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完全な状態のオリジナル記事は 「
エクセルのグラフをより見やすくするひと手間」 からご覧ください。
こんにちは。デザイナーのやまざきです。
「リリース配信は今日中!時間がない!」「エクセルしか使えない!」
こんな理由でエクセルの設定もそのままに、作りっぱなしのグラフを貼付けているご担当者の方がいらっしゃいましたら、ちょっとしたひと手間でより見やすいグラフにしてみませんか?
手間と言っても、昨今のエクセルはデザインスタイルが豊富なので、今回はデフォルトのスタイルから引き算をしていくような作業です。
さほど時間はかかりませんのでぜひお試しください。
以下、棒グラフをサンプルにご紹介します。
※以下の操作はMacで行っております。Windowsでは一部名称やインターフェースが異なる場合があります。ご了承ください。
“表示されていなくても伝わる”要素を削除してすっきりと
まずは特に設定をいじらず作成したグラフ。
線が多く、少しごちゃごちゃした印象ですね。
これぐらいすっきりさせてみましょう。
ポイントは“表示されていなくても伝わる”要素を削除することと、適度な余白をもたせることです。
1.背景をすっきりさせ、“棒”を目立たせましょう
背景の横軸のラインをダブルクリックして【目盛りの書式設定】から「線なし」を選択。
2.必要な情報のみに絞りましょう
次に垂直方向の値を調整します。具体的な数字を伝える必要があるグラフの場合、値はすべて表示しておくべきですが、今回は具体的な数字を把握するというより、年間の変化を見るグラフという設定として、表示しなくても伝わる数字は間引いてしまいましょう。
垂直方向の軸の値をダブルクリックして【軸の書式設定】>目盛>目盛間隔を表示したい数値に。
これで値の間隔が10きざみから20きざみになります。
3.過剰な装飾は逆効果
次に棒グラフです。影はとってしまいましょう。
少し影などの効果がついていた方がかっこよく見えることもありますが、今回のように2つ以上のグラフ、色数になる場合はシンプルな方がくっきりと見えると思います。
棒グラフをダブルクリックして【データ系列の書式設定】>影>影のチェックボックスをはずす。
4.適度な余白をとりましょう
次に余白です。このままだと棒グラフも細く、縦軸も詰まっていて見にくいため適度な余白を入れて行きます。
横幅を圧迫する凡例は下に。
凡例をダブルクリックして【凡例の書式設定】>位置>下をチェック
凡例を下にすることで、適度に横幅が広がります。
次に棒グラフの幅です。ここでポイントなのは、エクセルの設定では「棒自体の横幅を広くする」設定項目はありません。
その代わり棒と棒の間隔を変える「要素の間隔」という設定項目がありますので、この間隔を変更することで棒の幅が広くなります。
棒グラフをダブルクリックして【データ系列の書式設定】>オプション>要素の間隔を適度な数値に。
棒の幅が広がった代わりに、棒と棒の間隔が狭まってしまったので、グラフエリアの端を引っ張って棒と棒の間を適度に広げましょう。
このままでも見やすくなったと思いますが、最後にもう1点。
5.文字色を調整して全体をまとめましょう
項目の文字色を調整しましょう。グラフ自体のカラーリングは、色数が多くなるほど、見た目と情報の優先度のバランスをとることが難しく、オリジナルの配色にするにはハードルが高いです。
でもそこまでは出来なくても、項目の文字色を変えるだけでも全体のまとまり感が違ってきますよ。
デフォルトの設定では「黒」になっていることがほとんどだと思いますが、黒はとても強い色です。
気持ち薄めのグレーにするだけでグラフを邪魔することなく目線が落ち着きます。
薄くしすぎる必要はありません。あまり薄くすると逆に文字が見にくくなってしまうのでバランスを見て設定してみてください。
垂直軸の値、水平軸の値、凡例それぞれをダブルクリック【テキストの書式設定】>フォントの色を適度なグレーに。
■変更前
■変更後
わずかな違いですがいかがでしょうか?
おまけに。
「やっぱり数字もきちんと見せたい!」という時は棒グラフにラベルを追加できます。
棒グラフをダブルクリック【データ系列の書式設定】>ラベル>値を表示するにチェック
ラベルの文字色はグラフの色と揃えると関連付けもされ、見やすいと思います。
ちょっとしたひと手間で印象が変わりますのでぜひお試しください。