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石井食品の自社EC改善成功事例。レビューを閲覧したユーザーのCVRが、非閲覧よりも120%アップ

1 year ago

石井食品グループのダイレクトイシイは、自社ECサイト「イシイのオンラインストア」でレビューマーケティング施策を実施したところ、月間レビュー投稿数が前年同月対比で16.2倍に増えたという。商品詳細ページでレビューを閲覧したユーザーのCVRは、非閲覧ユーザーよりも120%アップした。

「イシイのオンラインストア」トップページ(画像は編集部がダイレクトイシイのECサイトから追加)
「イシイのオンラインストア」トップページ(画像は編集部がダイレクトイシイのECサイトから追加)

自社ECサイトの運営で「レビューがほとんど集まらない」「投稿されたレビュー内容をCSVなどでDLができないため、データの利活用がしづらい」といった課題を抱えていた。

加えて、「商品一覧ページに商品ごとのレーティングを表示したい」「レビューの質を担保したうえでより多くの顧客の声を集め、購入検討者の不安解消につなげたい」「収集した消費者のレビューを起点に、商品やECサイトの改善につなげたい」「投稿されたレビューに対して、店舗からの回答をしたうえでサイトに公開したい」といった考えもあった。

ダイレクトイシイは2025年5月にecbeing傘下のReviCoが提供するレビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo」を導入。レビュー投稿数の増加、CVRの向上のほか、次のような改善効果を得た。

  • レビュー投稿者における、「性別」「年代」「家族構成」などの属性項目の回答が80%超
  • 幅広い商品にレビューが集まり、カテゴリなどの商品一覧ページに商品ごとの星評価やレビュー件数が増加
  • 返信コメント機能の活用により、レビューに対するスタッフの対応をフローとして確立
  • 全体レビュー投稿数のうち、「ReviCo」が運用するレビュー投稿キャンペーンの応募率が57.5%超
「イシイのオンラインストア」でのレビューイメージ
「イシイのオンラインストア」でのレビューイメージ
大嶋 喜子

先を行く米国の「ロイヤルティ」「リテールメディア」──日本と何が違う? 最新のリテールメディアのトレンドを学ぶ

1 year ago
「SHOPTALK」は3月25日から27日の3日間、米・ラスベガスで開催され、1万人以上が参加し、840以上の企業が出展。75以上のセッションが開かれた。「SHOPTALK」に参加したZETAの山崎徳之社長に「リテールメディア」「次世代検索」「ロイヤルティ」について聞いた。

米国ラスベガスで実施された小売・ブランド向けの大規模カンファレンス「SHOPTALK(ショップトーク)2025」では、「リテールメディア」「次世代検索」「ロイヤルティ」などの最新トレンドや事例が共有されたという。「SHOPTALK2025」に参加したCX向上生成AIソリューション「ZETA CXシリーズ」を提供するZETAの山崎徳之社長に、米国事業者に共有された先端トレンドなどを聞いた。数年後に日本へやってくるかもしれない米国の潮流をチェックしてほしい。

ZETA 代表取締役社長の山崎徳之氏
ZETA 代表取締役社長の山崎徳之氏

「リテールメディア」「次世代検索」「ロイヤルティ」が米国リテールでの注目ワード

――「SHOPTALK」全体の所感を教えてください。

「SHOPTALK2025」は、小売業界の最新トレンドや最新テクノロジーなどにフォーカスしたカンファレンスです。3日間で1万人以上が参加、840以上の企業が出展し、75以上のセッションが開かれました。私は3日間参加し、「リテールメディア」「次世代検索」「ロイヤルティ」の3つのトラックで開かれたセッションに耳を傾けました。

そのなかで、自社の技術レベルのポジショニング、方向性を再確認できたことに加え、ロイヤルティ、リテールメディアの展望、検索の重要性など、米国市場のトレンドを把握でき、多くの発見がありました。全体としては、「顧客体験価値(エクスペリエンス)」と「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」が重要なワードとして3日間を通して登場してきたなと感じました。単に商品を売るのではなく、顧客1人ひとりにとって最高の購買体験をいかに設計し提供するのか、そのための具体的な戦略や技術が、さまざまなセッションで熱く議論されていました。

「SHOPTALK」のWebサイト
「SHOPTALK」のWebサイト

リテールメディア:「UGC活用」が前提のリテールメディア3.0

――リテールメディアに関するセッションについて教えてください。

おもしろいと感じたのは、海外ではブランド直販ECやAmazonのようなプラットフォームも「リテール」と定義していたことです。日本の「リテール」は量販店など小売業を指すことが多いのですが、この線引きが異なりました。商品を製造し、消費者に直接「販売」するすべての接点が“リテールメディアの対象になる”という考え方が浸透していました。

この考えに基づくと、あらゆるブランドがリテールメディアのプレイヤーになり得ることを意味するのではないでしょうか。この定義の違いが、米国におけるリテールメディア市場に影響しているのだろうと感じました。

米国ではリテールメディア市場が拡大しており、ECはもちろん、店頭のサイネージなども大きく伸びています。そのため、単なる広告枠の提供(1.0)やデータ活用(2.0)ではなく、UGC(ユーザー生成コンテンツ)をいかに活用するのかという「リテールメディア3.0」が、リテールビジネスの常識として語られていたのが印象的でした。

――感じた日本マーケットとの違いを教えてください。

日本はまだデータ活用がテーマの主流になっている状況ですが、米国ではそれを超えてUGC活用やSNSとの連携などといった部分まで進んでいます。「メディアを育てて広告を掲載し、購買を促進。購入者がUGCを投稿することでメディアがさらに活性化し、より多くの広告が集まる」。こんな好循環(Media as and Commerce)を生み出す戦略が主流となりつつあります。

UGCは単なる購買後の口コミやレビューではなく、顧客を巻き込み、メディアの魅力を高め、コンテンツを永続的に豊かにしていくための「戦略的資産」として位置付けられているのです。レビューはもちろん、Q&A、顧客が投稿するコーディネート写真や使用動画など、多様なUGCがメディアの価値を向上させるという共通認識が確立されていました。

こうした部分も含めて日本のリテールメディアは、これから進化していくのではないかと感じています。

――UGCがリテールビジネスの中心となってきているような印象ですね。

あるセッションでは「Media as and Commerce(メディアとコマースの一体化)」という概念が提唱されていました。これは、次のような持続可能なエコシステムを構築する考え方です。

  • メディア育成:魅力的なコンテンツ、特にUGCを核としてメディアを育て、多くの顧客を集める。
  • 広告掲載:集まった質の高いトラフィックに対し、ブランドが広告を出稿し、メディアは収益を得る。
  • 購買促進:広告や信頼性の高いUGCを通じて商品の購買を強力に後押しする。
  • UGC生成:商品を購入した顧客が、満足度の高い体験をレビューや写真として投稿する。
  • メディアのさらなる活性化:新たに生まれたUGCがコンテンツとなり、メディアの価値がさらに高まることで、サイクルが強化されながら回り続ける。

単発の広告施策ではなく、顧客をコミュニティの一員として巻き込み、一緒にメディアを育てていくというこの発想こそが、米国でリテールメディアが進化している理由の1つと言えるのではないでしょうか。

次世代検索:技術力の再確認と新たな発見

――検索に関するセッションを聞いた感想を教えてください。

ZETAがすでに提供しているテクノロジーや機能などと重なる部分が多く、日本の最先端技術が世界と遜色ないレベルにあることを再確認する機会になりました。

――興味深いセッションはありましたか?

