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コメリ店頭受け取りを強化、「PayPayモール」店でも「取り置きサービス」を開始

4 years 1ヶ月 ago

コメリは、ECサイトで注文した商品を店頭で受け取れる「取り置きサービス」の提供を、ヤフーのECモール「PayPayモール」で始めた。

コメリの大型店舗であるコメリパワーの各店舗からサービス提供をスタート。順次サービス対象店舗を拡大する予定。

「PayPayモール」出店ストアの実店舗で管理している商品在庫を検索・購入し、店舗で受け取れる「実店舗在庫サービス」を利用して「取り置きサービス」を実現した。

サービス対象商品には、検索結果や商品ページ上で「実店舗在庫」ラベルを表示、利用者は実店舗の在庫を確認することが可能。商品を受け取れる実店舗の地図も表示し、利用者は商品ページ内で一定エリア内の複数店舗の在庫状況を一度に確認できる。

コメリは、ECサイトで注文した商品を店頭で受け取れる「取り置きサービス」の提供を、ヤフーのECモール「PayPayモール」で始めた
実店舗の在庫一覧の表示イメージ

コメリは店舗網を活用してECと店頭の相互誘導を図っており、ネット通販の店頭受け取りサービス、店頭の売り場からネットへの誘導を強化している。

ネットと店舗の連動で大きな役割を担っているのが、ECサイトで注文した商品を店頭で受け取れる「取り置きサービス」。店頭での商品受け取りの比率は8割に達しているという。

2022年2月には、店頭に設置した専用ロッカーで好きな時間に商品を受け取りできる「KOMERI PICK UP LOCKERS」(コメリロッカー)の展開を、千葉県に拡大している。

瀧川 正実
瀧川 正実

「楽天」「アマゾン」「ヤフー」「au Pay Market」「Omni7」のEC利用者、利用回数はどのECサイトが多い?【ニールセン調査】

4 years 1ヶ月 ago

ニールセン デジタルが発表した2021年12月におけるECモールの利用状況によると、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルで最も視聴者数(2歳以上)が多かったのは「楽天市場」で5104万人が利用、「Amazon」が4729万人、「Yahoo!ショッピング」が2288万人だった。

ニールセン デジタルが発表した2021年12月におけるECモールの利用状況 「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「au PAY Market」「Omni7」
トータルデジタル視聴者数トップ5のECモール

ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに調査した。

ECモールの視聴者数トップ「楽天市場」のGRP(世帯を対象にした延べ視聴率)を年代別に見ると、35-49歳が最も高く3757%。次いで50歳以上が2487%だった。月平均利用回数では50歳以上が66回で、35-49歳が60回で続いた。

ニールセン デジタルが発表した2021年12月におけるECモールの利用状況 「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「au PAY Market」「Omni7」
「楽天市場」の年代別GRPと月平均利用回数

デジタル利用が活発化しているシニア世代のECモール利用状況で、「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「au PAY Market」「Omni7」における50歳以上の月間利用者数を見ると、「楽天市場」が2258万人で最多。次いで「Amazon」が1937万人だった。同世代の含有率では、「au PAY Market」と「Omni7」が最も高く54%となっている。

ニールセン デジタルが発表した2021年12月におけるECモールの利用状況 「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「au PAY Market」「Omni7」
トータルデジタル視聴者数トップ5のECモールにおける50歳以上利用者数と含有率

ニールセンの別調査によると、オンラインショッピングの利用が拡大しているなか、消費者がオンラインで商品を購入する際は、過去購入したことのないブランドを買う割合が高くなっている。

ニールセン デジタルは、消費者に自社ブランドを購入し続けてもらうためにも、マーケティング担当者としてはロイヤルカスタマーを含めて自社ブランドの認知を高めておくことが重要となると指摘。それにより、消費者は商品を購入しようとする際に、真っ先に自社ブランドを思い浮かべて、継続して購入してくれる可能性が高くなる。

ブランド認知や検討意向などのアッパーファネル指標を高めるためには、オンラインモール内という場所が、今後マーケティング担当者にとって消費者とコミュニケーションを取る上で重要な場所となる可能性が考えられる。ブランドがオンラインモールで消費者とコミュニケーションを取る際、ターゲットの年代が多く利用しているサービスなど、各サービスの強みや特徴を参考に選定することが重要となる。(ニールセン デジタル)

石居 岳
石居 岳

海外向けECは小さく始める。「北欧、暮らしの道具店」流 “社運をかけない”越境EC活用 | 越境EC 3.0

4 years 1ヶ月 ago
「新しいことをやるときは小さく始める」がモットーのクラシコム。越境EC開始から1年で体験したこと、そしてこれからを語る(連載第8回)

新型コロナウィルスによる影響で現在も訪日が制限されるなか、インバウンド消費はリアルからオンラインへとシフトし、越境ECに取り組み始めた企業も増加しています。

越境ECを開始した後、ECサイトにはどんな変化が起きているのでしょうか? 月間200万人が訪れる人気のライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムに、越境EC活用の本音を伺いました。

ECメディア「北欧、暮らしの道具店」とは

「北欧、暮らしの道具店」は、北欧のビンテージ食器のEC販売からスタート。現在は「フィットする暮らし、つくろう」をテーマに、世界中の商品を取り扱うほか、日々の暮らしに関するコラム、動画、ラジオ、オリジナルドラマなどのコンテンツ配信を行い、月間200万人ものユーザーがサイトを訪れています。さらにスマホアプリは150万ダウンロードを突破するなど、ECとメディアの2つの顔を持つプラットフォームとして注目されています。

北欧、暮らしの道具店
「北欧、暮らしの道具店」のサイト( https://hokuohkurashi.com/

「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは、2021年3月に自社サイトをタグ1行で越境EC化できる「Buyee Connect」を導入。サイトが持つ世界観をそのままに世界118の国と地域にコンテンツや商品を届けています

「北欧、暮らしの道具店」
「Buyee Connect」連携時の購入画面

サイトの世界観をそのままに、海外のお客さまが買い物を楽しめる環境を

「Buyee Connect」を導入して約1年となるクラシコムの高尾清貴氏(ビジネスプラットフォーム部 部長)に、越境EC活用の本音を聞きました。

Q. 越境ECを始めた理由は?

高尾氏:台湾のイベントに出店した際、現地の方に多数ご訪問いただき、「日本以外にもお客さまがいるのではないか」と感じていました。さらに、コンテンツを発信しているSNSやサイトに海外のお客さまからアクセスがあり、販売チャネルを拡大の可能性を探るために越境ECを始めました

