Aggregator

景品表示法検討会、違反行為繰り返す悪質業者への制裁強化を検討。独禁法の課徴金制度を参考に | 通販新聞ダイジェスト

3 years 8ヶ月 ago
消費者庁の「景品表示法検討会」は、第3回の会合において、違反行為を繰り返す悪質業者への制裁を強化を検討。「独占禁止法の課徴金制度を参考にできる」としている

消費者庁の「景品表示法検討会」は、違反行為を繰り返す悪質事業者に対する制裁効果の強化を念頭に、課徴金の算定基準の見直しを検討する。今後の会合で、悪質事業者の判断要素について検討するとみられる。消費者庁は、「独占禁止法の規定は参考にできる」(景品表示法検討プロジェクトチーム)としている。

独禁法は、「不当な取引制限」(課徴金10%、中小企業は4%)、「私的独占」(課徴金は支配型が10%、排除型が6%)に繰り返し違反で課徴金が割り増しされる規定がある。いずれも10年以内に違反行為を繰り返した場合、課徴金額は1.5倍になる。

談合やカルテルなど「不当な取引制限」は、複数の企業で行われるため、主導的役割も考慮される。主導的役割を果たし、かつ繰り返した場合、課徴金額は2倍になる。

通販新聞 消費者庁 景品表示法検討会 独占禁止法の課徴金制度について
独占禁止法の課徴金制度について
(画像は消費者庁の「景品表示法検討会」資料から編集部がキャプチャし追加)

19年改正では、繰り返し違反の割増算定率について、企業グループ単位でコンプライアンスが求められていることを背景に、過去10年以内に、①完全子会社が課徴金納付命令等を受けている場合、②課徴金納付命令を受けた違反事業者の事業を譲受したり承継している場合についても割増算定率を適用するよう変更した。

一方で、同時並行で2つの違反行為を行っていた場合、1回目の課徴金納付命令を受けた時点で調査の有無に関わらず、2つ目の違反行為を取りやめていた場合は、繰り返し違反とカウントしないよう改正された。「不当な取引制限」では、主導的役割と判断する行為について従前から追加された。

景表法検討会においても、期間を定めた上での繰り返し違反など、悪質性の考慮要素を検討することで、要件を定めていくとみられる。

また、悪質事業者への対処では、個人に対する業務禁止命令を規定する特定商取引法との連携も図る。このほか、検討会では、不当表示の早期是正を目的にした確約手続きの導入に向けた検討を進める。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

→ 年間購読を申し込む(通販新聞のサイト)
通販新聞の過去記事を読む(通販新聞のサイト)
→ 通販新聞についてもっと詳しく知りたい

通販新聞

「ZETA CXシリーズ」導入サイトの年間流通総額が約3兆円を達成

3 years 8ヶ月 ago

ZETAは、マーケティングソリューション「ZETA CXシリーズ」導入サイトにおける年間流通総額(導入先サイトの年間売上高をZETAが集計、集計期間は2021年6月~2022年5月)が約3兆円になったと発表した。

「ZETA SEARCH」導入後の継続率は95%

ZETAが提供する「ZETA CXシリーズ」は、現在EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」、OMO・DXソリューション「ZETA CLICK」、レコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」、広告最適化エンジン「ZETA AD」、予測・パーソナライズソリューション「ZETA DMP」の6つの製品がある。

ZETACXシリーズのラインナップ
「ZETA CXシリーズ」のラインナップ(画像は「ZETA CXシリーズ」サイトからキャプチャ)

「ZETA CXシリーズ」は、アパレルECサイトTOP50のうち16社、ネット通販TOP100のうち28社で導入されている。そのなかでも主力製品のEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」は導入後継続率95%の実績があり、ニトリ、資生堂ジャパン、東日本旅客鉄道など多くの企業が導入している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

また、近年のデジタルシフトに伴いECサイトのCX向上が急務とされ、CX向上に寄与するクチコミやレビューへの注目が高まっており、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」はアダストリア、ウサギオンライン、ユナイテッドアローズ、TSIホールディングスなどのアパレル企業が導入している。

ZETA VOICE 主な機能
サイト自体や提供する商品・サービスに対して、複数の評価軸を用いた多面な評価によるレビューコンテンツをサイトに実装できるレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

買い物の選択肢が増えたことで、店舗とECそれぞれの売上高を拡大するOMO戦略が重要視されており、OMO・DXソリューション「ZETA CLICK」の導入、問い合わせも伸長しているという。

ZETA CLICK 主な機能
店舗とECをシームレスにつないで顧客接点をデジタル化し、DX時代の新しいコマース体験を実現するOMO・DXソリューション「ZETA CLICK」(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥
藤田遥

スシローの景表法違反事例に学ぶ景品表示法の対策と体制整備&再発防止策

3 years 8ヶ月 ago
景品表示法違反で措置命令を受けた大手回転寿司チェーン「スシロー」を運営するあきんどスシロー。親会社のFOOD&LIFE COMPANIESが公表した調査報告書から、再発防止策などをまとめた

近時の新型コロナ・ウイルス感染症の影響や同業他社の追い上げ等の厳しい経営環境の中で、今後も当社グループが発展していくためにも、本件を踏まえた今後の対応が、単に以降の広告内容が「おとり広告」にならないようにする、という場当たり的なレベルにとどまってはならない。

スシローが業界最大手であること、また、本件を受けて、当社グループに対する消費者や社会の目がかなり厳しくなっていることも強く認識し、今一度、消費者目線に立って物事を考えていく必要がある。

実際はすしの在庫がないのに販売しているかのように宣伝していたとして、消費者庁から「おとり広告」を行ったとして景品表示法違反で措置命令を受けた大手回転寿司チェーンのあきんどスシロー。

親会社FOOD&LIFE COMPANIESの社外取締役で構成する監査等委員会、利害関係を有しない外部弁護士4人が調査報告書を作成。報告書のまとめでは、上記のような厳しいメッセージを、FOOD&LIFE COMPANIESに投げかけている。

FOOD&LIFE COMPANIESの社外取締役で構成する監査等委員会、利害関係を有しない外部弁護士4人が調査報告書を作成 スシロー
7月6日に公表した調査報告書クリックするとPDFが開きます。画像は公表資料から編集部がキャプチャ)

今回の報告書では、コンプライアンス意識の向上として、「消費者の気持ちから考える」「経営陣がコンプライアンスの遵守が最優先の経営課題であることを宣言する」「研修や教育の実施」「キャンペーンそのものに関するあり方の再検討」――などをが必要であることを指摘してきしている。