興味深いという点では、米国では生成AIはもう検索機能に搭載されているのが大前提であり、「次世代検索」というトラックで構成されていました。「AI検索」が3つに分類され、それぞれが進化していましたね。

  • 画像検索:画像から類似商品を検索する基本的な機能。
  • 会話検索(Conversational Search):「友人の結婚式に着ていくピンク色のドレス」といった、より自然で曖昧な言葉での検索に対応するチャット形式の検索。
  • パーソナルアシスタント:過去の購買履歴や閲覧履歴といったユーザーの行動データに基づき、検索結果を個人に最適化して提示する機能。

実はこれ、ZETAが「レコメンド検索」として提供している技術と方向性を同じくするものでした。そのため、ZETAが提供している技術レベルは海外と遜色なく、日本の企業が求める高度な検索の要求レベルは、米国とそう変わらないということがわかりましたね。

興味深い事例としては、古着アパレルEC「thredUP(スレッドアップ)」が印象的でした。古着は全てが1点ものなので、画像検索との親和性が高い領域。「thredUP」では、ユーザーが投稿したコーディネート写真から、帽子、上着、パンツといったアイテムをAIが自動でパーツ分解し、それぞれに類似した商品をECサイト内から探し出して提示するという高度な機能が実装されています。これにより、憧れの有名人が着ている高価な服と「似たシルエット」の安価な古着を探すといった、新たな発見と購買体験を生み出しています。

「thredUP」はアップした画像に基づき着用しているアイテムに近い商品をレコメンドする機能を実装している(画像は「thredUP」から編集部がキャプチャ)

ロイヤルティ:3つの分類と「購買後体験(PPX)」の衝撃

――「ロイヤルティ」のトラックについて教えてください。

最大の発見があったのが、「ロイヤルティ」に関するセッションでした。米国では、顧客ロイヤルティを次の3つのレベルに細分化して捉え、それぞれに応じた施策を打つのが常識となっているようです。

  • トランザクショナルロイヤルティ(取引型):ポイントや割引など、金銭的メリットに基づく関係性。より良い条件を提示する他社へ容易に乗り換えられてしまう、最も弱いレベルのロイヤルティ。
    • 特長:「安さ」「お得感」を重視する顧客層であるため、獲得しやすい一方で、最も離脱しやすいのが特徴です。競合が少しでも良い条件を提示すれば、顧客はためらいなく乗り換えてしまいます。
  • ビヘイビアルロイヤルティ(行動型):ブランドへの強い愛着はないものの、「店舗が近所にある」「いつも使っている」といった利便性や習慣から利用する関係性。
    • 特長:この段階では、顧客は「変えるのが面倒」という心理的・物理的なスイッチングコストを感じています。そのため、取引型ロイヤルティよりも安定した関係性を築けますが、まだ「好きだから」という感情には至っていません。
  • エモーショナルロイヤルティ(感情型):ブランドの世界観、哲学、提供する体験への強い愛着や共感に基づく、最も強固な関係性。Appleやパタゴニアのファンなどがこれに該当します。
    • 特長:このレベルに達した顧客は、多少価格が高くても、他の選択肢があっても、そのブランドや店舗を選び続けます。彼らは単なる消費者ではなく、ブランドを応援し、自ら情報を発信する「ファン」や「伝道師」となります。これが、あらゆる企業がめざすべき最終ゴールとして位置づけられます。

特に重要視されていたのが、商品(ブランド)だけでなく、「小売(リテーラー)」に対するエモーショナルロイヤルティの構築でした。たとえば、「このブランドが好き」だけでなく、「このお店で買う体験が好き」と思わせることが、長期的な成功に不可欠だと提唱されていました

日本で「ファン」というと、特定の「ブランド(商品)」に対する愛着などを想起しがちですが、米国では「どこで買うか(リテーラー)」に対してもエモーショナルロイヤルティを構築するという視点が強くありました

Starbucksの事例が象徴的で、彼らが提供しているのは、コーヒーそのものの味だけでなく、「スタバで過ごす時間」という体験価値。顧客は、その体験を求めて店舗に足を運ぶ。これは、リテーラーに対するエモーショナルロイヤルティの好例です。

他にも、特定の百貨店の外商との信頼関係や、「このセレクトショップが選んだものなら間違いない」という専門店の「目利き」に対する信頼も該当します。リテーラーは、自社が提供する独自の価値で顧客の感情に訴えかけ、価格競争から脱却することが求められているでしょう。

――購買後体験も印象的だったようですね。

「PPX(Post Purchase Experience=購買後体験)」という概念が頻繁に語られていたのも印象的ですね。迅速な配送、簡単な返品プロセス、そして心躍るような開封体験といった購買後のあらゆる接点で顧客満足度を高めることが、ロイヤルティ構築に直結するという考え方です。

人気アーティストのコンサートチケットのような「お金では買えない特別な体験」をポイント交換の景品に設定することで、顧客の熱狂的な支持を集めている企業もありました。

UGCも購買後体験やロイヤルティに貢献するといったことも指摘されていました。購入後のフォローメールでレビュー投稿を促し、投稿者にはポイントを付与する。さらに、そのレビューが他の顧客の役に立つことで、投稿者は「コミュニティに貢献している」という満足感を得ることができる。この一連の流れが、顧客をファンへと昇華させる強力なエンジンとなっていくようです。

