テミクス・データ、デジタルアイデンティティと業務提携
テミクス・データは、金融データプラットフォーム「THEMIX DATA CONNECT」を推進するため、デジタルアイデンティティと業務提携。トレーディングデスク機能を提供する。
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強い台風10号が日本列島に接近していることを受けヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の大手配送キャリアは8月26日までに、配送への影響について公表した。
フェリー、航空機、貨物列車の欠航または遅延、高速道路の道路規制などの発生が予想されており、荷物の配送に遅れが生じる可能性がある。
8月26日(月)~31日(土)にかけて全国的に荷物の預かりや配送に大幅な遅れが生じる可能性があると発表。地域によっては、安全運行管理の観点から、荷物の預かり、配送、営業所業務を一時的に中止する可能性もあるとしている。
8月27日(火)~31日(土)にかけて全国的に荷物の配送に遅れが生じる可能性があると発表した。
荷物の配送に遅れが生じる可能性があるのは、全国の発着する荷物。天候状況によって、荷物の預かり、配送、営業所の業務を停止する可能性もあるとしている。
8月27日(火)以降、郵便局の窓口、配達、集荷、取集などの業務を一時休止する場合があるという。
また、船舶便、航空便の欠航などにより、全国的に郵便物、ゆうパックなどの配送に遅れが発生する可能性があるとしている。
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オリジナル記事:【台風10号への配送対応】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の対応まとめ
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アップガレージグループは、カー&バイク用品のリユース専門店「アップガレージ」の公式サイトに、ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を導入した。
「アップガレージ」公式サイトでは、カー用品、バイク用品、工具、自転車のオンラインショッピングやWeb査定が行えるほか、キャンペーン情報なども紹介している。
商品情報や説明文からキーワードを抽出し、ハッシュタグとして生成する機能を実装した。これにより、ユーザー自身では思いつかないキーワードでの検索を促し、新たな商品との出会いを創出するほか、サイト内回遊率アップにつなげる。
クリックしたハッシュタグと関連性の高い商品を一覧で表示する。ユーザーが類似商品を比較・検討しながら目的の商品を見つけられるようにすることで、サイトの利便性向上につなげるという。
主にECサイトなどWebサイトのなかの説明文やカスタマーレビューのようなテキスト情報をAIで解析し、関連するキーワードを抽出してLP(ランディングページ)を自動生成するソリューション。ECサイトでは、商品の見た目の形状、使い方などに関連するテキストタグを活用して商品検索ができる。
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オリジナル記事:アップガレージグループがカー&バイク用品のリユース専門店「アップガレージ」の公式サイトに「ZETA HASHTAG」を導入
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東通メディアが、自社で通販基幹システムを導入している年商10億円以上の通販・EC事業者を対象に実施した「通販基幹システムの費用に関する実態調査」によると、売上高に占める「通販基幹システム」への投資割合は、「0~15%未満」が最多で39.0%だった。「15~30%未満」の21.0%、「30~45%未満」の17.0%が続いた。
通販・ECの運営で利用するシステムについて、最も費用をかけている項目は「システム導入費用」が最多で41.0%。「保守・サポート費用」が18.0%、「カスタマイズ・開発費用」が15.0%で続いている。
両設問では、「わからない/答えられない」の回答も目立つ。売り上げの何パーセント程度を「通販基幹システム」に投資しているかについては14.0%が、通販・ECシステムについて最も費用をかけている項目においても12.0%が「わからない/答えられない」としている。
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オリジナル記事:年商10億円以上のEC事業者、システム投資は売上高の何%くらい? 最もコストをかけている項目は?
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8月に行われた「Rakuten Optimism 2024」で、2024年上半期の戦略が共有されました。メインは楽天モバイルに関する内容でしたが、今回はそれ以外の総括記事をピックアップ。元「楽天市場」店店長、コンサルタント、実際の広告運用者という視点で記事を読んだ所感をまとめました。
記事から読み取れることは、楽天グループが「何をしようとしているのか」「何をめざすのか」「どこで儲けようとしているのか?!」――深掘るとさまざまな意図が見えてきます。「楽天市場」出店者はその意図に対して「どこに乗るのか、ベットするのか」をきちんと考えていきましょう。会場に足を運んだ人もライブ配信で見た人も、ぜひ読んでください。
楽天オプティミズム2024 ~「楽天市場」2024年下期戦略共有会~【参加レポート】 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/54470
2024年6月のスーパーSALEの実績から楽天カード・楽天モバイルをどちらも利用していないユーザーの購入金額を100とすると、楽天カードのみで141、楽天モバイルのみも同様に140、楽天カード・楽天モバイルをどちらも利用していると234と、サービスをまたいで利用している方ほど貢献度が大きいことがわかります。
TDA広告はAIを活用し、商品画像からクリエイティブの自動生成、配信結果からクリエイティブを自動改善する機能を2025年Q1目処に展開予定です。また、RPP広告は2025年Q3移行を目処に、楽天市場内の検索や広告に関するデータと商品情報をかけ合わせ、表示機会が多いキーワードをレコメンドする機能を提供すると発表しています。
TDA広告については、ここ最近ECCから「やってみては」という声があがっているので、「楽天市場」としても強化してきているのかなと思っていましたが、どんどんこの辺りの強化を図っているということですね。
ECCとの日頃のコミュニケーションやこういった定期的なイベントでの発表によって、「『楽天市場』として何をどう展開していくのか」ということをキャッチしていくのが非常に重要だと思っています。また、どんな広告でもスタート時は結構ROASが良いので、本格的にリリースした際はチャレンジしてみるのも良いかもしれません。「RPP広告」の入札オプションなども増えるとのことで、徐々に純広告から「CPC広告」への移行、そして自動化という数年前からあがっていた話題が現実味を帯びてきました。
今回は興味深い部分だけを抜粋していますが、それ以外にも「RMS AIアシスタント」の導入など、CSに対するサポート部分への強化などが発表されており、いよいよモールと言えどCS部門の重要性・強化を推進していくように見受けられます。また今後半年間にリリースされるものの大半がAI関連の機能追加で、かなり進化をするみたいですが、どこまでこのAIが機能するのか。多種多様な商品や売り方をする日本のEC業界で目が離せませんね。
「置き配」などのフラグが2025年上半期で行われるとのことですが、システムサイド(受注システムベンダー)も大きな変更点が入ることでしょう。この辺りのシステムアップデートについてもEC事業者としては見過ごせない部分かなと思います。マーケティング・CSと大きく変わろうとしている楽天の今後の動きは要チェックですね。
楽天グループの国内EC流通総額は2.8兆円弱で前年同期4.8%減【2024年中間期】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12709
「SPU」以来少し元気がありませんが、夏頃から少しずつ動きが変わってきたかも? 「徐々にいろいろな事業者さんが戻ってきた」といった声も聞こえるので、下半期どうなるかもしっかり要チェックですね!!