当初はマーケットプレイス形式の「Buyee」に出店していたのですが、作り込んだ自社ECサイトのUIやデザイン、コンテンツの数々を生かせないことができない点がデメリットでした。そこで自社ECサイトをそのまま越境EC化できる「Buyee Connect」に切り替えました。

「Buyee Connect」に移行してから越境ECによる売り上げは2倍以上に伸びています。オフィシャルサイトが持っている世界観を感じていただきながら、お客さまに買い回りを楽しんでいただけるようになったことが良かったのではと感じています。

Q. 海外のお客さまの購買層

高尾氏:性別や年代は日本のお客さまとほぼ同じで、30代~40代の女性が中心です。台湾以外にもアメリカや香港、韓国、ヨーロッパからもご購入いただいており、驚いてます。当初は海外に住む日本人の方の購入を想定していたのですが、使用言語を見ると実は日本語の使用割合がとても少ないという実態がわかってきました。コンテンツやSNSは日本語で発信しているので意外でしたね。

Q. 海外から人気の商品

高尾氏:日本ではアパレルと雑貨が人気なのですが、海外では雑貨が売れています。2021年9月に急に売り上げが伸びたことがあるのですが、「壁かけカレンダー2022『大人のたのしみ』」という商品が発売開始と同時に海外でもヒットしました。

壁かけカレンダー2022「大人のたのしみ」
海外で人気の壁かけカレンダー2022「大人のたのしみ」(現在は取扱終了)

イラストレーターの小池ふみさんのイラストをあしらったカレンダーなのですが、小池さんはTwitterやFacebookを通して海外でも人気のある方なので、ファンの方にご購入いただけたのでは、と考察しています。暦は日本式なので海外でも売れるのは想定外でしたね。

海外に対してはオリジナルドラマや記事などのコンテンツを先に知っていただき、後からモノが売れたら良いなとは思っていましたが、イラストというコンテンツがきっかけで海を渡りヒットにつながった好例になりました。

Q. 越境ECを始めるのは大変でしたか?

高尾氏:タグの埋め込みさえしてしまえば、日本向けにサイト運営するだけで良いので非常に楽です。国内サイトを運営していたら、気づいたら海外にも売れている状態ですね。

新しいことをやるときに小さく始める。いわば「社運をかけない」というのが当社の方針で、既存の自社サイトにタグを埋め込むだけで越境EC化する方法は、業務フローを大きく変更することなくトライすることできるので、当社に合っていると感じています。

Q. 今後の海外施策は?

高尾氏:SNSやオリジナルコンテンツは現在は日本語だけの展開ですが、海外向けにドラマの字幕を付けていくといったことを小さく試していきたいと思っています。普段やっていることが越境ECの流通に結び付くので、今後はコンテンツをきっかけにさらに多くの海外のお客さまに知っていただきたいです。最近、越境ECの潮目が変わってきたと感じるので、この波を逃さないようにしていきたいですね。

◇◇◇

高尾氏は「越境ECをすべて自社で運営しようとするとハードルが高いが、越境EC導入ツールはそのハードルを下げて、日本以外の市場に挑戦しやすい環境を作ってくれる」ともコメントしていました。

越境EC導入ツールは現在迷うほど数が多く、DX化、SNSの浸透によりコンテンツ発信もしやすい環境になっています。費用も月数千円程度の負担で、SNS運用も自社で運用すればコストもかからず、知見も社内に溜まって、次の情報発信やコンテンツ制作に生かせます。

海外販売の第一歩として、まずは小さく始められる越境ECを導入してみませんか?

直井 聖太
直井 聖太

フューチャーショップ、ECサイトで購入した商品を店舗で受け取れる「店舗受取オプション」を実装

4 years 1ヶ月 ago

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは、ECサイトで購入した商品を店舗で受け取るサービスを利用できる「店舗受取オプション」を実装した。

ECサイト利用者の利便性、顧客体験向上につながる

「futureshop」利用企業は、機能追加開発の必要なく月額3000円(税抜)で「店舗受取オプション」を利用できる。「店舗受取オプション」の主な機能は次の通り。

1. 商品届け先をあらかじめ設定した各店舗から選択できる

ECで商品購入時、自宅または任意の住所に配送する代わりに、届け先として店舗を指定できる。その際、送料無料設定となる。大型商品など、店舗受け取り対象外商品を個別に設定可能。

2. 支払場所をECまたは店舗から選択可能

ユーザーは、ECサイトでオンライン決済を行い、店舗で商品を受け取るだけにするか、店頭でアイテムを気に入ったら支払いを行うか選択できる(オンライン決済の場合は一部決済方法に制限あり)。

3. 店舗ごとに受取場所、引き渡し方法をメールに記載できる

店舗に注文商品を配送するタイミングで、購入者に受取通知メールを送信できる。レジやカウンターなど、受取場所や購入商品の引き渡し方法については、受取通知メールや各店舗の詳細方法に記載できる。

フューチャーショップ 店舗受取オプション利用イメージ futureshop BOPIS
「店舗受取オプション」利用イメージ(画像はフューチャーショップサイトからキャプチャ)

「店舗受取オプション」を導入することで、企業はBOPIS(Buy Online, Pick-up In-Store)を提供でき、次のような価値を顧客に提供できるという。

  1. 利便性向上:ユーザーは通勤・通学など好きなタイミングで、送料を発生させずに店舗で商品を受け取れる。また、購入の心理的ハードルを下げる。
  2. ブランド接触機会の増加:来店機会を作り出すことで、新作やキャンペーンなどの情報提供、ついで買いなどを店頭で促進できる。また、感染症対策に配慮しているユーザーにも、受取場所を一般店舗レジと別にするなどの運用で、店舗内滞在時間の短縮が可能。
  3. 在庫適正化:あらかじめECで購入を済ませることで、在庫をおさえることができる。店舗での欠品防止につながり、顧客体験を向上できる。
藤田遥
藤田遥

ECモール出店者は必見。「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(DPCD)」の役割と活用メリットについて解説

4 years 1ヶ月 ago
公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が運営する「DPCD(デジタルプラットフォーム取引相談窓口)」はECモール出店事業者のための相談窓口です。その詳細と設立の背景を解説します
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「アカウントを削除された」「手数料を一方的に変更された」「サイト内検索の結果が恣意的だ」――。公正取引委員会が2019年に実施したオンラインモールの取引実態調査で指摘された、こうしたECモール出店事業者の声。経済産業省がECモールと出店者の公正な取引を実現するため、出店事業者が抱える不満などを相談、支援するための“場”を設けたのをご存じだろうか?

