被リンク構築を成功に導く2010年版の5大理論 | SEO Japan

SEO Japan - 2010年6月3日(木) 12:02
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サーチエンジンランドから被リンク構築の話題を。2010年版の5大理論とは大げさなタイトルを付けてくれたものですが、その内容はいかに?
— SEO Japan

リンク構築は常に変化している。ここ数年間で、質の高いリンクを数多く持つ質の高いコンテンツの能力の大半、もしくはオーガニックな見返りの大半が失われてしまった。ウェブサイトのオーナー達による自発的な共有はすっかり影をひそめるようになった。ウェブ上の競争は加熱し、ノイズは増える一方である。さらにリンクを巡る金銭的なインセンティブが加わり、良質なコンテンツがなかなか注目を集めることが出来なくなっているのだ。現在、たとえ質の高いコンテンツであっても、注目を集めるためには助けが必要な状態なのだ - しかも、ちょっとやそっとの助けではどうにもならないケースもある。
ウェブのリンクグラフは大きく2つのタイプに分類される: 自然なリンクグラフと商業的なリンクグラフだ。この2つは結びつき、持ちつ持たれつの関係であり、なかなか見分けがつかないが、意図に関しては正反対である。

リンクの歴史

ブログが登場し、広がるにつれ、ウェブでのリンクの供給量が急激に上昇した時期があった。しかし、ブログとリンクと共にnofollowが台頭し、ウェブのリンクグラフは崩壊した。その後、ソーシャルメディアが浮上すると(特にここ2年間)、リンク構築のコンセプトはさらに進化していった。URLの短縮サービス、ツイッターおよびフェイスブックのようなサイトがさらに必要以上に展開を早めていく。オリジナルのコンテンツを持つパブリッシャーは、懸命に努力しても手に入れることが出来るリンクの本数は減る一方である。リンクに飢え、リンクが飽和した状態が続いているのだ(ソーシャルサイトにおいて)。
インターネットの離れ小島に隔離されてしまうコンテンツのタイプや量を説明するのは不可能である。誰も訪れないし、誰にもその存在を知られていない。そして、誰も気にも留めてくれないのだ。
2001年、「それを作れば、彼らは来る」と言う格言があったが、2010年、この格言は「それを作っても、構ってもらえない可能性がある」に変わった。価値の高い、ユニークでしかも注目に値するアイテムであっても、魔法のようにリンクを獲得することが出来るわけではない。スポットライトを浴びるには、世話係、賛同者、プロモーター、プラットフォーム、もしくは財源が必要なのだ。時には、ゆっくりと自然に広げていくために、熟成させる必要もある。コンテンツのタイプによって異なる戦略が必要になるのだ。
このウェブ新時代に対して、私は以下の5つの理論をリンク構築の概念化のフレームワークとして提唱する:
1. 良質なコンテンツであってもリンクは保証されない。 質の高いコンテンツが必ずしもリンクを魅了するわけではない。以上。それを作っても、無視することが出来ないように巧みに、画期的な方法で提供することが出来なければ、誰も気にも留めないだろう。
2. リンクは必ずしも価値に結びつくわけではない。 ページもしくはサイト全体のリンクの量は、質、信頼性、もしくはオーソリティを示唆するものではない。多くのリンクを持つサイトやリソースは高いランキングを獲得する可能性はあるが、必ずしも質が高いわけではない。有料リンクがオンラインのコンテンツの質を悪化させ、質の低いコンテンツをオーガニックな検索で上位に押し出すようになったからだ。
劣悪なコンテンツであっても高いランクを獲得し、大量のリンクを手に入れられる可能性がある、と言い換えることも出来る。
3. リンクが金銭を反映することがよくある。 実際に金銭的なインセンティブが内在するため、リンクが金銭を反映して然るべきである。事実、お金に換算されていることが多い。これは倫理観を映し出すものではなく(判断は皆さんに任せよう)、あくまでも実利主義、そして、オープンな商業マーケットを考慮した理論である。
4. 姿を消す実力主義。 ウェブサイトのオーナー達が、自由に、そして、無邪気にサイトの能力をベースにリンクを交換する関係はその姿を消しつつある。これは、ツイッターのようなソーシャルメディアのサイトが台頭してきたことも理由の一つである。ソーシャルメディアはブログのパブリッシャーを中抜きしているのだ(ソーシャルに共有するだけなら、ブログは必要ない)。また、悪気はないものの、ウェブサイトのオーナー達が持つ検討違いのnofollowへの不信感も理由の一つだ。これに加えて、リンクの価値における意識が全体的に上がったことも理由に挙げられるだろう。売ることが出来るのに、無料で与えるのは勿体ないと言う考え方が根付きつつあるのだ。
5. リンクが商品化されつつある。 有料リンクは、量産された詐欺的なコンテンツと共にウェブの全体的な質を落とした張本人である(その最近の代表格がディマンド・メディア)。そして、ブログが広がったこともこの傾向を加速させた原因の一つだと個人的には思っている。ノイズが増え、シグナルを圧倒し、急流での競争上の利点を得る戦いが激化した。ここで前に進むために利用する出来ることはすべて利用する土台が築かれたのだ。有料リンクは多くのサイトにとって救命胴衣の役目を担っており、事実、多くのサイトは有料リンクがなければ溺れてしまうだろう。

オーガニックなリンクの競争における利点

自然に、そして、知的にリンク構築する取り組みは、長期間におよぶプロセスである。しかし、これでは“大至急欲しい”と言うウェブ(および一般的な社会)の概念とは相いれない。これは多くのサイトが誤って大規模な有料リンク戦略を採用してしまう理由の一つだと私は思う。有料リンクでの行動は必ずしも均等ではなく、多くの場合、広範囲に悪影響が出てしまう。条件は公平ではない。オフラインの世界のように、ブランドが大きければ大きいほど、リスクを乗り越える能力も高まるのだ。
だからと言って、今年はリンクを構築することが出来ないと言っているのではない。むしろその反対だ。事実、私たちは過去数年よりもリンク構築で大きな成功を収めている。かつてないほど選択肢が豊富に用意されているのだ。見る場所さえ分かれば、ウェブは潜在的なリンクの供給源で満ち溢れていると言えるだろう。
このような状況で、オーガニックなリンクは競争における確かな利点になった。類まれな洗練された検索エンジンとなったグーグルは、皆さんのリンクプロフィールを熟知している。グーグルは皆さんが抱えているリンクをすべて把握し、皆さんが下した決定の記録も持っている。リンク戦略を策定する際は、この事実を肝に銘じておこう。
クライアントとリンク構築に関して話し合うとき、私たちは考慮するべき3つの主要な原則を紹介するようにしている:
結果を把握する。 ウェブサイトが取るすべての行為が何かしらの結果が生む。
リスクの許容度を計測する。 有料リンクを購入すると危険度は上がる。リスクの許容範囲を把握し、検索エンジンの利益に明らかに反する行為を行うことで得られる見返りを計算しよう。
長期的な視点で見る。 リンクプロフィールは現在に至るまでの選択の記録である。
2001年は良質なリソースを構築することが最も重要であった。2010年は、良質なリソースを作り、影響力を及ぼし、そして、知的に良質なコンテンツを徹底して売り込む取り組みが必要になる。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「5 New Paradigms For Link Building Success」を翻訳した内容です。
This article on Columns: Industrial Strength first appeared on Search Engine Land.
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5大手法ではなく、5大理論なだけに現状の状況説明といった内容でした。流石サーチエンジンランド、内容はどれも納得できますね。しかしこれを読むと米国でも有料リンクは日常化しており、リンク獲得の手法や努力もコンテンツの品質を超えた部分で過度に行われていることがうかがえますね。以前、商用サイトが堂々と行っていたり、有料の複数ディレクトリ登録サービスが人気を集めていたり(&もちろんリンク販売のみを行っているSEO業者が幅を利かせていたり・・・)と日本の有料リンクの現状の方が海外よりひどいかも、というコメントを書きましたが、実際の所はこの記事を読んだり、また少し調べていくと米国も似たような状況ではあるようですね。
リンク中心の検索アルゴリズムが主要な以上、仕方ないといえば仕方ないのですが、、、ソーシャルウェブやリアルタイムメディアの普及で検索アルゴリズムも新たな進化が問われる今後の数年かとは思いますが、ソーシャル・リアルタイム共にリンクを評価概念にある程度取り入れることは必要と思われますし、どのように検索エンジンが進化し、そしてSEO業界が対応していくのか注目していきたいです。 — SEO Japan
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