LINEが広告主保有のユーザーデータをLINEに直接送信できる「LINE Conversion API」提供

「LINE広告」のコンバージョン計測精度向上、プライバシーに配慮しながら効果を最大化

山川 健(Web担 編集部)

2022年9月30日 7:00

LINEは、広告主が取得して自社のサーバーに保有しているユーザーのデータを広告主のサーバーからLINEに直接送信可能にする機能「LINE Conversion API」の提供を9月28日に始めた、と9月29日発表した。運用型広告配信プラットフォーム「LINE広告」のコンバージョン(最終成果)計測や最適化の精度を高められる。

プライバシー保護が重要視される中、LINEは広告主のデータとLINEのデータを統合管理して広告配信に活用する機能「ビジネスマネージャー」を2021年10月に提供開始。広告主のデータをLINEの広告で利用するにはLINE広告の計測用タグ「LINE Tag」通じてCookie情報などをLINEのサーバーに連携する手法が主流だった。

LINE Conversion APIは、従来のLINE Tagを通じたデータ取得だけでなく、広告主のサーバーで保有するデータを広告主のサーバー経由でLINEに送信できる。LINEへの送信にユーザーから同意を得ているデータのみ連携可能。プライバシーに配慮しながら企業のマーケティング効果を最大化させる新手法として提供する。

LINE Conversion APIの仕組み

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