事実関係、原因の調査結果のほか、再発防止策をまとめた報告書から、FOOD&LIFE COMPANIESの再発防止策、景品表示法対策をまとめた。

再発防止のための対策

キャンペーン商品の改善

  • コマーシャルなどにおけるキャンペーン商品は、期間全日で販売が継続できるよう計画販売を実行
  • キャンペーン内容を決定する会議にて法務部門が参加、法的視点からの確認を実施
  • 既存商品などについて広告表現を変更する場合、事前に法務部門にも確認を入れる体制へ変更
  • 1日数量限定のキャンペーン商品の内、当日販売予定分に完売が出た場合、店頭において告知する

キャンペーン開始後の管理体制の構築

  • 欠品などの事情で消費者に広告通りの商品を提供できない場合、適時に広告の掲載中止・変更を行うため、販売状況のモニタリング実施と関係部署における情報共有を徹底
  • キャンペーンの内容変更、それに伴う広告内容の変更対応の検討を行う体制の構築

コンプライアンス意識の向上と日常業務への反映を徹底

  • 経営陣を含めたコンプライアンス教育の実施によるコンプライアンス意識の向上(景品表示法など関係する法令についての教育を徹底)。なお、経営陣、広告に関連する部署の全従業員に対し、景品表示法に関する研修を実施している
  • 経営陣による、社内への継続的なコンプライアンスに関する情報発信を実施。全社一丸となったコンプライアンス意識の醸成と、各自の業務への反映を徹底

広告制作、その審査に関わる体制の再整備

  • 適正な広告制作のためのガイドラインを作成し、それを徹底する
  • 広告の内容・出稿などに関する管理責任者を明確化

不適切な広告などを発見した場合の体制構築

  • 不適切な広告などが実施された場合、その使用をすぐに停止できる体制構築(責任者およびその権限の明確化)
  • 内部通報制度を含め、不適切な広告などに気づいた際に必ず情報が責任者などに届く体制の構築

キャンペーンのあり方の見直し

  • 消費者の期待に添った商品提供を、できる限り実現できるような期間設定、仕組みや方法の検討
  • 限りある資源をフードロスが生じないように守りながら、消費者が満足する商品を提供できる販売方法の検討
  • 精度の高い販売予測と、それに合わせた食材の調達の実施
瀧川 正実

クックパッドが独自流通ルート構築で廃棄予定の果物を低価格で販売、食品ロスの削減にもつなげる取り組みとは

3 years 8ヶ月 ago

クックパッドは、生鮮食品EC「クックパッドマート」で独自の新たな流通網を構築し、一般に流通していない果物の販売を始めた。

販売するのは山梨県産の桃で、出荷基準に満たず産地で廃棄されている規格外の桃、人手不足で収穫されないまま熟してしまった未収穫の桃が対象。クックパッドは生産者や市場の仲卸、加工事業者との連携を実現、生活者に低価格で旬の桃を届けることを可能にした。

生産者や仲卸、加工事業者をつなげる今回の仕組みは、クックパッドマートでは初の取り組み。商品名は「訳あり桃 2個」で、参考価格は183円(税込198円)。発売期間は2022年7月1日から在庫上限に達し次第販売を終了する予定。

クックパッドは、生鮮食品EC「クックパッドマート」で独自の新たな流通網を構築し、一般に流通していない果物の販売を始めた
生産者や仲卸、加工事業者をつなげる仕組み

扱うのは「やまなし内藤農園」の桃。従来の出荷基準に満たない規格外製品は仲卸が集荷し、クックパッドマートが生産者・仲卸と設けた新たな選果基準に基づいて、出荷可否を判断する。出荷可能な桃は「クックパッドマート」で販売し、出荷不可の桃は加工用として「クックパッドマート」に出店している加工事業者に供給する。

山梨県では、桃の収穫量が全国の32%を占め、2021年度は3万4600トンを収穫。ただ、出荷基準に満たないために廃棄されている規格外の桃、人手不足が要因で未収穫のまま熟してしまい活用されていない桃が大量に存在していることが課題になっていた。

クックパッドマートはこれまで、「産直アウトレット」などで、一般販売されない「訳あり」食材を取り扱ってきた。食品ロス削減意識の高まり、低価格で食材が手に入れられること、商品の背景にあるストーリーなどが多くのユーザーに支持されているという。

クックパッドは、生鮮食品EC「クックパッドマート」で独自の新たな流通網を構築し、一般に流通していない果物の販売を始めた
新たな選果基準の例

今回、クックパッドマート独自の流通網を活用することで食べられるはずの桃の廃棄を減らし、低価格で「クックパッドマート」ユーザーに桃を届ける施策の実施に至った。

石居 岳
石居 岳

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法 | 鵜飼智史のBtoB-EC早わかり講座

3 years 8ヶ月 ago
2023年10月に迫ったインボイス制度(適格請求書等保存方式)、2022年1月施行の改正電子帳簿保存法へ対応するためのポイントを解説

BtoB(法人向け取引)-ECで受発注業務のデジタル化は進んでいるものの、決済に関してはデジタル化が遅れているのが現状だ。こうした環境下、2022年1月施行の改正電子帳簿保存法、2023年10月に始まるインボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応について、決済のデジタル化を進めなければさまざまな問題が生じることになる。BtoB-ECの決済に携わるキーマンが対応ポイントを語った。

Dai取締役・鵜飼智史氏 ラクーンフィナンシャル Paid推進部長 執行役員 及川哲哉氏 マネーフォワードケッサイ株式会社の岡本創氏

BtoB特有の決済とBtoB-EC決済サービスの課題

Dai取締役・鵜飼智史氏(以下、鵜飼氏): BtoB-ECの市場についてお話しをします。経済産業省が公表したデータによると、BtoB-ECの市場規模は334兆円、EC化率は33.5%に達しています。さて、皆さんもご存じだとは思いますが、BtoBには請求書を用いた『掛け払い』という特有の決済方法がありますよね。今回は、それに対応するBtoB-EC決済サービスの課題についてディスカッションしていきます。

Dai取締役 B2BソリューションDiv.マネージャーの鵜飼智史氏。BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」を提供している
Dai取締役 B2BソリューションDiv.マネージャーの鵜飼智史氏。BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」を提供している

ラクーンフィナンシャル Paid推進部長 執行役員 及川哲哉氏(以下、及川氏): BtoBにおいて、大手同士の取引はEDI(電子データ交換)を使っていることが多く、BtoB-ECは中小企業との取引が中心となります。また、請求書払いが多く、掛け売りのニーズが高いのが特長で、それに対応できるサービスが必要となっています