経産省の委託を受けた公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が運営する「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(DPCD)」は、出店者の相談に応じ、課題の解決に向けた支援を行う。これまで“泣き寝入り”するしかないとの声も聞かれていたECモールへの不満に対応する「DPCD」の活動内容、利用方法、利用メリットなどについて解説する。

モール出店者の相談窓口「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(DPCD)」とは

2021年2月に施行された、デジタルプラットフォームにおける取引の透明性と公正性の向上を図る「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(透明化法)。デジタルプラットフォーム運営事業者に対し、取引条件などの情報開示、運営における公正性確保、運営状況に関する報告を義務付けている

規制の対象となるデジタルプラットフォーム運営事業者は、総合物販オンラインモールでは前年度の国内流通総額が3000億円以上、アプリストアでは2000億円以上のプラットフォームを運営する事業者。2021年4月時点で、ECモールではアマゾンジャパン、楽天グループ、ヤフーの3社が指定されている。

透明化法の規制対象企業(2021年4月時点)
透明化法の規制対象企業の条件や指定フロー

透明化法の実効的な運用を図るための取り組みとして設置されたのが「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」。運営を担うJADMAは、特定商取引法の第30条に位置づけられた通信販売における自主規制などの中心的な業界団体で、1984年から通販に関する消費者からの相談窓口を開設し、年間約4000件の相談に応じている。2004年からは事業者からの相談にも対応している

なお、「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」への質問・相談は専用フォーム、メール、電話、FAXで受け付けている。

デジタルプラットフォーム取引相談窓口

対応日時:平日9時~12時、13時~17時(土日・祝日・年末年始などを除く)
問い合わせ先https://www.online-mall.meti.go.jp/
メールアドレスinfo@online-mall.meti.go.jp
電話番号:0120-088-004
FAX:03-5962-3907

上記の方法で質問・相談した際、「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」ではさまざまな支援で出店事業者の課題解決を試みる。主な内容を1つずつ解説する。

デジタルプラットフォーム提供者への質問・相談方法に関するアドバイス(過去事案も踏まえた対応)

専用フォーム、メール、電話、FAXで寄せられた内容に対し、窓口の専任相談員が対応。課題解決にあたって必要と判断される場合には、相談者の了解を得た上で、各ECモールの専任担当者とやり取りし、出店事業者の相談・質問の解決を試みる。

提供された情報については、相談者の承諾を得ない限り、経済産業省以外の第三者に「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」から共有することはない。安心して相談してもらえるよう配慮している。

弁護士の情報提供・費用補助

弁護士を通して課題の解決などを行いたい出店事業者に対して、弁護士の紹介と初回相談料を補助する。

JADMAのネットワークで抱える、特商法や通信販売ビジネス、ECプラットフォームに詳しい弁護士などを紹介。その弁護士に相談する場合の初回費用(上限あり)を、「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」が負担する。

複数の相談者に共通する課題を抽出し、解決に向けて検討

出店事業者から寄せられた質問・相談内容を集約。寄せられた内容を共通事項ごとにまとめていく。スムーズに充実した回答をできる体制を整えている。

なお、集約された情報は、経済産業省が行うモニタリング・レビュー(有識者等の意見を聞きながら、ECモールの運営状況を評価し、その自主取組を促していく枠組み)でも活用される。これにより将来的な取引環境改善につなげていく。

利用事業者向け説明会・法律相談会の実施

2021年5月、出店事業者向け「『特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律』に関するオンライン説明会」を実施。経済産業省、デジタルプラットフォーム取引相談窓口のほか、アマゾンジャパン、楽天グループ、ヤフーが登壇した。


「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」からのメッセージ

ECモールの出店者のなかには、抱えている課題をどこに相談すればいいのか悩んでいる事業者もいると思いますが、「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」は無料で相談や質問を受け付け、対応しているので、小さいことでもご相談ください

「相談をすると情報が漏れてしまい、ECモールからアカウント削除や指導を受けてしまうのでは」といった心配をする事業者もいらっしゃるかもしれませんが、提供された情報は「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」内部で厳重に管理し、相談者の承諾を得ない限り、経済産業省以外の第三者に窓口から共有することはありません。経産省に提供した情報は、法律の運用や今後の政策立案などのために利用されます。安心して相談・質問をお寄せください。

経産省以外の第三者に情報を共有することはありません。小さなことでもご相談ください
デジタルプラットフォーム取引相談窓口

対応日時:平日9時~12時、13時~17時(土日・祝日・年末年始などを除く)
問い合わせ先https://www.online-mall.meti.go.jp/
メールアドレスinfo@online-mall.meti.go.jp
電話番号:0120-088-004
FAX:03-5962-3907

窓口に寄せられた質問・相談トップは「取引の全部拒絶(アカウント削除など)に関する事項」

「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」の運用が始まったのは2021年4月。上半期(4月~9月)にオンラインモール利用事業者向け窓口(※窓口にはアプリストア利用事業者向け窓口もあり、そちらは一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラムが運用を受託している)には計474件が寄せられた

アプリストア利用事業者向け窓口と、経産省Webフォームを合わせると1601件。窓口に電話などで寄せられた相談・情報提供は245件、相談窓口が行ったヒアリングなどで寄せられた情報提供は1356件。

オンラインモール利用事業者向け窓口に寄せられたトップ3は、「取引の全部拒絶(アカウント削除など)に関する事項」が82件(17%)、「取引条件の変更に関する事項」が41件(9%)、「検索順位・ランキングなどに関する事項」が39件(8%)

オンラインモール利用事業者向け窓口に寄せられた相談・質問内容
  • 上記の情報提供件数は、デジタルプラットフォーム取引相談窓口において情報の内容に応じてカウントされた件数であり、ポジティブな内容やネガティブな内容等を含む

