Coneは、営業資料の作成に関する調査を実施した。同社が支援した営業資料100件と、過去2年以内にBtoBサービスの導入検討に関わった経験がある222名を対象に調べている。
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BtoB営業資料の“定番”と“顧客が求めているスライド”にギャップ?
まず、営業資料によく使われるスライド項目を分析すると、「強み・特徴」が88.0%で最も多く、「解決する課題」が81.0%、「会社紹介」が79.0%と続いた。一方で、「よくある質問」や「コストシミュレーション」「競合比較」は少数派にとどまった。
経営者・役員・部長課長クラスの決裁者層に対し、導入検討に影響したスライドを聞くと、「導入効果」が54.9%でトップとなり、「解決策」が48.2%、「事例・お客様の声」が47.5%と続いた。「会社紹介」「事業・提供サービス一覧」などの事業説明よりも、導入後の成果や事例が重視されているようだ。
決裁者層が重視しているにもかかわらず、営業資料に入っていなかった項目を見ると、「コストシミュレーション」「よくある質問」で特にギャップが大きく、40ポイント近い差が見られた。
また、係長・主任・一般社員などの実務担当者層に対し、社内稟議の際に入っていてほしいスライドを聞くと、「事例・お客様の声」が55.7%で最多となり、「実績一覧」が52.4%、「料金表」が50.8%で続いた。決裁者層と比較すると、予算や実績など、社内説得の材料となる資料が求められていることがわかった。
実務担当者層が重視しているにもかかわらず、営業資料に入っていなかった項目では、「コストシミュレーション」「実績一覧」「料金表」の3項目が上位に。特に「コストシミュレーション」では、35.5ポイントのギャップが見られた。
商談後に欲しい資料1位は「商談中に出た質問とその回答」
最後に、BtoBサービスの買い手に対し、社内稟議や導入検討の際、商談内容を思い出せなかった経験があるかを聞いたところ、80.6%が「ある」と回答した。
また、商談後に送付される資料に「あったら嬉しい」と思うスライドは、1位が「商談中に出た質問とその回答」、2位が「自社の場合のコストシミュレーション」、3位が「自社と類似の導入事例・実績」だった。口頭で伝えた内容を、後から確認できる形で残しておくことが、受注の後押しとなりそうだ。
調査概要
- 【調査期間】2026年3月17日~2026年3月19日
- 【調査対象】①2024〜2026年に同社が支援した営業資料100件 ②過去2年以内にBtoBサービスの導入検討に関わった経験がある222名
- 【有効回答数】222名
- 【調査方法】リサーチ代行サービス「c-slide lab」によるインターネット調査