BtoB-ECの課題
BtoB-ECの課題

業務負荷の問題もあります。BtoB-ECサイトを立ち上げ、受発注はEC化したとしても、請求に関しては入金管理と合わせて従来通り紙ベースというケースは少なくありません。請求関連の業務がアナログのままであれば、当然取引先が増えると業務負荷も増加してしまいますここをいかにデジタル化していくかというのは、2022年1月の電子帳簿保存法改正、2023年10月に始まるインボイス制度(適格請求書等保存方式)とも関係してくることもあり、今後のBtoB-ECサイトの導入において重要なポイントと言えます。また、請求業務においては与信・保証も大きな課題です。中小企業や個人事業主は与信が取りにくく、顔がみえない新規企業との取引には不安がありますよね。そのため、与信・保証までサポートしてくれるサービスが求められています。

ラクーンフィナンシャル Paid推進部長 執行役員 及川哲哉氏。後払い決済「Paid」を担当している
ラクーンフィナンシャル Paid推進部長 執行役員 及川哲哉氏。後払い決済「Paid」を担当している

クレジットカード決済よりも掛け売りの方が客単価は高い

鵜飼氏:BtoC-ECでは、クレジットカードによる決済が一般的です。BtoB-ECでも、クレジットカード決済は適しているのでしょうか。

及川氏:BtoB-ECは、請求書を発行する掛け売りでの取引ニーズがかなり高いと言えます。ラクーンコーマスが展開しているBtoB-ECサイト「スーパーデリバリー」では当初、クレジットカード決済と代引きを用意していましたが、取引先からの要望で掛け売りを導入した経緯があります。そこで気付いたのは、クレジットカード決済よりも、掛け売りの方が客単価が高くなるということです。

鵜飼氏:なるほど。決済手段によって客単価が異なるというのはおもしろいですね。

及川氏:おそらくその理由の1つに、中小企業に法人カードが行き渡っていないことがあげられます。法人カードを持っていない企業であれば、クレジットカード決済を選択した場合、個人カードを使うため限度額にすぐ達してしまいます。

マネーフォワードケッサイ株式会社 岡本創氏(以下、岡本氏):会計処理の問題もありますよね。仕訳を行う際に、自家用と業務用をわけなくてはならず、処理が煩雑になってしまいます。また、売り手側にかかる手数料の問題もあるでしょう。クレジットカード決済の場合、手数料は5%くらいだと思いますが、BtoBビジネスは粗利が少ない薄利多売のビジネスモデルが多いため、この手数料が高いとビジネスそのものが立ち行かなくなってしまいます

マネーフォワードケッサイ株式会社の岡本創氏。デジタルサービスと与信・保証がセットになった「マネーフォワード ケッサイ」を提供
マネーフォワードケッサイ株式会社の岡本創氏。デジタルサービスと与信・保証がセットになった「マネーフォワード ケッサイ」を提供

鵜飼氏:規模の大きな商社など、そもそも営業利益が数%という場合もあったりするので、決済手数料の捻出が難しいケースもありますね。

BtoB-ECに適した決済方法とは

岡本氏:「Bカート」と「マネーフォワード ケッサイ」を導入し、デジタル化を推進した事例を紹介しましょう。雑貨・インテリアなどの卸企業で従業員は約30人、売上規模は年間約10億円で、取引先は小口の小売店といった事例です。

2年前に会社へ伺った時には、棚には注文書、請求書、発注書、仕入れ書などの用紙が並び、毎月の請求は約1200件、そして毎日FAXで注文書が200枚くらい届くという“紙だらけ”の状況でした。受注情報は、女性の担当者が基幹システムへ手入力していました。今考えると、とてつもない業務量ですよね。そこでBtoB ECサイトを立ち上げ、請求業務の電子化を進めていかれました。新型コロナウィルスの感染拡大時期でしたが、デジタル化を推進することで、従業員は家でも仕事ができるようになり、働き方も大きく変わりました

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
抱えていた課題など

及川氏:全国の介護事業者や福祉施設に対して、代理店を通じて商品を卸している企業の事例を紹介します。以前は分厚いカタログを使って商品を提案しており、受注はすべてFAXを用いて行っていました。手書きFAXが少なくなかったため、読みにくい文字を確認するオペレーションにも手間がかかり、受注処理の業務負荷が高くなっていました。クライアント側からすると、分厚いカタログから商品を探すのは時間がかかり、手書きのFAXで注文するのも負担になります。そんななか、ECサイトで検索して注文したい、という声が増えてきたことをきっかけに、BtoB-ECサイトを立ち上げました。

受発注をEC化すると同時に、決済面においても掛け売りの導入を検討し始めましたが、与信管理をどうするか、という問題が浮上しました。掛け売りと与信管理を対応できる決済サービスを探すなかで、ラクーンフィナンシャルの「Paid」を導入しました。受発注・請求業務の軽減はもちろん、ネックとなっていた与信審査による取りこぼしが減少したそうです。

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
デジタル化の効果について

鵜飼氏:システムを自前で開発すると時間がかかるうえ、コスト的にも負担が大きいですもんね。

及川氏:そうですね。既にECサイトで受注業務を行なっており、請求業務のデジタル化を考えているのであれば、ECサイトと連携できる決済サービスの導入をオススメしたいですね。

2023年10月に迫ったインボイス制度への対応

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
法制度への対応、判断ポイント

鵜飼氏:この先、大きな問題となるのが法改正です。電子帳簿保存法とインボイス制度が義務化されると、請求や決済のあり方が大きく変わってきます

岡本氏:2023年10月から始まるインボイス制度は、BtoB-ECをやる・やらないに関係なく、すべての企業が対応しなくてはならない制度です。この制度におけるポイントは5つあり、そのなかで、売り手側・買い手側の双方に関わるのが保存要件です。請求書を発行する側も受け取る側も、請求書を7年間保存しなければなりません。保存スペースも必要ですし、破棄の費用もかかりますよね。

税計算もこれまでと形式が変わり、納品単位か請求単位かを選ぶ必要があります。そして、請求書を提出する側は、適格請求事業者として税務署へ事前登録をしなければなりません

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
改正電子帳簿保存法、2023年10月に始まるインボイス制度のポイント

保存要件:紙or電子化

鵜飼氏:まず、どこから手を付ければいいのでしょうか。

岡本氏請求する側がまず着手するべきことは、請求書を紙で送るのか、電子化してデータで送るのかの決断です。今後も、請求書を紙で発行して郵送することを選択した場合、その保存には2つの方法があります。

1つは、発行側は請求書の控えを保存し、受け取る側は原本を保存する方法。これには、先ほどお話しした通り保管スペースや保管期間が過ぎた書面の破棄コストの問題があります。

もう1つは、紙ベースの請求書を双方でスキャンしてPDFや画像で保存する方法です。この場合、スキャンに時間がかかるうえ、データ保管の仕組みを考慮しなければなりません。

そこで、最も手間をかけずにコストも抑えることができるのは、請求書をデータで発行し、データで保存する方法です。しかし、この方法にも問題があります。請求書をデータで送った場合、受け取った側もデータでしか保存できないことです。印刷して保管しておく、という方法を取ることはできません。ただし、この方法には2年間だけ猶予期間があり、この間は、紙に印刷して保管することが許されます。しかし、2024年1月からは、受け取る側もデータでしか保存できなくなり、受け取る側も仕組みを整えなければなりません

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
保存要件のポイント

鵜飼氏:つまり、請求書をデータとして発行する側は、受け取る側のことも考えて、システムを選ぶ必要があるということですね

岡本氏:はい、そうです。請求書の発行・発送業務や新規顧客の与信などを人の手で管理してしまうと、その業務のための人件費や郵送代、紙の請求書の保管費用、保管期限が過ぎたものの破棄費用などがコストとしてかかってきます。図で表すとよくわかるのですが、請求業務には思っている以上に費用が発生しているのです。

そこで、BtoB-ECサイトで受発注業務をEC化し、さらに法改正に対応した決済サービスを使うことで、業務コストを大きく削減することができるようになります

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
請求業務のコストを踏まえると、電子化した方がメリットは大きい

消費税計算(納品ごと、請求ごと)

鵜飼氏:消費税の計算方式に関してはいかがでしょうか。

岡本氏:ここも重要ですね。消費税の計算は、これまで認められていた1明細行ごとの端数処理が認められなくなり、「1請求ごとで計算するのか」「1納品ごとで計算するのか」の二択になります端数処理のズレを考慮したり、キャンセルや返品があると計算がさらに複雑になります。これらを毎回人の手で計算するというのは現実的ではないので、システムで対応する必要があると言えます。しかし、多くの会社 がこの問題に気付いていないのが現状。これからシステムを導入するのであれば、きちんとインボイス制度の消費税計算に対応しているサービスを選んでいただきたいですね

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
消費税計算について
インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
1納品ごと、1請求ごとの端数処理について

岡本氏:BtoBの場合、消費税を1納品ごとに計算することが多いのですが、保存の問題があります。請求書をデータ保存しているのであれば、納品書を紙で保存するのは片手落ちですインボイス制度、電子帳簿保存法の双方に対応し、1納品ごとの端数処理を選択するのであれば、納品書もデータ保存できるサービスを検討したいところです。

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
1納品ごと、1請求ごとの課題

インボイス制度に対応するサービスを選ぶ

鵜飼氏:インボイス制度、電帳法に対応する決済サービスを選ぶ際のポイントについて教えてください。

岡本氏適格請求書の発行や税計算、受け取る側のデータ保存も対応できるサービスなのか否かを調べてほしいですね。新たにサービスを導入するというのであれば、与信・保証、代金回収、顧客問い合わせなどもセットになっているような決済サービスを選ぶと良いでしょう。

鵜飼氏自社だけではなく、取引先のことまで考えていかなければならないことに加え、受注から請求までをつなげていくことも、今後のBtoB取引においては重要だということですね。

岡本氏:そうですね。その実現方法として基幹システムを改修するのではなく、クラウド型のサービスを外付けして法改正に対応することも検討してほしいですね。いろいろなサービスを組み合わせていけばコストを抑えることもできます。

鵜飼氏:業務のデジタル化を進めるだけでなく法令対応も行っていきたいですね。コスト面もそうですが法改正までのスケジュールを考慮すると、クラウド型のサービスを組み合わせて対応する方法がお勧めと言えるでしょう。

インボイス制度・電帳法で変わるBtoB-ECの請求・決済業務。事業者が知っておくべき請求業務の変更点と対応方法
法制対応のポイント

◆鵜飼さんが監修・執筆したBtoB-ECの専門書『BtoB-EC市場の現状と将来展望2022』のご案内

『BtoB-EC市場の現状と将来展望2022』

『BtoB-EC市場の現状と将来展望2022』

  • 監修:鵜飼 智史
  • 著者:鵜飼 智史/森田 秀一/朝比 美帆/インプレス総合研究所
  • 発行所:株式会社インプレス
  • 発売日 :2022年1月25日(火)
  • 価格 :CD(PDF)+冊子版 110,000円(本体100,000円+税10%)
    CD(PDF)版・電子版 99,000円(本体 90,000円+税10%)
  • 判型 :A4判 カラー
  • ページ数 :250ページ
小林 真由美
小林 真由美

Pinterestがショッピング機能を強化、小売業者をサポートする新しい4つの機能とは

3 years 8ヶ月 ago

Pinterestは、小売業者をサポートする新たな4つの機能を米国など8か国に導入した。

新たに導入したのは「Pinterest ショッピング API」「ピンの商品のタグ付け」「カタログの動画」「ビジネス用プロフィールのショップタブ」。日本は「Pinterest ショッピング API」のみで、他の機能は未展開。

Pinterest ショッピング API

リアルタイムで価格や在庫状況といったデータ更新ができるようになる。より効率的に商品データの品質改善が可能。Pitnerestでは価格と在庫データの精度を97%向上させることに成功したという。

Pinterest ショッピング API
Pinterest ショッピング APIについて

ピンの商品のタグ付け

日常生活における商品の使用シーンの画像に、カタログ(Webサイトで商品を販売するビジネス向けフィード取得ツール)の商品情報を追加することを可能にする機能。ユーザーはPinterestで見つけた画像のなかにある物と同じアイテムを手軽に購入することができるようになる。

ピンの商品のタグ付け
ピンの商品のタグ付け

カタログの動画

商品情報をアップロードした際、自動的にプロダクトピン(商品情報をアップロードした際に、商品価格や在庫有無などを表示する機能)を作成する機能「Pinterest カタログ」に、動画をアップロードできるようにした。

過去1年間、Pinterestでは動画広告フォーマットの効果が、静止画よりも高くなっているという。

動画のイメージ

ビジネス用プロフィールのショップタブ

プロフィールを見ているユーザーに、購入可能な商品を案内する機能。ショップタブから直接、商品のグループ管理、グループカバー画像、説明をカスタマイズできる。モバイル上のインターフェースを改良し、よりシームレスなユーザー体験を生み出すことが可能になるとしている。

Pinterestを利用している「Shopify」導入企業の30%が、ショップタブ経由でコンバージョンにつなげている。

ビジネス用プロフィールのショップタブ
ビジネス用プロフィールのショップタブ

「Pinterest」とは

「Pinterest」はWeb上やサービス内 で見つけた動画や画像を保存、整理、そして共有できるサービス。自ら画像をアップするよりも、サービス内で見つけた好きな動画や画像をPin(ピン、保存)して収集、「ボード」(写真や動画をコレクションする機能)に整理して保存するのが主な利用方法となる。

ホームフィードには、ユーザーの閲覧行動を軸に、AI(人工知能)が趣味・嗜好を推測、パーソナライズした画像・動画コンテンツ(=ピン)を表示。ピンをクリックすると、そのコンテンツの掲載元へリンクして移動できるように設計されている。ECサイト上の画像や動画がユーザーにピンされればされるほど、目に留まりやすくなる。

