IASが広告を掲載するためだけに作成されたMFAサイト検出・回避ソリューションを提供

AIを活用して大規模に検出、キャンペーン品質の透明性を向上、無駄な広告費の削減へ

デジタル広告検証・不正対策・最適化ソリューション事業の米国Integral Ad Science(IAS)は、広告を掲載するためだけに作成された低品質なコンテンツを意味するMFA(Made for Advertising)サイト検出・回避ソリューションの提供を始める、と10月19日発表した。AI(人工知能)を活用してMFAサイトを大規模に検出し、無駄な広告費の削減を図る。

MFAサイトは、ビューアビリティ(実際に閲覧可能な表示)など従来の指標ではパフォーマンスが高くなるようになっているが、広告を出してもコンバージョン(最終成果)やブランドリフト(広告でのブランド認知度・好感度向上)につながらない。このソリューションは広告キャンペーン品質の透明性を高め、広告費がどこに使われているか特定する。

このソリューションでは、米国の広告業界最大の団体、全米広告主協会(ANA)のMFAサイト定義に沿って広告とコンテンツの比率、広告更新率、サイトへのトラフィック源などの特徴を組み込み、AIによってサイトをMFAに分類する。αテストを終え、現在はβ計測サービスを一部顧客に提供している。全ての顧客への提供開始は2024年初めを予定する。

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