日本のリテールがめざすべきこと

米国リテール業界が「エクスペリエンス」と「パーソナライズ」を軸に、より高度な顧客関係の構築へと舵を切っていることがわかりました。

  • リテールメディアの進化:データとUGCなどを活用してトラフィックを獲得、リテールメディアを持続可能なエコシステムとして構築しようとする狙いがあります。
  • リテールメディアとロイヤルティで著しい進化:次世代検索の技術レベルでは日米に大きな差はないものの、リテールメディアやロイヤルティの分野では、米国がより洗練された戦略的フレームワークを構築しています。
  • UGCの戦略的活用:UGCはもはや単なる口コミではなく、メディアを成長させ、顧客との感情的なつながり(エモーショナルロイヤルティ)を深めるための最重要コンテンツと位置づけられています。

日本のリテール業界に携わる方は、こうしたポイントは押さえておきたいところではないのでしょうか。米国ですでに確立されつつある「リテールメディア3.0」や「3分類のロイヤルティ戦略」といった先進的な概念をいちはやく取り入れることで、競合企業などに打ち勝つことができるようになると考えます。

鳥栖 剛
瀧川 正実

LINEヤフーの「Yahoo!ショッピング」、参議院議員通常選挙に行くと一部ユーザーに1000円OFFクーポン「センキョ割」を実施

1 year ago

LINEヤフーは7月11日から、「Yahoo!ショッピング」で選挙に行くと最大1000円OFFクーポンを一部ユーザーに配布するキャンペーン「センキョ割」を始めた。

LINEヤフーは7月11日から、「Yahoo!ショッピング」で選挙に行くと最大1000円OFFクーポンを配布するキャンペーン「センキョ割」を始めた
最大1000円OFFクーポンを配布するキャンペーン「センキョ割」を実施する

「Yahoo!ショッピング」の「センキョ割」は、7月20日に投開票が行われる第27回参議院議員通常選挙に合わせて実施。クーポン配布の対象は10歳代と20歳代のユーザーで、投票に行ったことをXに投稿することが条件となっている。

クーポンの獲得方法は、Yahoo! JAPAN IDでログイン後、特設ページのXボタン(リンク)から投票に行ったことを「#投票に行ったらヤフショのごほうびクーポン」「#ヤフショのセンキョ割」を付けて投稿すると、特設ページから最大1000円OFFクーポンを獲得できる。

Yahoo! JAPAN IDに登録している生年月日が10歳代・20歳代であり、かつ1年以内に「Yahoo!ショッピング」を利用していないユーザーが対象となる。

クーポン取得期間は7月11日(金)0時~7月20日(日)23時59分、クーポン利用期間は7月11日(金)0~7月22日(火)23時59分で最低購入金額は2000円。クーポン利用は先着順で1万枚に達し次第終了とする。

「センキョ割」とは、投票済証明書などを提示すると割引や特典を受けられる仕組み。投票率の向上をめざした取り組みとして、飲食店や商業施設、百貨店などで広がりつつある。LINEヤフーは今回、若い世代が投票に行くきっかけを作ることを目的に、「Yahoo!ショッピング」でも初めて「センキョ割」を実施する。

鳥栖 剛

【テレビ通販大手3社の2024年度】売上高はショップチャンネルが1677億円、QVCは1317億円、ジャパネットHDは2725億円

1 year ago

テレビ通販大手の2024年度売上高が出そろった。

24時間365日生放送のショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営するテレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2025年3月期業績は、第29期決算公告(6月27日公表)によると売上高は前期比6.0%増の1677億9200万円。営業利益は同14.0%増の233億4600万円、経常利益は同14.4%増の238億6500万円、当期純利益は同15.2%増の166億8600万円だった。増収は2期連続で売上高は過去最高だったという。

ECやポップアップストアなど従来のテレビ通販事業の枠を超えた顧客とのタッチポイント拡充に注力。「TV通販事業」から「TV・デジタル・リアルを連携させた新たなショッピングエンターテインメント事業」への変化・革新にも取り組んだとしている。

24時間365日生放送のショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営するテレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2025年3月期業績
ジュピターショップチャンネルの2025年3月期業績(画像は官報からキャプチャ)

TV通販大手QVCジャパンの2024年12月期業績は第25期決算公告(4月14日公表)によると、売上高は前期比6.0%減の1317億1900万円、営業利益は同6.3%減の246億4300万円、経常利益は同6.3%減の250億6200万円、当期純利益は同6.1%減の174億7600万円だった。

TV通販大手QVCジャパンの2024年12月期業績
QVCジャパンの2024年12月期業績(画像は官報からキャプチャ)

テレビ通販やラジオ通販、カタログなどメディアミックスで通販事業を手がけるジャパネットたかたを傘下に抱えるジャパネットホールディングスの2024年12月期連結売上高は、前期比4.0%増の2725億円だった。

ジャパネットHDの売上高推移(画像はジャパネットHDのHPからキャプチャ)
鳥栖 剛

国内ユニクロ事業のEC売上は2025年3Q累計で1217億円【ファーストリテイリングの業績】

1 year ago

ファーストリテイリングが7月10日に発表した2024年9月-2025年5月期(第3四半期累計)の連結業績によると、国内ユニクロ事業におけるEC売上高は前年同期比11.9%増の約1217億円で着地したようだ。

第3四半期累計のEC売上高は公表していないが、第3四半期(2025年3-5月)は前年同期比13.8%増の393億円、2024年9月-2025年2月期(中間期)のEC売上高は前年同期比10.9%増の824億円だったため、合算すると1217億円となる。

2024年8月期通期決算における国内ユニクロ事業のEC売上高は前期比2.3%増の1369億円。2025年8月期通期はこれを大きく上回りそうだ。

連結売上高は同10.6%増の2兆6167億円。国内ユニクロ事業は同11.0%増の8014億円だった。第3四半期単体は前年同期比9.7%増の2598億円。第3四半期単体における国内ユニクロ事業に占めるEC売上高の割合は15.1%で、前年同期比で0.5ポイント増。

ジーユーのECは大幅な増収だったといい、売上構成比は約13%となったという。ジーユーの2024年9月-2025年5月期(第3四半期累計)の業績は売上収益が前年同期比4.0%増の2562億円、第3四半期単体では同4.1%増の904億円だった。業績から逆算すると第3四半期単体のEC売上高は約117億5000万円だった見られる。

鳥栖 剛

普段使うECモールの1位は「楽天市場」、2位「Amazon」、3位「Yahoo!ショッピング」、4位「ZOZOTOWN」、5位「au Payマーケット」

1 year ago

エクスクリエが全国に住む20~69歳の男女1500人を対象に実施した「ECモール(2025年)」に関するWebアンケートによると、普段の買い物で利用するECモールは「楽天市場」「Amazon」が上位を占めた。セール利用者が重視するポイントは、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」では「ポイント還元」、「Amazon」では「割引率」だった。

