Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

ブログの価値を上げてリンクを集める「すぐれたコンテンツ」を作るための6つのアイデア

イメージ画像:6つのアイデア

「すぐれたコンテンツを作れ」というアドバイスは、巷に溢れ返っているが、それも無理からぬことだ。良質なコンテンツには、良質なリンクが集まるし、リンケラティから計り知れないほどの注目が集まる。

ただ、1つだけ問題がある。「すぐれたコンテンツ」ってどういうコンテンツのことなんだろう? もっと具体的に言えば、どこに行けば、すごいコンテンツとやらの作り方がわかるのかということだ。

この問題すべてを解決することなんて僕にはできないけれども、僕の気に入っている(しかもいささかユニークな)コンテンツ作成テクニックをいくつか、短い記事に仕立ててみるのもいいんじゃないかと思ったんだ。

  1. ニュースを作れ

    ニュースというものは、リンクを張るだけの価値のあるコンテンツの典型であり、注目されるものでもあるから、コンテンツ戦略としては気に入っている。ただ、ニュースを“伝える”ことも重要だが、ニュースを“作りだす”ことの方がもっと有効だ。評判になりそうなイベント、メディア、トピックを「作る」(文字通り手間をかけて作り上げる)ことができれば、とても有利だ。その道のオーソリティーでもない限り、ニュースを誰よりも早く流したからといって、ウェブ上で注目されるとは限らない。だが、ニュースソースになれば、注目が集まるんだ。

  2. おもしろいデータを集めろ

    みんなの会社は、市場やサービス、グループ、イベントに関する独占的情報を入手できるだろうか。それができれば、その情報をちょっとずつ、ウェブの関心を集めるようなやり方で公開することも可能だ。そのデータを分解、分析して説得力を持たせたり、見やすいように視覚化したりすれば、リンクも注目も集まるはずだ。

  3. 他人のデータを視覚化せよ

    リンクを獲得できそうな格別にすばらしい情報源を持っていない場合はどうすればいいだろうか。大丈夫、心配はいらない。情報を所有していなくても、データをうまく分析したり視覚化したりすることで、リンクを張ってもらったり、言及してもらったりすることはできる。ウェブ上には、公開されている情報源が無数にあり、多くの業界では、データを(合法的に)入手できるし、そのデータを管理している組織とデータの交換/売買を行うことだって可能だ。

  4. ユーザー参加型のプラットフォームを作れ

    Web 2.0時代は成熟期を迎えつつあるように思えるが、まだまだ情報発信機能やUGC(ユーザー生成コンテンツ)プラットフォームを欠いた分野もあり、そこにはそういったプラットフォームを構築する機会が山ほどある。自分の業界で第2のDigg 、Reddit、Facebookを目指す必要などない。実際、もっと範囲の狭いニッチを考えてみた方が役に立つかもしれない。

    たとえば、ごく身近なことに影響を与える問題に関する簡単なアンケート機能を搭載するとか、身近なブランド、サービス、企業、人物に関して、ちょっとしたフィードバックができる場を提供したり、評価システムを作ったりするとかいうのはどうだろうか。UGCのいいところは、参加してくれた人たちがみんな、そのプラットフォームを共有したがるようになるという点だ。人は誰しも、自分が関わったものをほかの人にも見てもらいたがる。UGCも例外ではない。

  5. 議論の場を提供せよ

    多くのブランドは、リンクを獲得するために議論を巻き起こそうなんてことは考えない。当然だろう。だけど、議論の火元にならなくたって、リンク獲得につなげることはできる。自分の属するニッチ内で互いに対立している2つの陣営にご登場ねがい、意見を闘わせてもらおう。君のブログやサイト上でね。どちらの立場にも偏ることなく、両者の意見を取り上げるんだ(どちらかを支持したいというのであれば、論争が片付いてから立場を明らかにしよう)。そうすれば、君のサイトは「メディアアウトレット」として、他人に向けられた注目を利用して、リンクを獲得できる。

  6. 自分の業界に目を配れ

    君が取り扱っている分野には、競合するブログやサイトがすでに数多くあるだろうか? もしそうだというのであれば、その業界でノイズフィルタの役割を果たせば、非常にうまくいくこともある。コンテンツ作成のことを気にするのはやめて、ほかの人が言っていることを取り上げるだけでいい(手作業でやってもいいし、Techmemeのように、高度で自動化された収集/フィルタリングシステムを利用してもいい)。そうして、今起こりつつあることを伝える唯一にして「最良」の情報発信源になるんだ。注目フィルタリングという分野でトップに立つことができれば、大きなチャンスが巡ってくるだろうし、そういう状況は、今後ウェブでもっともっと目にすることになると思っている。

価値を創造するために使いたいと思った「すぐれたコンテンツ」作成戦略はあったかな?

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

MR
「MR」はMixed Realityの略。「複合現実」の意味で、現実世界の風景上 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]