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LPのコンバージョンを上げたいなら!動画を埋め込む効果と注意点とは?

6 years 8ヶ月 ago

スマホとPC

LP(ランディングページ)というと、目立つようにデザインされたイメージ画像や、キャッチーなコピーが掲載されている印象があるのではないでしょうか。しかし、そのようなものばかりではなく、動画が埋めこまれたLPも増えてきています。そこでこの記事では、LPへの動画埋め込みでCV(コンバージョン)率アップが期待できる理由や、動画を埋め込む際の注意点などについて解説します。

LPへの動画埋め込みでCV率アップが期待できる理由

LPに動画を埋め込むことで、なぜCV率アップが期待できるのでしょうか。ここでは、LPに動画を埋め込むことで起こる3つのプラス効果について説明します。

ページでの滞在時間を伸ばすことができる

LPに動画を埋め込むことで、通常の画像を活用したページよりもサイトに訪れたユーザーの目をひきやすくなります。動画が視聴されれば、ページの滞在時間も長くなり、さらに直帰率や離脱率を低減させる効果も期待できます。このように、マーケティングにおいてLPに動画を設置することは、二重にも三重にもプラスとなるのです。滞在時間が長くなることのメリットに、同じページ内のほかの情報にも視聴者の目が向く機会が増えることがあげられます。そして、視聴者の興味喚起につなげることができるため、マーケティングにはぜひ取り入れたいものとなっています。

多くの情報を届けられる

1分の動画は、ウェブページ3,600枚分の情報量と同程度とされるほど、動画は文字や画像よりも多くの情報を届けられます。(※btrax調べ)動画は音声や視覚的インパクト、時間軸といった多様な要素から構成されているので、商品のメリットや使い方などこちら側が伝えたいことを短時間で伝達できます。また、映像は記憶に残りやすいというメリットもあるので、積極的に活用していきたいツールです。

使用感などのイメージが伝わりやすい

文章を読むだけではなかなかイメージしにくい商品の使用感や効果なども、動画であれば的確に伝えることが可能となります。情報がきちんと伝わればユーザーに購入後のイメージを持ってもらいやすくなるので、CV率のアップが期待できるでしょう。また、動画の登場人物は動いたり、感情を表現したりすることから、視聴者は感情を寄せやすくなります。つまり、動画で紹介された商品は、その快適さや便利さが共感されやすいため、高い訴求力が期待できます。LPを訪れるユーザーがどういう目的を持っているのかを調査し、より訴求力の高い内容で動画を制作しましょう。

LPに動画を埋め込む際の注意点

LPに動画を埋め込むだけで急にCV率が上がるわけではなく、ポイントを押さえないと思うようなマーケティング効果を発揮しないでしょう。動画をLPに埋め込む際にはいくつか注意点があるので、しっかりと押さえることが大切です。ここでは、LPへの動画の埋め込みで気をつけておきたい4点について解説します。

ファーストビューで目に入るようにする

動画を設置する場所としては、サイトを訪問した人が最初に目にできるようファーストビュー内に設置することがポイントです。そうすれば注目率も高まり、動画をクリックしてもらえる可能性が高まります。逆にいうと、ファーストビュー内に動画がなければ動画の存在に気づかず、動画を通して商品・サービスを表現することが難しくなります。ファーストビューはパソコンとスマートフォンでは若干違いがあるので、それぞれの表示範囲や特徴を理解したうえで動画を埋め込む位置を決めましょう。スマートフォンは多くの場合、縦型動画が好まれるため、メインの視聴媒体は押さえておきたいポイントです。

 広告ではなく情報を提供する

LPまで来ている人はすでに商品に興味がある可能性が高いため、広告的な動画よりも別の付加価値を付けたほうが好印象を与えられます。たとえば、製造工程や商品を利用するメリット、使い方など、ユーザーが必要とする情報を提供することがポイントです。また、LPに設置する動画はバイラル性を求める必要がないため、インパクトのあるテイストである必要ありません。さらに、自動再生機能をオフにすることも重要です。宣伝したいがあまり自動再生に設定すると、視聴環境によっては音が迷惑になるケースなどが生じるでしょう。動画の再生にはデータも消費しますし、視聴者によっては不快に感じて直帰率が上がってしまうかもしれません。商品やサービスに対する悪感情を抱かれないためにも、宣伝を押し付ける見せ方は控えることが大切です。

簡潔で長すぎない動画にする

動画が長すぎると視聴者が飽きてしまい、CV率アップに対して逆効果になりかねないので、動画は30秒程度に収めることも押さえておきたいポイントです。動画全般にいえることとして、最初の5秒で視聴者を引き込むことが重要です。これはページに長く滞在させる目的があるLPに埋め込む動画でも同じで、はじめの5秒には特に力を入れて制作する必要があります。視覚効果や音、テロップなどを工夫して、動画の導入部分は魅力的になるように制作しましょう。

 購入ボタンや申込みボタンを動画の近くに設定する

LP内の動画を視聴してもらう目的はコンバージョンを獲得するためなので、動画内や動画の周辺に購入や申込みのための導入ボタンや申込みボタンを適切に設置することも非常に重要なポイントです。ボタンの大きさや色を工夫することで目にとまる機会が増えて、CV率が変わることもあります。また、ページのどこに設置するかも細心の注意を払って決めることが大切です。また、これらのボタンを設定する際はまず目立たせることを目標にし、ボタンの周りに雑多な要素を置かないようにします。どうしてもデザインの関係上ボタンの周りに余白などが作れないなら、ボタンの質感を変えたり、カーソルを重ねるとボタンが変化したりするような工夫をしましょう。

LPに動画を埋め込んだ事例紹介

LPに動画を埋め込んでCV率をアップさせるためには、具体的な動画のイメージをもつことが大切です。ここでは2つの事例を紹介し、LP掲載向け動画の魅力と効果について迫っていきます。