ECモール利用率比較のトップは「楽天市場」

普段の買い物の際に利用するECモールを聞いたところ、最も多かったのは「楽天市場」で59.2%(前年調査比2.7ポイント増)、続いて「Amazon」が58.9%(同4.5ポイント増)だった。

普段の買い物で利用するECモール(2024年調査との比較:複数回答可)
普段利用するECモールの2023年と2024年の比較(複数回答可)

性別・年代別では、「楽天市場」は女性60代の利用率が70.7%(同11.5ポイント増)と高い。「楽天市場」はシニア女性層に強固な顧客基盤を持っていることがわかった。

一方、「Amazon」では男性50代の利用率が72.0%(同13.1ポイント増)と突出していた。

普段の買い物で利用するECモール(性年代別:複数回答可)
普段利用するECモールの性年代別比較(複数回答可)

セール時、認知→購買されやすいのは「Yahoo!ショッピング」の「5のつく日」

セールイベントの認知から実際の利用に至る転換率(セールイベントの利用率を、認知率で割った数値)は、最多が「Yahoo!ショッピング」の「5のつく日」で82.2%、続いて「楽天市場」の「お買い物マラソン」が79.1%、「楽天市場」の「スーパーセール」が75.7%だった。

セールイベントの認知から実際の利用に至る転換率(セールイベント別)
セールイベントの認知から実際の利用に至る転換率(セールイベント別)

「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」では「ポイント還元」が重視される傾向

各ECモールのセールイベント利用者が重視するポイントについて聞いたところ、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」のセールイベントをよく利用するユーザーは「ポイントの還元率・付与率」を特に重視する傾向が見られた。

「楽天市場」の「お買い物マラソン」では60.8%、「スーパーセール」では52.0%、「Yahoo!ショッピング」の「5のつく日」では61.2%の利用者がポイントの還元率・付与率を重視している。

「Amazon」のセールイベント利用者は「商品の割引率」を特に重視する傾向があり、「ブラックフライデー」では43.2%、「プライムデー」では41.5%の利用者が割引率を重視する傾向がある。

各ECモールのセールイベント利用者が重視するポイント(セールイベント別:複数回答可)
各ECモールのセールイベント利用者が重視するポイント(セールイベント別:複数回答可)

調査概要

  • 調査期間:2025年5月30日~31日
  • 調査手法:インターネットリサーチ
  • 調査対象:全国に住む20歳~69歳男女1500人
大嶋 喜子

受発注・請求・営業をDX推進するBtoB-ECプラットフォーム「Bカート」、クラウド販売管理システム「s-flow」とAPI連携

1 year ago

受発注・請求・営業をDX推進するBtoB-ECプラットフォーム「Bカート」のDai(ダイ)は7月8日、コデックスが提供するクラウド販売管理システム「s-flow」と「Bカート」のAPI連携を始めた。また、拡張機能や外部企業が開発したアプリケーションを「Bカート」に追加できるようにする「Bカートアプリストア」への「s-flow」の掲載を開始した。

「s-flow」は、商品の販売・仕入・在庫と入出金、それぞれの流れを一元管理できるクラウド型の販売管理システム。基本的な管理機能に加えて、さまざまな業界に対応できる細かい在庫管理機能、会計・物流・ECなど各種外部システムとの連携に対応している。販売に関わる運用・管理を一気通貫で行うことができ、一連の業務の見える化・効率化を実現するとしている。

受発注・請求・営業をDX推進するBtoB-ECプラットフォーム「Bカート」、クラウド販売管理システム「s-flow」とAPI連携
「s-flow」の機能

「Bカート」はBtoBの受発注業務をクラウド化するカートサービス。導入実績2000社を超え、延べ75万社超の法人および事業者が取引に利用しているという。本格的なBtoB-EC、Web受発注システムが月額9800円~、即日でスモールスタートできる。

「Bカート」と「s-flow」連携の特長は次の通り。

出荷実績の連携による売り上げ・請求管理の効率化

「Bカート」で処理された出荷実績データを「s-flow」に取り込むことで、出荷伝票や請求伝票を自動生成できる。また、決済方法ごとの売上金額を簡単に確認できるようになり、自社掛け払いを利用する場合は、「s-flow」上で取引先ごとの売掛金管理もできる。

在庫数の同期による在庫管理の最適化

「s-flow」で管理している仕入情報を「Bカート」に連携することで、在庫情報が自動で更新・即時反映。在庫情報の手動更新が不要となり、在庫管理の手間を大きく削減できる。

一元管理による業務効率化

「s-flow」と「Bカート」の連携で、それぞれのサービスへの入力や二重管理が不要となり、仕入れから受注、出荷、請求、在庫管理までの業務フローを一元化できる。

宮本和弥

Meta Festival Japan 2025

1 year ago

メタが5月に開催したマーケッター向けイベントより。消費者が新しい商品を発見するチャネルとして、ソーシャルメディアの重要性が高まっている。広告認知に必要な時間は、高齢者は4.2秒だが、若年層は1.4秒。広告認知を最大化させるには、2秒以下で4回見てもらうのが効果的。

Meta Festival Japan 2025
https://events.atmeta.com/M4BJP
「Meta Festival Japan 2025」多方面からみえたパーソナライゼーションの重要性
https://www.videor.co.jp/digestplus/article/ad-marketing250619.html

https://webtan.impress.co.jp/e/2025/07/04/49571

noreply@blogger.com (Kenji)

メルカリ、画像検索で販売価格と配送料金の相場を調べる「相場検索」機能を実装

1 year ago

メルカリは7月14日、フリマアプリ「メルカリ」に画像検索やキーワード検索で販売価格と配送料金の相場を調べる「相場検索」機能を実装したと発表した。

「相場検索」機能は、出品しようとしている商品を画像またはキーワードで検索すると、相場価格や最も利用されている配送料金をひと目で確認し、そのまま出品できる機能。出品に関する下調べがスムーズになるという。

メルカリの調査によると、ユーザーの9割以上は出品前に下調べを実施。「価格」と「配送方法」に関する下調べが難しいと感じているユーザーが多かったという。こうした背景から、価格や配送方法の下調べの負荷を軽減することができる「相場検索」機能を実装することにしたという。

「相場検索」の使い方は次の通り。出品タブの「相場を調べる」をタップし、検索バーで画像検索またはキーワードを入力。そうすると「最もよく送られている配送料金」「商品の状態」「販売価格の相場(売り切れ・販売中)」がチェックできる。出品画面では、検索に使った商品名や状態、商品画像が入力されそのまま出品できる。

メルカリ、画像検索で販売価格と配送料金の相場を調べる「相場検索」機能を実装
画像検索やキーワード検索で配送方法や販売価格の相場を簡単に調べられる

メルカリでは「相場検索」機能の提供に合わせてキャンペーンを実施。抽選で2000人に「メルカリポイント」1000ポイントを付与する。また、WebCM「メルカリでいくらで売れるか秒サーチ」の放映を開始する。

鳥栖 剛

コジマが「メルカリShops」に出店、栃木のアウトレット店内に「メルカリインフォメーション」も設置

1 year ago

家電量販店のコジマは7月19日、栃木・宇都宮の「コジマ×ビックカメラ駒生店」をアウトレット店「コジマ RE.OUTLET」にリニューアルオープンする。

メルカリのECモール「メルカリShop」への出店に加え、店内には「メルカリ」の発送手続きなどができるスペース「メルカリインフォメーション」も設置する。

「コジマ RE.OUTLET 駒生店」では、各地のコジマ店舗から集約したアウトレット商品を多数扱う。エアコンはアウトレット品から現行モデルまで、多数の商品をそろえる。

また、首都圏を中心に導入を進めているスマートフォンやゲーム機・ゲームソフトのリユース品を販売するリユースコーナーも設置。店頭商品の一部は「メルカリ Shops」内の「コジマ RE.OUTLET 駒生メルカリ店」に出品する。

店内にはメルカリの発送などができるスペース「メルカリインフォメーション」を設置。梱包資材の販売、出品商品を撮影するための撮影ブースや梱包作業スペースの提供、スタッフによるサポートを手がける。また、その場でヤマト運輸による「らくらくメルカリ便」の発送も受け付ける。

コジマ 栃木・宇都宮の「コジマ×ビックカメラ駒生店」をアウトレット店「コジマ RE.OUTLET」にリニューアルオープン 「メルカリインフォメーション」スペースを設置
「メルカリインフォメーション」スペースのイメージ
鳥栖 剛

総務省が発表したメディア利用実態の調査結果から考える、ECの未来とは?【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

1 year ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2025年6月30日~7月13日のニュース

6月末に総務省の情報通信政策研究所から調査報告書が発表されました。国民のメディアの利用実態から見える生活者の変化を垣間見ることができます。今回は総務省の調査結果を起点に、情報の届け方と受け取り方、そして価値の伝え方がどう変わりつつあるかを考えていきましょう。

ついに40代で「ネット」が「テレビ」を抜く

「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表 | 総務省
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000125.html

「(1)主なメディアの平均利用時間
・主なメディアの平均利用時間について、全年代では、平日、休日ともに、「インターネット利用」の平均利用時間が最も長く、「テレビ(リアルタイム)視聴」がこれに続く傾向が継続している。
【平日】インターネット:181.8分(+8.2分)、テレビ(リアルタイム):154.7分(-8.2分)
【休日】インターネット:183.7分(+4.0分)、テレビ(リアルタイム):182.7分(-19.3分)
・年代別にみると、休日の40代で「インターネット」の利用時間が「テレビ(リアルタイム)」を初めて超過。平日、休日の60代で「テレビ(リアルタイム)」の利用時間が大幅に減少。

なんといっても注目は、初めて40代が休日にテレビよりもインターネットを長く利用したというデータ。「いまさら?」という気もしますが、広くデータを取ると、このタイミングということなのでしょうね。

そして、この傾向は今後ひっくり返ることは99%ありません。ECにおいても、40代の消費行動の「主戦場」がネットであることを、より明確に意識する必要があるかもしれません。

(4)メディアの重要度・メディアの信頼度
・「情報源としての重要度」は、全年代では「テレビ」が81.3%と最も高い。年代別では、10代から40代では「インターネット」が最も高く、50代から70代では「テレビ」が最も高い。
・「娯楽としての重要度」は、全年代では「インターネット」が80.4%と最も高い。年代別では、10代から40代では「インターネット」が最も高く、50代から70代では「テレビ」が最も高い。
・「メディアとしての信頼度」は、全年代では「新聞」が59.9%と最も高い。年代別では、30代及び70代を除く各年代では「新聞」が最も高く、30代及び70代では「テレビ」が最も高い。

「重要度」「信頼度」「娯楽性」という指標が分かれているのが興味深いデータがありました。若い層はインターネットに娯楽と情報源の両方を求め、高齢層になるほどテレビと新聞を信頼している傾向に。ターゲットごとに訴求すべき「媒体の顔」を選ぶ必要がありますね。

他にもさまざまなデータが出ていますので、ぜひチェックしてみてください!

要チェック記事

「食べログ離れ」は誤りだった 売上は過去最高を更新、利用者数はなぜ増える? | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2506/26/news058.html

まあ実際、私もいまだに「食べログ」中心で使っていますしね。習慣化しているサービスはなかなか変えられません。

ワークマンの“冷感Tシャツ”がヒット連発 累計180万枚超えの次に来るのは? | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2506/27/news020.html

これ、マットレスに敷く「冷感パット」をTシャツにした発想ですよね。たしかに、敷くんじゃなくて、着ればいいのか!(笑)

顧客は「選ぶのが面倒」、人にスッと選んでもらうための発想 | Forbes JAPAN
https://forbesjapan.com/articles/detail/79602

たしかに、数が多いと選べない。そして自分が選んだ選択肢が「正しかったのか」「もっと正しいものがあったのでは」と不安になります。

「安全じゃない」「変な虫も一緒に届いた」などの声もあるが…批判を一蹴「SHEIN」「Temu」儲けのカラクリ | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/886344

「SHEIN(シーイン)」や「Temu(ティームー)」を見ていると、「既存の価値」や「適正価格」が何なのかわからなくなります。そこに意味があるのかもしれません。

“儲かる飲食店”は何が違う? レストラン経営の数字と現実 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2507/02/news002.html

ECにおける「売上の公式」的なものが実店舗だと意外に浸透していないことも。ECマーケティングの視点からみると面白いです。

〈インタビュー〉マーケティング会社「刀」の森岡毅CEOに「ジャングリア沖縄の開業」「イマーシブ・フォートでの試行錯誤」を聞いた | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/888703?display=b

今だからこそ読んでおきたい森岡氏のインタビュー。「ジャングリア」での巻き返しを期待しています。

今週の名言

1.2kgの「重すぎるフライパン」で大逆転…下請けばかり「ジリ貧の町工場」を黒字の優良企業に変えたアイデア | PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/96807

