Professional Studioは、「ベンチャー企業の仕事環境」に関する調査を実施した。残業時間や出社頻度、転職意識などについて、20~59歳の正社員5,694名を対象に分析している。
なお、本調査における企業タイプの目安は以下の通りとする。
- ベンチャー企業:メガベンチャーやスタートアップなどの成長企業
- 伝統的な日系上場企業:歴史ある日系大手や、中堅規模の上場企業
- 外資系企業:海外に本社がある、または外資資本の企業
- 中小企業、その他:上記に当てはまらない一般的な中小企業
ベンチャー企業の残業時間や出社頻度の実態は?
まず、月の平均残業時間を企業タイプ別に見ると、「10時間未満」の割合はベンチャー企業では27.3%、伝統的な日系上場企業では29.5%となった。また、「20〜30時間未満」はベンチャー企業が24.3%と最も多く、日系上場企業の19.4%を約5ポイント上回った。
一方で、長時間残業にあたる「月60時間以上」の割合を見ると、ベンチャー企業は5.9%、日系上場企業は5.1%となり、ほぼ同水準だった。
次に出社頻度を見ると、週5日以上の「毎日出社」は、伝統的な日系上場企業で62.1%、中小企業その他では83.2%にのぼった。一方、ベンチャー企業では41.4%にとどまった。
週1~4日出社する「ハイブリッドワーク」の割合は、ベンチャー企業が41.6%で、外資系企業の43.6%とほぼ同水準。いずれも日系上場企業を大きく上回っており、ベンチャーと外資では特に柔軟な働き方が広がっていることがうかがえる。
「転職活動中」の割合はベンチャーが日系上場の約1.5倍
現在の転職活動状況を企業タイプ別に見ると、「カジュアル面談」「応募・選考中」「内定・転職予定」を合わせた割合はベンチャー企業で16.8%となり、日系上場企業の約1.5倍にのぼった。最も高いのは外資系企業の19.0%で、ベンチャー企業もそれに迫る高水準となっている。
転職活動中の割合を残業時間別に見ると、「20〜30時間未満」では8.9%にとどまったのに対し、「30〜45時間未満」では15.3%と約1.7倍に増加。さらに「60〜80時間未満」では30.1%に達し、残業時間が長くなるほど離職リスクが高まる傾向が見られた。
調査概要
- 【調査期間】2025年12月4日~2025年12月11日
- 【調査対象】主要都府県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県)の20~59歳の正社員
- 【有効回答数】5,694名
- 【調査方法】インターネット調査(ジャストシステム「Fastask」)
- 【調査機関】自社調査
