クロスロケーションズが企業マーケから公共分野まで活用できる「人流統計データ」を提供

位置情報データ活用プラットフォーム「Location AI Platform」のAIコアエンジンで解析

AI(人工知能)による位置情報データ活用プラットフォームを提供するクロスロケーションズは、同プラットフォーム「Location AI Platform(LAP)」のコアシステムの分析エンジン「Location Engine」で解析した人流統計データを2月8日から提供する、と2月5日に発表した。企業マーケティングから公共分野まで幅広く活用できるデータを提供する。

 

Location Engineでのデータ提供イメージ

数年間にわたる位置情報ビッグデータを蓄積したLocation Engineは、数万超の登録拠点情報と数億レコード超の人流データを準リアルタイムで解析して、翌日午後に統計加工データとして提供する。Location EngineはAPIでシステム連携できるので、多大な設備投資をせずに月額50万円で自社システムを人流ビッグデータ解析で強化できる。

 

全国百貨店の人流データを集約して推計来訪者数を分析 

マーケティングの領域では、全国の店舗や拠点で人流を統合して、特定の業界や自社系列店舗のトレンド把握のような分析ができる。公共部門では、政府の新型コロナのパンデミック影響分析や自治体の防災避難計画などで、EBPM(Evidence-Based Policy Making=証拠に基づく政策立案=)に活用できる。

 

「エリアの滞在人口・流入人口地域」のメッシュデータのイメージ

店舗別実勢商圏データでは、指定したエリアと期間内の「エリアの滞在人口・流入人口」をメッシュ(正方形に区切った区画)で提供する。「エリアの行動特性データ」「実勢商圏データ」のほか、過去の統計値だけでなく1週間先の「人流予測データ」も準備でき次第提供し、売上予測や需要予測などさまざまなシミュレーションができる。

 

「エリアの行動特性データ」で、LAP上でのHot Placeランキングのイメージ。ユーザーが他によく訪れる場所を表示した

 

「実勢商圏データ」で、LAP上での来訪率分布マップのイメージ。実勢商圏となる町丁目ごとの推計来訪率や国勢調査による居住データなどを表示した

 

「人流予測データ」のグラフイメージ。『位置情報ビッグデータのAI解析による「人流予測モデル」を開発』(2020年12月23日のプレスリリース)から
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