経済産業省は、窓口に寄せられた情報などをもとに、有識者等の意見も聞きながら、ECモールの運営状況の評価に向けて議論。議論を行う場は「デジタルプラットフォームの透明性・公正性 に関するモニタリング会合」。会合では、2022年秋頃をめどに評価を取りまとめる。ECモールの自主取組を促し、取引環境改善につなげていく

オンラインモール利用事業者向け窓口に寄せられた相談・質問内容

長きにわたって懸案事項だったECモールと出店者の取引

上述した「取引の全部拒絶(アカウント削除など)に関する事項」「取引条件の変更に関する事項」といった相談内容は、長きにわたってECモールと出店事業者の間で介在していた懸案事項でもあった。

遡ること2006年。公正取引委員会(公取委)は「電子商店街等の消費者向けeコマースにおける取引実態に関する調査報告書」を公表し、大手ECモール3社(当時は楽天、ヤフー、DeNAの3社)とその出店者の取引関係には、「優越的地位の濫用」「拘束条件付取引」など独占禁止法に抵触するおそれがある取引が存在すると指摘した。

公取委は資料公表後、調査を継続した。最終的な結論として2007年、大手ECモール事業者と出店者の間の取引関係について、独占禁止法に抵触する問題はないとの結論を出し、“シロ”判定を下している。

2006年の調査から、ECプラットフォームと出店事業者の間に課題があることを指摘していた

それから約15年が経過し、市場環境はガラリと変化。市場規模は一気に拡大し、ネットショッピングは一般的な買い物の手段に。プラットフォームに出店する事業者は、数万、数十万といった規模にまで増加し、過去の調査では名前があがっていなかったプラットフォームも勢力を拡大している。

2016年には公取委と経産省が共同で、電子商取引(コンテンツ関係含む)などオンラインビジネスに関連するプラットフォーム事業者と、そこで取引関係にある出店者などに対し、事業者間の取引実態などを把握するためのヒアリング調査を行った。

2018年には公取委がECモールでの取引実態に関する調査を実施した。2019年に公表した資料で、「公正取引委員会としては、消費者向けeコマース取引の動向について、特にオンラインモール運営業者による行為を中心に、情報収集に努めるとともに、独占禁止法に違反する行為に対しては厳正に対処していく」と指摘。

独占禁止法や公正な競争政策において問題になるおそれがある取引慣行として、プラットフォーマーが出店者に対する取引条件を一方的に変更することや、モール内検索アルゴリズムを明示しないことなどをあげた。

以下では、出店事業者がECモールとの取引で懸念事項としてあげていたいくつかの内容について、公取委の考え方をまとめた。

一方的な規約変更による取引条件の変更

出店料の引き上げや、新たなサービスの利用を義務化して利用手数料を設定するといった規約変更を一方的に実施し、出店者に不利益を与える場合には、独占禁止法上問題になるおそれがあると指摘。

公正な競争環境を確保するには、プラットフォーマーは規約を変更する際に、「変更内容を事前に通知し、十分に説明する」「規約変更について出品者から合理的な意見が寄せられた場合には、その意見をできる限り考慮する」「規約変更の通知から適用までに十分な期間を設ける」といったことが必要だとしている

取引先に不利益を与え得る行為について(公正取引員会の公表資料を編集部でキャプチャ)

検索結果や手数料などで自社・関連会社を優遇

モール内検索の表示順位や決済方法、手数料などの条件について、プラットフォームを運営している会社や、その関連会社を優遇した場合、独占禁止法上問題になる可能性があると指摘。

プラットフォーム運営事業者が取引の公正性や透明性を高めるために必要なこととして、「検索順位を決定する主なパラメータと、そのウエイトを明らかにする」「検索順位の上位を広告枠や自社関連商品にする場合、消費者に誤認を与えないよう、そのことを明らかにする」「手数料や表示方法などについて、自社や関連会社と、出品者との間で公平に取り扱う。異なる条件にする場合には、その内容や理由を出品者と消費者に明示する」といった見解を示している

競合事業者を排除し得る行為について(公正取引員会の公表資料を編集部でキャプチャ)

直販を有利にするためのデータ利用

ECモールなどの運営事業者が直販事業を有利にするために、プラットフォームを運営・管理する立場で得た販売データや顧客情報などを利用した場合、独占禁止法上問題となる可能性があると指摘。公正な競争環境を保つには、プラットフォーマーや関連会社は、デジタル・プラットフォームの運営管理を通じて得た販売情報や顧客情報などの利用の有無、利用目的、利用範囲などについて、出品者や消費者に明示する必要があると指摘している。

取引データを利用した運営事業者の直接販売について(公正取引員会の公表資料を編集部でキャプチャ)
◇◇◇

「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(透明化法)の実効的な運用を図るために設置された「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」は、長きにわたってECモールと出店事業者の間で介在していた懸案事項を解消する“場”としての機能が期待される

ECモールとの取引で悩み、課題などを抱えている企業はぜひ、「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」を活用してもらいたい。窓口は「どんな小さいことでも質問、相談してほしい」とコメントを寄せている。

デジタルプラットフォーム取引相談窓口

対応日時:平日9時~12時、13時~17時(土日・祝日・年末年始などを除く)
問い合わせ先https://www.online-mall.meti.go.jp/
メールアドレスinfo@online-mall.meti.go.jp
電話番号:0120-088-004
FAX:03-5962-3907

「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」とは

「透明化法」は2021年2月に施行。デジタルプラットフォーム運営事業者に対し、取引条件などの情報開示、運営における公正性確保、運営状況の報告を義務付け、評価・評価結果の公表といった必要な措置を講じるとしている。

「透明化法」で指定されたデジタルプラットフォーム運営事業者(特定デジタルプラットフォーム提供者)は、取引条件などの情報の開示、自主的な手続・体制の整備を実施。その措置や事業の概要について、自己評価を付した報告書を毎年提出する必要がある。

