iCAREが総額19億円を資金調達、企業向け健康管理SaaSの「Carely」の認知拡大を加速
シリーズEラウンド、健康ビッグデータ活用のプロダクト開発で人材採用、組織体制強化
健康管理システム「Carely(ケアリィ)」を開発・運営するiCARE(アイケア)は、第三者割当増資と金融機関の融資で総額19億円を調達する、と2月7日に発表した。リード投資家のインキュベイトファンドと、グローバル・ブレイン、Salesforce Ventures、三井住友海上キャピタルが増資を引き受けた。累計の資金調達額は43.8億円になった。
今回の資金調達は、シリーズEラウンドにあたる。調達した資金でCarelyの認知拡大と、健康ビッグデータを活用したプロダクト開発を加速し、人材採用と組織体制の強化に充てる。2016年3月に開発したCarelyは、累計契約企業数が500社を超え(22年1月時点)、アカウント数はサービス開始から年平均成長率121%で伸びている。
健康診断やストレスチェック・長時間労働対策などの人事・総務の健康管理業務を削減するSaaSとして評価されたCarelyは、20年9月から蓄積した健康ビッグデータを活用した健康経営コンサルティングを提供。「持続的な事業成長を支える健康管理の基幹システム」として、従業員数1万人超の大企業でも導入が進んでアカウント数が伸びている。
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