「YouTube」の18歳未満投稿者に適用するデフォルトプライバシー設定を非公開動画に

子供の安全な利用に向けた保護対策、休憩とおやすみ時間の通知もデフォルトでオンに

山川 健(Web担 編集部)

2021年9月8日 7:00

YouTubeは、18歳未満の「YouTube」投稿者に適用するデフォルト(標準設定)のプライバシー設定を非公開動画にする、と9月6日発表した。今後数週間をかけて調整していく。非公開動画は公開が最も制限されたオプション。18歳未満のユーザーの安全な利用を目的にした保護対策となる。

非公開動画の設定でコンテンツを見られるのは、投稿者と、投稿者が指定したユーザーだけ。コンテンツ公開時にデフォルトのプライバシー設定の変更は可能だが、誰が閲覧できるかを示すリマインダーを表示。慎重な選択を促して自らよく理解したうえで判断するようにサポートする。

さらに、若年層ユーザーがデジタル機器の使用状況を把握するのに必要な機能を提供。13~17歳のユーザーに対し、休憩とおやすみ時間の通知をデフォルトでオンにするとともに、自動再生をデフォルトでオフにする。13歳未満向け「YouTube Kids」もアプリでの自動再生をオフにする。

この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる