「インフォマティブデータ」(Informative Data)は、「特定個人を識別できないが、プライバシー上の懸念が生じうる情報」「個人と結びつきえない形で使用される個人情報」などのこと。一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が「プライバシーポリシーガイドライン」において独自に定義している。
JIAAでは「郵便番号、メールアドレス、性別、職業、趣味、顧客番号、クッキー情報、IPアドレス、端末識別ID などの識別子情報および位置情報、閲覧履歴、購買履歴といったインターネットの利用にかかるログ情報などの個人に関する情報」「単体では特定の個人を識別することができないものの、プライバシー上の懸念が生じうる情報(個人に関する情報を特定の個人を識別することができないように加工して得られた情報や、暗号化等によって秘匿化されている情報を含む)」「個人に関する情報が統計化された情報であって、個人と結びつきえない形で使用される情報」の総称としている。
インターネットでは個人情報が大きな価値を持っており、ECやコンテンツのリコメンド、ターゲティング広告、メールマーケティング、SNSなどでさまざまに活用されている。インフォマティブデータでは個人の特定は出来ないが、マーケティング領域での活用が有効と考えられる。一方で権利侵害も有り得るため、さまざまな企業がインフォマティブデータの利用に対して、基本方針を表明している。
●一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会|JIAA
https://www.jiaa.org/
●プライバシーポリシーガイドライン - 一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会|JIAA
https://www.jiaa.org/katudo/gdl/privacy/