1. 取引条件などの情報開示

特定デジタルプラットフォーム提供者に対し、契約条件の開示や変更時の事前通知などを義務付ける。

2. 自主的な手続・体制の整備

特定デジタルプラットフォーム提供者は、経済産業大臣が定める指針を踏まえ、手続・体制の整備を実施する。

3. 運営状況の報告と評価

特定デジタルプラットフォーム提供者は、上記1と2の状況と自己評価を経済産業大臣に毎年報告する。経産大臣は報告書に基づき運営状況を評価し、評価結果を公表する。

行政庁と特定デジタルプラットフォーム提供者の役割

楽天グループは2021年4月、「透明化法」の指定を受け、「楽天市場」運営における基本的な事項を明確化し、出店店舗に向けて情報を開示。「検索順位を決定する基本的な事項」「出店店舗のデータの利用」などの項目を出店者に公開している。また、出店店舗が「楽天市場」の運営について苦情や紛争を申し立てることのできる専用窓口も新設した。

ヤフーは、外部有識者で構成する「デジタルプラットフォーム事業者情報開示の在り方検討会」を2020年に立ち上げた。検討会による提言を踏まえ、「『Yahoo!ショッピング』にて開示しているユーザー向け・ストア向けの『おすすめ順について』の記述について、背景や理念を明確化して補足」などの取り組みを実施し、2020年12月までに対応が完了したとしている。

「透明化法」では今後、デジタル広告も規制対象に追加する見通し。こうした方針を踏まえて、経産省は次のような考えを示している。

相談受付の体制整備などの枠組みは、対話を促していく役割を担うはず。デジタルプラットフォームを提供する事業者とそれを利用する事業者間のコミュニケーションが進み、お互いの状況を理解しながらともに課題を解決してともに成長していく。そういったWin-Winの関係を築いて行くことこそが透明化法において最も大切なポイントだと思っている。

経済産業省の考えなどは「JADMA NEWS 第381号」で詳細を閲覧できます
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瀧川 正実

TikTok、不適切なインフルエンサー施策を謝罪

4 years 1ヶ月 ago

TikTokが、インフルエンサーに対価を支払ってツイッターへの投稿を依頼しておきながら関係性の明示などが欠けていた問題に対して謝罪し、再発防止策を用意した。

TikTokコンテンツをTwitterインフルエンサーに対価を支払って投稿依頼していた件に関する調査報告と今後の対策について(2月10日)
https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/report-post
TikTokコンテンツをTwitterインフルエンサーに対価を支払って投稿依頼していた件に関するお詫び(1月25日)
https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/apology-reg-paid-posts

noreply@blogger.com (Kenji)

「漫画全巻ドットコム」を運営するTORICOとは?/楽天が「楽天24」を再編【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

4 years 1ヶ月 ago
2022年2月18日~24日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. マザーズ市場に新規上場するコミック全巻のECサイト「漫画全巻ドットコム」を運営するTORICOとは?

    TORICOは、コミック全巻セットに特化したネット書店「漫画全館ドットコム」が中心のECサービス、国内外へのデジタルコミック配信サービス、リアルの世界やECサイトでのマンガイベントサービス展開している

    2022/2/21
  2. 楽天グループが「ケンコーコム」「爽快ドリンク」などの直営店舗を「楽天24」にブランド統合

    「Net Baby World 楽天市場店」は「楽天24 ベビー館」、「爽快ドリンク専門店 楽天市場店」は「楽天24 ドリンク館」、「爽快ペットストア 楽天市場店」は「楽天24 ペット館」、「ケンコーコム 楽天市場店」は「楽天24 ヘルスケア館」に変更

    2022/2/22
  3. 資生堂のグループEC売上は3500億円規模、ネット通販比率は34%【2021年度】

    連結売上高に占めるEC売上高の比率は、2019年の13%から、2020年は25%、2021年は34%と拡大している

    2022/2/18
  4. 単品系通販サイトでやるべき広告施策② 売上最大化を目指すための目標設定と動画の活用法

    「SEO」「広告」2つの視点から語る、EC事業者のためのデジタルマーケティング講座。業態別広告施策解説「単品系通販サイト編」後編【連載第11回】

    2022/2/21
  5. コメリが24時間商品を受け取りできる「KOMERI PICK UP LOCKERS」を千葉県に拡大

    「KOMERI PICK UP LOCKERS」は、ECサイト「コメリドットコム」や店頭で注文した商品を、商品注文時に付与されるQRコードを専用ロッカーで読み取らせると、24時間いつでも受け取りできる宅配ロッカー

    2022/2/21
  6. 中国で躍進する“福袋”由来の「ブラインドボックスマーケティング」が新しい顧客体験を提供しているワケ

    デジタル変革の時代では、新しいマーケティング手法が常に出現します。「ブラインドボックス」は、消費者に対して新しい購入体験価値を提供しています

    2022/2/21
  7. JR西日本が立ち上げる地域創生&旅行キャンペーン連動&地域産品販売のECサイト「DISCOVER WEST mall」とは

    メインターゲットは、旅行やグルメなど自分なりの価値観を保有した30~40代の大都市在住の女性。旅前にECで地元に眠る地産品を購入・堪能してもらい、生産地への旅行需要を開拓する

    2022/2/18
  8. 「効率化で勝負しても勝てない」。直筆手紙でリピート率42.2%、伊藤久右衛門さんの事例【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年2月14日〜20日のニュース

    2022/2/22
  9. ジャパネットグループのBS放送と通販が連動する「ジャパネットアプリ」とは

    ジャパネットホールディングスのグループ会社は、2022年3月27日にBS放送局「BSJapanext(ビーエスジャパネクスト)」を開局。BS放送と連動する公式アプリとしてリニューアルした

    2022/2/22
  10. サステナビリティの認知度85%、不用なファッションアイテムの処分は目的ごとにサービスを使用【ブランディア、ラクマ共同調査】

    ブランディアとラクマは共同で、ファッションのサステナビリティに関する意識調査を行った。サステナビリティの認知度は約9割

    2022/2/18

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    カインズが「キャンセル率半減」「欠品率低下」「在庫切れから補充の時間1/3に短縮」した受発注業務の統合管理とは

    4 years 1ヶ月 ago

    カインズは、マイクロソフトのSaaS型ERPパッケージ「Microsoft Dynamics 365」を活用してECシステムを刷新、受発注業務を統合管理した。O2OやOMOに対応できる新しいIT基盤として稼働しているという。

