プレイドが「KARTEシリーズ」にAIによるクリエイティブ制作を実現する機能を追加

Googleの最新画像生成AI「Imagen 3」導入で制作・改善・活用・検証のサイクル高速化

小島昇(Web担編集部)

2024年10月3日 7:02

CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」を展開するプレイドは、KARTEシリーズにAI(人工知能)でクリエイティブを制作できる機能を追加したと10月2日に発表した。サーバーレスでKARTEにほしい機能をAI支援で開発できる「KARTE Craft」に最新画像生成AIを導入し、画像生成の新機能群をパブリックβ版として提供する。生成画像をKARTEやサイト運営プラットフォーム「KARTE Blocks」で活用する連携機能も提供する。

プレイドがKARTEシリーズでAIネイティブなクリエイティブ制作を実現

KARTE Craftのサイトホスティング機能「Craft Sites(β版)」に標準搭載したAI支援機能「Craft Sites Copilot(β版)」にGoogleの画像生成AIの最新バージョン「Imagen 3」を導入した。テキストプロンプト(指示文)からビジネスレベルで使用できる高品質な画像を生成する。生成画像の改善・調整や、サイトやポップアップなどでの活用、施策の効果検証などサイト制作やマーケティングの改善サイクルの高速化と省力化に貢献する。

サービスの概要

新たに追加した画像生成の機能群には、テキストや画像を埋め込む機能があり、生成した画像に自社のロゴを埋め込める。最新のLLM(大規模言語モデル)によるAIチャット機能を活用すれば、AIと「壁打ち」しながら改善・調整できる。画像生成例を参考に気に入ったテキストプロンプトを探せる「プロンプトギャラリー」で狙い通りの画像をすばやく生成でき、ストックフォトでは難しかった構図や被写体の変更が簡単にできる。

テキストプロンプト/生成画像の例
新機能①:画像へのテキスト/画像埋め込み機能
新機能②:AIと“壁打ち”しながら画像を改善するAIチャット機能
新機能②:AIとの壁打ちの結果、生成された新しい画像
新機能③:サンプルで狙い通りの画像をすぐ生成する「プロンプトギャラリー」
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる