国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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告白します、私はブラックハットSEOをやってます など10+2記事(海外&国内SEO情報)

いつもは濃い上級向けの内容が多いが、今週は易しい内容もいくつか含まれている。

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今週のピックアップ
告白します、私はブラックハットSEOをやってます

  • 告白します、私はブラックハットSEOをやってます
    (Mikkel deMib Svendsen)

    真紅のスーツ姿で有名なミッケル・デミブ・スヴェンソンというSEOコンサルタントがデンマークにいる。彼はブログで自身がブラックハットSEOを実行していることを明かした。

    彼は、上位表示を獲得する戦いに勝つためにクローキングやリンク売買などギリギリまで限界に挑戦してきたそうだ。しかしながらコメントスパムやハッキングなど他人のサイトを破壊するような行いは決して犯さなかったとのことである。他人のサイトに侵入して他のユーザーに迷惑を掛けるような行為は正しくないと考えている。

    また自分は検索エンジンが定めるガイドラインなどの「ルール」には従うつもりはないが、「法律」に反することはしていないとも言っている(背後に反社会組織がいるようなところからはリンクを買わないといったところも含めて)。

    つまり自分がやっているブラックハットSEOは、無関係な人には被害を与えているわけではないし、ハッキングと違って違法ではないから問題ないだろうと自分を正当化し、ライバルに勝つための権利を持っていると主張しているのだ。

    犯罪ではないといえ、ブラックハットSEOは倫理的には勧められる行為ではない。この記事の論旨は、「ブラックハットなSEOをすること」ではなく、「目的のために手段を選ばないとはいえ、守らなければいけないラインをわきまえる必要がある」という方向で解釈するのが良さそうだ。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • 最高の内部リンクを構築するための10のポイント
    (ウェブ力学)

    ウェブ力学の石川氏によるTwitterでのツイートからユニークなキーワード調査方法を先週紹介した。今週は、ブログ記事から内部リンクのテクニックを紹介する。

    リンクというと外部サイトからのバックリンクに焦点がいってしまいがちだが、内部リンクもSEOには非常に重要な施策である。実践的な内容が書かれているので参考になるだろう。

  • グーグルウェブマスターツールでダウンロードしたCSVファイルの文字化けを解消する方法
    (Google ウェブマスターセントラル ヘルプフォーラム)

    グーグルウェブマスターツールで各種データをダウンロードして自分のサイトのSEO状態の分析に役立てているウェブ担当者も多いことだろう。データはCSV形式で保存される。しかしダウンロードしたCSVファイルをExcelで開くと文字化けが発生する。原因は、ダウンロードしたCSVファイルの文字コードがUTF-8となっていることだ。

    UTF-8に対応したテキストエディタでCSVを開き、文字コードをShift_JISに変えて保存すれば、Excelでも正しく表示できるようになる。なおWindowsに付属の「メモ帳」はUTF-8に対応している。保存するときは「ANSI」を指定する。

    また、フォーラムの別のスレッドにあるように、Excelの外部ファイルのインポートを使う方法もある。慣れればこちらのほうがスムーズかもしれない。

  • キーワードの羅列はヤフーカテゴリ登録でもNG
    (Yahoo!ビジネスエクスプレス スタッフブログ)

    Yahoo!ビジネスエクスプレス審査チームが「キーワードの羅列」がなぜNGなのかを公式ブログで説明した。わざわざ取り上げるということは、ビジネスエクスプレスに申請するサイトでキーワードを羅列していることが多いからだろうか。SEO的にはもちろんのこと、Yahoo!ビジネスエクスプレスの審査においてもキーワードの羅列はマイナスである。ブログに書かれている次のフレーズをしっかりと頭に入れておこう。

    検索エンジンがなくても記載するキーワードは、ユーザーにとっても必要なキーワード
    検索エンジンなかったら書かないキーワードは、ユーザーにとっては必要がないキーワード
  • GMOがツイッターでSEO情報をツイート
    (seo対策|GMOSEOテクノロジー(gmoseo) on Twitter)

    インターネット関連の大手企業GMOのグループ会社で、SEOを専門に手がけるGMO SEOテクノロジー株式会社がツイッターの公式アカウントを開設した。さっそく有益なツイートをつぶやき始めている。

    Yahoo!Japanは[温泉郷]を"温泉""郷"の2単語として認識していますが、Googleは[温泉郷]を1単語として認識しています。
    仮に参考サイトの対策キーワードが[温泉]だった場合、Yahoo!Japanでは[温泉郷]を2単語として認識するので、問題ありません。(その他の要素・要因は除く)
    しかしGoogleの場合[温泉郷]を1単語として認識している為、Googleにおけるキーワード[温泉]の検索結果に反映されるのは困難となります。
    以上の理由から、検索エンジンごとに対策キーワードを最適化するという意味において、形態素解析を考慮することはとても重要なことでありSEOの一部と言えます。

    こういった情報を伝えるのにツイッターという場が適切なのかなど気になる点はあるが、それはさておき、今後の情報発信に期待したい。

  • アクセス解析ビギナーのためのアクセス解析データの見方
    (Yahoo! JAPAN - ネット広告ガイド)

    アクセス解析の重要性に対する認識が深まってきたように感じる。しかしアクセス解析においてデータをどのように分析すればいいのかを習得するのは経験を積まないとなかなか難しいものだ。

    ヤフーのネット広告ガイドで、アクセス解析のポイントを具体的な事例にそって解説している記事が公開されている。内容は基礎的なものだが、平易な解説で、アクセス解析に慣れていない人に良い記事である。

用語集
HTML / PPC / SEM / SEO / ccTLD / gTLD / meta description / meta keywords / metaタグ / アクセス解析 / アンカーテキスト / オーガニック検索 / クローキング / スニペット / ダウンロード / トップレベルドメイン / ドメイン名 / リアルタイム検索 / リンク / 検索エンジン / 被リンク

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