ツイッタースフィアの現状 : 2010年版 | SEO Japan

SEO Japan - 2010年4月8日(木) 13:02
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「ブロゴスフィアの現状(The State of the Blogoshpere)」と言うテクノラティが少し前まで定期的に出していたレポートを楽しみにしていた人も多いでしょう。そのツイッター版的レポートがブライアン・ソリスの解説付きで紹介されていました。とりあえずTwitterの現状認識に必読! — SEO Japan


Original Artwork by @Natasha
ツイッターの現状および今後の展開に関する議論が熱く交わされている。ユーザーや業界の専門家達が、ツイッターのプラットフォーム、そして、人々を結び付ける関係が、遅れ始めているのではないか、逆行しているのではないかと議論しているのだ。昨年、ツイッターはこれまでで最大の成長を遂げていた。有名且つ影響力の強い人物によるコミュニケーションネットワークが導入されることで勢いに拍車がかかり、多くの新しいユーザーを引きつけ、1対多数、そして、究極とも言える、多数対多数のつながりが確立されたのだ。しかし、その後、この一時的な成長は収まっていった…
そんな中、ハブスポットが、ツイッターバースの現状を伝えるレポートを新たにリリースした。このレポートのおかげで、推測ではなく分析することが出来るようになり、詳細な情報が公開され、調査をする準備が整った。
このレポートによると、ツイッターのユーザー数の成長率は、13%を記録した2009年3月にピークを迎え、2009年の9月には3.5%に落ち込んだようだ。それ以降のデータはないが、これだけあれば充分である。


何度も口を酸っぱくして言ってきたことだが、急激な成長率の低下は、メディアでの露出が減ったからではなく、むしろユーザー候補の人たちが初めてツイッターを利用した際の経験が原因となっている。多くのユーザー候補の人々が、ブランドやツイッターをTV番組、印刷媒体、そして、直接取り上げるメディアによって、毎日ツイッターを訪問している。
ツイッターで私たちをフォローしましょう。
つぶやきを送ってください。
私たちのことをつぶやいて、賞品をゲットしよう。
私たちをフォローするだけで、特別割引、プロモーション、クーポンがもらえます。
しかし、彼らがツイッターを実際に訪問しても、アカウントを作るだけでなく、毎日の習慣、または、週に一度のコミュニケーションとして利用してもらえるような説明もなければ、インセンティブもない。





新しいユーザーに受け入れてもらえるペースは遅くなっているが、その一方で既存のユーザーはより積極的にツイッターを利用している。ハブスポットのレポートによると、平均的なユーザーでも多くの人々をフォローし、フォロワーを増やすことで、行動範囲を広めているようだ。また、既存のユーザーが投稿するコンテンツの数も増えている。

ツイッターを利用すると、赤の他人や知り合いのつぶやきに返信したくなる。そして、この欲求が人気面での魅力と重なり、ユーザーをさらに引き込み、夢中にさせるのだ。多くのユーザーが、フィードバック、つながり、そして、交流に対する見返りを、自分の存在価値と言う形で得るにつれ、病みつきになる。そのため、ツイッターは、オンラインのソーシャル資本を通じて、目に見える地位を引き上げる機会に満ち溢れたネットワークとも言えるだろう。経験豊かなユーザーは、参加型のメディアの価値を支えているのは、単なるつぶやきや会話ではない点を理解しているはずだ。
私たちは、自らに注目と意識を獲得する上で、その価値に対し、恩を送り合い、相互依存し合うのだ。
ツイッターが自己実現を活性化させるツールにとどまらないことを気付くと、-“我つぶやく、故に我あり”-、私たちは今日の自分達の本質、そして、なりたい自分の本質を見抜く。そのため、私たちは略歴、場所、そして、プロフィールへの発リンクを通して、自分自身のブランド化を行う雰囲気を受け入れるのだ。ユーザー達は、個性をそのままの状態で理解してもらうよりも、自分の本質をより適切に提示するために、クリックしてプロフィールを見てくれた人が目にするする内容を自分で決定し、作成することが出来る形でつながりを求めるのだ。

ソーシャルメディアの登場により世界は遥かに小さくなった。行動に組み込む言葉、分かち合うトピック、興味、そして、情熱を介して私たち一つになっている。私たちは焦点が絞られた、拡大可能なネットワークを構築しており、このネットワークこそが、コラボレーション、教育、そして、エンターテイメントの機会を私たちに提供してくれるのだ。そして、その結果、行動範囲が広がっていく。私たちは、国際的な地区に住み、自分達で統治および文化を確立し、新時代の自由に向かう針路を決めているのだ。

結び付きが関係に進化し、知り合いや知り合いになりたい人たちとつながりを持つための取り組みが行われている。しかし、多くのユーザーがフォローを続け、フォロワーのネットワークが増加する中、82%のツイッターユーザーのフォロワーは100人を下回り、91%のユーザーは100人以上フォローしていない事実が判明している。

ツイッターバースは、生きているエコシステムであり、常に動き回っている。そして、ユーザーが積極的に共有したり、リアクションを起こしたり、もしくは友達や知り合いのアクティビティを閲覧していると、ツイッターバースは、現在のイベント、そして、チャンスを取り入れていく。以前、ダン・ザレラ氏と私はリツイートの美学と仕組みについて議論を行った。そしてハブスポットは、レポートの中で、ユーザーの特徴と利用パターンを分析している。
私たちが何を、いつ、そして、どのようにつぶやきを共有し、読み、そして、ブックマークするかは、注目の隙間(自作の用語)によって決定される。私たちの注目の隙間は日常のルールにマッチするように開いたり、閉じたりしている。私たちはその時々において、共有することよりも、学習することに焦点が注がれることがある。そして、より多くのユーザーを分析することで、このアクティビティにおけるパターンを観察することが出来るのだ。
ハブスポットは、ツイッターが最も活発に利用されるのは木曜日と金曜日であり、それぞれ全体のつぶやきの16%を占めている点を指摘している。さらに、10 – 11 p.mが最もツイッターが賑わう時間であり、1日の4.8%のつぶやきがこの時間帯に投稿されるようだ。
また、ハブスポットはいつユーザーがステータスをアップデートするのか、と言うよりも、いつ、ユーザーが新しく、関連性のあるコンテンツに触れる準備が出来るのかが分かるように、1日のつぶやきの配信量を測定もしている。