    受発注業務の統合管理で、オンライン上の受注データに対して、注文に引当できる在庫がある場合は出荷を自動指示、在庫がない場合は卸への自動発注ができるようになり、機会損失のリスクを低減した。

    新システムは、ECサイトで登録した受注データに対して、倉庫からの出荷指示、近隣の店舗からの移動指示、卸への必要な発注を自動で実施。リアルタイムに在庫数量を管理する。

    システムの刷新前と比較すると、欠品率低下、在庫切れから補充(入荷)までの時間(リードタイム)を3分の1に短縮。在庫切れによるキャンセル率は半分に低下した。

    カインズは225の実店舗(2021年2月末現在)に加えて、オンラインショップ、カインズアプリを運営。顧客とのタッチポイントや販売チャネルに関する情報の統合管理で、オンラインとオフライン双方でのマーケティング施策を迅速に実践することができるようになった。

    2011年頃から使用していた従来のECシステムでは、O2OやOMOなどの最新のマーケティング施策や考え方を取り入れることが難しくなってきていた。また、在庫情報がリアルタイムに更新されず、在庫切れが発生した場合、出荷までのリードタイムが長くなっていることや、オムニチャネルに対応することが課題となっていた。

    このEC用システムを全面的に刷新するためのプロジェクトを、2018年に始めた。

    石居 岳
    石居 岳

    Googleマップで行われている「不正口コミの取り締まり」の裏側を解説 | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

    4 years 1ヶ月 ago
    Googleの公式ブログを参照しながら、Googleが行っている「不正口コミの取り締まり」の裏側を解説します

    来店行動に大きな影響を与えるGoogleマップの口コミですが、誹謗中傷したり、不正に評価を上げようとなりすましの投稿をしたりといった悪質運用も絶えないのが実情です。

    そこでGoogleは「不正口コミの取り締まり」を行っています。今回はGoogleの公式ブログを参照しながら、あまり知られていないGoogle口コミの舞台裏について紹介します。

    Googleによる口コミの取り締まり、3つの砦

    Googleは不正な口コミを防止するためにどのような施策を講じているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

    1. ポリシーの作成

    まず、Googleでは健全な口コミ投稿を促すべくポリシーを作成・公開しています。過激であったり、不適切な内容を含むコンテンツは投稿禁止です。たとえば以下の画像のような例があります。

    ▲禁止されているコンテンツ(一部):編集部作成
    ▲禁止されているコンテンツ(一部):編集部作成

    ほかにも以下のようなコンテンツが禁止/制限されています。

    • スパムと虚偽のコンテンツ
    • 関連性のないコンテンツ
    • テロリストのコンテンツ
    • 不適切なコンテンツ
    • 利害に関する問題

    このポリシーは、その時々の社会的状況によって更新・強化されています。

    たとえば、新型コロナウイルス感染拡大を受け、各国でワクチン接種証明の取得を義務付ける動きがみられました。Googleでは、この接種義務を守ることに対して企業を批判するような口コミを削除するため、ポリシーを追加で導入したということです。

    施設情報を管理するオーナーは、ポリシーに違反する口コミを報告し、Googleに削除を依頼することができます。

     

    2. 「機械による大量の情報処理」と「人の手による細かな調整」

    Googleでは、投稿された口コミを「機械による大量の情報処理」「人の手による細かな調整」の両方を活用して管理しています。

    こちらもわかりやすく図解してみました。

    ▲口コミ管理の仕組み:編集部作成
    ▲口コミ管理の仕組み:編集部作成

    まず、機械による大量の情報処理は、不正な口コミを防止する最初の防壁です。

    • 不快なコンテンツや関連性のないコンテンツが含まれているか
    • 投稿したアカウントは信頼性があるか
    • 口コミが投稿された場所に、不正な口コミが投稿される動機があるか

    など、複数の角度から口コミを調べるいわば警備員のような役割を果たします。

    ただし、機械による情報処理のみですべての不正な口コミを防げるとは限りません。微妙な言い回しの違いやその言葉が使用される状況などによっても、口コミが不正かそうでないかの判断は変わってきます。場合によっては、正当な口コミを機械の誤った判断で削除してしまう可能性があります。

    こうした細かな判断を担うのは人間のオペレーターです。オペレーターは定期的に機械学習モデルの品質をチェックし、追加でトレーニングをおこなうことで、ポリシー違反を捉える精度を高めています。

    また、ポリシー違反が検出されず、口コミの投稿が完了したあとも、Googleは引き続きコンテンツの分析と監視をおこなっているということです。

    3. ユーザーによる口コミの監視

    Google側ではシステムを使って口コミを監視していますが、ユーザー側でも不正な口コミを見つけたらGoogleに報告することが可能です。

    大きく分けて、第三者の立場で口コミを報告する方法、ビジネス経営者として自身のプロフィールに投稿されたコンテンツの削除を依頼する方法の二つがあります。

    ただし、削除対象となっている口コミはコンテンツポリシーに違反するもののみであり、単に内容が気に入らないからという理由で削除することはできません。

    Googleのオペレーターチームでは報告されたコンテンツを24時間体制で監視し、不正と確認された場合にはアカウント停止や法的措置などで対応しています。

    オーナーは定期的にビジネスプロフィールの確認を

    Googleでは、ユーザーにとって信頼できるコンテンツを提供するために日々口コミを監視し、体制をととのえています。

    しかし、それでもすべての不正行為を防止できるわけではありません。ビジネス経営者は自身のビジネスプロフィールに投稿されたコンテンツを定期的に確認し、情報の整備をおこなう必要があります。また、一般のマップユーザーも、不正の疑いがある口コミを見つけた場合には、Googleに報告することが可能です。

    Googleとユーザーが一帯となって口コミを監視することで、Googleのサービスの利便性をより高めることができるでしょう。

    この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

    「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

    口コミラボ
    口コミラボ

    EC利用世帯は5割超え、支出額の平均は月1.8万円[家計の消費実態把握調査2021]

    4 years 1ヶ月 ago

    総務省が公表した「家計消費状況調査(2021年)」によると、2021年におけるネットショッピング利用世帯(2人以上の世帯が対象)の割合は年平均で52.7%に達した。