「Pinterest」はEC関連の機能強化を進めており、無料ビジネスアカウントに登録した事業者の自社ECサイトで掲載している商品画像などがピンされた際、商品価格や在庫有無などを表示する「プロダクトピン」などの機能を搭載している。

瀧川 正実
瀧川 正実

デジタルプラットフォーム取引透明化法、ネット広告も対象に

3 years 8ヶ月 ago

「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律第4条第1項の事業の区分及び規模を定める政令の一部を改正する政令」が閣議決定され、デジタルプラットフォーム取引透明化法の対象にデジタル広告分野が追加された。国内売上が1,000億円以上のメディア一体型広告デジタルプラットフォームと、国内売上が500億円以上の広告仲介型デジタルプラットフォームは、特定デジタルプラットフォーム提供者として指定され、情報開示や体制整備、および報告書の提出が求められる。

「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律第四条第一項の事業の区分及び規模を定める政令の一部を改正する政令」が閣議決定されました
https://www.meti.go.jp/press/2022/07/20220705002/20220705002.html

noreply@blogger.com (Kenji)

吉野家が特定保健用食品の牛丼の具を開発、ネット通販などで販売

3 years 8ヶ月 ago

吉野家は外食チェーンで初めて特定保健用食品の許可を獲得した冷凍牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」を開発し、「吉野家公式通販ショップ」のほか、各ECモール店、イオン、イオンスタイル(北海道・九州・沖縄を除く)で販売を始めた。

「トク牛サラシアプレミアム」は構想から8年、申請から4年を経ての販売となる。冷凍牛丼の具のたれにサラシアエキスのサラシノールを0.5ミリグラム配合。食後、食事から摂取した糖の吸収を減らし、食後の血糖値上昇が緩やかになる有効性、安全性が国によって認められた特定保健用食品として展開する。

吉野家が「食後の血糖値上昇をゆるやかにする」ことに着眼したのは、食後高血糖を気にして丼ものから遠ざかっている消費者に対して、安心して食べられる牛丼を提供したいと考えたため。

脂肪の少ない特別仕様の肉を使い、牛丼のたれにサラシアを配合する過程で工夫を凝らしたという。購入者は吉野家の牛丼をトクホ仕様で食べられる。

なお、サラシアエキスが沈殿している場合があるため、商品の袋をよくふり混ぜて、たれも全て食べてほしいとしている。

「吉野家公式通販ショップ」では「トク牛サラシアプレミアム」をお得に購入できるキャンペーンを期間限定で実施している。

通販では、「トク牛サラシアプレミアム」8袋(税込4860円)、「トク牛サラシアプレミアム」20袋(同1万1556円)、冷凍牛丼の具&「トク牛サラシアプレミアム」8袋(同4142円)の3種類を販売。

吉野家は外食チェーンで初めて特定保健用食品の許可を獲得した冷凍牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」を開発
特定保健用食品の許可を獲得した冷凍牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」

吉野野はこれまで、伝統の味を守りながら改良を加えて新たな商品を生み出し、「食生活の改善に役立つ牛丼」の商品開発・販売に取り組んでいる。「食生活の改善に役立つ牛丼」の取り組みとして、1日に必要とされる野菜の量の半分を1度に摂れる「ベジ牛」のほか、「ライザップ牛丼」、機能性表示食品「だしサプリ」などの開発してきた。

石居 岳
石居 岳

「送料無料」や「即日配達」より「わかりにくい」が影響大! コンバージョンを促進する要素の調査からわかったこと【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

3 years 8ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年7月4日〜10日のニュース

ECサイトでわからないことがあった場合、ちょっと調べて解決しなかったら離脱しますよね。サポートを手厚くする前に、とにかくわかりやすいサイトにすることが大事なようです。

再訪時に自分を覚えてくれているショップで買う傾向

コンバージョンを促進する10の要素とカゴ落ちの理由。無料、在庫、スピード、信頼性、モバイルファーストなど重要施策まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9951

コンバージョンに関して何が重要かを考察します。

  • 無料
  • 在庫がある
  • 速い
  • 信頼できる
  • 情報量が多い
  • 利便性
  • 顧客中心主義
  • モバイル志向
  • マーケティング主導型
  • パーソナライゼーション

こちらは米国のEC専門誌『Digital Commerce 360』がBizrate Insightsと共同で、オンラインショッパー1108人を対象に調査を実施した結果です。さまざまな要素について、何がコンバージョンに影響するのかを考察しています。上記は順位ではなく項目を挙げているだけなので注意してください。その中から気になった点をピックアップしていきます。

送料無料が対象外の場合は41%が購入を断念。消費者の25%は予想外の追加費用(税金、手数料など)が発生した場合に、プロモーションコードが受け入れられなかったり、見つけにくかったりした時は24%の消費者がカゴ落ちしています。

なんでもかんでも無料が良いということではなく、送料や手数料など「お金に関することはわかりやすくしておきましょう」ということですね。ユーザーは思いのほかすぐに離脱してしまいますので、絶対に勘違いが生じないと思えるレベルまでわかりやすくしましょう。

消費者は、興味のある商品に関する情報や画像に注目しています。また、商品レビューの質と量の両方も評価。ほとんどの回答者(51%)が、この2つを小売事業者の選択において重要であると答えています。

情報提供についての項目です。商品レビューは数を求めがちですが質も求められるということですね。レビューキャンペーン的なものを行う時は注意です。あとはコメントと画像。画像は自分が買う時に気になる部分はで入れておきたいところです。

消費者の46%が小売店の選択基準にあげている「わかりやすい/簡単な返品ルール」もその1つです。また、カスタマーサービス担当に簡単にアクセスできることは、当然のことですが、それをあげたのは25%にとどまりました。

米国の調査なので返品ルールへの関心度が高いです。日本の場合は返品以外でもルール面でわかりにくいことがないようにしましょう。カスタマーサービスなどに問い合わせるよりも、自分で調べて解決する方法を探し、わからない場合は離脱するということになります。

消費者のコンバージョンを妨げる課題は以下の通りです。

  • 煩雑なナビゲーション:31%
  • わかりづらいチェックアウト:26%
  • わかりづらい情報のレイアウト:25%

モバイルについての項目です。とにかくわかりづらいものはダメということです。わかりやすくしようとすると項目が増えてしまいがちですが、適切なタイミングで適切な情報を提供しましょうということです。コンテンツだけで解決できない場合はWeb接客ツールなどの導入を考えると良いですね。

カゴ落ちしたユーザーへのメール、リターゲティング、ソーシャルメディアなどのマーケティング施策について、消費者の回答によるとコンバージョンにつながる施策としては限定的な効果しかないようです。

