セプテーニが「ポストCookie時代」の計測基盤ソリューション「Precog Base」提供

デジタルマーケティング支援事業のセプテーニは、Cookie(クッキー)の利用が制限される「ポストCookie時代」に向けた新しい計測基盤ソリューション「Precog Base(プリコグベース)」の提供を始めた、と12月17日発表した。広告配信プラットフォームの計測を補完する実装方法を広告主企業の目的に応じてプランニングし、計測基盤が最適な方法で構築・一元管理できる。

Cookieはウェブサイトがスマートフォンやパソコンに保存する情報。規制の動きが世界的に広がり、日本でも改正個人情報保護法が2022年4月に施行されることからPrecog Baseを開発した。サイトの行動データやフォーム入力情報などをクラウドサーバー環境で連携処理することで、データプライバシーに配慮しながらCookieに頼らない新たな計測基盤の構築を可能にした。

セプテーニは、機械学習を活用してユーザー行動の予測モデルを作り、その予測スコアを各広告配信プラットフォームに連携して広告運用に生かすソリューション「Precog」を2018年6月から提供している。Precog Baseは、Precogの各広告配信プラットフォームに予測スコアを連携する機能に焦点を当て、ユーザー行動を基に計測基盤としての機能を拡充することで開発した。

Precog Baseは、Googleのタグ管理ツール「Google Tag Manager」を利用してサイトの行動データをクラウドサーバー環境で処理する「Server-Side Tagging」、フォーム入力情報を基に計測する「enhanced conversions」、オフラインのコンバージョン(最終成果)イベントを連携する「Offline Conversion Import」と、Metaの「Conversion API」に対応。今後拡大していく。