国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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  • グーグルのマット・カッツ氏が教えてくれた9つTIPS
    (PubCon Las Vegas 2010)
    Matt Cutts at PubCon Las Vegas

    11月9日~11日の3日間、米ラスベガスで開催されたPubCon(パブコン)という検索マーケティング・ソーシャルメディア・アフィリエイトのカンファレンスに参加してきた。筆者が執行役員を務める(株)セルフデザイン・ホールディングスの海外遠征活動としての参加だ。

    PubConの2日目にプレゼンテーションを行ったグーグルのマット・カッツ氏は、セッションの最後にウェブマスター向けに9つのTIPSを贈ってくれた。Web担の読者とシェアしたい。

    1. SEOにおいては、アルゴリズムを追うな、ユーザーを追え
      ※検索エンジンを相手にするのではなく、ユーザーを相手にしろということ。

    2. 10人のタクシードライバーに尋ねろ
      ※業界に詳しくないシロウトに質問しろという意味、ユーザーが使う言葉(キーワード)がわかるから。

    3. ブログでは最初のリンクに気を使え
      ※最初のリンクが重要とのこと。いちばん気を引くしクリックされやすいからか?

    4. コンテンツは声に出して読め
      ※自然な文章になっているか、キーワードが詰め込まれていないかを確認するためと思われる。

    5. ツイッターはRTしやすいように文字数を余らせておけ
      ※140文字まるまる使った発言はリツイートされづらくなるから。

    6. ビデオを作れ
      ※人気のあるコンテンツだから。

    7. コンバージョンにおいては、テストし、繰り返し、ユーザーを導け

    8. 自分のドメイン名を持て
      ※誰かに取られるかもしれないから。

    9. Googleウェブマスターツールのメッセージ転送を有効にしておけ
      ※自分のメールアドレスに重要な通知が送られてくるから。

  • 企業ブログに不要な5つのブログパーツ
    (HubSpot Blog)

    米ハブスポットブログでは、企業ブログの質を損ねる5つのパーツを指摘している。

    1. 余分なソーシャルメディアサイトへの投稿ボタン
      トラフィックに貢献する主要なソーシャルメディアサイトにだけ絞る。数を減らしたほうが投稿数やトラフィックが増えた検証結果が出ている。

    2. ブログロール
      おすすめサイトを紹介するなら、サイドバーにブログロール(お気に入りサイト)として詰め込むのではなく、1つの記事として紹介したほうが信頼度が増すし反応も良い。

    3. ニュースリリース
      ブログはニュースリリースの場ではない。ニュースリリース専用のページを作るべきだ。

    4. 目的のないサイドバーのパーツ
      ビジネス的な目的に貢献しないブログパーツをサイドバーに設置しない。試験的に設置して訪問者にコンテンツの共有や理解を促さないのであれば、すぐに外すべきだ。

    5. 余分なナビゲーションリンク
      特に必要でないリンクをナビゲーションメニューに追加しない。場所を奪ってしまうし、本当にクリックしてほしいリンクのクリック数を減らしてしまう。

  • ユーザー属性までわかる! 米ヤフーの新型キーワードツール
    (Yahoo! Search Blog)

    米ヤフーは、「Yahoo! CLUES」(ヤフー! クルー)というツールを公開した。Yahoo.comでの検索動向のデータを調査できるものだ。当日/過去7日間/過去30日間の検索ボリュームの推移がわかるほか、性別/年代、収入、地域・前後に行った検索キーワードの情報も調べられる。

    Yahoo! CLUESの検索結果

    米国での英語キーワードの検索にしか対応していないのが残念だ。日本のヤフーにお願いしてぜひ移植してもらいたいものだ。

    ※Web担編注:10月にアップデートされたYahoo!リスティング広告のキーワードアドバイスツールはリスティング広告の広告主向けツールだが、同様のデータを調べられる。

  • グーグル特製ページ表示高速化のサーバーモジュールmod_pagespeed
    (Google Webmaster Central Blog)

    グーグルは、ページ表示を高速化するためのウェブサーバー用ソフトウェアを提供し始めた。「mod_pagespeed」という名称のApacheのモジュールである。サーバーにインストールすることで、HTMLサイズ縮小、CSSやJavaScriptファイルの結合、画像のファイルサイズ縮小、キャッシュ指定の最適化といった、ページ表示パフォーマンスの調整を自動的に行ってくれるものだ。

    グーグルのマット・カッツ氏によると、ページ表示速度が順位に影響を与える範囲は検索全体の1%以下ではあるが、訪問ユーザーのためにもページ表示は素早いほうがいいだろう。

    ウェブ担当者というよりもサーバー管理者向けの情報であるが、自社でサーバーを管理しているのならmod_pagespeedを試してみてはいかがだろうか。このモジュールは何か特別なことをするものではなく、これまで個別に行っていたようなページ表示パフォーマンス最適化をある程度自動的に行ってくれるもの。これまでそうした調整をまったく行っていなかったならばかなりの効果を出すだろうが、すでに手動で調整している場合はさほど効果がないかもしれない。

    グーグルはmod_pagespeedを大手のレンタルサーバー事業者に導入してもらうように進めているようだ。日本でも共用サーバーを提供している事業者は進んで導入してみてはいかがだろうか。

SEO JapanSEO Japanの掲載記事からピックアップ

今週は3記事ピックアップ。海外情報でも紹介したPubConでのマット・カッツ氏のプレゼンテーションの全容と、グーグルのアルゴリズム変更に関わる分析、そしてSEO Japanさんお得意のインフォグラフィックだ。

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