    2020年は48.8%で、2021年は3.9ポイント増。年平均での5割突破は初めて。

    2021年におけるネットショッピング利用世帯(2人以上の世帯が対象)割合の推移 総務省が公表した「家計消費状況調査(2021年)」
    ネットショッピング利用世帯の割合の推移

    利用世帯割合の月次推移を見ると、2021年はすべての月で50.0%を突破。12月は56.0%(前年同月比1.4ポイント増)となり、月次で過去最高だった。

    ネットショッピング利用世帯の割合に関する月次推移 総務省が公表した「家計消費状況調査(2021年)」
    ネットショッピング利用世帯の割合に関する月次推移

    1世帯当たりのネットショッピングの月間支出額は平均1万8727円(名目増減率14.6%増)。ネットショッピング利用1世帯当たりの月間支出額は3万5470円で、名目増減率は6.3%増となっている。

    1世帯当たりのネットショッピングの月間支出額 ネットショッピング利用1世帯当たりの月間支出額 総務省が公表した「家計消費状況調査(2021年)」
    月間支出額について

    ネットショッピング支出額の月次推移を見ると、2021年12月は2万5507円。2020年12月と比べて名目増減率は18.2%増。

    ネットショッピング支出額の月次推移 総務省が公表した「家計消費状況調査(2021年)」
    ネットショッピング支出額の月次推移

    2020年と2021年における項目別の月平均の支出額は次の通り。

    「食料」が4223円(2020年は3097円)、「衣料・履物」が2218円(同1944円)、「家電・家具」が1924円(同1950円)、「旅行関係費」が1542円(同1647円)、「チケット以外の教育関係費」が1300円(同1158円)、「保健・医療」が971円(同856円)、「贈答品」が951円(同800円)、「保険」が891円(同782円)、「チケット」が455円(同313円)、「その他」が4253円(同3793円)。

    項目別のネットショッピングによる月平均の支出額 総務省が公表した「家計消費状況調査(2021年)」
    項目別のネットショッピングによる月平均の支出額

     

    石居 岳
    石居 岳

    Amazonなど大手へ対抗するには商品詳細ページのクオリティ向上が重要なワケ。4000人に聞いた最近の消費行動 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    4 years 1ヶ月 ago
    eコマーステクノロジープロバイダーのSalsifyが行った調査(米国、英国、ドイツ、フランスの消費者4000人以上を対象に実施)によると、消費者の30%が、画像がない場合や画質が悪い場合は購入しないと回答した

    商品ページに掲載する徹底した商品情報と優れた画像で、消費者の購買意欲が高まるかどうかが決まります。

    5割近くの消費者「詳細な商品情報を提供していない場合、そのお店では購入しない」

    オンラインショッピングの利用者は、お得な買い物をしたいと思う一方で、自分が手に入れる商品を詳しく確かめたいと考えています。

    eコマーステクノロジープロバイダーのSalsifyが行った調査(米国、英国、ドイツ、フランスの消費者4000人以上を対象に実施)によると、米国の消費者の46%は、小売事業者がオンラインで詳細な商品情報を提供していない場合、そのお店では商品を購入しないと回答しています。

    また、米国の消費者の30%が、画像がない場合や画質が悪い場合は商品の購入しないと回答。そして70%は、商品ページでいかに便利か、あるいはいかに自分のライフスタイルに適しているかが示されると商品を購入する可能性が高くなると答えています。

    米国の消費者は、詳細で適切な商品説明と質の高い商品画像を求めている(出典:2022年 Salsify社)
    米国の消費者は、詳細で適切な商品説明と質の高い商品画像を求めている(出典:2022年 Salsify社)

    商品ページのクオリティは、オンライン販売にとどまらず、さまざまな分野に影響を及ぼす」と話すのは、Salsifyのコーポレート・マーケティング担当副社長であるピーター・クロスビー氏。商品ページのクオリティは、消費者がその店舗で購入するかどうかに影響するのです。

    商品リサーチをする際、店舗で商品を比較する消費者がわずか10%であることが一因にあげられます。多くの消費者は、小売事業者のWebサイト(42%)や検索エンジン(25%)などのインターネット情報を頼りにしているのです。

    オンラインで商品を検索する米国の消費者が、どこで商品検索や比較をするかについて(出典:2022年 Salsify社)
    オンラインで商品を検索する米国の消費者が、どこで商品検索や比較をするかについて(出典:2022年 Salsify社)

    また、消費者は店舗で買い物をする際にも、ネット情報を利用して価格比較やクーポンの検索を行っています。ほとんどの消費者は、複数の小売店の価格を比較したり(59%)、クーポンコードをチェックするためにWebを利用(54%)。37%は実店舗での買い物中にオンラインで商品情報を確認したと回答しています。

     

    米国の消費者が最も利用するタッチポイント。過去3か月の間、オンラインまたは店頭での買い物中に行ったこと(出典:2022年 Salsify社)
    米国の消費者が最も利用するタッチポイント。過去3か月の間、オンラインまたは店頭での買い物中に行ったこと(出典:2022年 Salsify社)

    調査対象となった米国の消費者のうち40%は、商品購入は「店頭で買う可能性が高い」と答え、店頭購入が商品購入の選択肢のトップとなっています。

    しかし、数字を合計すると、オンラインチャネルは47%を占めます。米国の消費者のうち、35%が「小売店のウェブサイトから購入する可能性が最も高い」と回答し、12%が小売店のアプリで購入する可能性が高いと答えています。

    総合的には実店舗よりもオンラインチャネルの人気が高い(出典:2022年 Salsify社)
    総合的には実店舗よりもオンラインチャネルの人気が高い(出典:2022年 Salsify社)

    信頼性の大切さ

    調査対象となった米国の消費者の46%が、信頼できるブランドからの商品であれば、同様の商品に対してより多くの金額を支払っても良いと回答しました。2021年の調査ではその数字は30%にとどまっていました。

    ただ、送料の割引と引き換えに多く支払うと答えたのは30%にのぼっています。より速い配送と引き換えに多く支払うと答えたのは29%です。クロスビー氏はこう言います。

    消費者は、小売事業者のWebサイトにアクセスする際、自信を持って購入したいと考えています。オンラインであろうと、店舗であろうと、商品を調べている時は自信を持って購入できる情報を探しているのです。それを提供できない小売サイトは、提供できているサイトに顧客を奪われることになるでしょう。