その数値は以下の通りでした。

  • かご落ちした人へのメール:15%
  • リターゲティング:11%
  • ソーシャルメディア広告:10%

記事では「限定的な効果」と書かれていますが、かご落ちメールに15%の効果があるのであればやらない手はないですよね。広告が10%台となるとちょっと考えてしまいます。

ECサイトにおけるパーソナライゼーションは、コンバージョンを促進する可能性が高いことから、優先的に取り組むべき事項です。

トップページの見せ方で、消費者の44%がコンバージョンする可能性があると回答。過去の購買行動に基づくレコメンデーションが41%で続いています。一方、閲覧履歴に基づくレコメンデーションは39%。この3つの要素に着手するだけで、コンバージョンを促進することができるはずです。

トップページの見せ方をユーザーに合わせることでコンバージョン率が上がるんですね。確かにお店に入って「いつもありがとうございます」とか「先日はありがとうございました」と声掛けされると嬉しいのと同じですね。自分が買ったもの、見たものを覚えてくれているのも嬉しいので、レコメンデーションと考えるのではなく接客と考えましょう。

こういった調査があるとどうしてもテクニックに走りがちになってしまいますので、ユーザーの意図と接客を考えて改善していきましょう。

関連記事
  • 「離脱」は当たり前。スマホECのコンバージョン最大化に必要な5つのステップ | ネットショップ道場体験記 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/9873

今週の要チェック記事

ヤフーが「PayPayモール」「Yahoo!ショッピング」を一本化する理由とその背景 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9952

しばらくは変更がありそうなのでうまく対応していきたいですね。

フリマアプリ「メルカリ」、 サービス開始9周年記念インフォグラフィックス公開 | メルカリ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20220704_infographics/

「最高齢のお客さまの年齢は100歳」! メルカリの地道な努力の結果ですね。

アマゾンプライム、2クリックで解約可 欧州で簡素化、日本は対象外 | 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ723G0VQ72UHBI00L.html

アメリカでは139ドルなので、さっと解約できないとAmazonそのものから離れちゃいます。

競合参入・原価上昇に耐えられるビジネスを作ろう EC事業の利益率アップに必要な打ち手とは | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/11482

売上ではなく利益。これを見ていないとあっという間に苦しくなるのがEC。

価格よりも重視すること1位は「信頼性」/ECサイトは品切れやチャットに改善の余地【サイトコア調査】 | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/39339

嫌な体験をした後の再購入率はわずか17%。かご落ち対策よりも先にやることがありますね。

【後発店舗の運営戦略 #4】「競争を避ける」売り方 | Commerce Design
https://www.commerce-design.net/blog/archives/5506

目立つことよりも狭いところで売れるようにする。ここがポイント。

株式会社イーシーキューブ、EC-CUBE最新版「EC-CUBE4.2」のβ版をリリース。より長く安心してご利用いただけるバージョンへ、フレームワークのアップデート、更なるセキュリティ強化、インボイス対応など制度・国内法対応機能を複数追加 | イーシーキューブ
https://www.ec-cube.net/press/detail.php?press_id=283

法律が変わっていくのでその対応。セキュリティ面も強化されています。

今週の名言

「正しさを選ばない自由も大事に」悩みと向き合う、靴職人のコミュニケーション | Yahoo! JAPAN SDGs
https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/119.html

お客様が抱えている病気や痛みに対して、理論的に正しい処置はあります。でも、取り入れる本人がそれを選びたくない場合には、選ばない自由も尊重したいと思っています。

おすすめしたものを買ってもらえなくても、困りごとの代替手段の提案を断られても、相手が選びたくないのならそれを尊重したいですよね。相手がそうしなければならない理由はないのですから。

筆者出版情報

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

この本をAmazonで購入
森野 誠之
森野 誠之

ヨドバシのECサイトを技術面で支援するユニバーサルナレッジが解説! ECサイトの売り上げを伸ばす2つの“改善”とは

3 years 8ヶ月 ago
ECの売り上げが伸び悩んでいる担当者向けに、ECサイトで売り上げを伸ばすコツを解説。ECサイトの改善を行う上で押さえておきたい指標や、その計算方法についてもわかりやすく紹介する。
[AD]

ECサイトの売り上げを伸ばすにはどうすればよいのか──。この根源的な問いに対する解決策はシンプルだ。それは「サイト内の改善」と「流入の改善」の2つである。これらの改善のためにはコンバージョン率(CVR)やサイトの商品数を踏まえた施策が求められるほか、広告出稿やコストの管理も必要だ。数値を常に確認しながら施策の効果を分析し、次の一手を打って着実に成果を出すにはどうしたらいいのだろうか。

ネットショップ担当者フォーラム 2022 春」に登壇したユニバーサルナレッジの井上俊一氏は、ECサイトの売り上げを伸ばすためにとるべき施策、改善にあたって押さえておきたい指標などについてわかりやすく紹介した。

ユニバーサルナレッジ株式会社 井上俊一氏
ユニバーサルナレッジ株式会社 代表取締役 井上俊一氏

「サイト内の改善」を行ってから「流入の改善」を実施するのが鉄則

ECサイトを運営する上で、以下のような課題が発生することはないだろうか。

  • ECサイトの売上アップに悩んでいる
  • どのソリューションを使えばいいか分からない
  • 売上アップを考える上でよい指標はないか

ここでは、こうした課題に対して解決に導く指標を紹介していく。先に結論を述べると、ECサイトの売り上げをアップさせる上で重要になるのは、「サイト内の改善」を行ってから、次に「流入の改善」を行うことだ。この順番がECサイトの課題改善の鉄則となる。

ECサイト売り上げアップの解決策
ECサイト売り上げアップの解決策

売上アップの施策といえば、セール、検索連動型広告、SEO、ダイレクトメール、レコメンド、特集、SNS、ポイント還元などさまざまあるが、井上氏によると、これらもすべて「サイト内の改善」と「流入の改善」の2つに分類できるという。

サイト内の改善に欠かせない「コンバージョン率」(CVR)

サイト内の改善を図る指標として代表的なものは「コンバージョン率」だ。CVRとは、ECサイトに訪問したユーザーのうち、商品を買ってくれた人の割合を指す。ECの場合は来店人数の代わりに「ブラウザ数」を使ってCVRを算出する式は以下のようになる。

▼買ってくれたブラウザ数÷来てくれたブラウザ数×100(%)=CVR

CVRは次の3要素によって大きく変化する。

  1. 商品ジャンル
  2. 商品価格
  3. 商品数

要素① 商品ジャンル

下記は一例だが、日用品は6.6%、食品は5.4%、専門機器は3.1%、アパレルは3%や1.9%、BtoBだと27.2%というように、扱う商品ジャンルによってCVRは大きく変わる。

