首都圏「働きたい街ランキング2025」! 意外に低かったヒルズ系。ランキング上位は?【三菱UFJ信銀調べ】
三菱UFJ信託銀行は、「働きたいオフィス・働きたい街ランキング2025」を発表した。一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に居住している約2400人(オフィスワーカー:2,211サンプル、就活生:214サンプル)が回答している。
オフィスワーカーは都市の成熟度・飲食店の充実度を重視
この調査によると「働きたい街」は、オフィスワーカー・就活生ともに「丸の内・大手町・有楽町」「新宿」「横浜」がトップ3となった。
オフィスワーカー・就活生別ではかなりの傾向差が見られ、オフィスワーカーに人気だった「新橋・虎ノ門」「銀座」は就活生ではランク外。逆に就活生に人気の「飯田橋・九段」「六本木・麻布」「青山」はオフィスワーカーではランク外となった。なお男女別でここまでの傾向差はないが、渋谷は男性、銀座は女性のほうが人気だ。
オフィスワーカーには都市の成熟度・飲食店の充実度が重視され、就活生には現在の生活圏・オシャレ度といった要素が重視されているようだ。また「六本木ヒルズ」「虎ノ門ヒルズ」「麻布台ヒルズ」「表参道ヒルズ」といったいわゆるヒルズ系は、それほどランクは高くない。
こうした人気差や傾向差が出る理由を探るため「働きたいオフィス」について聞くと、オフィス環境に「満足している」回答者は、「トイレ等の共用部が綺麗」「ビル内または至近にコンビニがある」「駅徒歩5分以内」「周辺の商業施設が充実」なオフィスで働いていることが多く、スコアが相対的に高い。一方「満足していない」回答者は、全項目のスコアが低く、とりわけ「周辺の商業施設が充実」 「トイレ等の共用部が綺麗」などが全体傾向を大きく下回った。
「現在のオフィスの外観や立地/理想とする外観や立地」について聞くと、オフィスワーカーは「駅徒歩5分以内」「トイレ等の共用部が綺麗」「駅直結で雨に濡れない」といった項目を理想として求めていたが、現実とのギャップも大きい。就活生も似た傾向だが、「新築のような綺麗なビル」「社名表示のある目立つビル」「知名度の高いビル」など、実用性よりも見た目やブランドが求められていた。
また「オフィスにおける理想の昼食環境」については、出社頻度の高いオフィスワーカーは社員食堂を求めていたが、利用できない人も多いことが判明。味・価格・栄養バランスを重視しても移動時間との兼ね合いもあるのが現実のようだ。さらに、昼食費を安くしたい意向が強く、「500円未満」にしたいという回答者は47.7%、実際に「500円未満」に抑えている人は38.6%と、かなりの割合が存在した。
調査概要
- 【調査対象】オフィスワーカー:一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)在住/20~69歳、就活生:一都三県在住/15~29歳
- 【調査方法】インターネット アンケート調査
- 【調査時期】オフィスワーカー:2024年11月28日~12月1日、就活生:2024年12月2日~9日
- 【有効回答数】オフィスワーカー:2,211サンプル、就活生:214サンプル

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