「御社の製品は海外メーカーの類似品ではないですかと聞いてみました。そうしたら『似ているように見えるかもしれないが、これは私たちの技術を駆使した全く別の商品だ』と言われたのです。その言葉で目が覚めました。同じ鋳物のフライパンでも、自分たちの技術で全く新しいフライパンを作ればいいのだと」

(中略)

「入社したての頃は、『何も知らないから』という理由で、古参の社員から馬鹿にされることもありました。それでも知らなかったからこそ、これまでのやり方に対して『なぜ?どうして?』と純粋に疑問に思うことができたのです。従来の考え方にとらわれなかったからこそ新商品の開発に取り組むことができたし、その結果がフライパンの商品化に繋がったのだと思います」

「知らない」は弱さではなく、強さになり得ますよね。

従来の枠にとらわれない、「なぜ?」と問える無垢な目線が、既存の思考を揺さぶることがあります。そして、それは「他の誰にも見えなかった答え」にたどり着く一歩になる。

どうしても「自分が無知なだけでは?」と思ってしまうところですが、まずは「直感」を大切にしたいですよね。

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

石田 麻琴

顧客LTV向上+AI活用+オムニチャネルなどの自社EC&「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などのモール運営戦略のノウハウなどが学べる全30講演【7/16+17オンライン開催】

1 year ago

ユニメディア、コマースピック、WUUZYは、ECビジネスの次なる一手につながる戦略やノウハウなどを学ぶ機会となる無料オンラインセミナー「ECカンファレンス2025 Summer」を7月16日(水)、17日(木)の2日間で開催する。

セミナー「ECカンファレンス2025 Summer」の詳細はこちら

セミナーでは、急速に進化するEC市場において事業者が競争力を維持・強化するための戦略を、「自社EC戦略」と「モール戦略」の2つの大きな柱で深く掘り下げる。

自社EC戦略では、CRMの深化による顧客エンゲージメント向上、オムニチャネル展開、エンタープライズ向けソリューションの活用、AI技術活用による業務効率化と売上向上策を主なテーマにしている。

モール戦略では、「楽天市場」「amazon.co.jp」「Yahoo!ショッピング」「au PAY マーケット」「Qoo10」「メルカリShops」といった主要オンラインモールそれぞれに特化した最新トレンドと攻略法を解説。各モールの特性を理解し、D2Cブランドの展開、効果的な広告運用、独自機能の活用、複数モールを横断したマルチチャネル展開の最適化など、実践的な戦略を共有する。

セミナーはオンライン開催で、参加費は無料(事前登録制)。申し込みで7日間のアーカイブ視聴が可能だ。

ECカンファレンス2025 Summer

主な講演内容

  • 「楽天市場」におけるD2Cの今後の展望
  • タマチャンショップに学ぶ、価格競争に陥らない唯一無二のブランド戦略
  • 「Shopify Plus」プランで実現するエンタープライズECの最適解
  • 花キューピッドが語る、ブランド力×季節戦略で勝つEC展開の舞台裏
  • 20万点からの商品検索体験を改善させた、「ヤマダウェブコム」のAI×商品ラベリング技術とは?
  • さらなる進化を遂げる「Yahoo!ショッピング」での戦い方
  • 「メルカリShops」の最新戦略
  • インフルエンサーマーケティングのポイントと手順
  • Amazon出品&広告活用の基本
  • EC成長率150%を実現した「リーバイス」の、店舗スタッフと顧客をつなぐロイヤリティの高め方
  • AGCが語るECから広がる顧客体験とブランド価値の高め方
  • データで解説! 成熟産業化するEC市場にあるチャンスとは?
  • 多店舗戦略のポイントと「au PAY マーケット」の最新情報
  • 「Qoo10」でレビュー倍増。「お客さまの声×AI」で商品ページを改善
  • 自社に最適なEC物流サービスの選び方と成功事例

1日目は、タマチャンショップとミウラタクヤ商店のブランド戦略対談、楽天のD2C事業の成功事例、花キューピッドの季節商材戦略、ヤマダデンキホールディングスのAI活用事例、「Yahoo!ショッピング」の戦略方針、「メルカリShops」出店者の成功事例など。

2日目は、eBay Japanによる「Qoo10」のAI×レビュー活用、「リーバイス」の顧客ロイヤリティ戦略、ポップアップストア×ECのOMO戦略など、通販・ECの成長に役立つノウハウや知見を数多く講演する。

開催概要

  • 開催日時:2025年7月16日(水)、17日(木)両日10:00~18:00予定
  • 開催内容:オンライン配信
  • 参加料金:無料(事前登録制)
  • 主催:通販通信ECMO(株式会社ユニメディア)、コマースピック(株式会社コマースピック)、ECタイムズ(株式会社WUUZY)
  • 後援:ネットショップ担当者フォーラム(株式会社インプレス)、日本ネット経済新聞(株式会社日本流通産業新聞社)、ECのミカタ(MIKATA株式会社)
  • 詳細と申し込みhttps://seminar.tsuhannews.jp/events/20250716_impress/
藤田遥

倉庫型ネットスーパー「楽天マート」、オートロック付き集合住宅での「置き配」に対応

1 year ago

倉庫型ネットスーパー「楽天マート」を運営する楽天マートは7月14日、一部のオートロック付き集合住宅で「置き配」への対応を開始したと発表した。

不動産管理向けシステムやアプリの開発・運営を手がけるライナフが提供する「置き配」サービス「スマート置き配」と連携。「スマート置き配」を導入している約9000棟の集合住宅を対象に「置き配」へ対応する。

ライナフの「スマート置き配」は、オートロック付き集合住宅における「置き配」用のエントランス解錠サービス。スマートロック「NinjaEntrance」(ニンジャエントランス)を使用して共用エントランスの鍵をデジタル化し、認証された配達員がオートロックを解錠できる。受取側があらかじめ指定した場所へ配達できる。解錠履歴はすべて記録するため、セキュリティに配慮してユーザーへの「置き配」に対応する。

「スマート置き配」を導入している約9000棟の集合住宅に住むユーザーは、「楽天マート」での買い物で「置き配」指定をできるようになる。玄関前などを含む指定した場所で鍵付きコンテナで安全に商品を受け取ることが可能。なお、商品は常温、冷蔵、冷凍の3つの温度帯に分けて専用の資材で届ける。「置き配」利用料は注文ごとに税込110円。

