DXツール「KANAMETO」にセグメント配信したLINEのメッセージの開封率取得機能を追加

transcosmos online communicationsが自治体や企業の要望を受けて提供、効果検証可能に

デジタル技術を活用した企業支援サービスのトランスコスモスとLINE、セールスフォース・ドットコムの合弁会社のtranscosmos online communicationsは、DX(デジタル技術による事業変革)ツールの「KANAMETO(カナメト)」にセグメント配信したLINEメッセージの開封率を取得する機能を追加して提供を始めた、と2月5日に発表した。セグメント配信の効果検証ができる。

 

2020年に行った宮崎県都城市の「クローズドテスト」では、8つのセグメントで開封率に最大20%超の開きがあった。平均開封率は73.5%で、最も高かったのは「子育て」セグメントで89.5%と高率だった。なお、LINEのAPI仕様のため、開封数が一定数を超えないと「開封数」と「開封率」は取得できない。誰が開封したかの個人を特定した開封の有無も確認できない。

KANAMETOは提供当初から、ユーザーのアンケート回答結果をもとに自由にセグメント配信できる機能があった。しかし、開封数と開封率が取得できなかったので、自治体や企業から機能追加を要望されていた。今後は地方自治体のEBPM(Evidence-Based Policy Making=証拠に基づく政策立案=)や、企業のマーケティング活動でのPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルに開封率を活用できる。

 

※記載の会社名、製品・サービス名は各社の登録商標または商標

LINEメッセージ配信ツールのKANAMETOは、チャットボット(自動応答)機能▽複数のLINEユーザーと同時に行うチャット機能▽アンケート機能▽属性にあわせたセグメント配信機能がある。CRM(顧客関係管理)の「Salesforce Service Cloud」との連携機能でカスタマーサポート状況の可視化や生産性向上のための分析も容易にできる。

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