「物流2024年問題」が気になる今こそ押さえておきたい、費用対効果の高い自社ECサイト構築&運営のポイントとは?【基礎解説】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12526
「今さら聞けない」的な要素はあるので結構初心者向けの記事ですが、自社ECとモールの大きな違いとその形。こういう基本的なものは都度頭のなかでしっかり基礎として覚えておくことが大事です。
Amazon、物流など神奈川県で8300億円超を投資 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12744
Amazonが物流を拡大。物流の話なので気に留めないかもしれませんが、ここから更にサービスの拡充をした際に自分のビジネスにも何かしら+αの影響が出るかもしれないので、細かいですがCheck!
ZOZOの送料値上げ、「買い控えは特に起きていない」。一律徴収送料250円→330円への改定でどんな変化があった? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12745
2020年以来となる「ZOZOTOWN」の送料値上げ。4月から開始して話題になりましたが、影響がないという記事。送料問題はEC事業者も大きな問題ですね。大手企業の値上げの記事を毎回アップしていますが、さて皆さまへの影響はいかに?
LINEヤフーと出前館、即配サービス「クイックマート」リリース 生鮮食品を最短30分で配達 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2408/13/news136.html
ローソン、「無印良品」商品のデリバリー開始 焼き菓子やレトルト食品など130品 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2408/13/news146.html
「Uber Eats」も強化してきていますね。LINEヤフー×「出前館」、「ローソン」×「無印良品」と、リアル×ECの波が徐々にきている感じです。この辺が更にうまく回ってきたらまた、ECの世界も変わってくると思います。まだ未来の話ではありますが、ECとリアル融合、単独ECの未来、リアルビジネスも行っているEC業者さんも要チェックなポイントかもしれません。
中田英寿 × 稲葉浩志 / en-zine 対談 | B’z(YouTubeチャンネル)
https://youtu.be/zD2hK2uD1nc?si=98Ki3oA8araZLvgP
まぁ、これ2つありまして。1つはやっぱり、好きなことをしたい。好きな物を飲んで、好きな物を食べてっていうことで、節制・我慢をすることによってどうにかするんじゃなくて、飲んでも食べても運動をすれば"ペイ"できるんで。やっぱり努力をして幸せの量を増やす方が好きっていうことと。
サッカーやってる時もそうだったんですけども、身体を鍛えてるんじゃなくて、頭を鍛えてるんですよね、トレーニングは。で、なぜかっていうと、身体っていうのは自分が走ってたりして、突然パタって倒れないじゃないですか。いきなり足って折れないじゃないですか。その前に止めるんで頭が。だから頭をトレーニングして追い込めるように作れば、もっと人間できることっていっぱいあると思うんです。
これは、仕事だろうとスポーツだろうと一緒で、でも「もう今日辞めよう」とか「きついな」って思うとかって頭が思ってるだけで、身体が言ってるわけじゃないじゃないですか。心が言ってるわけじゃないじゃないですか。
今週は中田英寿氏がなぜトレーニングをしているかの理由。ECの世界は特に不摂生な生活をよく見ます。自分は独立前からこの不摂生についていろいろ考えたりしていたので、今回ピックアップしました。
「中田氏はストイックで元アスリートだから」なんて思ってしまいそうですが、内容はスポーツマンというよりも理にかなっていて、「成程なぁ……見習わないと」と感心したインタビュー。
“プロフェッショナル”と言われる所以といいますか、動画を見ながら「自分はまだまだ甘えているな。生きるということを楽しめてない」なぁと。ダイエット中(まったく痩せない)の自分の身体を見ながらルイボスティーを飲みながら……。仕事をする上での限界――体力や脳も含めて、健康と仕事を両立していく生き方。勿論人それぞれ考え方はありますが、一番気になったのは”努力をして幸せの量を増やす方が好き”ということ、これに集約されていますね。
このほかにもモチベーションが上がるような考えをたくさんお話ししていたので、是非お時間ある際にBGMとしてでも見てみてください。サッカー界の異端児・中田英寿さんと稲葉浩志さんのインタビューを今週の名言として紹介しました。
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オリジナル記事:元「楽天市場」店長、現コンサル+広告運用者の視点で見た「楽天2024 上半期戦略共有会」から見えてきたこと&押さえておくべきこと【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ
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ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。
ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。
Designequatioは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

九州を中心にうどん外食チェーン店「資さんうどん」を展開する資さん(すけさん)は8月26日、自社ECサイト「資さんストア」で定期便型の食品ギフト「仕送り定期便」サービスを開始した。
「資さんストア」は自家消費のほかギフト需要も高い。「県外の大学に進学した息子に」「就職して県外に暮らす娘に」「単身赴任で県外に暮らす主人に」といった離れて暮らす家族向けの「仕送り」ニーズが高く、なかには定期的に仕送りするケースもあるという。こうしたニーズを受けて、「仕送り定期便」サービスを開発した。
「仕送り定期便」は6か月コースの定期便で1か月あたり2650円。主力の「肉ごぼ天うどん」のほか、「肉うどん」「カレーうどん」「肉そば」「焼きうどん」「丸天うどん」それぞれの冷凍品から2品を毎月届ける。加えて、「冷凍ビーフカレー」または「豚汁」を毎月特典として付ける。月ごとの送付内容やプレゼントは選択できない。途中解約は可能。
「資さんうどん」は北九州発のうどんチェーン。1976年に創業し、北九州市を中心に九州7県、山口、岡山、大阪、兵庫の1府10県で71店舗展開している。2024年7月に都内に期間限定店舗を出店した際は大行列となるなどネット上を中心に大きな話題を集めた。今冬には都内・両国に東京で初となる常設店をオープンする予定。
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オリジナル記事:離れて暮らす家族へ定期的な仕送りを。北九州のソウルフード「資さんうどん」が始めた「仕送り定期便」とは
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生ビタミンC配合美容液などの化粧品D2Cブランド「Yunth(ユンス)」などを展開するAiロボティクスは8月23日、東証グロース市場への株式上場を承認されたと発表した。上場予定日は9月27日。