ダン・ザレラ氏と協力して作成したレポートの中で、私たちは月曜日と金曜日にリツイートの最大のチャンスが訪れる点を強調している。月と金は注目の隙間が大きく開く時期として理想的だからだ。

信じるか信じないかは皆さんの自由だが、「リツイートの秘訣」を尋ねられることがよくある。一見まともだと思えるが、実は疑わしいフォーミュラやメソッドを目にする機会が多い。私は単刀直入に“リツイートに値することを言えばいい”と答えるようにしている。そして、おまけに「120文字の法則」を教えてあげるようにしている。つぶやきの終わりに@ユーザーネームとコメントを残せるようにスペースを残しておくことで、リツイートしてくれる人の作業を軽減することが出来るのだ。

大量のつぶやき
データを参考にすると、どうやらツイッターの成長は本当に小休止状態に入っているようだ。しかし、進行中の交流から価値を見出す方法を心得ているコアのユーザーグループにおけるツイッターの利用は、急激な増加を続けている。ピングドムが先日実施したリサーチによると、ツイッターは1日に4,000万本のつぶやきを取り扱っているようだ。
そして、エバン・ウィリアムズ氏がツイッターで最も忙しい1日として2010年1月12日を、つぶやきの中で発表していた …
すべての重要なメトリクスにおいて、昨日はツイッターが最も利用された日であった(そして今日はさらに忙しくなりそうだ)。

既存のユーザーが投稿するつぶやきの数の天文学的な増加を考慮すると、ツイッターが1ヶ月の間に10億本以上のつぶやきを配信していることが分かる–2009年12月に10億の大台に乗った。

2009年1月から2010年1月までの1年間の成長は異常としか言いようがない。たった1年間で、つぶやきの数が16倍に増えたのだ。
ここ3ヶ月は、17%/月に近い成長率を維持している。
11月 16.8%
12月 16.6%
1月 16.9%
ピングドムは、ツイッターが2010年2月には約14億本ものつぶやきを処理することになると予測している。
50,000,000本のつぶやき/日
急速な進化と言う名の、永遠にとまらないランニングマシンの上を走っているような気分だ。これはリアルタイムウェブが加速する微妙なペースのせいだ。最新のピングドムのデータを参考にすると、過去と現在の境目がよく分からなくなる。
それはなぜだろうか?
2010年2月、ツイッターはつぶやきのボリュームとスピードを明らかにするデータを加えた。今日の時点で、ステータススフィアでは500万本のつぶやきが投稿されている。そして、これらのつぶやきは複数のネットワークで配信され、シンクされている。ツイッターによると、1秒間に平均600本のつぶやきが投稿されているようだ。
2007年、ツイッターはつぶやきを5,000本/日ホスティングしていた。2008年、つぶやきの本数は30万/日に伸びた。2009年になると、ツイッターには250万本/日という驚異的な数のつぶやきが投稿され、これは1年を通してさらに増加を続け、350万本に達した。この間の成長率は、なんと1,400%を記録したのだった。
もう一度繰り返そう。2007年、ユーザー達はつぶやきを1日に5,000回投稿していた。2008年になると、この数字は30万に増え、2009年では250万に膨れ上がっていた。そして、2010年には3,500万に達したのだ。成長率は、1,400%を記録している。そして、現在、5,000万本/日のつぶやきが投稿されている?と言うことは、1秒間に平均600本のつぶやきがツイッターに掲載されていることになる。

ツイッターバース(またはツイッタースフィア)の情勢は、ツイッター自体と言うよりも、ツイッターを何に活用するかによって左右される。私が力を入れているのも後者である。しかし、ツイッターが何かおよび何をしたいのかを理解するには、テクノロジーおよびビジネスとしてツイッターを見る必要があり、今日行われている行動のみに注目すると難しいだろう。つまり、ユーザーエクスペリエンスは、Twitter.comに初めてアクセスした時点で始まり、登録した後も続く。改善する余地はまだまだある – とりわけツイッターは世論に対して独立したネットワークとしての価値を実証することが出来ていない点は重要だ。
我つぶやく、故に我大きなムーブメントの一部となる。このムーブメントにより、意識、教養、大義を発展させるつながり、そして、オンラインの交流を行う個人的な目的を超える価値を持ち、且つ引き立ててくれる会話が広がっていくのだ。

この記事は、Brian Solisに掲載された「The State of the Twittersphere 2010」を翻訳した内容です。
成長率が下がっているものに、Twitterの普及が急速に進んだことは間違いなさそうですね。リツイートの時間等は、マーケティング的観点からも参考になるかも?
ちなみに最初に出てくる成長率が極端に下がっているデータですが、このデータはあくまでTwitterサイトのみで、Twitterクライアントを使っているユーザーは含まれていないようなので、実際の成長率はここまで下がっていない可能性はあります。ただ一時の勢いが落ち着いてきたことは事実だと思いますが。。。しかし総ツイート数の伸びを見る限り利用度は確実に増加していることは間違いないでしょう。来年の今頃はどうなっているのか楽しみです。 — SEO Japan
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