倉庫型ネットスーパー「楽天マート」、オートロック付き集合住宅での「置き配」に対応
鍵付きコンテナでの置き配のイメージ
鳥栖 剛

ファミリーマートがAI活用のシステム「AIレコメンド発注」を導入、店舗の業務効率化と販売機会を最大化

1 year ago

ファミリーマートは6月末から、全国500店舗でAIを活用した新たな発注システム「AIレコメンド発注」の運用を開始した。

「AIレコメンド発注」は、膨大なデータを分析・学習することで、各店舗におむすびや弁当、サンドイッチなどの最適な発注数を自動で推奨する発注システム。店舗の業務効率化、品ぞろえの最適化と販売機会の最大化をめざすとしている。

ファミリーマートがAI活用のシステム「AIレコメンド発注」を導入、店舗の業務効率化と販売機会を最大化
店頭での発注イメージ

店舗の発注業務は、自店舗の実績や経験に基づき発注を実施する傾向があるため、商品の欠品による販売機会ロスや廃棄ロスの発生が課題になっていた。ファミリーマートは、こうした課題を解決するため「AIレコメンド発注」を導入した。

「AIレコメンド発注」の特長

ファミリーマートの「AIレコメンド発注」の特長には、①高精度な販売予測②品ぞろえの最適③売場ボリュームの自動調整とフードロス対策④業務効率⑤柔軟な調整機能――をあげている。

高精度な販売予測

AIが過去1年間の販売実績、店舗周辺の通行量(時間帯別、性別、年代別)、気象データ(気温、湿度、降水量、日照量など)、カレンダー情報(祝日など)など多岐にわたる膨大なデータを分析・学習し、日別・便別・単品別に最適な販売予測数を算出する。発注担当者の経験では予測できない変化も捉え、高精度な推奨値を提供するという。

品ぞろえの最適化

自店舗と立地環境が近く、利益額が高い店舗を「お手本店」として販売実績を参照。自店にない売れ筋商品など、これまで発注されていなかった商品を推奨することで、店舗の品ぞろえの改善を提案する。

売場ボリュームの自動調整とフードロス対策

販売予測数に加え、販売機会ロスを防ぐために、次の納品までの在庫の繰り越し分を考慮した「売場ボリュームを保つ数」を自動で算出・加算する。適切な商品陳列量を維持し、販売機会の最大化を図る。反対に、過剰な発注で発生していた廃棄ロスを適正化し、フードロス対策にも繋げる。

業務効率化

AIが推奨値を自動で算出することで、発注業務にかかる時間を1週間あたり約6時間削減し、発注担当者の負担を軽減する。

柔軟な調整機能

AI推奨値は、1日4回更新され、店舗の状況に合わせて手動で調整できる。特に新商品や販促商品、イレギュラーなイベントなど、AIが考慮できない要素に対しては、店舗の判断による調整が可能。

鳥栖 剛

企業の人材不足、「不安や懸念を感じる」は77%。最も不足している職種は「IT部門」、対策は「採用」「定年の延長」など

1 year ago

ココナラが全国の企業に勤務する5000人を対象に実施した「2025年 国内企業における人材不足実態調査」によると、国内企業の6割以上が現在、人材不足を感じており、約8割が将来の人手不足を不安視していることがわかった。特に「専門性が必要な分野」が懸念されており、最も不足している職種はIT系だった。

調査対象は国内在住20〜69歳の男女5000人で、調査期間は2025年6月。

国内企業の63.1%が「人材不足」を実感

現在、必要な人材は足りているかを聞いたところ、「非常に不足している」が9.0%、「不足している」が22.3%、「どちらかといえば不足している」が31.8%で合計63.1%が「不足している」と回答した。

今後、人材不足の不安や懸念を感じるかという問いに対しては、「非常に不安がある」が15.9%、「不安がある」が29.5%、「どちらかといえば不安がある」が31.9%で、合計77.3%が「今後懸念あり」と回答した。

現在、必要な人材は足りているか(左)、今後人材不足の不安や懸念を感じるか(右)
現在、必要な人材は足りているか(左)、今後人材不足の不安や懸念を感じるか(右)

「現在人材不足を感じている」または「将来の人材不足に不安を感じている」と回答した人に、どの分野で人材が不足しているかを聞いたところ、86.3%が「専門性が必要な分野」の人材が不足していると回答した。

また、今後どの分野での人材が不足しそうかを聞いたところ、こちらも「専門性が必要な分野」と回答した人が最も多く、回答者の85.5%を占めた。

現在どの分野での人材不足を感じているか(左)、将来どの分野での人材が不足しそうか(右)
現在どの分野で人材不足を感じているか(左)、将来どの分野で人材が不足しそうか(右)

最も不足している専門分野は「IT部門」

現在の人材不足による深刻度を分野ごとに聞いたところ、最も多かったのは「ITエンジニア」で58.6%、続いて「営業」が55.9%、「研究・開発」が54.9%、「システム保守・運用・管理」が54.5%、「サーバー・ネットワーク・インフラ構築」が52.6%で、デジタル分野に専門性が求められる職種における人材不足が顕著だった。

現在の人材不足による深刻度(分野別/複数回答可)
現在の人材不足による深刻度(分野別/複数回答可)

人材不足の影響は「従業員にかかる負担増」「技術・ノウハウ承継問題」など

人材不足が業務に及ぼす影響・支障について部門別に聞いたところ、事業部門では「従業員のモチベーション低下」が35.3%、そのほかの部門では「技術・ノウハウの承継ができない」が23.2%〜33.2%だった。

どの部門でも「長時間労働・残業の増加」が上位3項目に入っており、直接的に社員に負担がかかることへの支障が懸念されている。

人材不足が業務に及ぼす影響・支障(部門別/複数回答可)
人材不足が業務に及ぼす影響・支障(部門別/複数回答可)

従業員数2〜30人規模の企業に絞ると、全ての部門で「売上の減少」が上位5項目に入っている。

ココナラは、2〜30人規模の企業では「『技術・ノウハウの承継ができない』『製品やサービスの品質低下』なども大企業と比較して相対的に高かった。同規模の企業においては、事業運営や売り上げの低下に影響が出ると考える企業が多い」と考察している。

従業員数2〜30人規模の企業における、人材不足が業務に及ぼす影響・支障(部門別/複数回答可)
従業員数2〜30人規模の企業における、人材不足が業務に及ぼす影響・支障(部門別/複数回答可)

人材不足の要因、最多は「業界全体の人手不足」

業務に影響・支障が出ている人材不足の要因を聞いたところ、最多は「業界全体の人材不足」で45.9%、続いて「特定の技術・専門性のあるスキルを持った人材の不足・不在」が35.1%、「採用による補充ができていない」が34.8%で、対象とする人材が根本的に不足するなか、採用活動が十分に進んでいないことがわかった。