Aiロボティクスの2024年3月期業績は売上高が前期比93.7%増の70億6100万円、営業利益は同310.3%増の12億5700万円、経常利益は同335.5%増の12億3400万円、当期純利益は8億2500万円(前期は2億6400万円の赤字)。セグメント別の業績では、主力となるD2C事業の売上高が同288.7%増の69億6100万円、セグメント利益は同283.9%増の16億9600万円だった。
2016年にHowTwo株式会社として創業。女性向けライフスタイルに関する動画配信サービスなどの事業からスタートした。2018年には「AIマーケティング事業」を開始し、主事業を自社開発のAIシステム「SELL(セル)」を活用した成果報酬型の広告運用業務に移行。大手消費財メーカーや広告代理店などをクライアントに新規顧客開拓から顧客分析までのトータルマーケティングソリューションを提供してきた。
2020年に現社名へと変更。2022年1月、経営支援を目的に出資していたスキンケアブランドを展開するYunthと17skinの2社を完全子会社化し「D2Cブランド事業」を開始。その後、2022年11月に両社を吸収合併した。「D2Cブランド事業」には自社開発AIシステム「SELL」をマーケティングに活用。2023年5月から経営資源の選択と集中により、「AIマーケティング事業」のリソースを「D2Cブランド事業」にシフト。「AIマーケティング事業」は現在休止としている。2024年2月からは美容家電ブランド「Brighte」をローンチ、ブランドアンバサダーに女優の佐々木希さんを起用している。
AIシステム「SELL」は、D2C事業を通じて得た商品開発・需要予測・広告クリエイティブ作成・広告運用・CS対応・CRM施策まで一連の業務データなどを分析して機能を拡張している。クリエイティブの自動生成、広告出稿作業の効率化、問い合わせ対応の効率化なども実現。化粧品や美容家電の商品開発にも活用し、連続的にヒット商品を生み出している。
「D2Cブランド事業」は、自社EC・ECモール・店頭卸販売の3つのチャネルで展開。自社ECの売り上げが7割を占めている。集客は主にSNS広告を中心に展開。モール展開では楽天市場やAmazonなどの主要ECモールに出店。店頭卸では全国のドラッグストアやバラエティショップなど計約6200店舗(2024年7月現在)で展開している。
2024年4-6月期(第1四半期)のD2C事業の実績は前年同期比65.3%増の25億5900万円。内訳は、自社EC売上高が同59.4%増の16億9100万円、ECモール売上高が同85.4%増の6億3400万円、店頭卸が同61.4%増の2億3400万円。4-6月期時点の定期会員数は11万6277人。
主力ブランド「Yunth」のメイン商品「生VC美白美容液」は2024年7月現在で延べ300万個以上を出荷。2024年3月期においては同商品の売上が全体の売上高の77.5%を占めているという。「@cosme(アットコスメ)」では「ベストヒット賞2022 ブランド新人賞」を受賞したほか、「楽天市場」では「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023 特別賞」、「楽天上半期ランキング 2024 美容・コスメ・香水ジャンル賞 1位」を受賞している。なお、開示資料によると「Yunth」はTOA(旧・日本コルマー)によるOEM製造となっている。
今後は、既存ブランド・商品に続く第二、第三の柱となるブランド・商品の育成と開発に積極的に取り組んでいくとしている。
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オリジナル記事:年商70億円超! 東証グロースに新規上場するD2C企業「Aiロボティクス」のビジネスモデルとは
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GMOペパボは全サービスの問い合わせ対応にAI(人工知能)を導入したところ、2024年1月~5月までの5か月間で、顧客対応業務時間を1620時間削減したと発表した。
GMOペパボは10以上のサービスを提供しており、これらの事業における問い合わせ対応には2023年12月時点で月間3857時間の有人対応を要していた。顧客満足度を下げずに業務を効率化するため、カスタマーサービス部門を中心としてプロジェクトを発足、サポート業務にAIを活用する新たなシステムを導入した。
大規模言語モデル(LLM)を活用してユーザーの質問を理解し、事前に登録したFAQやナレッジベースから最適な回答を提供する会話型AIを導入。その結果、2024年1月~5月までの5か月間でカスタマーサービス部門全体の顧客対応業務時間を1620時間削減し、従業員の業務効率化につなげた。
また、「カラーミーショップ byGMOペパボ」「SUZURI byGMOペパボ」「minne byGMOペパボ」など7サービスにおいて2023年4月時点で2万5000件あった有人対応件数は、2024年4月には1万6000件となり、約3割削減した。
従業員の負担軽減により、11人の従業員がカスタマーサービス部門で培ったコミュニケーション力、問題解決能力を生かし、ディレクターや人事への異動を実現。また、異動前に実施したリスキリングを通じてプロジェクト管理やリーダーシップスキルを習得した従業員が、AI導入支援サービス「GMO即レスAI」の立ち上げにも貢献したという。
顧客満足度は、AI導入前となる2023年6月の顧客満足度アンケートの平均値が86%だったものが、2024年6月には88%と2ポイント上昇した。
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オリジナル記事:AI導入で問い合わせ業務はどう変わる? GMOペパボは1620時間の業務削減+顧客満足度UPを実現
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台風10号の接近に伴い佐川急便は、8月27日(火)~31日(土)にかけて全国的に荷物の配送に遅れが生じる可能性があると発表した。
荷物の配送に遅れが生じる可能性があるのは、全国の発着する荷物。天候状況によって、荷物の預かり、配送、営業所の業務を停止する可能性もあるとしている。
台風10号の接近に伴い、フェリー、航空機、貨物列車の欠航または遅延、高速道路の道路規制などの発生が予想されている。
大手配送キャリアではヤマト運輸が8月24日、8月26日(月)~31日(土)にかけて広い範囲で荷物の預かりや配送に大幅な遅れが生じる可能性があると公表している。
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オリジナル記事:【台風10号】佐川急便、8/27~31は全国的に荷物の配送に大幅な遅れが生じる可能性
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IABヨーロッパが、デジタル広告キャンペーンによる温室効果ガスの排出量を推計するツール「OpenGHG」の試験提供を開始。
IAB Europe Launches Beta Test of New Tool for Estimating Digital Advertising Campaign Emissions
https://iabeurope.eu/iab-europe-launches-beta-test-of-new-tool-for-estimating-digital-advertising-campaign-emissions/

楽天グループ(楽天)と、「楽天市場」への出店店舗による独立した任意団体である「楽天市場出店者 友の会」(友の会)は7月24日、「第8回 楽天市場サービス向上委員会」を実施した。
「楽天市場」出店者とその顧客がチャットでやり取りする問い合わせ管理機能「R-Messe」のAI活用施策、情報発信の場として利用できる「ショップコンテンツページ」のユーザーへの需要喚起などについて報告した。
「楽天市場サービス向上委員会」は、「地域・コミュニティ」「システム」「物流」「顧客コミュニケーション」「エンゲージメント」といったトピックについての改善を協議する分科会によって構成している。「第8回 楽天市場サービス向上委員会」は、前回実施の委員会を踏まえて新設した「エンターテインメント分科会」と、「顧客コミュニケーション分科会」がそれぞれ活動を報告。さらに、分科会の枠を超えて、友の会が掲げている「共創イノベーション」のビジョンに基づき、将来の「楽天市場」を作っていくために期待する議論が行われた。
「エンターテインメント分科会」は、「楽天市場」をエンターテインメント性の高い売り場にして、ユーザーによる買い物体験の質の向上をめざしている。今回の委員会では、商品や店舗の魅力を知ってもらうことで需要を喚起する目的で7月にリリースした「ショップコンテンツページ」について報告。中長期的なアウトプットを検討するために、「友の会」の分科会にてメンバーとエンターテインメントに関して意見交換し、その結果を報告した。
「顧客コミュニケーション分科会」では、「R-Messe」「不正ユーザー対策」「レビュー・不正レビュー」の3テーマについて、「友の会」から出された提言に対し、楽天が進捗を報告した。
「R-Messe」については、出店ショップの問い合わせ対応の効率化につながるAI活用施策や、顧客対応力の向上を目的とした勉強会について報告。「不正ユーザー対策」では、ユーザーによる不正を迅速に検知するための検知精度向上について説明した。「レビュー・不正レビュー」では、AIを活用した不適切レビューのモニタリング強化などについて報告があった。
なお、「配送品質向上制度」のスタートに伴い、下期は物流分科会の活動を始動する予定だ。
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オリジナル記事:AI活用施策、新たな需要喚起施策など「第8回 楽天市場サービス向上委員会」まとめ | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ
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EC業界で活躍する“人”にフォーカスし、個人の功績や活躍を表彰する「ネットショップ担当者アワード」で、ロールモデルとなり得る人物を選出する「ベストパーソン賞」に、集英社のブランドビジネス部 部長 兼 第10編集部 部長の湯田桂子氏を選出した。「コンテンツ力」「データを活用した『届ける力』」を掛け合わせ、EC事業でヒット商品を創出し続けていることが受賞理由。湯田氏は長きにわたって集英社で複数の雑誌編集長を歴任、編集部の部長も務め、2022年12月から通販事業を担当するブランドビジネス部の部長を兼務している。EC事業でも成果を出すための、出版社ならではの独自戦略や、EC業界で求められる人物像を湯田氏に聞いた。
集英社のECサイト「ハッピープラスストア」の売上高は堅調に推移しており、2023年5月期のEC事業売上高は前期比11.5%増の58億円。サイトリニューアル以後、「ここでしか買えない商品」を合言葉に取扱商品の方針を見直し、コラボ商品や別注商品といったオリジナル商品を強化したことが寄与している。
雑誌制作で培ってきた「読者の好みと心理をよく理解する」というノウハウを商品開発にも応用。顧客の心理を想定したオリジナル商品の開発が、「ここでしか買えない」という希少価値を生み出している。
どこでも買える商品だと価格競争になってしまいます。集英社は出版社でコンテンツメーカーでもあります。コンテンツを増やすという感覚で、通販事業においてもコンテンツで勝負していると思っています。(湯田氏)
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集英社 ブランドビジネス部 部長 兼 第10編集部 部長 湯田桂子氏
「ハッピープラスストア」の主要顧客層は30代~50代女性で、「イーバイエクラ」「トゥエルブクローゼット」「エムセブンデイズ」「スアデオ」のオリジナル4ブランドが柱。これまで、この顧客層が満足できる品ぞろえや商品開発にこだわってきた。
なかでも、突出した人気となっているのは「イーバイエクラ」だ。「顧客のボリューム層となる50代女性は可処分所得が比較的高い上に、おしゃれを気にかける人も多い」と話す湯田氏。しかし、手ごろな価格で自分に合った服を見つけるのは難しい。こだわったデザインで値ごろ感があり、体形をカバーしながら、おしゃれ感があるアパレル商品を紹介していることが、ヒット商品につながっているようだ。
「ハッピープラスストア」でのヒット商品の開発秘話を聞いてみた。
たとえば「イーバイエクラ」。「エクラプレミアム編集室」というチームがあり、それぞれの商品開発を手がける編集者がディスカッションを行う。編集者の目線で捉え「50代だったら何を着たいのか」「どのようなおしゃれをしたいのか」といった厳しい基準を設定。「独自の基準をクリアした、こだわりや納得感がある商品を世に送り出していることがヒット商品につながっています」(湯田氏)
ヒット商品の一例であげたのが、「イーバイエクラ」で販売している「大人チュールスカート」(税込2万900円)。ふくらはぎまでの長さのスカートの上に、チュール生地を2枚重ねであしらった商品で、ウエストは総ゴム。淡いトーンのカラー展開、着やすさ、おしゃれ感があり華やかに着られるシルエットが反響を呼び、発売直後から人気に火がついた。引き合いの多さから、現在も再入荷と在庫切れを繰り返している。色違いで買いそろえる顧客も多いという。
「大人チュールスカート」は、スカート単体だけではなく、ほかのファッションアイテムとの相性の良さも特徴だ。トップスはニットでもTシャツでも合わせやすい。靴はスニーカー、ブーツ、パンプスまで、どれを選んでも相性良く履ける。
「普段の服装に取り入れてコーディネートしやすい」「体形をカバーできる」「暑すぎず寒すぎない着心地」「華やかさがある」といった、50代の気持ちに寄り添う商品開発に力を入れた点が、ヒット商品につながった。(湯田氏)
狙った通りに「売れる」商品開発とはどのようなものか。湯田氏は「商品開発の時点で『どの商品をヒット品番にするか』を計画するのは難しい」としつつ、たとえば10用意した商品のうち、「これはあまり買ってもらえないかもしれない」という結論に行き着く商品は検討をつけやすいと指摘している。
一番売れる商品を当てるのは難しいけれども、10ある商品のなかから3つ「これは売れそう」というものを見いだすことならできます。そして鏡を見ながら試着をし、ディスカッションを重ねながら「自分たちも欲しい」「ファンにこれを着てもらいたい」という商品に磨いていきます。(湯田氏)
湯田氏はこれまで、集英社が発刊する女性誌の「マキア」「バイラ」「ノンノ」などの編集長を歴任してきた。現在はEC事業を担当するブランドビジネス部の部長と第10編集部の部長を兼務している。編集部での経歴がEC事業にも生かされているかについて聞いたところ、「共通する部分とそうでない部分があります」(湯田氏)と説明する。
女性誌の編集部では「読者の心理を読む」ことを常に追求してきた。読者が何を考えているのかを常に観察して想像するという工程は、EC事業と共通しているという。雑誌とECの大きな違いは、雑誌は徐々に部数が増えたり、ファンをつかんでいったりといった地道な手応えの積み重ねだが、ECはすぐに結果が数字で表れること。「日次・週次で結果がわかるのは刺激的で、それがECの仕事の醍醐味だと感じます」(湯田氏)
自分たちが投じた施策の結果が「サイトPV」「購買率」「売り上げ」といった数字に直結して見えるECはまさに、マーケティングの腕の見せ所。商品Aを買った人が、次にどの商品のページを閲覧したのか、類似商品Bはなぜ買ってくれなかったのか.....といったお客さまの動きがオンライン上ですべて見て取れるというのは、紙媒体のファッション誌の仕事が長かった自分にとって新鮮でした。(湯田氏)
雑誌の編集部を経験した強みも生かせている。商品を市場に売り出した後、いかにその商品を伝えていくかという点だ。これは、出版社が得意とするコンテンツ力。市場で商品の販売をスタートした後、「いかにその商品の魅力を伝えるか」という段階で出版社ならではの力を発揮できる。このコンテンツ力の高さが、上位2%の商品が売上高の半数を占める「ハッピープラスストア」の売り上げ構造につながっている。
集英社はECの運営だけでなく、雑誌の誌面を活用した通販事業や通販カタログの発行もしている。
第10編集部は、「紙・Web・通販の三位一体」が合言葉になっているくらいの意識で取り組んでいます。ECサイト「ハッピープラスストア」ではコマースメディア室の担当者が、ヒット品番ばかりを集めた「スタンダードブック」という通販カタログを制作。それを顧客に送付することでコンバージョン率のアップやヒット商品の創出につなげています。(湯田氏)
一方、「スタンダードブック」は紙媒体ならではの難しさもある。通販事業者が発行する通販カタログでも同じことが言えるが、カタログ向けの商品開発は、10か月から1年前に準備するため、気温や環境、流行などを事前に予測するのが困難となる。
商品を作り込んだ後、誌面向けに撮影を行い、誌面内容を編集してからカタログを印刷するという、時間がかかる手順を踏むからだ。たとえば暖冬は、冬物のコートのような重衣料の売り上げに当然影響してくる可能性が高い。誌面発売のタイミングで気温が例年よりも高いと、厚手のコートを訴求しても売れないからだ。
その反面、仮説が当たったとき――つまりは、発行タイミングのニーズにぴったり合う商品を訴求でき、売り上げにつながったときの喜びは大きいという。
「通販カタログ用に撮影した新商品が売れない」という状況に陥ってしまえば大損害が想定されるので、鷹揚(おうよう)な気持ちではいられません。雑誌誌面とは違う点ですね。売れるように仮説を立て、カタログの発行まで慎重に取り組んでいきます。仮説が当たっているかどうかは、発行まではわからないという難しさはありますが。(湯田氏)
商品の売れ行きが不調なときは、社内のマーケターやMDが一丸となって挽回し、当初の売上計画に追いつくため手を尽くす。湯田氏は、そのスピード感の速さに、ECビジネスならではのやりがいを感じているという。
「ネットショップ担当者アワード」は、ECで活躍する個人を表彰する賞だが、現在のEC事業に求められる人材について湯田氏に聞いてみた。湯田氏によれば、変化の激しいこの時代に、従来のやり方や常識が本当に正しいのかを疑って、常に新しいことにチャレンジできる人は結果が出せると期待している。
さらにECの場合、細かい業務作業がとても多いため、それに対してきちんと向き合いながら、自らそれを効率化していける人に対しても有望視している。そして、顧客の気持ちや市場の環境をきちんと想像しながら、最後までやり切れる人材はEC市場で活躍できると指摘する。
今の時代に必要なのは、「従来通り」に甘んじるのではなく、これまでの前提を疑い、より良いもの作りを追求できる人。前例踏襲で安心してしまったり、満足してしまったりしては、得られる結果は横ばいになってしまいやすいし、お客さまも悪い意味で慣れてしまい、飽きられてしまう可能性もあります。お客さまが見たものに魅力を感じてくれるとは限らないし、同じことをやっていくよりも、新しいものを取り入れていける方が良いと思います。(湯田氏)
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オリジナル記事:売上UPの秘訣は商品の魅力を伝える「コンテンツ力」。ヒットを飛ばし続ける集英社のECサイト「ハッピープラスストア」の戦略とは
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楽天グループ(楽天)は9月、ECモール「楽天市場」の「楽天スーパーSALE」において、「楽天モバイル」の契約者を対象とした先行セール「楽天スーパーSALE 楽天モバイルご契約者様限定!先行セール」(先行セール)を初めて実施する。
先行セールは、「楽天スーパーSALE」がスタートする24時間前から、楽天モバイル契約者がセール商品を先行して購入できるセール企画。楽天モバイル契約者は、先行セール期間から設置される「楽天スーパーSALEサーチ」で商品を検索して事前にセール品を購入できる。
9月の「楽天スーパーSALE」は、9月4日20時にスタートするが、「楽天モバイル」契約者は、9月3日20時から商品を購入することが可能となる。
「楽天モバイル」の契約者には、その他の特典も用意する。先行セール期間中の買い物も、「楽天スーパーSALE」開催期間中の買い回りキャンペーン「エントリー&ショップ買いまわりでポイント最大10倍」の対象。買い回りキャンペーンはエントリーの上、1000円(税込)以上の買い物をしたショップ数に応じて、楽天ポイントを最大10倍進呈するというもの。
さらに、「楽天モバイル」内の特設ページから、「Rakuten最強プラン」を初めて申し込み、先行セールを含めた「楽天スーパーSALE」の期間中、1ショップでの買い物金額が1000円(同)以上のユーザーを対象に、9倍の「楽天ポイント」を付与する。
「Rakuten最強プラン」とは、日本全国のサービスエリアで高速データ通信が無制限で利用でき、家族にお得な特定を追加したモバイルプラン。
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オリジナル記事:「楽天スーパーSALE」で楽天モバイル契約者限定先行セールを実施
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「ネットショップ担当者フォーラム」は2024年7月29日で創刊10周年を迎えました。創刊当時から連載「ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」など、さまざまな記事に携わり続けてきた運営堂 森野誠之氏にインタビュー。「GA」関連、Web制作支援・運用業務などで豊富な経験を持つ森野氏が、自身の10年間をビジネス面、パーソナル面それぞれから振り返りました。
――まずは、この10年の仕事の振り返りをお聞かせください。
森野誠之氏(以下、森野氏):10年前は運営堂のメールマガジン「毎日堂」、「ネットショップ担当者フォーラム」での連載が始まりました。当時は「Googleアナリティクス(GA)」関連の仕事が多かったですが、現在は幅広くウェブ・EC全般を支援する仕事が増えてきて、10年で仕事の幅が広がりましたね。
今は「GA」関連は1割程で、6~7割くらいは中小企業のウェブマーケティング全般の相談・支援案件です。ウェブ担当者に話を聞いて「こういうことを行った方が良い」「こういう順番でやりましょう」「記事を書くならこういうものにしましょう」など、企業の問題を解決して売り上げアップにつながるよう支援しています。
――支援企業の業種や規模に傾向はありますか。
森野氏:支援企業の業種・業態に偏りはありませんが、飲食、美容、医療関係は行わないと決めています。飲食と医療は“腕”に左右されるもので、ウェブでどうにかする領域ではないと思っていますし、美容は私の専門外だからです。
支援企業の規模は10~20人規模が多いですね。地方や都市部など、地域の偏りはありません。
――10年間、ウェブ・EC関連の仕事に従事してきて大変だったこと、苦しかったことを教えて下さい。
森野氏:一番大変だったのは「ネットショップ担当者フォーラム」の連載です(笑)。3年くらいは毎週締め切りがあることが本当に苦しかった。当時、大学の非常勤講師も務めており、そちらも毎週発生する仕事だったのできつかったですね。ただ、大学は夏休み・冬休みがあったのでまだ良かったのですが、「ネッ担」の連載はお盆、年末年始、GWくらいしか休みがなかったので......我ながらよく両立できていたなと感じます(笑)。
――当時、「GA」関連で大変だったことは何でしょうか。
森野氏:取り組み始めたときは大変でしたね。知っているつもりでも知らないことだらけで、やればやるほどわからないことが増えてきて……。実践と勉強の繰り返しでした。
バージョンアップによる仕様変更が幾度も発生し、そのタイミングで「GA」から手を引こうと考えたことはありました。けれど「『GA』の変化についていければ」という気持ちで続けてきました。
――大変でも「変化についていこう」と思えた要因は何でしょうか。
森野氏:「ここまでやったなら続けた方が良い、もったいないかな」と思えたことですね。取り組んでいる最中は辛いですが、新しいことをゼロから考えて勉強していろいろやるのはもっと厳しい。
けれど、続けてきてすでに土台ができ上がっていることなら、変更などがあっても新たに覚えることはそれほど多くない。たとえば「GA」で覚えることが100あるとしても、80~90くらい知っていれば事足りることが多いです。あと、100が110、120になっても絶対量は倍になるわけではなく、ある程度のところまで理解していれば、新たに覚えることは少しずつしか増えません。
「ここまでできるようになったから、ちょっと頑張れば良いだけだ」と思って続けています。取り組んでいることを徐々に変える、少しずつバージョンアップして継続していく方が性格的にも向いていますね。個人的に続けることが一番楽だと思っていますし、1つの物事に長期で取り組む方が合っている。新しいことを短期間で進めようとすると、無理が生じるのではないでしょうか。
――この10年、成長し続けられた秘訣は何でしょうか。
森野氏:「上手くいかないことがあれば、都度それを修正してきたこと」でしょうか。上手くいかないことがあるのは仕方がないので、そこで「何が良くなかったのか」「どうすれば良かったのか」と振り返りを行ってきました。それを受けて、支援企業に対しては「ここは良くなかったので、今度からこうします」と提案していきます。
努力していても上手くいかないことは多々ありますが、凹んでいる時間は勿体ないです。それよりも、「次にどうするべきか」を常に考えて仕事に取り組んでいます。
――先日、「上手くいった時も、なぜ上手くいったのかを考えることも大事」と書かれている記事を読みました。森野さんは上手くいった時も振り返りをしますか。
森野氏:「これで良かったんだな」と振り返ります。「この方法で上手くいったのなら、他のことも似たようにできるかな」と考えて進めています。
なので、上手くいくこと・いかないことをずっと考え続けていますね。仕事モードの時は歩いている時、電車に乗っている時など常に考えています。「何も考えない」ことの方が難しいかもしれません。
――常に何かを考えていると、失敗してしまったこと、嫌なことを思い出しませんか。
森野氏:一瞬なることはあります。ただ、嫌な気持ちになったとしても、過去のことはどうしようもない。先のことは「やるか・やらないか」を決めるだけですし、やらなければいけないことはきちんとやる。過去のことや細かいことを気にし過ぎると、仕事以外にも良くない影響が出ます。
1人で仕事をしているとマイナス思考になりがちなので、前向きに考えるようにしています。不安なことを考え始めるとキリがありませんので。
独立したばかりの時は不安なことも考えていましたが、徐々に「誰のせいにもできない」「自分がサボっているからそうなってしまう」と思えるようになりました。すべて自分の責任なので自分が頑張るしかない。行っていることは「すべて自分」というところに帰結します。
「後ろを向いても意味がない」「自己責任」と思えるマインドを持てるようになったことも、成長につながっているかもしれません。
――EC業界の10年を振り返って、特に印象に残っていることを教えて下さい。
森野氏:やはりコロナ禍でしょう。一気にEC化が進み、インターネットリテラシーも高まってネットでやりとりをする人たちは楽になったと感じます。電話やFAX、対面でのやりとりが減り、メールやオンライン会議が増えたことで効率的になりました。
――「楽になった」と感じる部分はどこでしょうか。
森野氏:事業者さんを支援していくなかで、これまでは本来支援する内容よりも相当手前の部分から説明する必要がありましたが、皆さんある程度知識を持たれていて、もう一歩進んだところから話が始められるようになりました。
さらに、皆さん「いつかECをやりたい」から「やらなきゃいけないからどうすれば良いのか」と主体的に進めるようになりましたね。もちろん、コロナ禍は「なんとなく売れたら良いね」ではなく「売れないと困る」という厳しい状況ではありましたが。
ECを利用する人が増えたことで、「インターネットでモノを買うのが怖い」という人はかなり少なくなったと思います。昔は「クレジットカード情報を登録するのが怖い」「本当に届くのか不安」と思う人が圧倒的でしたが、今は逆に「このお店はECがないのか」と思われることが増えましたね。
たとえば、観光で訪れたお店で「この商品が欲しい」と思っても、通販がなくて後から購入できないとわかると、機会損失につながってしまいます。こういったケースが増えたことは、ECの浸透による変化ではないでしょうか。
――いわゆる“コロナバブル”が落ち着いて、コロナ禍を機にECを始めた企業の状況はどうでしょう。
森野氏:元々実店舗がある事業者さんに聞くと、店舗にお客さんが戻ってきていますね。ECは、実店舗で買った人がリピート買いする手段になっていることも多いです。今はコロナ禍の時期ほど注力しないわけではないですが、「店舗とEC、両方合わせてどう運用していくか」というフェーズになっています。
それから、「実店舗で生の声を聞かないと厳しい」とも聞きます。リアル接点でお客さんの声を聞かないと、商品やサービス改善のヒントを得るのは難しいそうです。
店舗には「SNSで知った」「口コミのある『Googleマップ』で見た」など、さまざまな接点からお客さんが訪れますし、そういったお客さんから多様でリアルな情報がどんどん入ってきます。こればかりは検索しても調べられない情報なんです。
――未来の話はどうでしょうか。10年先もEC事業者さんが生き残っていくためのポイントをお聞かせください。
森野氏:国内で狭い分野で頑張るか、海外に出るかでしょうね。国内市場は人口も減って縮小していくので、国内でこれから広げるのは大手以外だと難しいのではないでしょうか。もしかしたら事業者の買収が増加していくかもしれません。
越境ECは、まだ積極的ではないものの取り組んでいる支援企業もいます。Instagramなどを運用していると海外からの問い合わせが自然と来ますし、商品によっては検索から直接来たりもします。今は翻訳で手軽に質問や購入ができますからね。
商品については、特殊な商品ではなく、日本人が欲しいと思うものが海外の人にも売れています。逆に日本刀など特別なものを売る方が難しいようです。
――続いては、10年間の森野さんのパーソナルなお話を伺います。
森野氏:プライベートで印象に残っていることは、10年前に家を購入したことです。当時、良い中古物件があっても妻は首を縦に振らなかったのですが、突然新築物件が建つという情報を得て「ここにする」と言われました。まだ更地の状態で「買うから」と言われて……。建て売りが立つ予定だったのですが、不動産会社からは「(家を見ずに)本当に買いますか?」と聞かれました(笑)。
それから6年ほど前に犬を迎えました。これも妻が急に「飼うから」と言って迎えることになりましたね。
子どもがいたのであっという間の10年でした。子どもたちは成長して、2024年春に中学三年生と高校三年生になり、高校受験と大学受験を同時に迎えます。
――森野さんというと、たくさん本を読んでいる印象です。そんな森野さんが今まで読んだ本のなかでオススメの書籍とその理由を教えて下さい。
森野氏:田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』でしょう。「人間のすべてが書かれている」と言っても過言ではない。宇宙の二大勢力の政治的・軍事的な争いを描いたSF小説ですが、本当に登場人物が多いのです。真面目な人も、いい加減な人も、ずるい人も登場します。民主主義のような“体制”の嫌なところもわかるようになっています。人生のすべてが凝縮されていて、一度読んでおくと生きるのが楽になるので、本当にオススメです。
コミカライズもありますし、過去にはアニメ化もされて最近リメイク版が放送されています。昔のものはVHSで売っていたのですが、とても長くてなかなか進まない。“タイパ”を重視する今の時代に逆行していますね。
もう1つは北方謙三さんの『水滸伝』。まず、ご存じない人に説明すると北方さんはハードボイルドな作家さんで、“男の渋さ”というイメージを持つ方です。
『水滸伝』をオススメする理由を説明するのが難しいのですが……。「仕事に役立つか・役立たないか」という観点では、特に役立たない。けれど、特に男性が読んだらきっと面白いと感じる部分が多いと思います。あと、ある程度年齢を重ねていると共感できるポイントが多くなると感じます。
ちなみに、『楊令伝』『岳飛伝』と続いて、水滸伝三部作となっていますので、興味がある方は全巻読んでほしいですね。
――ECにも携わる森野さんがよく使う通販サイトを教えて下さい。
森野氏:「Amazon」ですね。手軽さが好きです。私は、買い物はそんなに悩んで選ばないし「買い物を楽しむ」ことにも興味がなくて。だから、自分が欲しいタイミングでさくっと買えてすぐ手元に届いてほしい。クーポンやポイントにも惹かれないですね。そういったことに頭を使う時間がもったいないと思ってしまうので。
――なるほど。そんな森野さんがECでこれまでに購入した「これは人にオススメしたいモノ」は何でしょうか。
森野氏:折りたたみ式のエアロバイクです。コロナ禍に運動不足になってしまったので、健康のために当時1万円くらいで購入しました。サイズと値段の安さが決め手です。収納時に折りたたむとスティック型掃除機より少し大きいくらいで、広げても0.8畳くらい。スマートフォンスタンドも購入したので、エアロバイクの前にスマホを置いて音楽や動画を楽しみながら運動できます。
エアロバイクをオススメするのは、漕ぎながら他の作業ができるからですね。私は主にアニメを視聴しながら漕いでいます。アニメは1話25分で運動にちょうど良い時間なので。「今日はもう少し頑張ろう」と思ったら何話か続けて見ればいい。黙々と漕ぐだけ、歩くだけだともったいない気がしてしまって。個人的には何かをしながら運動もできる、エアロバイクが一番続けられますね。
――休日はどのように過ごしているのでしょうか。
森野氏:名古屋と徳島の2拠点で仕事をしているのですが、名古屋にいるときは、朝から犬の散歩に行き、その後モーニングを食べながら少し仕事をします。帰宅してからは昼まで仕事の続きをする、というのがルーティンです。昼食後はやることがなければ夕食までずっとゲームをするという生活です。サッカー観戦がないときは外に出なくても平気ですね。
サッカー観戦ですが、2017年頃から「徳島ヴォルティス」を応援しています。以前からスペインというかバルセロナのようなサッカーが好きで、そのスペインからリカルド・ロドリゲス氏という監督が来日し、魅力的なサッカーを展開していたんです。
それまでJリーグにはあまり興味がなかったのですが、スペイン人の監督が就任したというので見てみたら面白くてハマりました。徳島のホームで試合があるときはほとんど現地で観戦しています。
なので、同業の人は「休日にテーマパークへ行って研究する」とか「映画を見に行く」「イベントに参加」するといったことや勉強などをしていますが、私はしていません(笑)
――最後に「ネットショップ担当者フォーラム」へコメントをいただけますか。
森野氏:10周年おめでとうございます。10年間一緒にやってきて、お互いに成長してきたと言って良いかもしれません。記事を読んで、作って、ずっと編集部の皆さんと仕事をしてきたので、今さら「おめでとうございます」というのも不思議な感じです。同士に近い存在なので「もう10年か」という印象です。
これから先の10年「ネットショップ担当者フォーラム」がどうなっていくのか楽しみです。
――ありがとうございました!
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オリジナル記事:人生は『銀河英雄伝説』と北方健三氏に学んだ――運営堂 森野誠之氏が振り返る、ECビジネスと自身の10年間 | ネッ担10周年、EC業界はどう変わった? インタビュー+取材で振り返る10年
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ジャパネットホールディングスの子会社でBS放送を手がけるジャパネットブロードキャスティングは8月22日、2025年1月から「BSJapannext」と「スターチャンネル」を合併し、新たな放送局「BS10(ビーエステン)」としてリニューアルすると発表した。
ジャパネットブロードキャスティングは2022年3月に「BSJapannext」を開局。ショッピングチャンネル、朝日放送テレビから受け継いだ人気クイズ番組「パネルクイズアタック25Next」、ゴルフなどのスポーツ中継番組を中心に放送してきた。2023年3月からは資本業務提携しているLCC・スターフライヤーの機内放送で「BSJapannext」の番組を視聴可能にするなどの取り組みも開始。2024年4月には映画専門の有料BS放送「スターチャンネル」を放送するスター・チャンネルの全株式を東北新社から取得し完全子会社化、2024年8月1日付でスター・チャンネルをジャパネットブロードキャスティングに吸収合併している。
2025年1月から、「BSJapannext」と「スターチャンネル」はBS10chにチャンネルポジションを統合する。現在「BSJapannext」はBSの263chで、「スターチャンネル」の元々のチャンネルポジションであるBS10chに移ることになる。これまで「BSJapanext」を視聴するには、電子番組表かテレビリモコンの3桁入力からアクセスする必要があり「テレビリモコンでザッピングできる環境になかった」(ジャパネットブロードキャスティング社長執行役員・佐藤崇充氏)。チャンネルポジションの変更で視聴アクセスの向上につなげる。
合わせて「BSJapannext」は「BS10(ビーエステン)」に名称を変更、「スターチャンネル」は「BS10スターチャンネル」に変更しそれぞれロゴも刷新する。BS10chの同一チャンネルポジションで無料放送の「BS10」と、有料放送の「BS10スターチャンネル」が視聴できるようになる。テレビリモコンの「チャンネル(選局)」の山型ボタンや+ボタンを押すことで有料放送と無料放送の切り替えができるという。なおチャンネルボタン同ポジション内で無料放送と有料放送のハイブリッド運営を行うのは「衛星放送史上初」(同社)という。
「BS10」リニューアルに合わせて放送番組のコンテンツ強化も行う。「パネルクイズアタック25Next」は記念特番など企画を強化する。スポーツ番組もバスケットボール中継・国内ゴルフ中継・プロ野球中継などさらに強化していく。ジャパネットHDではBリーグ所属のプロバスケットボールチーム「長崎ヴェルカ」の運営も行っており、バスケットボール全体を盛り上げるべく多彩な情報満載の応援番組も放送していくという。「BS10スターチャンネル」では日本語吹き替え比率を30%から70%へ高める。映画専門チャンネルの中で最大級の吹替率とし、他放送や映像化されていない貴重な吹替版も放送する予定としている。
またリニューアルに合わせ「BS10PR大使」としてサンリオの人気キャラクター「ポチャッコ」を起用。各番組などに登場していく予定としている。
無料放送「BS10」から有料放送「スターチャンネル」への送客、ジャパネットたかたが発行するカタログやチラシなどの自社媒体を活用した告知などジャパネットグループならではの強みを生かす考え。
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オリジナル記事:ジャパネット、新しいBS放送局「BS10(ビーエステン)」誕生へ。無料放送と有料放送のハイブリッド運営
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ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などのパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、2027年6月期に電子マネー「majica(マジカ)」のアプリ会員数を現在の2倍となる3000万人への拡大をめざす。2024年6月期の決算発表で言及した。
PPIHの2024年6月期連結業績は、売上高が前期比8.2%増の2兆951億円、営業利益が同33.2%増の1402億円、当期純利益は同34.1%増の887億円。majica会員限定の価格戦略やキャンペーン施策が大きくけん引したという。PPIHでは2030年6月期に向けた中長期経営計画「Visionary2030」で、営業利益2000億円達成を目標に掲げている。majicaアプリ会員数倍増に向けた取り組みもその一環。
「majica」は2014年3月からサービスを開始した電子マネー。PPIHグループのドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテ、アピタ、ピアゴなどの加盟店で利用できる。実店舗のレジや専用チャージ機、クレジットカード、銀行口座からチャージできる。アプリ版も用意しており、最大5%のポイント還元やアプリ会員限定のクーポン発行のほか会員限定のキャンペーンなども展開している。アプリ会員数は2024年6月期までに1500万人を突破している。
メディアを活用したアプローチや新たなアプリ施策で、2027年6月期までに現在の2倍となるアプリ会員数3000万人をめざす。現在、若年層(15~24歳)人口の20.1%がmajica会員となっているとし、2027年6月期には若年層人口50%の会員化につなげる。若年層の支持をさらに集めたい考え。
アプリ会員3000万人達成に向けては、新規来店者の獲得と会員化、既存客の会員化を実施。既存会員向けには、来店頻度向上と離脱阻止、休眠会員の復活促進を図っていく。
新規顧客の獲得施策としては「テレビCM」「学割」「インフルエンサー活用」などを行い、非来店層へのアプローチを図る。
テレビCM施策は、ドン・キホーテに来店したことがない若年層を惹きつけるような大型キャンペーンを実施する予定としている。学割施策としては化祭や卒業式といった学生ならではのイベントごとに必要な商品を特設サイトで提案し、学生限定の割引を提案し学生との接触機会を増やしていく計画。インフルエンサー施策は、若年層の人気が高いインフルエンサーによるライブ配信でドンキ商品の紹介を行い、接触機会を増やし利用意向の拡大につなげたい考え。そのほか、若年層向けのアイテムを集めたアワードといったカテゴリーに特化したフェスなどを通じ、若年層のファンを獲得していくという。こうした取り組みを通じて来店とアプリ会員化を促す。
majicaアプリを通じては、既存会員の来店頻度向上を強化する。会員1500万人のデータ分析から、既存会員の属性ごとに有効なサービスやクーポンを出し分ける。そのほかアプリにデジタルスタンプカード機能を実装し、ゲーム感覚で参加可能なミッションなど用意するという。ミッション達成で特典進呈などインセンティブを設け来店頻度の向上につなげる考えだ。
離脱防止・離脱復活に向けたMA施策も手がけていく。来店頻度が下がってきた会員や、一定期間来店のない会員に対してはアプリ以外のタッチポイントを強化する。MAをかけ合わせた再来店アプローチで休眠会員100万人の呼び戻しを促す。
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Micoworksは9月10日(火)、BtoC企業の経営層、IT部門・マーケティング部門の担当者などを対象とした「次世代マーケティング組織に求められる経営視座と実務推進力」をオンラインで配信する。一橋ビジネススクール教授 楠木建氏、ファミリーマートCMO足立光氏などが登壇。「経営視点からのマーケティング」をテーマに、実践事例や対談形式を交えながら顧客の価値創造につながる経営機能としてのマーケティング組織のあり方を説明する。
▼「次世代マーケティング組織に求められる経営視座と実務推進力」(9/10開催)
カンファレンスでは、BtoC企業の経営者・CXO・マーケティング・経営企画・DX/デジタル部門・リーダーを主な対象として、「経営戦略」「CMOの役割」「長期利益を生むマーケティング」「顧客育成」をキーワードとして捉えた講演を行う。
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オリジナル記事:ファミリーマートCMO足立光氏、一橋ビジネススクール楠木建氏などが語る利益を生み出す最新の経営戦略【オンラインカンファレンス9/10開催】
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ヤマト運輸は日本列島を横断する見通しの台風10号の影響で、8月26日(月)~31日(土)にかけて広い範囲で荷物の預かりや配送に大幅な遅れが生じる可能性があると8月24日に発表した。
地域によっては、安全運行管理の観点から、荷物の預かり、配送、営業所業務を一時的に中止する可能性もある。
台風10号は暴風域を伴って強い勢力で日本列島に接近。今後、フェリー、航空機、貨物列車の欠航または遅延、高速道路の道路規制などの発生が予想されている。
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オリジナル記事:【台風10号】ヤマト運輸、8/26~31は広い範囲で荷物の預かりや配送に大幅な遅れが生じる可能性
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ずっと言われてきたことですが、やはり“楽天ヘビーユーザー”が大半を占めている感じですね。特に「スーパーSALE」などはそういったユーザーの方が恩恵を受けやすいということもあるでしょうが、イベント時は「RPP広告(楽天プロモーションプラットフォーム広告)」やその他のセグメントがかけられる広告に関しては、こうした結果を元に少し運用方法を考えてみてもいいのかもしれません。あとは、ジャンル別でECCからもう少し細かい情報を共有してもらうとか。運用するうえで「3倍程効果があるという結果」とも取れるので、運用に転換していけたら良いですね。
2024年9月の「スーパーSALE」では楽天モバイルユーザー限定の先行セールを9月3日から実施すると発表しているので、ジャンルによっては細かい部分での対策・施策によって数字が大きく変わってきそうです。