TOPPANがSNS広告事業とEC支援事業に強みを持つココラブルを買収、完全子会社に

事業成長に寄与する「グロース支援型」で提供するデジタルマーケティング事業を強化

TOPPANホールディングス傘下のTOPPANは、SNS広告とEC支援事業のココラブルの株式を取得して3月29日に完全子会社化した、と4月1日日に発表した。SNSマーケティングのノウハウを駆使したSNS広告の運用と、自社EC事業で培ったノウハウを顧客向けに展開するEC支援に強みをもつココラブルの子会社化で、Webでの集客から顧客体験の設計、EC購買までの一連を「グロース支援型」で提供する機能を強化する。

Web広告事業では、TOPPANが強みとするOMO(オンラインとオフラインの融合)領域の運用型広告と、顧客に商品やサービスの購入・申し込みを直接促すマーケティング手法のダイレクトレスポンス領域で、SNS広告による成果創出が強みのココラブルが連携する。ターゲット領域や提供サービスを相互補完し、両社の人材交流によるスキルアップによってWeb広告事業を強化していく。

EC事業では、ココラブルはTOPPANの顧客に自社EC事業のノウハウを生かした事業計画や商品企画など上流工程から支援する。売上に直接連動するWeb広告とEC事業は業界を問わず需要が安定しており、TOPPANは流通・メーカーなど幅広い顧客基盤に関連事業を拡大・強化し、デジタルマーケティングの戦略から実行まで網羅的なサポートを展開してきた。ココラブルとのシナジー効果で、2030年度までに100億円の売上を目指す。

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