「SFAポンプ」

出典:Crevo制作実績

「SFAポンプ」の動画は、動画制作サービスのCrevo(クレボ)が制作した15秒の動画です。本動画は3DCGを使ってSFAポンプの汎用性の高さを簡潔に見せている事例であり、シンプルに製品の魅力が伝わってきます。冒頭のの2秒間で、「SFAポンプで水まわり問題解決!」とこの動画でいいたいことをキャッチフレーズで見せています。15秒という短さの中に製品の説明と宣伝が違和感なく織り込まれている点も、ポイントです。本動画は関心を引きつけるポイントをしっかりと押さえており、また構成がよく練られている動画といえます。LP内の動画のとなりには「お近くのSFA取り扱い見せを探す」と取扱店舗を探せる誘導画像が貼られています。このように、CV率を上げる工夫もきちんと行うことで、動画を通したCVの獲得につながりやすくなります。

自給電力サービス「MY自家消費セット」

出典:Crevo制作実績

自給電力サービス「MY自家消費セット」の動画も、Crevoの制作事例です。導入するコストメリットを、アニメーションと無駄を省いたナレーションでわかりやすく表現しているのが特徴です。設備を導入した場合の節税効果や企業イメージのアップなど、視聴者が知りたい情報をしっかりと盛り込んでいるにもかかわらず、全体的には押し付けるようなセールス色を抑えることに成功しています。LPでは動画が上のほうに掲載されているため人目に止まりやすいです。

LPの特徴をふまえた動画を埋め込もう

LPに埋め込む動画は、LPならではの特徴をふまえつつ制作する必要があります。CVに直結する可能性が高い動画だからこそ、できる限りの注意を払って制作することが重要です。自社で効果的なLP掲載向け動画を作れない場合は、実績が豊富な動画制作サービスに依頼してみましょう。細かなところにまでこだわって作られるプロのLP掲載向け動画には、高い訴求力が期待できます。動画を上手に活用しながらCV率を大きく上げて、マーケティングを成功させましょう。

動画制作におすすめのCrevo

Crevoメンバー

VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

 Crevoの関連サービス

商品説明・紹介の動画制作・映像制作

サービス紹介の動画制作・映像制作

アプリ紹介の動画制作・映像制作

crevoAdmin

【4/13開催】ナノ・ユニバースがEC戦略などを語る、イーコマース事業協会設立17周年の記念イベント

6 years 8ヶ月 ago

一般社団法人イーコマース事業協会は4月13日、設立17周年の記念イベント「ネットショップカンファレンス2019」を大阪市西区で開催する。非会員も参加可能。

当日はナノ・ユニバースの越智将平氏(経営企画本部WEB戦略部 部長)による「ナノ・ユニバースのEC戦略と戦術」、エーデルワイスファームの野崎創氏(代表取締役社長)による「『What’s Next?』~生まれ消えゆくもの」などの講演を行う。

「ネットショップカンファレンス 2019 特設ページ」

一般社団法人イーコマース事業協会は4月13日、設立17周年の記念イベント「ネットショップカンファレンス2019」を大阪市西区で開催
ナノ・ユニバースの越智氏などが登壇する「ネットショップカンファレンス2019」

設立17周年の記念イベントの開催に関し、吉村正裕理事長は次のようにコメントしている。

平成から令和に変わる節目の年、ECという形態が世間で一般化した現在、人々の買い方や店舗の売り方、そしてECプラットフォームのあり方までもが大きく変わりつつあります。

景気減速が叫ばれる中、私たちEC事業者は“時代の転換点”にいると思います。私たちイーコマース事業協会(EBS)は設立以来17年間、EC事業者同士の“経験・知識・情報・人が集まる場”として活動を続けてまいりました。

残念ながら、近年ではECを廃業する方も出てきております。そんなターニングポイントにあって、少しでも多くの方々が何かヒントを掴んで頂き、ご自身の商売に役立つ糧をお持ち帰り頂きたいと願っております。

一般社団法人イーコマース事業協会は4月13日、設立17周年の記念イベント「ネットショップカンファレンス2019」を大阪市西区で開催 吉村正裕理事長のコメント
吉村正裕理事長

主な講演は次の通り。

特別講演

  • 「ナノ・ユニバースのEC戦略と戦術」(ナノ・ユニバース 経営企画本部WEB戦略部 部長 越智将平氏)
    ナノ・ユニバースが現在考えているのは、店舗とECを相互活用しながらブランドを成長させていくこと。そのために必要な戦略と戦術の立案方法から、具体的な運用事例について解説する。

基調講演

  • 「『What’s Next?』~生まれ消えゆくもの」(エーデルワイスファーム 代表取締役社長 野崎創氏)
    1994年にEC・ネットショッピングを始めた老舗EC実施企業のエーデルワイスファーム。時代が変わっても変わらないコトを進めていくことの重要性などを説明していく。

パネルディスカッション

  • 「今まで やって来て良かったこと、失敗したこと、今、課題に思うこと」
    (モデレーター:ECのミカタ編集長 石郷学氏)
    (パネリスト;帝塚山ハウンドカムの神薗英子氏、グリーンパックス館の河上亜沙子氏、月額制・ファッションレンタルBristaの梶原裕美氏、アイデア.comの玉置久美子氏)

イベントについて

  • イベント名:一般社団法人イーコマース事業協会17周年記念イベント
  • 日時:4月13日(土)13:00~19:00(12:30受付開始)
  • 会場:YMCA 国際文化センター(大阪市西区)
  • 参加費:協会会員は無料、非会員は2,000円
  • 主催:一般社団法人イーコマース事業協会
  • 詳細と申し込みhttps://www.ebs-net.or.jp/anniversary/
瀧川 正実
瀧川 正実

しまむらが2020年秋にも自社ECサイトをスタートする理由 | 通販新聞ダイジェスト

6 years 8ヶ月 ago

カジュアル衣料大手のしまむらは今期、東松山商品センター内にEC専用倉庫の建設を進め、2020年秋をメドに自社ECをスタートすることになった。昨年7月には初のEC展開として衣料品通販サイト「ゾゾタウン」に出店したが、「外部モール経由の販売はコストがかかり過ぎる」(北島常好社長)とし、自前のECチャネル開設を急ぐ。1月には実店舗に商品を取り置きできるアプリを始動しており、これにもEC機能を追加する予定だ。

東松山商品センターは同社の基幹物流拠点のひとつで、敷地に余裕もあることから同センター内にEC用の倉庫を建設。マテハン機器の導入と合わせて約10億円を投資する。

自社通販サイトの開設およびスマホアプリ「しまコレ」へのEC機能追加については来年の秋を予定。スタート時の取り扱い商品数は500~1000アイテム程度となる見込み。比較的多くの在庫を持つ衣料品や肌着、寝具といった各カテゴリーの定番品を中心に展開し、ECチャネルでの動きが悪ければ約1400店舗を構える「ファッションセンターしまむら」の実店舗で販売できるようにして在庫リスクを抑える。

競合のファストファッション各社がEC事業を強化する中、しまむらは仕入れ中心で多品種小ロットの品ぞろえもあってECチャネルには消極的だったが、消費者の購買行動の変化などからECチャネルの開拓に着手。モール活用については昨年7月に「ゾゾタウン」に出店し、同サイトのトップページをジャックするなどして大々的にスタートした。

しまむらが2020年秋にも自社ECサイトをスタート
しまむらは2018年7月に「ZOZOTOWN」へ出店。「WEAR」にも取り組んでいる(画像は編集部がサイトからキャプチャし追加)

今年1月には、気になる商品を最寄りの実店舗に取り置きできるアプリ「しまコレ」をスタート。消費者が同アプリを通じて新作などをチェックし、在庫を確保した上で来店できるようにしたが、モールおよびアプリとも、全社売り上げにインパクトを与えるほどの影響は出ていないという。

来年の自社EC開設時も同社の展開アイテム数を考えると物足りないが、ECへの投資は継続し、将来的には西日本でもEC専用倉庫を設ける予定という。

通販新聞

【読者プレゼント】『ハンドメイド作家のための教科書!! minneが教える売れるきほん帖』

6 years 8ヶ月 ago

ネットショップ担当者フォーラムで以前取材したハンドメイドマーケット「minne」(GMOペパボが運営)の和田さんが執筆した『【minne公式本】ハンドメイド作家のための教科書!! minneが教える売れるきほん帖』が、4月5日にインプレスから発売されました。

minne作家のアドバイザーを務めてきた和田氏は、これまで3,000人以上の作家たちのお悩みを解決してきました。テーマは作家の「売れない!!」が「売れる」になる。リアルな現場の声や人気作家の事例を交え、販売の基礎知識から価格設定、写真撮影などについて、可愛いイラストと共にわかりやすく解説しています。

CONTENTS
  • CHAPTER01:自分にとっての理想の作家像を決めよう
  • CHAPTER02:売上目標を決めることが、理想の作家像への第一歩
  • CHAPTER03:安くつけがち! 自分の目標・原価に合った、ちょうどいい価格の見つけ方
  • CHAPTER04:お客様を惹きつける文章や作品の見せ方を知ろう! minneページの作り方
  • CHAPTER05:スマホでも撮れる! 作品の印象が激変する、作品写真の撮影テク
  • CHAPTER06:SNSやイベントを上手に使って"あなたの作品が欲しい"と思ってもらおう
  • Column:お答えします! minne作家50問50答 ほか
自分の作品の適正価格を知るための基本式って?

なんとなく「送料無料」にするのはやめよう!

作品名の目安は15文字。と写真をセットで考えよう
『minneが教える売れるきほん帖』のご案内
少子高齢化、消費力の減退、進むIT化 
――これからのビジネス環境で成長を続けるためには何が必要か
【統計データ&市場分析から解決方法を提案】

ハンドメイド作家のための教科書
minneが教える 売れるきほん帖

minne作家活動アドバイザー 和田 まお・著
160ページ/A5判
2019年4月5日(金)発売
ISBN:9784295006015
価格:1,600円(税別)
電子版価格 1,600円(税別) ※インプレス直販価格
商品ページ:https://book.impress.co.jp/books/1118101132

この『minneが教える売れるきほん帖』を5名様にプレゼントします。ご希望の方は下記のフォームにご記入の上、お申し込みください。締め切りは4月28日(木)です!

[個人情報の取り扱いについて]

  • メールアドレスには株式会社インプレスからのお知らせを送らせていただくことがあります。
  • 賞品の当選は発送をもって代えさせていただきます。抽選結果のお問い合わせにはお答えしかねます。
  • 当社の詳しいプライバシーポリシーについてはこちら(http://www.impress.co.jp/privacy_policy/)をご覧下さい。
内山 美枝子

アダストリアのEC売上は16%増の405億円。オムニチャネルの本格展開が今期の重点施策

6 years 8ヶ月 ago

「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを展開するアダストリアの2019年2月期におけるEC売上高は、前期比16.0%の405億円だった。

アダストリア単体に占めるEC売上高の比率は19.6%で前期比3ポイント増。自社EC比率は約9.7%で同1.1ポイント増えた。EC売上高の比率は5年間で約2倍に拡大した。

アダストリア単体の売上高は1954億2700万円で前期比2.4%減。連結では2226億6400万円で同0.1%減。

「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを展開するアダストリアのEC売上高の推移
EC売上高の推移(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

自社ECサイト[.st](ドットエスティー)の会員数は前期末比170万人増の約870万人。

2019年2月期はポイントプログラムの強化に取り組んだ。ポイントプログラム拡充によるメンバーシップの価値向上を狙い、2018年9月にNTTドコモと提携。[.st](ドットエスティー)でdポイントを利用できるようにした。

6月には[.st](ドットエスティ)に人工知能(AI)を搭載したチャットボットを導入。従来の顧客対応手段であるメール、電話、FAQに加え、チャットポットを導入し、顧客値会おうの充実化を図った。

8月には「[.st] (ドットエスティ)」に画像検索機能を追加。Webサイトやアプリに商品の画像をアップロードすると、人工知能(AI)が画像を認識し、関連する商品をレコメンドできるようにした。

アダストリアは2020年2月期、オムニチャネルを本格展開

2019年5月中旬にも、オムニチャネルサービスを導入予定。EC購入商品の店舗受取、ECサイト上において店舗での試着予約ができるサービスも導入する。また、ECで購入した商品の店舗返品も予定している。

将来的にはこれらのサービスを、アダストリアグループの店舗であれば、どのブランドの商品でも取り寄せ・試着・返品が出来るよう整えていきたいと考えている。(アダストリア)

「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを展開するアダストリアは2020年2月期、オムニチャネルの本格展開を重点施策とする
2020年2月期の重点施策(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

こうしたオムニチャネルを本格展開するのは、ユーザーとブランドとの接点を拡大し、ファンを増やすため。実店舗とECを連携することで充実した買い物体験を提供、店舗への来店頻度向上にもつなげる。

瀧川 正実
瀧川 正実

Google検索に技術的な問題が発生、インデックス削除されたサイトも。問題はすでに解消

6 years 8ヶ月 ago

先週末に、 Google のインデックスに技術的な問題が発生した。この影響により、検索結果に表示されなくなったサイトが多発した。現在問題は解消し、影響を受けたサイトのほとんどは検索結果に復活している。

投稿 Google検索に技術的な問題が発生、インデックス削除されたサイトも。問題はすでに解消海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

Kenichi Suzuki

主要ソーシャルメディアの広告仕様一覧

6 years 8ヶ月 ago
アドグローが、パートナーであるアマゾンドットコム、フェイスブック、ピンタレスト、スナップ、ツイッターの広告フォーマットの仕様を一覧できるウェブサイトを公開。
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The Adglow Digital Media Lab
https://www.adglow.com/digital-media-lab
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noreply@blogger.com (Kenji)

米国ネット広告費、オフライン広告費を上回る

6 years 8ヶ月 ago
イーマーケッターによると、2019年のアメリカのインターネット広告費は前年比19%増の1,293億4,000万ドルとなり、初めてオフライン広告費を上回り、総広告費の54.2%を占める見通し。グーグルとフェイスブックの広告収入は拡大するが、2社合計の市場占有率は初めて縮小する見通し。アマゾンドットコムが急成長しているため。
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US Digital Ad Spending Will Surpass Traditional in 2019
https://www.emarketer.com/content/us-digital-ad-spending-will-surpass-traditional-in-2019
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noreply@blogger.com (Kenji)

再生回数だけじゃない!売り上げにつながる動画広告の効果測定とは?

6 years 8ヶ月 ago

PDCAのイメージ

動画広告を出稿すると、どうしてもはじめは再生回数に意識がいってしまうのではないでしょうか。しかし、売上や集客と広告をつなぐためには、注目すべき指標はそれだけではありません。そこでこの記事では、動画マーケティングの効果測定で見るべき指標や、成果につなげるためのポイントについて紹介します。

動画マーケティングの効果測定で注目すべき指標

動画マーケティングの効果測定で注目すべき指標は、いくつもあります。ここではその中でも重要な5つの項目について説明します。

再生回数

再生回数は何回動画が視聴されたかを示すもので、動画の効果測定をするのにわかりやすい指標です。ただし、動画が再生されないと意味はないものの、再生回数が多かったとしても必ず成果につながるわけではないこともあるので、それ以外の指標にも目を向けることが重要です。また、プラットフォームごとに再生回数の数え方が異なり、マーケティングの方向性によっては、再生回数がそれほど意味をなさない場合もあります。たとえば、サービスの認知拡大が目的なら再生回数は重要ですが、サービスについて深く知ってもらうためには、後述する視聴維持率などを重視したほうが効果的です。

クリック再生率

クリック再生率とは、ウェブサイトで動画が表示された際に、どれくらいの割合でユーザーがクリックして動画を再生したかを示す指標のことです。クリック再生率では動画の内容はもちろんのこと、動画のタイトルや説明文、表示されたページの内容との関連性なども数字に影響します。クリック再生率も、動画の種類・目的によって見方を変えることが大切です。たとえば、サービスや商品についての紹介動画であればクリック再生率を気にかけたほうが良いですが、購入者に対して使用方法を説明したHowTo動画(ハウツー動画)であれば、ターゲットの視聴者が明確なため、クリック再生率はそれほど数字を重視しなくても良いこともあります。

 視聴維持率

視聴維持率とは、1本の動画がどのくらいの長さまで見られているのかを示す指標です。たとえば、全体で1分間の長さのある動画の場合、平均視聴時間が30秒であれば視聴維持率が50%になります。どのようなタイプの動画広告であっても、視聴維持率は重視すべき指標です。再生回数がいくら多くても、動画の冒頭を少し見ただけで視聴を止めて離脱してしまうユーザーが多ければ、マーケティングの成果にはつながりません。一方で、再生回数が低くても視聴者が確実に動画を最後まで見て、商品を購入したりサービスへの理解を深めたりできれば、訴求効果があったといえるのです。また、視聴維持率ではその動画の何分頃に離脱する視聴者が多いのかも知ることができるので、有効的に活用していきましょう。

コンバージョン率

コンバージョン率とは、動画を視聴した後で購入や申込みといった、成果に至った人の割合のことを表します。コンバージョン自体が動画広告の目的になっていることも多いので、効果測定の中では重要な指標のひとつです。コンバージョンレートを気にかけることで動画広告の費用対効果もわかるようになり、より消費者の行動につながりやすいマーケティングを行うことができます。

ブランド認知度

YouTubeに動画広告を掲載する場合は、Googleトレンドでブランドや商品の認知度の変化を可視化できます。また、動画広告との関連性なども把握できるので、動画広告の目的がブランディングの場合には重要な指標となるでしょう。こちらはGoogle検索やYouTube検索でどのようなキーワードやフレーズが使われているかもリサーチできるため、分析結果によっては動画広告に関するキーワードの変更を行うことも可能となります。

効果測定を成果につなげるためのポイント

マーケティングの効果測定をビジネスへの成果につなげるために、どのようなことに重点を置けば良いのでしょうか。ここでは4つの大事なポイントについて説明します。

目的の明確化

成果につながる動画広告を制作するためには、まずその動画で何をしたいのか目的を明確にすることが重要です。目的には、商品・サービスを知ってもらう「認知」や、購入の検討につなげる「検討」、購入を促す「行動」といったさまざまなものがあります。たとえば、認知度を高めたければ印象に残る動画広告を、検討につなげたければ詳しい商品説明を行うなど、意図するところによって動画の内容や特に重要視すべき指標も異なります。まずは動画広告による成果のビジョンをしっかりと描くことが、成功への第一歩となるのです。

目標値の設定

動画広告の目標が決まったら、それに合わせて目標値を設定します。目標値を決めることはとても重要で、ここがしっかりしていないと効果測定が本来の意味で力を発揮できません。「認知」が目的であれば再生回数に注目しましょう。どれだけ多くの人の目に触れたかがわかりやすいので、認知度向上の指標になります。また、認知のためにはインプレッションやユニーク視聴者数も同時にチェックしておきたい効果測定項目です。「検討」に重点を置く場合は、視聴維持率や視聴完了率、ブランド認知度などが重要です。さらに「行動」が目的であればコンバージョン率を気にかける必要があるでしょう。

アナリティクスツールでの解析

目標値が決まったら実際に動画広告の効果はどうなっているのかを効果測定して、正確な数値を把握するのがポイントとなります。YouTubeの効果測定であれば、YouTubeアナリティクスやGoogleアナリティクス、Google広告のレポート機能などで効果測定が可能です。これらのツールには無料版でも視聴回数や視聴時間、クリック数など効果測定をするのに十分な機能が備わっているため、はじめは無料版の導入からでも、十分活用できるでしょう。

改善して最適化

効果測定をしたらそれで終わりではなく、目標で設定した数値とのギャップを把握して、動画広告の内容やアプローチの仕方を改善することが大事なポイントです。広告を最適化するためには、大きな変更が必要な場合もあります。どうすれば改善できるかわからない場合は、ABテストなどを行いましょう。ABテストとは、マーケティングを2つのグループに分け、どちらのグループのほうがより高い効果を得られるのかを検証する方法です。場合によっては3つ以上のグループに分けて検証することもあります。

同じ方向性で広告を打っている場合に、思うような成果を上げられないのなら、比較対象を作り、両者の差を分析することが改善への手助けになる可能性があるのです。より効果的なマーケティングを行うためには、ある程度の試行錯誤は必然といえるでしょう。

効果測定を活用してPDCAサイクルを回そう

動画広告の成果を上げるために効果的なのは、きちんと動画の効果を測定してPDCAサイクル(Plan/計画・Do/行動・Check/分析・Action/改善)を回すことです。動画は作れば良いというものではなく、また広告は流せば良いというものでもありません。重要なのは制作した動画広告がきちんと目標を達成しているかを検証し、不足があれば改善することです。そのため、アナリティクスを上手に活用し、分析を確実に行うことが求められます。また、成果につながる動画を効率よく制作したいなら、実績のあるプロに制作依頼をすることも近道です。ノウハウが豊富なプロなら効果的な動画を制作できるため、より早くマーケティングを展開しはじめることもできるでしょう。動画広告では効果測定を正しく行い、より訴求力のある動画宣伝を実現していきましょう。

動画制作におすすめのCrevo

Crevoメンバー

VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

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ウェブ動画広告の動画制作・映像制作

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セブン&アイが独自のバーコード決済「7pay(セブンペイ)」を7月にスタート

6 years 8ヶ月 ago

セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン・ペイは、スマホを使ったバーコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」を7月に開始する。

当初はダウンロード件数が累計1100万件を超えた「セブン‐イレブンアプリ」に決済機能を実装するが、10月をめどに「7pay」の専用アプリの提供を開始する予定。専用アプリはセブン&アイグループ以外の加盟店でも利用できるようにする。

会計時にスマホの画面にバーコードを表示させ、レジの端末でバーコードを読み取ると決済が完了する。「7pay」へのチャージは、店頭レジやセブン銀行ATM、クレジットカードなどで行う。

「7pay」で支払うと、購入金額200円ごとに「nanacoポイント」が1ポイント付与される。9月以降はグループの特典プログラムであるマイルもたまる。

セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン・ペイは、スマホを使ったバーコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」を7月に開始
「7pay(セブンペイ)」のイメージ

ポイントプログラムも7月から変更

セブン&アイグループの電子マネー「nanaco」で決済した際のポイント付与プログラムや、2018年6月に開始したグループを横断したポイントプログラム「セブンマイルプログラム」を、2019年7月から順次リニューアルする。

nanacoポイントの付与率を現在の1.0%から0.5%に引き下げる。一方、2019年9月に「セブンマイルプログラム」をリニューアルし、たまったセブンマイルをnanacoポイントに交換できるようにする。

マイルの交換対象として「イベント・優待特典」なども順次追加するという。

「セブンマイルプログラム」リニューアルの対象店舗は、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、アカチャンホンポ、ロフト。セブン&アイグループのECサイト「オムニ7」も対象。

渡部 和章
渡部 和章

KDDIがスマホ決済サービス「au PAY」をスタート、加盟店手数料は2021年7月まで0%

6 years 8ヶ月 ago

KDDIは4月9日から、バーコードやQRコードをつかったスマホ決済サービス「au PAY」の提供を始める。

「au PAY」は、「au WALLETアプリ」に搭載。アプリ上に表示されるバーコードやQRコードをPOSレジや各種端末で読み取ることで、対象店舗での支払いに利用できるスマホ決済サービス。利用できるのはコンビニエンスストアやドラッグストア、家電量販店、飲食店など。

「au PAY」はコンビニエンスストアやドラッグストア、家電量販店、飲食店などで利用できる
「au PAY」が利用できる店舗(2019年4月4日時点)

「au PAY」は、利用金額200円(税込)ごとに1ポイント(0.5%相当)、auスマートパスプレミアム会員には200円(税込)ごとに3ポイント(1.5%相当)の「au WALLET ポイント」を還元する。

貯まっている「au WALLET ポイント」や「auかんたん決済 (通信料金合算支払い)」、じぶん銀行をはじめとした、さまざまなチャージ方法が選択可能。

支払いには「au WALLET 残高」を活用する。「au WALLET 残高」へのチャージは、「au WALLET ポイント」「auかんたん決済(通信料金合算支払い)」、じぶん銀行、クレジットカード、auショップ・ローソン店頭などが利用できる。「au WALLET プリペイドカード」で使っている「au WALLET 残高」はそのまま利用可能。

2019年夏以降、「au WALLET 残高」へのチャージ方法を拡充する。全国に約2.5万台あるセブン銀行ATMでの現金チャージに対応。「auかんたん決済(リアルタイムチャージ)」では、残高不足時に自動チャージできるようになる。

4月15日以降順次開催する「au WALLET ポイント つかえる! たまる! キャンペーン」期間中の利用で、「au WALLET ポイント」を支払金額合計最大26.5%を還元するキャンペーンも行う。

「au PAY」のアクセプタンスマーク
アクセプタンスマーク

「au PAY」を店舗に導入するには?

「au PAY」店舗用アプリ「au PAY for BIZ」の初期導入費用は無料。「au PAY for BIZ」を利用した取引は、2019年4月9日から2021年7月31日までは決済手数料0%で提供する。

4月4日から仮申し込みの受付をスタート。正式申し込みの受付は4月9日から。

「au PAY」加盟店アプリは、スマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードすることが可能。「au PAY」専用端末も用意しているが、レンタル形式になるため、レンタル契約、レンタル料が発生する。

「au PAY」店舗用アプリ「au PAY for BIZ」の初期導入費用は無料。「au PAY for BIZ」を利用した取引は、2019年4月9日から2021年7月31日までは決済手数料0%で提供する
「au PAY」の加盟店向けサイトで申し込みができる(画像は編集部がキャプチャ)

KDDIは決済サービス「au WALLET」を軸に、通信やEC、電気、保険、預金、投資といったサービスをスマホを中心として総合的に展開していく。

「au PAY」を使った買い物でポイントをため、KDDIグループのECモール「Wowma!」での買い物利用者増加といった波及効果も狙う。

瀧川 正実
瀧川 正実

西松屋が中国EC市場に進出、PB商品を「天猫」で販売

6 years 8ヶ月 ago

ベビー・子供服チェーンの西松屋は4月2日、中国のECモール「天猫(Tmall)」に旗艦店を出店し、プライベートブランド(PB)商品を販売すると発表した。出店時期は今年5月の予定。

「Tmall」の西松屋旗艦店を運営するのは、中国でベビー・子供向けの安全用品専門店などを手がける中国のパートナー企業「佛山市顺德区新儿康贸易」。日本のパートナー企業を通じて中国のパートナー企業「佛山市顺德区新儿康贸易」にPB商品などを販売するという。

「Tmall」で販売する商品は、おしりふき、ベビーソープ、ガーゼハンカチといった育児雑貨商品。その後、品種や品番を拡大するとしている。

台湾やベトナムの小売チェーンに卸売り開始

西松屋は2019 年4月から、台湾やベトナムなどの小売チェーンにPB商品を卸売りする。主な販売先は、台湾の「Les Enphants」(約180店舗)、ベトナム の「さくこ」(約20店舗)、中国の「銀泰西選」(約30店舗)など。日本の貿易会社や現地の輸入代理店を通じて商品を販売するという。

アジアで展開する商品は、おしりふき、ベビーソープ、玩具といった育児雑貨商品を予定している。

「Tmall」への出店や、アジアの小売チェーンへのPB商品の販売は、西松屋が取り組む海外戦略の一環。西松屋は2018年7月、日本の商社を通じて台湾の生活用品専門店にPB商品の販売を開始した。同年9月には、PB商品の海外販売の専担部署としてグローバル事業推進部を新設した。

渡部 和章
渡部 和章

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6 years 8ヶ月 ago
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    2019/4/3

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    ECの利益を最大化する「AI×MA」の活用法と成功事例をアクティブコアが徹底解説

    6 years 8ヶ月 ago

    マーケティングの施策を自動化する「マーケティング・オートメーション(MA)」をECに活用する動きが広がっている。特に近年は、人工知能(AI)を利用してデータ分析を効率化したり、販促の効果を高めたりする取り組みも目立つ。AIを活用してMAの効果を高めるには、どのような方法があるのか。また、それをECに活用するにはどうすれば良いのか。AIとMA、レコメンドエンジン、DMPが1つになった「activecore marketing cloud」を提供するアクティブコアの山田賢治社長が、AIやMAでECの利益を最大化する方法と、最新の成功事例を解説した。

    MAで成果を上げるポイントは「データ統合」

    MAに取り組むには、まずは顧客データやEC事業に関するさまざまなデータをDMP(Data Management Platform)などに蓄積する必要がある。商品情報や購買データのほか、顧客のECサイトの閲覧履歴、顧客のWEB上での行動履歴、会員の属性情報などを集めることが欠かせない。

    データを蓄積する際に重要なことは、企業が持つデータを1つのプラットフォームに統合することだと山田氏は指摘する。

    マーケティング・オートメーションで成果を上げるには、購買データや顧客の行動履歴、会員属性情報など1つのDMPに蓄積し、すべての情報を紐付けられるようにすることが重要です。データが統合されていないと、どんなに高価な販促ツールを使っても、MAは上手くいきません 。(山田氏)

    アクティブコアの山田賢治社長
    アクティブコアの山田賢治社長

    山田社長は、顧客が商品を購入した後のデータだけでなく、購入する前の行動履歴も蓄積することが必須だという。

    顧客が購入前に、どのWEBサイトを閲覧し、どの広告に接触してECサイトを訪れたのか。そういったデータも踏まえてセグメントを行うことが、MAの効果を上げるポイントです 。(山田氏)

    顧客を中心として、さまざまなデータを紐付けることが重要

    顧客の興味関心を予測してコンテンツを出し分ける方法

    山田社長は、MAの効果を高めるにはコンテンツをパーソナライズすることも必要だと強調する。

    購入履歴や会員属性に応じてメールの文面を変えるのはもちろんのこと、Webサイトの閲覧履歴やクリックした広告などを分析し、顧客がどのような商品に興味があるのかを予測した上で、興味・関心に合わせてキャンペーンの内容や広告クリエイティブを出し分けることも重要だと指摘する。

