2025年の平均残業時間は月20.6時間! 残業が少ない・多い職種TOP20【パーソルキャリア調べ】

平均残業時間は3年連続で減少。営業やエンジニア系は引き続き多い傾向。

今井扶美(Web担編集部)

6:00

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、「2025年の平均残業時間の実態調査」を実施した。20~59歳のビジネスパーソン15,000人が回答している。

2025年の平均残業時間は月20.6時間! 最も少ないのは2年連続で「医療事務」


平均残業時間の推移

調査によると、2025年4~6月の平均残業時間は20.6時間で、2024年4~6月の前回調査よりも0.4時間減少した。2023年から3年連続のマイナスとなっており、減少傾向が続いている。


残業時間の少ない職種ランキング TOP20

残業の少ない職種を見ると、1位は前回と同様に「医療事務(10.5時間)」。2位は「一般事務(11.0時間)」で前回から4.2時間減少、3位は「販売/接客/売り場担当(11.9時間)」で4.9時間減少となった。一方、前回2位だった「貿易事務(15.0時間)」は3.9時間増加して11位にランクダウン。職種分類で見ると、「事務/アシスタント」が最多を占めていた。


残業時間の多い職種ランキング TOP20

残業の多い職種を見ると、1位は「総合商社の営業(29.8時間)」で、前回から0.5時間増加。2位は「広告営業」と「組み込みエンジニア」が29.3時間で並んだ。また、前回最も多かった「インフラコンサルタント」は16.7時間の大幅減となりランク外に。月平均30時間を超える職種はなく、全体平均と同じく残業が傾向にあることがわかった。


年代別 平均残業時間の推移

年代×職種分類別 平均残業時間の推移

年代別に見ると、20、30、40代は残業時間が減少した一方で、50代は増加していた。年代×職種分類別で見ると、すべての年代で「事務/アシスタント」が最も少ない結果に。一方で最も多い職種は、20代では「企画/管理」で、その他の年代では「モノづくり系エンジニア」や「建築/土木系エンジニア」となった。

調査概要

  • 【調査対象】20~59歳の正社員男女
  • 【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースをもとに実施、doda会員登録の状況については不問)
  • 【実施期間】2025年8月1日~8月8日
  • 【有効回答数】15,000件
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