アクセンチュアがビジネットシステムを買収、ECサイト構築と企業のデジタル変革を支援

クラウドで高度なECを提供、顧客体験起点のアクセンチュアインタラクティブの体制を強化

小島昇(Web担編集部)

2021年2月3日 7:01

米国コンサルティング大手のアクセンチュアは、アパレル小売業向けECサイト構築・運用のビジネットシステムを買収した、と2月2日に発表した。ビジネットシステムのECサイトサイト構築・運用力と、アクセンチュアのデジタル戦略立案、実行から生産、物流の全体プロセスに精通した知見を融合し、オンラインとオフラインを隔たない優れた購買体験を提供する一貫体制で小売業のデジタル変革を支援する。買収の詳細は非公開。

ビジネットシステムは1999年創業。20年以上にわたって国内アパレルなど小売業を中心に60社超の企業のECサイト構築やシステム開発、運用を手掛けてきた。CRM(顧客情報管理)のセールスフォース・ドットコムのECソリューション「Salesforce Commerce Cloud」をベースとした開発力が高い。Salesforce Commerce Cloudと連携するOMS(注文管理システム)を自社開発してアパレル以外の業種に導入実績もある。

アクセンチュアは、ビジネットシステムの優れた資産と高い専門性を生かし、商品やサービスのタッチポイントを最適化した顧客体験を提供する。消費者との接点として重要性が高まり競争が激化したeコマース領域で企業の成長を支援し、デジタル広告代理店機能を担うアクセンチュアインタラクティブによる企業やブランドの存在意義に立脚したビジネス全体の変革支援サービスの強化につなげる。
 

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