    顧客の興味関心や嗜好を予測し、ステップメールなどの内容を変える。そして、コンテンツへの反響を見ながら、配信する内容をチューニングすることで、開封率やコンバージョン率を高めていきます 。(山田氏)

    たとえば、サンプル会員を本製品購入へと引き上げ、さらに優良顧客へと育てるマーケティングシナリオでは、顧客が会員登録や購入を行なった日を起点に、購入回数やWebサイトの閲覧履歴などに応じて、顧客ごとに最適化されたキャンペーンをレコメンドすると有効だという。

    パーソナライズされたオファー
単純なステップメール:誰に対しても同じ内容をオファー
購入
お礼メール
キャンペーンオファー
キャンペーンオファー
キャンペーンオファー
個々にパーソナライズされたオファー
お礼メール&レコメンド
キャンペーンレコメンド
Webでレコメンド
アプリレコメンド
    顧客の購買履歴や行動履歴に応じてコンテンツを出し分ける

    カゴ落ちメールの効果を高める「もう一押し」の施策

    ECにおけるMAの施策の1つに、ECサイトのカートに商品を入れた状態で、ECサイトから離脱(カゴ落ち)したユーザーへのリマインドがある。メールやLINEを使い、クーポンを送ったり、カートに入れた商品と関連する商品をレコメンドしたりすることで購入を後押しする。

    山田社長は「activecore marketing cloud」のクライアントの事例を踏まえ、カゴ落ち対策メールのCVRを高める方法の一例として、カゴ落ちした顧客に対して、タイミングを図ってメールを2回送る施策を解説した。

    その方法は、顧客がカゴ落ちしてから30分〜1時間後にリマインドメールを送り、一定期間後に、購入につながらなかった顧客に再度メールを送るというもの。2回目のメールの内容は、1回目のメールを開封したか否か、開封後にECサイトにアクセスしたか否かによって変えることが、CVRアップのポイントになるという。

    1回目のメールで購入につながらなければ、もう1回送る。この「もう一押し」を行うことで売上が増えることは、当社のクライアントで実証されています。カゴ落ちの後にリマインドメールを送っているEC事業者はたくさんいると思いますが、実は、2回繰り返すことが購入促進に有効です。(山田氏)

    かご落ち シナリオ
購入なし(かご落ち)
CV率 13.7%
購入がなければ
開封ありサイト流入あり
開封ありサイト流入なし
開封なし
さらに一押しは効果がある
CV率 13.7%+13.3%=27%
さらに一押し!
CV率 13.3%
2日後
カート投入商品閲覧リマインド
カート投入商品と相関のある商品をレコメンド
カート投入商品をリマインド
    カゴ落ち対策のメールを2回送るとCVRにつながる

    ブラウザから離脱した顧客を呼び戻す方法

    ECサイトを訪問して、商品をカートに入れずに離脱した「ブラウザー離脱」の顧客に対しても、カゴ落ちメールと同様にリマインドの施策は有効だという。ブラウザー離脱の顧客に対するリマインド施策のCVRは、カゴ落ち顧客へのメールに比べると低いものの、ブラウザー離脱の顧客は分母が大きいたため、CVRが低くても成約件数を稼ぎやすいメリットがあるという。

    特に、リアル店舗も運営している事業者は、ブラウザー離脱の顧客に対して来店促進の施策を行うと高い効果が期待できるデータを示した。

    ブラウザーから離脱した顧客に対して、リアル店舗への誘導を目的としたリマインドを行った場合、購入率はカゴ落ちした顧客と比べて低いものの、店舗での購入人数はブラウザーから離脱した顧客の方が多い。要するに、店舗の売上に関しては、ブラウザーから離脱した顧客へのリマインドが、非常に効果があるということです 。(山田氏)

    カゴ落ちした顧客や、ブラウザーから離脱した顧客に対するリマインドの方法は、メールやLINEを使うことが多い。それらに加え、ECサイトのマイページ内でレコメンドを行って高いCVRを実現した事例もあるという。

    MAの効果を高めるAI活用の仕組みと最新成功事例

    こうしたMAの施策にAIを活用する動きが広がっている。山田氏は、AIを使ってMAを自動化し、効果を高める仕組みを説明した。

    例えば、ユーザーの行動に点数を付け、合計点数によってユーザーのコンバージョン確率を予測する手法。「ECサイトを訪問したことがある」という行動は3点、「キャンペーンを閲覧したことがある」は2点といった具合に、売上などへの貢献度をもとに行動の重要度に応じて、スコアの重み付けを行う。そして、点数が高いユーザー(=購入確率が高いユーザー)をセグメントし、キャンペーンを打つ。

    ユーザーの行動に点数を付ける際は、機械学習を活用するという。EC事業者が持つビッグデータをAIが分析し、ユーザーが取った行動の1つ1つについて、コンバージョンの確率や売上への貢献度を割り出し、貢献度に応じて点数を付ける。

    ディープニューラルネットワークと呼ばれるこうした手法を使うことで、人間の勘や経験に頼らず、ユーザーの行動をスコア化することができます。また、AIが点数のチューニングを行うため、人間の作業負担を軽減することが可能です 。(山田氏)

    スコアによる予測 (ニューラルネットワーク)Webサイトに訪問したユーザがCVするか否かを予測
    ビッグデータをAIが分析し、ユーザーが取った行動の1つ1つに点数を付ける

    「activecore marketing cloud」の成功事例、メールのCVRが約6倍に

    MAにAIを活用し、キャンペーンの効果を高めることに成功した事例はたくさんあるという。山田氏は「activecore marketing cloud」の利用企業が取り組んでいる施策の成功事例を公開した。

    ある通販会社は、「activecore marketing cloud」のプライベートDMPに蓄積した顧客の購入履歴や利用頻度、年齢や性別といった属性、WEB上の行動履歴などのデータを分析し、コンバージョン率が高いと予測されるユーザーを抽出した。

    そして、そのセグメントに対して最適なキャンペーンを設計した上で、配信対象を限定してメールを送信。その結果、従来は30〜40%だったメールの開封率は54.7%へと向上。CVRは1.0~1.2%から6.6%に向上したという。

    購買・コンバージョンしそうな顧客を自動抽出
メール開封率 これまで30~40%→54.7%
CV率 これまで1.0〜1.2%→6.6%
    購入しそうな顧客をAIが抽出し、ターゲット配信を行った

    「買いそう」な顧客に限定してクーポン配信

    別の通販会社は、プライベートDMPのデータを分析し、将来、優良会員になりそうな顧客を抽出した上で、メルマガで限定クーポンの存在を告知してECサイトに誘導した。そして、ECサイトを訪れたユーザーをリアルタイムで判別し、ターゲットが訪問したときだけ、クーポンキャンペーンのバナーを表示した。クーポン表示画面を訪れた顧客のCVRは3割を超えたという。

    ヘビーユーザ以外の顧客に対してクーポンを提示
メールとWeb接客を連動
”特別なあなただけ感“を自然に演出
クーポンのばらまきを抑えて利益を上げる
    ECサイトを訪れたユーザーの中で、ターゲットが訪問したときだけクーポンを表示した

    山田氏はこのほか、化粧品通販会社がサンプル会員を本製品購入へと引き上げた事例や、定期通販からの退会を防ぐ施策を自動化した事例なども公開した。

    継続につながるfAQをレコメンド
閲覧パターンに合わせてFAQをレコメンド
行動パターンを機械学習
FAQコンテンツ
会員サービス
ポイントサービス
商品に関するトラブル
商品到着日数
注文方法
お支払方法
領収書の発行有無
プレゼント梱包対応
郵送方法と送料
商品キャンセル方法
返品の流れ
商品の取扱方法
    退会者の特徴を分析し、退会しそうな会員を抽出した上で、継続につながるコンテンツを自動でレコメンドする

    AI×MA×レコメンドを実現する「activecore marketing cloud」

    こうした数々の成功事例を実現してきたのが、アクティブコアが提供する「activecore marketing cloud」だ。

    「activecore marketing cloud」はMA機能とレコメンド機能、AI、DMPを1つのシステムで提供している。「データ分析」「レコメンド」「MA」「DMP」を1つのシステムに統合することのメリットを、山田氏は次のように強調する。

    分析やレコメンド、MAなどのツールを連携させることでタイムラグを防ぎ、管理の煩雑さも減らせます。そして、複数のツールを個別に契約した場合と比べて、システム投資や運用にかかる費用を削減できることもメリットと言えるでしょう。(山田氏)

    「activecore marketing cloud」は、企業が持つさまざまなデータを、クラウドのプライベートDMPに蓄積する。ECサイト、アプリ、実店舗などのデータを統合し、顧客単位でデータを管理することが可能だ。メール配信システムやLINE、アドネットワークなどと連携し、配信を行うとともに、施策の結果をAIが可視化した上で、機械学習によって効果の向上を図ることもできるという。

    AI x MA x レコメンド in DMP オールインワン
AI x プライベートDMP/CDP x マーケティングオートメーションxレコメンド
アクションの結果を AIで可視化・機械学習
    「activecore marketing cloud」はデータ分析、ターゲット抽出、パーソナライズ、配信までオールインワンで行う

    アクティブコアのAI「ピタゴラス」

    「activecore marketing cloud」に搭載されたAI「ピタゴラス」は、ディープラーニングの技術も取り入れているという。

    例えば、あるユーザーのサイト閲覧履歴や購入履歴、属性などから、ユーザーの特徴を抽出してから、そのユーザーに類似した顧客の嗜好を分析することで、そのユーザーの嗜好を予測する。そして、嗜好を踏まえてユーザーに最適化したレコメンドを行う。類似した顧客の嗜好を踏まえたレコメンドを行った場合のCVRは、閲覧履歴を踏まえて関連商品を表示する従来型のレコメンドエンジンと比べて大幅に高まることが実証されているという。

    AI ディープラーニングレコメンド
■協調フィルタリング(相関)
■ディープラーニング(特徴量自動抽出)
従来型のレコメンドより精緻にパーソナライズ
    類似した顧客の嗜好を踏まえてレコメンドを行う

    自然言語処理を使った商品レコメンド

    商品の説明文をAIが分析し、その商品に興味関心が高そうな顧客にレコメンドする「自然言語処理レコメンド」も提供している。これまで売れ筋ではない商品でも、レコメンドの対象に含めることができるメリットがある。

    商品説明文から類似性を評価してレコメンドする

    ABテストや広告、メール配信時間をAIで最適化

    「ピタゴラス」は、メール配信のタイミングを自動で最適化することもできるという。例えば、メールの開封率が最も高まりやすい配信時間帯を顧客ごとに割り出し、配信のタイミングを顧客ごとに変えることで、メールの開封率を引き上げる。

    また、メールの文面や広告クリエイティブのABテストをAIが自動で行い、PDCAを回すことで最も効果的なクリエイティブを選択することも可能だという。

    A/BテストをAIで自動化
学習モデルから有意性を自動判定
これまで テスト→検証→改善→実行
1サイクルでA/Bテストを完結 テスト+検証+実行
    AIがPDCAを回して勝ちパターンを見つけ出す

    「activecore marketing cloud」が提供する機能や成功事例を解説し終えた山田氏は、MAで成果を上げるために重要なポイントをあらためて強調し、セミナーを締めくくった。

    MAの効果を高めるには、顧客を中心にデータを統合することが最も重要です。そして、MAで成果を出すために必要なことは、コンテンツをパーソナライズすること。しかし、顧客1人1人に対して手作業でパーソナライズすることはできませんから、システムやAIを上手く活用してください 。(山田氏)

    渡部 和章
    渡部 和章

    スピード アップデート以降の改善状況をGoogleが報告――最も遅いページの3分の1が15〜20%の速度向上

    6 years 8ヶ月 ago

    ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要因として利用する Speed Update(スピード アップデート)を検索アルゴリズムとして 2018 年 7 月に Google は導入した。
    導入以降の改善状況に関してウェブマスター向け公式ブログで報告した。

    投稿 スピード アップデート以降の改善状況をGoogleが報告――最も遅いページの3分の1が15〜20%の速度向上海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

    Kenichi Suzuki

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