Googleは「+1」でFacebookの「いいね!」に挑む | SEO Japan

SEO Japan - 2011年6月6日(月) 16:03
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Googleがいよいよ+1ボタン機能をリリースするというニュースが飛び込んできましたが、+1ボタンがお披露目された4月の時点でサーチエンジンランドが+1ボタンについて詳細に解説した記事を改めてご紹介します。 — SEO Japan フェイスブックのライクボタンがウェブ上に広まってからもうすぐ1年が経過するが、ここにきてグーグルが、グーグル独自の+ 1ボタンの告知を行った。本日、検索エンジンの一環として、+ 1ボタンが立ち上げられ、好きな検索結果および広告を「+ 1」することが出来るようになる。そして、数ヶ月後には、皆さんのウェブサイトにも導入されるようになるようだ。 +1(“プラスワン”と呼ばれる)は、以前から噂されていたグーグルが構築しているソーシャルネットワークの一部なのだろうか?それとも、+1はグーグルが予告していた“ソーシャルの層”に過ぎず、フェイスブックへの対抗策ではないのだろうか? 答えはイエスだ。 それでは、+1の仕組みと方向性を確認し、最後に全体像を見ていこう。 好きなグーグルの検索結果を+1しよう 今日から、グーグルドットコムで、英語で検索を実行している一握りの米国のユーザーに対して、ログイン時に、検索リスティングの隣に+1ボタンが掲載される。例を以下に掲載する: たとえ+1が見えなくてもパニックに陥らないでもらいたい。iPad 2とは異なり、+1ボタンは豊富に用意されている。グーグルエクスペリメンタルを訪問すると、検索で表示させるオプションを選択することが出来る。 ボタンをクリックすると、色が変わる仕組みになっている: すると、「+1」したことになり、グーグルはソーシャルネットワークに通知する。「+1′d」よりも「+1d」の方が正しいはずだ。グラマーガールにはまた次の機会に活躍してもらおう。 また、+1を取り消すオプションも与えらており、結果の好みをソーシャルネットワークで公開している点をグーグルから伝えてもらえる。 ソーシャルネットワークが再び話題に上っている。一体どのソーシャルネットワークを指しているのだろうか?+1 ソーシャルネットワークは、グーグルのソーシャル検索ネットワークとも、フェイスブックのネットワークとも、ツイッターのネットワークとも異なる。 この点については後で説明するので、心配しないでもらいたい。 検索におけるネットワークでの+1の結果 グーグルにログインして検索を行うと、自分が+1した結果、またはネットワークに参加している人物が+1した結果が強調される: 上の例では、「nintendo」に対する結果で表示された結果のうちの1つに2人の名前が添付されている。この2人は検索者のネットワークで該当のリスティングを気に入った人物であり、その他にも16人がこのリスティングを高く評価している。 また、検索結果が多数の+1を獲得しているものの、ネットワークの人々に支持されているわけではない場合でも、名前は掲載されないものの、総数が通知される。そうすることで、ページが+1のユーザーの間でどれぐらい人気があるのか把握することが出来る。 推薦を用いて検索結果を改善 このアイデアはとても理に適っている。検索をしているとき、友達が推薦している答えがあると助かる。とても道理に適っており、グーグルは既にこの機能をグーグルソーシャル検索を通じて2年近くに渡って提供している。そして、この明確な推薦は現在グーグルの一部になっている。 グーグルの検索スパム対策部門を統括していることで知られ、2009年のグーグルソーシャル検索の立ち上げに貢献したマット・カッツ氏は「大きなメリットは、検索が改善されることである。ユーザーインターフェース内で瞬く間に改善されており、私たちは検索の質を改善するシグナルとしてのポテンシャルにも注目していくだろう。ソーシャル検索はとても便利だと私は感じており、先日のアップデートによってさらに強化されている。この変化によりソーシャル検索の革命は継続しており、また、検索エクスペリエンスを改善するための自然な成り行きでもある。」と述べている。 +1がソーシャル検索にフィットする点については、フェイスブックを用いたビングのライバル製品と併せて後ほど説明する。とりあえず今は+1の仕組みにさらにスポットライトを当てていこう。 AdWordsのための+1 グーグルの検索のリスティングの他にも、検索結果に表示されるアドワーズの広告を評価することが出来る。広告の隣に表示される+1ボタンをクリックしてみよう: 通常の検索結果と同じように、+1するとソーシャルネットワークの他の人達が閲覧する際に、広告の隣に表示されることになる。そして、ネットワークの友人が+1すると、自分が閲覧した際に表示される。 広告主およびサイトのオーナー向けのFAQ この時点で、「何だって?!」と言う広告主の叫び声が聞こえるような気がする。いずれサーチエンジンランドで、広告の隣に表示されるこの+1ボタンに対する広告主の見解をエントリの中で紹介していくつもりだ。 グーグルは、実施したテストでは、+1された広告のクリックスルー率が上がったこともあり、広告主には+1を大いに気に入ってもらえると考えており、また、広告のリンクをユーザーが+1と間違えてクリックしてしまう可能性は低い(広告主に負担がかかる)と思うと教えてくれた。以下にグーグルが指摘するその他の事実を挙げていく: すべての広告に+1ボタンが提供される 広告主はボタンを無効にすることは出来ない 広告の隣の+1ボタンをクリックしても、有料の広告クリックにはカウントされない 広告主は+1を多く集めた広告を把握することが可能なスタッツを見ることが出来る スタッツに関して、広告主以外のユーザーが冷遇されていると感じているだろうか?辛抱しよう。グーグルによると、ローンチの直後、グーグルウェブマスターセントラルに登録しているユーザーは、無料、つまりオーガニックな検索リスティングに対する+1のスタッツを閲覧することが出来るようになるようだ。 もうすぐ: ウェブサイト用の+1 ここまで+1ボタンがグーグルの検索結果で役に立つ仕組みを説明してきた。現時点では、+1ボタンが掲載されるのは検索結果のみである。しかし、“すぐに”(グーグルによると、数週間後と言うよりも数ヶ月後の話だそうだ)パブリッシャーもこのボタンをウェブページに掲載することが出来るようになるそうだ。 そう、その通りだ。すぐにグーグル +1ボタンをフェイスブックのライクボタンやツイッターのツイートボタンの集まりに加えることが出来るようになるのだ。 グーグルはウェブサイトで+1がプラスに働く仕組みについては多くを説明しないだろう。例えば、グーグルにログインした状態でウェブサイトを訪問したら、フェイスブックのライクボタンと同じように、ネットワーク内の誰かがページを+1したかどうかを把握することが出来るのだろうか? 答えは返ってこなかったが、グーグルは現在+1を検索に導入する仕組みに専念していると言われた。 しかし、グーグルは、ウェブページで誰かが+1すると、検索結果でこのページを見つけた別の人達に紹介されると明言している。個人的には、ウェブサイトにこのボタンを加えてもらうための大きな賄賂になると思う。 それまで待てないだろうか?それなら、グーグルの登録ページで、ボタンが利用可能になったら通知してもらえるように登録しておこう。 追伸: 明らかにグーグルは別のサイトのコンテンツをパーソナライズするつもりだ。スタートセクション内のサインアップボックス内を見れば一目瞭然である。しかし、トム・クリッチロー氏もパーソナライゼーションのページがこの点をさらに提供する仕組みを見出している: これは、フェイスブックが提携を結ぶ選ばれたサイトに対する、フェイスブックのインスタント・パーソナライゼーションの仕組み、そして、さらに幅を広げると、フェイスブックのライクボタンが、友達に関するパーソンライズドされたコンテンツを第三者のウェブサイトに引き入れる仕組みに酷似している。 +1を始めるには +1をする準備は出来ているのだろうか?まずはグーグルプロフィールが必要だ。既に持っているものの、あまり活用していないのではないだろうか?グーグルプロフィールに関する詳細は以下の過去記事を参考にしよう: 人物の検索を改善することを願ってGoogleが「プロフィール結果」を立ち上げる [...]
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