    オンライン通販利用者が多くお金を払っても良いと思う理由について。類似商品があった場合、どのような理由でお金を多く払うか(出典:2022年 Salsify社)
    オンライン通販利用者が多くお金を払っても良いと思う理由について。類似商品があった場合、どのような理由でお金を多く払うか(出典:2022年 Salsify社)

    クロスビー氏は、今回の調査結果から、小規模な小売事業者がAmazonのような巨大企業に対抗するにはどうすればよいかが明らかになったと付け加えています。

    小規模な小売事業者が持つ最大の強みは経験です。消費者は商品ページの商品情報を「真実の拠り所」として見ているため、企業は商品の詳細を深く掘り下げた情報を提供し、質の高い商品画像を提供することで優位に立つことができます。特に、購入者がその商品をどのように使用・着用するかを画像で示すとより効果的です。

    オンラインショッピングの利用者にとって、詳細な情報はより適切なコンテンツになるとクロスビー氏は言います。そのため、ファッションモデルではなく、一般的なアメリカ人のような「People like Me」(私のような人達)と呼ばれるモデルを起用するよう、アパレル小売事業者に提案しています。

    消費者行動を変えたコロナ禍

    調査によると、米国の消費者のうち、コロナ禍によって買い物習慣が変化しなかったとする人はわずか34%でした。

    残りの人々は、コロナ禍前よりもオンラインで買い物をするようになった(43%)、割引サイトで買い物をするようになった(9%)、オンラインで購入して店舗で受け取るなどのオムニチャネルサービスを利用するようになった(8%)などと回答しています。

    また、コロナ禍前よりもオンラインでの買い物を減らし、実店舗での買い物を増やしたと答えた人は5%でした。

    オンライン購入への移行は、食料品カテゴリーで最も顕著です。調査対象となった米国の消費者のうち、67%がコロナ禍以前は食料品のオンラインショッピングをしたことがないと回答。現在では、ほとんどの消費者が食料品の少なくとも一部をオンラインで購入しており、そのうち15%は食料品をオンラインのみで購入しています。

    米国の消費者が食料品を購入する場所(出典:2022年 Salsify社)
    米国の消費者が食料品を購入する場所(出典:2022年 Salsify社)

    国による違い

    今回の調査では、多くの消費者が購入前に商品の調達方法や持続可能性を気にしていることがわかりました。

    しかし、リサイクルに関しては、調査対象となった4か国間で大きな違いがあります。米国では、33%の消費者が購入前に商品やパッケージのリサイクル情報を確認すると回答したのに対し、ドイツでは53%、フランスでは44%、英国では31%でした。

    その他の顕著な国の違いは以下の通りです。

    • 2021年末にサプライチェーン不足の影響を受けたアメリカ人は40%。フランス人は19%、イギリス人は28%、ドイツ人は29%にとどまっています。
    • フランス人はブランドサイトで直接購入する可能性が最も高く、26%が2023年も同じように買い物すると回答。これに対し、英国の消費者は19%、ドイツ人は15%、米国人は13%にとどまっています。
    • 各国とも、プライベートブランド商品を選ぶ理由として、価格の安さをあげる消費者が多い。米国では調査対象者の37%が、プライベートブランドへの愛着がそのブランドに対するイメージに結びつくと回答。一方、同じ設問に対し、イギリス人は8%、ドイツ人は13%、フランス人は14%にとどまっています。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360
    Digital Commerce 360

    EC自動出荷システム「LOGILESS」、5周年を記念したインフォグラフィックを公開

    4 years 1ヶ月 ago

    ロジレスは、EC自動出荷システム「LOGILESS」の5周年を記念して、インフォグラフィックを公開した。

    「LOGILESS」を通じた出荷数は1500万件を超える

    「LOGILESS」は2017年2月にサービスを開始、EC事業者と倉庫事業者向けにプロダクトを提供している。導入企業数はEC事業者が約580社、倉庫事業者が約120社に増加、2021年に「LOGILESS」を通じて出荷された荷物は1500万件を超えた。

    ロジレス EC自動出荷システムLOGILESS サービス開始5周年 インフォグラフィック 導入企業数
    「LOGILESS」導入企業数
    ロジレス EC自動出荷システムLOGILESS サービス開始5周年 インフォグラフィック 出荷された件数
    「LOGILESS」を使って出荷された件数

    「LOGILESS」導入企業における自動出荷率(全注文データのうち、EC事業者の作業待ちにならず、システム上で自動出荷指示が作成される割合)は、92.8%だった。

    インフォグラフィックでは、「導入企業の取り扱い商材TOP3」「導入企業がAPI自動連携しているモール・ショッピングカートTOP3」なども公開している。

    藤田遥
    藤田遥

    QRコード広告が浮遊するだけのテレビ広告

    4 years 1ヶ月 ago

    2月14日に開催された「第56回スーパーボウル」のテレビ中継に挿入された広告のうち、暗号資産取引所のコインベースの広告は異彩を放っていた。黒い画面にQRコードが浮遊するのみ。15秒ならまだしも、60秒も表示されれば、QRコードを読み取らずにいられない。

    QRコードのリンク先では、新規口座開設者に15ドル分のビットコインを配布し、また既存顧客は300万ドル分のビットコインが当たる懸賞を用意した。

    Instead of talking about crypto, we decided to just...give you some.
    https://drops.coinbase.com/?qr

    ちなみにこの表現は、DVDのロゴが浮遊するスクリーンセイバーから着想を得たようだ。

    Bouncing DVD logo
    https://bouncingdvdlogo.com/

    広告専門メディアの「Ad Age」や「ADWEEK」は、高く評価している。

    The top 5 Super Bowl 2022 commercials
    https://adage.com/article/special-report-creativity-top-5/top-5-super-bowl-commercials-uber-eats-chevrolet-sopranos-coinbase-ranked/2400401
    The 10 Best Super Bowl Ads of 2022
    https://www.adweek.com/agencies/the-10-best-super-bowl-ads-of-2022/

    ソーシャルメディアでも話題になったようだ。

    Coinbase’s Super Bowl commercial is a bouncing QR code
    https://adage.com/article/special-report-super-bowl/coinbases-super-bowl-commercial-bouncing-qr-code/2400386

    noreply@blogger.com (Kenji)

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