商品ジャンルによってCVRは異なる
商品ジャンルによってCVRは異なる

要素② 商品価格

CVRは商品価格にも大きく左右される。傾向として、価格が高いとCVRは低くなり、価格が安くなるとCVRは高くなる。

価格とCVRは反比例する
価格とCVRは反比例する

要素③ 商品数

商品数が多いとCVRは低くなり、商品数が少ないとCVRが高くなる傾向がある。「もっとも、これは会社によって変わってくるため一概に言えない」と井上氏は念を押す。

商品数とCVRは反比例する

商品数別にみたサイト内の改善方法

ここからは具体的なサイト内の改善方法の解説に移る。井上氏はまず、「商品数によって施策の優先度が変わる」と述べ、商品数別で見たサイトの改善方法について紹介した。

改善方法その① 商品数が少ないサイトの場合

最初は、サイトに商品数が少ない場合の改善方法だ。

極端な例として、1つのECサイトに1商品しかなければ、レコメンドや検索機能などは必要なく、その1つの商品ページがCVRを大きく左右するわけです。そのため注力すべきは「商品ページの改善」となります(井上氏)

その場合のページ改善の取り組みとしては、以下のようなものがあげられる。

  • 価格を下げる(セール、クーポン)
  • レビューを載せる
  • 説明文をわかりやすくする
  • 写真をわかりやすくする
  • 動画を載せる
  • 有名人のコメントを載せる

これらの施策を実施し、結果としてその商品ページのCVRを上げていくことになる。

改善方法その② 商品数が多いサイトの場合

逆に商品数が多くなってくると、商品ページそのものだけでなく、「ユーザーが自分の欲しい商品にたどりつけるか」という要素が大きく影響する。そこで、下記のような施策によって商品への導線を作ることが重要になる。

  • カテゴリー:商品を分類したカテゴリーをしっかり整理する
  • キーワード検索:キーワード検索が機能しているか確認し、改善する
  • 特集(トップページ含む):おすすめの商品を提案する特集コンテンツを充実させる
  • レコメンド:別の商品への導線を作るレコメンドを改善する
  • ダイレクトメール:お客様に商品を直接案内するダイレクトメールを打つ

これらの施策は、機械的に実施するものと、人力で実施するものの、大きく2種類にわけられる。カテゴリー検索、キーワード検索、レコメンド、ダイレクトメールなどは機械的にやるものにあたり、カテゴリーの分類や特集・トップページのコンテンツ制作などは人力で行わなければならない。

商品数が少ない場合は、上述のとおり商品ページの改善が最優先となるため、説明文・写真の変更やコメント掲載など人力の施策の割合が多くなるが、商品数が多くなるにつれて、検索やレコメンドなど機械的な施策の割合が多くなるというわけだ。

PVが多いページから改善を進めるのがおすすめ

さて、商品数の多寡から打つべき施策がある程度決まったら、次はどこから手をつけていくべきか、改善施策の優先順位を考えたい。井上氏は「ページごとのページビュー(PV)を見て、多いページから改善を行うのがよい」と言う。

たとえば、特集のPVが多いのであれば、コンテンツの内容や掲載する頻度、デザインの見直し、さらにはトップページのデザインの再検討などを行う。あるいは、キーワード検索のPVが多いのならば、検索窓を使いやすくしたり、検索エンジンを入れ替えたりなどキーワード検索から改善していくといった具合だ。

コンバージョン比で改善結果を確認

こうしてサイトの改善を行ったら、次は実際にその改善が効果があったか測定するフェーズとなる。実際に、あるサイトで検索エンジンを変更した例を見てみよう。

検索エンジンを変更した際の効果測定はA/Bテストによって行うのが理想だが、運用の負荷が高くなるため、ここでは、検索エンジン変更前後の「サイト全体」「検索経由」のCVRをそれぞれ見ることにした。

まずは、購入された商品詳細ページの直前が検索ページだった場合は検索経由で商品が購入されたとみなして、下記の通り、「検索経由CVR」を出す。

▼検索経由で商品を買ったブラウザ÷検索を行ったブラウザ数×100(%)=検索経由CVR

このサイトでは、検索エンジン変更前の28日間での全体のCVRが2.27%に対して、変更後の28日間では全体のCVRが1.84%となり、検索エンジンの変更前後でCVRは減少してしまった。検索経由CVRも、検索エンジンの変更前後で2.12%と2.11%となり、ほぼ横ばいだった。

これだけ見ると、改善は失敗しているように見える。しかし、全体のCVRは季節要因などで変動するため、CVRだけで比較するのはおすすめできない。

そこで役に立つのが、「検索経由CVR÷全体のCVR」によって導き出す「コンバージョン比」だという。当サイトのコンバージョン比は、変更前の0.93に対して、変更後は1.15となった。つまり、検索経由のコンバージョン比は上昇しており、検索エンジンの改善施策は一定の効果があったことが読み取れる。

一見、改善されていないように見えても、コンバージョン比でみると改善は成功している

このように、全体のCVRは季節要因などで変動するため、改善の結果を見る指標としてはコンバージョン比を用いるといいだろう。他の施策でも同様で、レコメンドに注力する場合は、レコメンド経由CVRを、特集に注力する場合は、特集経由CVRを算出し、そこからコンバージョン比を導き出すとよい。

サイト内改善における課題と解決策のまとめ

「流入の改善」はキーワード広告の出稿を増やすこと

ここまでサイト内の改善について説明してきた井上氏は、次に行うべき「流入の改善」について説明した。

すでに述べているとおり、ECサイトを改善する際は、最初にサイト内の改善を行ってから、次に流入の改善を図るのが鉄則です。この順番が逆になると、投資効果が出ず、お金をドブに捨てるようなものと言っても過言ではありません。(井上氏)

井上氏が言う流入の改善施策とは、ずばりキーワード広告を増やすこと、つまりGoogleへの出稿だ。その際に重要になるのが、“売れている商品”の流入を増やすことである。そのためにまず、サイト内検索のログから検索キーワードと商品のペアを作り、商品が売れている順に広告出稿することがおすすめだ。

ただし、やみくもに出稿するだけではコストが跳ね上がるばかりだ。同時に「コスト率」(売り上げに対する広告費用の比率)はしっかりと確認し、コスト率が一定以下になるようにしよう。なお、コスト率は、以下のように広告費を売り上げで割ることで算出する。

▼広告費÷売り上げ×100(%)=コスト率

たとえばコスト率を2%以下に設定した場合、サイト全体の売り上げが月に1000万円であれば、その2%は20万円となる。つまり、まずは20万円までの範囲で、売れている順にすべてキーワード広告を出稿する。次に、設定したコスト率より高くなりそうな下位のキーワードの出稿を取りやめていくと、パフォーマンスのいい広告が残って、売り上げを伸ばしやすくなるというわけだ。

