ご質問いただいたので、これまで開催したCSS Nite LPを、改めてまとめてみました。LPは、主に土曜日などに開催するCSS Niteのロングバージョンの開催の名前です。
★は再演版。これまでに再演されたのは「Coder's Higher」 、「スマートフォン特集(1)iPhone/iPad編」、「アクセス解析:事例紹介とGoogleアナリティクス新機能」。また、「UI/UX」再演版が4月に開催予定です。
| 年 | 回数 | 参加者数数 |
|---|---|---|
| 2006 年 | 2回 | 554人 |
| 2007 年 | 2回 | 426人 |
| 2008 年 | 1回 | 175人 |
| 2009 年 | 2回 | 280人 |
| 2010 年 | 6回 | 1,371人 |
| 2011 年 | 10回 | 1.928人 |
| 2012 年 | 5回 | 1.191人 |
| 2013 年 | 6回 | 1.416人 |
| 2014 年 | 1回 | 200人 |


投資信託の運用会社として、投信のメーカーを自負する日興アセットマネジメント株式会社(以下日興アセットマネジメント)では、銀行や証券会社での「NISA(少額投資非課税制度)」口座開設の申し込みが開始される2013年10月に併せて、BtoC向けサイト「投資信託のメーカーで学ぶNISA」を2013年9月27日に開設。
「メーカー」である運用会社が作る商品を、銀行や証券会社が販売するという構造の特性から、運用会社が個人投資家と直接コミュニケーションをとる機会が少ないなか、なぜ今回、こうしたサイトを構築したのか、web担当者として、サイト立ち上げを実施したリテール・マーケティング部web開発グループの平山かなえ様にお話を伺った。

「日興アセットマネジメントは投資信託の『メーカー』ですが、主なコミュニケーションの対象は、銀行、証券会社などの私たちの商品を販売してくださる販売会社です。ですが私たちの商品を最終的に手に取るのは一般の消費者のみなさまです。本サイトは『メーカー』として最終消費者である投資家に対する責任とは?と考えた時に、『NISA』についても『メーカー』として責任ある情報提供をすることが大切なのではないかという思いの元で企画されました。
2013年、金融業界では『NISA』口座獲得に向けて、関連するサイトが乱立し、キーワード『NISA』はバズワード化していました。
そんな中で、当社は『NISA』のターゲットとされる層には認知が低く、証券会社と誤認されることも多かったのです。」
「『NISA』をきっかけにこういったサイトを立ち上げたのは、投資に興味をもった人に日興アセットマネジメントを知ってもらい、私たちの考え方を知っていただく良い機会だという考えに基づいています。
今までもWebを使った情報発信は『世界の投信王』という投資の体感ゲームや資産運用の基本をまとめた『お金のトリセツ』などいくつか行っていますが、どちらかというと啓蒙サイトの一環としてやってきている側面が大きいものです。今回の『NISA』サイトはブランディング色が強く、そういう意味では今までとは少し違う切り口でスタートした企画でした。」
メーカーとしての役割を果たすコンテンツ「2013年の6月から約3ヶ月のプロジェクトだったのですが、プロジェクトリーダーである上司の指導のもと、まず投信メーカーとしての役割を果たすコンテンツと、日興アセットの考え方を知っていただくためのコンテンツの二本柱で設計しました。他社の『NISA』サイトはどちらかというと商品やその仕組みの説明が多いのですが、それと同じでは意味がありません。当社のサイトは、『メーカーとしての役割を果たすコンテンツ』ってなんだろう?を突き詰め、それは時間をかけてお金を育てていくという『投資の本質』についてお話しすることではないか、という考えに基づいて作られています。
ただ、あまりメーカーの立場を強調しすぎると、言い方によっては誤解を生んでしまうような部分もあるので、そこは慎重に作っています。過激なタイトルも調整して丸くしたり(笑)。
こういったコンテンツはすべて社内で書いています。投資信託の運用会社として、当社は他社に比べても格段にこの点に注力しているのですが、目論見書や日々動くマーケット情報など、『書く』スキルを持つ人材が多くそろっています。そのためコンテンツはすべて内製で作ることが可能なのです。」
ユーザーの声を受け止めるのはユーザーの声「自然検索でのSEOには力を入れています。いわゆるH1タグなどの基本的なSEO対策は地道に且つしっかりと抑えることを徹底しています。その上で、数としては決して多くないデータを毎月見ながら、『ここにリンクを貼ると回遊性が高くなるから修正しよう』とか、『サイトのつくり上、この単語はGoogleのクローラが拾っていない可能性があるから、この単語をもう少し拾えるような場所に移しましょう』といった微調整をはじめ、ページタイトルやディスクリプションをしっかり作るということをしています。
また、実際に運用してみてわかったことなのですが、流入している検索ワードを見ると、このサイトが非常にニッチな話し言葉での検索の受け皿になっていることがわかりました。『やっぱり投資ってやった方がいいの?』のような普通の話し言葉や頭に浮かんだ言葉をそのまま検索窓に入れる人がいます。そういったユーザーが検索した話し言葉そのものの受け皿になっているコンテンツが、ユーザーにインタビューした声を掲載している『みんなの声』というコンテンツだとサイトを公開してから気づきました。サイト公開前まではこのコンテンツがランディングページとして機能すると思っていなかったんですね。
『NISA』も始まりましたので、今後はさらにユーザーの言葉に応えられるよう、『NISA』を使い始めた人たちの声をコンテンツとして追加しようと現在公開準備中です。
それ以外の流入施策としては、リスティング広告や記事広告、オフラインでの流入施策を行っています。
サイト自体はブログのように日々アップデートするサイトではないので、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを使って拡散する、ということはしていません。
オフラインは今まで出稿が多かったマネー誌、業界紙よりも、『NISA』をきっかけに若い層にもアプローチしたく、これまでとは少し違ったメディアを選んで出稿しています。」
>>次ページ「サイト訪問者の気持ちの変化を「コンテンツ理解の深度」と考える」
Googleウェブマスターツールの「インデックスステータス」がHTTPページとHTTPSページを別々にレポートするようになった。これにより、HTTPSだけのインデックス状況を知ることができる。
- ウェブマスターツールのインデックスステータス機能がHTTPとHTTPSを別々にレポート -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM

あるサイトにおいてウェブマスターツール上に「サイトのメッセージ」が多発しています。
「Googlebotがサイトにアクセスできません」
というメッセージです。
接続エラー率が2~3%あると注意を受けています。
調べてみると、このサイトはこのメッセージが出るときはGooglebotに対して500番台のエラーが返っていました。たいていが503になっていたようです。
メッセージが多発しはじめると少しして、検索経由のトラフィックが激減しました。
そして、その後このエラーの原因を取り除くと徐々にですがトラフィックが回復してきています。
一応こちらのサイトにおいてはこの期間で大きな施策は打っておらず、
これらのサーバまわりの調整のみに徹していました。
エラーが多発してから少し時間がかかって落ちたことは、
徐々に当該ページ(botがアクセスしてエラーが出たページ)の評価が落ちていったのではないか?
もしくは通常メンテナンスでも503を返すことが一般的であることから、
マイナス評価をするのは連続して503が出続けている場合だけなのではないか?
と仮説を立てることができますが、
警告が消えてからトラフィック回復し始める期間が短すぎるのではないかとも思いますので、
100%エラーを消したことがトラフィック回復につながったとは断言できませんが可能性はあると思います。
別のもので今度はbotがアクセスできない旨のメッセージはきていないものの、
ウェブマスターツールでクロールエラーが急激に増えた例です。

横軸がそろっていないので見にくくて申し訳ないのですが、
こちらはステータスコード500のエラーが多発をしました。
エラーが出始めてすぐにトラフィックが減少しています。
これら2つしか例がありませんので、
必ずしもエラーが出ることがSEO上のランクダウンにつながるとは言い切れない部分はありますが、
こういうことも起こり得ると考えています。
が、そもそもなのですがサーバーエラーはSEOの問題ではなく、
「ユーザーが訪れた時にエラーが頻発したらどうでしょうか?」
を考えるべきでしょう。
「あのサイト重いよね」
「あのサイト良く落ちるよね」
という言葉を時々聞きますが、
ユーザーが離れていく典型的なサイトだと思います。
また、こういうサイトはGoogleとしても上に出したくない、
ようするにこのようなサイトを上位表示させることは検索ユーザーの満足度を低下させることにつながってしまいます。
結果としてSEO上も不利になることがあり得るということでしょう。
エラーが起こる原因は多々あります。
・トラフィックに耐えられるインフラが用意できていない
・システム的に問題があって過剰に負荷がかかってしまう
・定期的にサーバ再起動していてそのときにGooglebotが来てしまう
etc...
いずれにしてもウェブマスターツール上でこのようなエラーに関するメッセージや表示を見つけた際には早急な対応が必要だと思われます。
繰り返しにはなりますが、これは「SEO」がなくても対応しなければならない内容です。
※補足
404エラーが増えたなどの場合、実際にページを削除して404が返っているのなら問題はありません。もちろんその削除されたページへのリンクがサイト内でたくさんつながったまま残っているようなら問題ですが。
そのような「こういうケースは?」みたいなのがあると思いますが、サーバエラーみたいな話は「ユーザー本位」で考えておけば基本間違いないかと思います。