになったモノ
    直近1年間で、具体的にこだわりを持って購入・消費するようになったモノ(n=1000、出典:メルカリ研究所)

    物価上昇に対してどのような意識の変化があったのか?

    86.3%が物価上昇を実感

    1年前と比べて物価が上昇していると感じるか聞いたところ、86.3%が「上昇していると感じる」と回答した。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 物価の上昇を感じているか
    1年前と比べて物価が上昇していると感じるか(n=1000、出典:メルカリ研究所)

    さらに、「上昇した」と回答した人に節約意識の変化について聞いたところ、85.9%が「節約意識が高まっている」と回答した。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 節約意識の変化について
    節約変化の意識について(n=863、出典:メルカリ研究所)

    節約のために行っていること1位は「クーポン・ポイント利用」

    「節約意識が高まっている」と回答した人に、具体的に行っている節約に関する行動を聞いたところ、最多は「クーポン・ポイントを利用する」(74.5%)だった。フリマアプリ利用者と非利用者の間で最も差が大きい項目は「新品ではなく中古品を購入する」で21.1ポイントの差があった。

    メルカリ メルカリ総合研究所 調査 フリマアプリ利用者・非利用者 具体的に行っている節約に関する行動
    節約意識の高まりに伴い、具体的に行っている節約に関する行動(n=742、出典:メルカリ研究所)
    調査実施概要
    藤田遥

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