業務に影響・支障が出ている人材不足の要因(複数回答可)
業務に影響・支障が出ている人材不足の要因(複数回答可)

事業規模別に業務に影響・支障が出ている人材不足の要因を聞いたところ、企業規模が小さいほど「業界の人材不足」「採用による補充ができていない」といった回答の割合が高かった。また、事業規模が大きくなるほど「特定の技術・専門性のあるスキルを持った人材の不足・不在」に課題を感じる企業が多い傾向があった。

事業規模別:業務に影響・支障が出ている人材不足の要因(複数回答可)
事業規模別:業務に影響・支障が出ている人材不足の要因(複数回答可)

人材不足対策は「正社員採用・活用」関連がメイン

勤務先の人材不足に対して行なっている対策は、「中途社員の採用」が36.7%、「新卒社員の採用」が21.1%、「定年延長」が18.7%だった一方、「対策できていない」が26.1%。採用に十分な人を割けない、またはどのような形で求める人材を見つけられるかがわからない企業も多く存在することがわかった。

勤務先の人材不足に対して行なっている対策(複数回答可)
勤務先の人材不足に対して行なっている対策(複数回答可)

今後行いたい対策は「デジタル」と「外部人材の活用」

現在行っている人材不足対策と今後やりたいことの差分を抽出したところ、“現在はあまりできていないが今後取り組みたい対策”として「当該業務のデジタル化による省人化」「オンラインマッチングサービスへの外注」「フリーランス・副業への外注」「エージェント会社の活用」があがっていることがわかった。ココナラは「正社員採用・活用が十分に進んでいない中、DXによる省人化や外部人材の活用をめざす企業が増えている」と考察している。

現在行っている人材不足対策と今後やりたいことの差分(縦軸:「現在やっている対策」と「今後やりたいこと」の差分/横軸:人材不足に対し、どのような対策を行なっているか)
現在行っている人材不足対策と今後やりたいことの差分(縦軸:「現在やっている対策」と「今後やりたいこと」の差分/横軸:人材不足に対し、どのような対策を行なっているか)

調査概要

  • 調査期間:2025年6月
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象: 国内在住20歳〜69歳の男女5000人(有職者かつ、「外注の経験がある」または「外注を検討したことがある」)
  • 調査協力:クロス・マーケティング
  • 調査主体:ココナラ
大嶋 喜子

ハウス食品のAI活用施策。全234通りからユーザー好みの「バーモントカレー」「ジャワカレー」「こくまろカレー」の混ぜ合わせを提案

1 year ago

ハウス食品はこのほど、全234通りのカレールウの組み合わせから、その時の気分や好みに合った組み合わせをAI技術で診断する「AIルウミックスメーカー」を開発、特設サイトを開設した。ユーザー1人ひとりの好みの味の発見など、カレーの新しい楽しみ方を提案する。

3種のカレールウブランドから好みのルウの組み合わせを提案

「AIルウミックスメーカー」は、ハウス食品が展開するカレールウのブランドのうち「バーモントカレー」「ジャワカレー」「こくまろカレー」の合計13品目を対象に、合計234通りの組み合わせを生成する。それぞれのカレールウの混ぜ合わせの割合は「1:1」「1:2」「2:1」の3パターン。

「AIルウミックスメーカー」診断結果のイメージ
「AIルウミックスメーカー」診断結果のイメージ

診断では、「カレーはだれが食べる?」「辛いのは好き?」「あなたにとってカレーとは?」といった7項目の設問を用意。ユーザーが回答すると、診断結果のページで、ユーザーにお薦めするカレールウと、混ぜ合わせの割合を提案する。

「AIルウミックスメーカー」の診断画面
「AIルウミックスメーカー」の診断画面

AI診断メーカー開発の背景

ハウス食品グループ本社が2024年11月、直近6か月間にルウカレーを購入・調理した6000人(全国20~79歳の男女)を対象にWeb調査した「カレーの調理実態調査」によると、約4割が「複数のカレールウを混ぜ合わせたことがある」と回答。ルウを混ぜ合わせる理由に「おいしくなる」「自分好みの味になる」「コクがつく」といったコメントが上位にあがったという。

カレールウのミックス(混ぜ合わせ)を日頃から実施している人
カレールウのミックス(混ぜ合わせ)を日頃から実施している人

調査結果では、混ぜ合わせで使うカレールウは「バーモントカレー」を筆頭に、「ジャワカレー」「こくまろカレー」を使う人の割合が多く、辛さは「中辛」をベースにミックスされることが多い。

人気の混ぜ合わせ上位3位(全国版)

1位:「バーモントカレー」甘口 ×「バーモントカレー」中辛(159件)
2位:「バーモントカレー」中辛 ×「ジャワカレー」中辛(122件)
3位:「バーモントカレー」中辛 ×「こくまろカレー」中辛(115件)

ハウス食品の調査による、カレールウの混ぜ合わせの人気ランキング
ハウス食品の調査による、カレールウの混ぜ合わせの人気ランキング

ハウス食品は、「SNS上でもルウを混ぜ合わせてカレーを食べている投稿も見られることから、多くの方が自分好みの味わいや香りを求め、ルウを混ぜ合わせてカレーを作っている」と考察。「AIルウミックスメーカー」の開発に至った。

大嶋 喜子

越境EC大手のビィ・フォアード、第二種貨物利用運送事業(国際航空)の認可を取得

1 year ago

中古車の越境ECなどを手がけるビィ・フォアードは、6月18日付で国土交通省から「第二種貨物利用運送事業(国際航空)」の認可を取得した。

2018年に「第二種貨物利用運送事業(外航海運)」の認可を取得し、国際輸送サービス「ポチロジ」を展開してきた。ただ、これまでは日本から海外への輸送サービスはできるものの、日本国内での集荷ができず、荷主に指定倉庫まで輸送もしくは持ち込みをしてもらわなければならなかった。

また、第二種貨物利用運送事業の許可申請には、実際に貨物を運送する実運送事業者との間で業務取扱契約が締結されている必要があり、そのパートナー企業の選定も課題だったという。

今回、パートナー企業の選定とパートナーシップ契約を締結完了したことで「第二種貨物利用運送事業(国際航空)」の認可につながった。認可取得により、顧客は国内の指定倉庫までの配送手配が不要になる。

「ポチロジ」は200以上の国と地域に中古車輸出を行ってきた独自の物流網を生かし、世界各地への輸送が可能な国際輸送サービス。EMSや国際宅配便では送れない地域にも対応しているのが特長。

鳥栖 剛

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