流入改善にはキーワード広告の出稿は欠かせません。売り上げのコントロールを広告で行うのが理想です。ちなみに、世界最大のECサイトであるAmazonは、大量の広告を出稿して売り上げをうまくコントロールしています。売り上げを広告でコントロールすることが可能な証拠だと言えるでしょう。ぜひ試してみてください。(井上氏)

売り上げのコントロールを広告で行うのが理想
売り上げのコントロールを広告で行うのが理想

また、キーワード広告を出稿したら「新規ユーザー率」も常に確認しよう。新規ユーザー率とは、すべての来店者数に対する新しい来店者数の割合を指す。広告出稿によって新規ユーザーがどのくらい獲得できているのかを確認し、キーワードを調整しよう。

まとめ:2つの改善で売り上げはアップする

ここまでECサイトの課題改善について見てきた。まとめると、売り上げアップに向けてはさまざまな施策が考えられるが、それらは、①サイト内の改善、②流入の改善という2つに分類できる。そして、サイト改善は必ずこの順番に沿って改善することが鉄則となる。

① サイト内の改善のポイント

商品数が少ない場合は商品ページそのものの改善、商品数が多いサイトでは欲しい商品にたどり着くまでの導線の改善をメインに行う。まずはPVが多いページから手をつけるとよい。改善後はコンバージョン比によって改善の効果を確認しよう。

サイト内の改善のポイントまとめ
サイト内の改善のポイントまとめ

② 流入の改善のポイント

流入を改善する手段は、キーワード広告への出稿だ。サイトへの流入ログから検索キーワードと商品のペアを作り、売れている順に出稿していく。その際、コスト率が一定以下になるように調整しよう。売り上げのコントロールを広告で行うのが理想となる。

流入の改善のポイントまとめ
流入の改善のポイントまとめ

ECサイトのCVRを向上させるサイト内検索エンジン

ユニバーサルナレッジが提供している「UniSearch(ユニサーチ)」は、AIを活用したECサイト内検索エンジンだ。

ユニサーチを活用すれば、AIによる自動学習最適化でサイト内検索のマッチ率を向上させ、CVRの向上につなげられるほか、今回紹介した改善のための指標もツール内で手軽に確認できる。また、検索キーワードや商品の売り上げなどをユニサーチで確認し、そのままキーワード広告を出稿することも可能だ。井上氏は、「ヨドバシカメラのECサイトを検索技術の側面からサポートしている同社の技術を詰め込んで生まれたサービスです」とアピールし、セッションを終えた。

[AD]
キヨハラサトル
キヨハラサトル

物価「上がった」は89%。暮らし向き「ゆとりがなくなってきた」は43%

3 years 8ヶ月 ago

日本銀行が7月6日に公表した「生活意識に関するアンケート調査」によると、現在の物価は1年前と比べて「上がった」と回答した割合が89%に達した。

「かなり上がった」が前回調査(2022年3月)比で8.2ポイント増の30.6%、「少し上がった」が同0.4ポイント減の58.4%。「かなり上がった」「少し上がった」の割合を合わせると89%だった。

日本銀行が7月6日に公表した「生活意識に関するアンケート調査」
現在の物価に対する実感(1年前比)

1年前と現在の物価は何%程度変化したと思うか聞いたところ、平均8.1%上昇と回答。前回調査より1.5ポイント上昇している。

現在の物価上昇についての感想は82.9%が「どちらかと言えば、困ったことだ」と回答した。

日本銀行が7月6日に公表した「生活意識に関するアンケート調査」
物価上昇についての感想

現在の暮らし向きについては、「ゆとりが出てきた」の回答割合は減少。「ゆとりがなくなってきた」の回答割合が増加している。「ゆとりがなくなってきた」は同1.5ポイント増の43.2%、「どちらとも言えない」は同0.5ポイント減。

日本銀行が7月6日に公表した「生活意識に関するアンケート調査」
現在の暮らし向き

今後の物価変動に関する見方も聞いた。1年後については「少し上がる」が57.7%(前回調査比6.2ポイント減)、「かなり上がる」が29.4%(同9ポイント増)。「かなり上がった」「少し上がった」の割合を合わせると87.1%に達し、前回調査比2.8ポイント増えた。

日本銀行が7月6日に公表した「生活意識に関するアンケート調査」
現在の物価に対する実感(1年後を現在と比べると)

調査概要

  • 調査実施期間:2022年5月6日~6月1日
  • 調査対象:全国の満20歳以上の個人
  • 標本数:4000人(有効回答者数2193人)
  • 抽出方法:層化二段無作為抽出法
  • 調査方法:郵送調査法(回答方式は、郵送回答又はインターネット回答の選択式)
瀧川 正実
瀧川 正実

【テレビ通販大手の2021年度売上高】ショップチャンネルは1574億円、QVCは1280億円

3 years 8ヶ月 ago

テレビ通販大手の2021年度における売上高が出そろった。

24時間365日生放送のショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営するテレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2021年度(2021年4月~2022年3月)売上高は前期比2.3%減の1573億8300万円だった。

7月1日に公表した決算公告によると、営業利益は同10.9%減の178億1200万円、経常利益は同10.1%減の182億1400万円、当期純利益は同1.9%減の136億8000万円。

「ショップチャンネル」を運営するテレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2021年度(2021年4月~2022年3月)業績
ジュピターショップチャンネルの官報

2021年度は創業25周年となり、長年支持されている定番商品や番組が堅調に推移。一方、商品や番組の新鮮味の不足などにより、売上高は減少したという。

「コトコレ!」という番組名で、リゾート会員権や写真館でのフォトセッション体験チケットなど、全10種類を販売。2021年8月にはオリジナルのクレジットカードの発行を始めた。新規事業の推進として、2021年4月からSNSを主な配信先としたライブコマース「コレイヨ」を開始した。20~40代の顧客にSNSを通じた新しい買い物体験を提供している。

TV通販2位のQVCジャパンの2021年12月期業績は第22期決算公告(5月13日公表)によると、売上高は前期比6.2%増の1280億1900万円、営業利益は同11.8%増の252億9100万円、経常利益は同10.2%増の256億4300万円、当期純利益は同11.0%増の178億4000万円だった。

QVCジャパンの2021年12月期業績
QVCジャパンの官報

テレビ通販やラジオ通販、カタログなどメディアミックスで通販事業を手がけるジャパネットたかたを傘下に抱えるジャパネットホールディングスの2021年12月期連結売上高は、前期比4.2%増の2506億円で過去最高を更新した。

ジャパネットたかたなどを傘下に抱えるジャパネットホールディングスの売上高推移
ジャパネットホールディングスの売上高推移(画像はジャパネットHDのサイトからキャプチャ)
石居 岳
石居 岳

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored