Aggregator

2010/11米動画サイト、Googleの閲覧回数シェアが38.1%

15 years ago
2010/12/16のcomScoreのリリースから。 http://www.comscore.com/Press_Events/Press_Releases/2010/12/comScore_Releases_November_2010_U.S._Online_Video_Rankings 月間の米動画サイト利用者数は172百万人。Google(YouTube)サイトを見ているのが146百万人で84.6%と圧倒的なリーチ。利用者数2位のYahoo!は62百万人で35.9%のリーチ。閲覧回数シェアでもGoogleがトップで38.1%。 一人あたりの閲覧時間はGoogleが271分(約4.5時間)で他を圧倒。動画サイト利用者全体では1人平均885分なので、1日平均30分になる。一方動画広告は月間で539億回見られており、全米人口の48.6%にリーチしているらしい。回数ベースの閲覧シェア
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

駅ナカにおけるデジタルサイネージの効果、15秒素材の平均視聴時間は約1.5秒

15 years ago
2010/12/15のデジタルサイネージ推進プロジェクトのリリースから。 http://www.eki-digitalsignage.net/news/pdf/NewsRelease20101215.pdf 平日の通勤・通学時間帯別の視聴人数の推移、土日(祝)の視聴人数の計測結果らから、男女間での傾向差が認められました。平日朝の通勤・通学時間の視聴人数の山は、男性が女性より早く、午後の山は逆に女性の方が早くなっています。 土日(祝)の視聴人数では、男性は駅利用者数に比例して減少傾向にあるのに比べて、女性では駅利用者数の減少も男性ほど少なくなく、さらに視聴人数が平日平均よりも増加傾向にあります。男性は平日の通勤・通学の日常的利用が駅の基本利用スタイルであることに対 して、女性は土日(祝)も比較的駅を利用する機会が多く、平日と土日(祝)の行動モチベーションが異なっていて、「余裕
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

アクセス解析をはじめたら必ず設定すべき6つの項目 [アクセス解析tips]

15 years ago
Web担当者Forumの2010/12/16の記事をどうぞ。 http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/12/16/9394 関連リンク: <リサーチ/データのリテラシー入門> 社会人に必要なリサーチ/データリテラシー5原則 適切な調査対象者の抽出(サンプリング)とは? サンプル数や回答数よりも回収率が大事な理由 調査方法に潜む罠とチェックの重要性 集計方法と指標の定義: さまざまな平均値/中央値/最頻値 外部要因を意識したデータの読み解き方 <データをざくざく処理するためのグラフの読み方、使い方> 「一つのグラフには一つの主張」の罠 代表的な4つのグラフの使い分けのポイント 円グラフの使い分けを論理的に考える わかりやすい棒グラフ作成のポイントと棒グラフの限界 折れ線グラフの伸び率を大きく見せるトリックとは? ひと目でわかる
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

ネットマーケティングに必要な59のリスト

15 years ago
少し前に「ソーシャルメディアマーケティングであなたがすべき45のこと」 という記事を紹介して人気になりましたが、今回はもう少し範囲を広げてネットマーケティング全体のお話を。 SEO関係者からサイト運営者、デザイナーにマーケッターまで意外と再確認しておきたい話が多し。 — SEO Japan インターネットマーケティングは、1つの大きなことではなく、たくさんの小さなことを必要とする。ここで紹介するリストは、リストと手順を兼ねたものだ。これらの項目を順番に進めていけば、今後数カ月間のためのかなり良いインターネットマーケティングプランになるかもしれない。他にも何かあったら、コメント欄に投稿して欲しい: あなたのウェブサイト上にFlashによるイントロダクションがある場合、それは削除すること。それには賛成できないと言うのなら、これを試してみよう:自分の頭をバケツの入った水に突っ込む!息をせずに、苦しくなり始めてから10秒間そのままでいるのだ。それが、あなたが顧客にしていることなのだ。どうかそんなものは削除して欲しい。 あなたのサイトの全ページの読み込み速度をチェックすること。10秒以上かかるページがあれば、それは直すこと(2~6秒が良い)。もしも、開発者がそれはできないと言い、それがあなたのネットワーキングが原因で起きている問題ではないのであれば、彼らをクビにするのだ。優れたページロードテスターもチェックしよう。 サイト上に壊れたリンクがないかチェックする。Xenuのようなツールを使用することができる。それらのリンクを修正するのだ。それが終わるまで次のステップに進んではいけない。このステップに開発者が1週間以上かかるなら、再びクビが待っている。 “ページは見つかりませんでした”のメッセージではなく、ユーザーフレンドリーな404エラーページがあることを確実にする。 ユーザーフレンドリーな500エラーメッセージがあることも確実にする。500エラーは、あなたが夜遅くに書いたほんのちょっとのデータベースコードがこの世界にはうんざりだと決め、あなたのサイトを一緒に連れて行ってしまう時に、発生する。それは通常、“500 Error Connection Timed Out”のようなものすごくためになる情報を引き出してくれる。もしかしたら、あなたはもっと良いことができるかも? .jsを含むファイルを分けるためのインラインのJavaスクリプトを全て削除すること。それによって、ページの読み込み時間が早くなり、検索順位も上がるかもしれない。さらに、それは私のようなコードおたくの心に訴える。それって重要なことでしょう? Googleウェブマスターツール、Yahoo!サイトエクスプローラー、Live.com ウェブマスターツールを設定すること。人々があなたを探すのに何を使っているのか、検索エンジンの中にあなたを傷つける可能性のある問題がないかどうか、検索エンジンの視点から自分のサイトを見るのだ。 XMLサイトマップも設定する。要旨はSitemaps.orgをチェックしよう。 もしあなたがeコマースのサイトを運営しているのなら、本当に優れたライターを雇って全ての製品説明を書き直してもらうこと。それらの説明はあなたが思う以上に重要なのだ。 サイトにアナリティクスを設定する。それなしではインターネットマーケティングをすることはできない。実際にはできるが、うまくはいかないだろう。私は、Googleアナリティクスをお勧めする。もし開発者がどれもインストールできないと言ったら・・・あなたは何をすべきか分かっているだろう。 そのアナリティクスツールで、継続的にコンバージョンをトラックできることを確かめること。コンバージョンは、売上げでも、リードでも、人々があなたのサイトを見る際にあなたが彼らに期待することなら何でもいい。 サイト上にHackerSafeかScanAlertのロゴを設置すること。私はそれらの価値については疑問を持っているが、検索エンジンはそうではない。そして、顧客もそうではない。そのステッカーが、検索エンジンの‘トラストランク’を上げ、コンバージョン率が向上することがあるのだ。 同じ理由から、サイトの各ページ上にあなたの住所と電話番号を載せる。 WordtrackerやTrellian Keyword Discoveryなどを使って、人々があなたの製品またはサービスを見つけるのに使用しているトップキーワードを見つける。 それらのフレーズでトップにランクしているサイトを見つける。 それらには誰がリンクをしているか?Googleで“link:”検索を実行するか、linkdiagnosis.comやYahoo!サイトエクスプローラーを使ってリストを作成する。そして、それらのリンクを獲得しにかかるのだ! もしも、2年前にSEOの専門家があなたにホームページの下部に100個のリンクを置くようにアドバイスしていたなら、それらを削除すること。それらは役に立たないどころか、あなたを傷つけるかもしれないのだ。 もしも、2年前に同じSEOの専門家があなたにこんなタイトルタグをアドバイスしていたなら・・・“ウェディングのこと、ウェディングについて、もっと多くのウェディングアイテムのあるウェディングのこと、ウェディングについてならここがウェディングにふさわしい場所だ”・・・それも削除して、精神崩壊しているように聞こえないようなものに書きかえるのだ。 サイト内の全てのページのキーワードタグ内に同じキーワードを入れている人・・・あなたは検索エンジンがそんなにバカだとお思いだろうか?それらを変更するか、全てのタグを削除するかしよう。キーワードタグは実際には役に立たないし、全てのページにわたって同じキーワードを使用するのはSEOスパマーとしてフラグを立てられることもあるのだ。 サイトの各ページに質の高いメタデスクリプションタグを書くこと。それはランキングには影響しないかもしれないが、検索結果でクリックされる可能性が高くなる。 自分のサイトが適切なセマンティックマークアップを使用していることを確かめること。開発者はその意味を理解しているべきである。さもなければ・・・ W3Cのコードバリデータに従い、サイトを完全にスタンダードに準拠させること。 同時に、自分のサイトが恐ろしいほど見苦しくないことを確かめる。 それら2つの項目を処理したら、主要なXHTMLとCSSのサイトディレクトリに進むことができる。スタンダードに準拠したサイトを多くリストしているこれらのディレクトリにあなたのウェブサイトも登録するのだ。登録されれば、優れたサイトから優れたリンクを獲得することになる。W3Cのバリデータ上に喜びの緑のレポートを目にするまでは、どんなCSSやXHTMLディレクトリにも登録しないこと。それをすることは、あなたの時間もディレクトリオーナーの時間も無駄にすることになる。彼らがあなたを厳しく非難する可能性もあるのだ。 他の人のブログにコメントをする。それによって、他のブロガーからの注意が集まる。彼らがあなたのサイトを見にくるかもしれないし、何かコメントを残すかもしれないし、しばらくは何もしないかもしれない。それでも、後から利用できる関係を築くのだ。 ひと月に一度プレスリリースをすること。何かすごいが起きる可能性はある。新しい人物を雇った?新しい製品を作った?新しいプロジェクトが完成した?賞をもらった?自慢しよう! そのプレスリリースを作るために文章を書ける人を見つける。あなたがバカに思われるような文章では、自慢することは何の役にも立たない。 Googleリーダーを使うことを学ぶこと。インターネットマーケティングのトップブログを購読する。それらをたくさん読むのだ。ヒントとしてAdAgeの150リストを見てみよう。 Googleブログ検索を使って、あなたのブランド名を検索してみる。そして、その検索結果をGoogleリーダーで購読するのだ(検索結果ページ内に小さなRSSリンクがある)。それによって、どんな人があなたの会社について言っているかをざっと見ることができる。 同じことをあなたの名前で実行する。 そして、同じ理由から、Technoratiで誰があなたにリンクしているのかを購読する。 Yelp!のようなローカルディレクトリに行き、あなたがリストに入っていることを確かめる。それがあなたの評判を管理するもう一つの場所を提供してくれるのだ。 Google、Yahoo!、Liveのローカルサーチツールであなたの会社情報が最新に更新されていることを確かめること。 あなたがローカルビジネスならば、顧客にローカルサイトであなたのことをレビューするように頼むのだ。検索エンジンでも他のサイトでもどちらでもいい。これが、ローカルの検索結果での順位を上げることになる。懇願したり、嘆願したり、買収したり。彼らにとってみれば手間のかかることなのだ。そして、もし否定的なレビューが少しあったとしても気にしないこと。 Yahoo! Answers(知恵袋)をに取り掛かり始める。これは、あなた自身をエキスパートにすると同時にリンクを獲得するチャンスだ。1週間に1時間以上は費やさないこと。詳しいことは、Matt McGeeが書いたこの件に関する素晴らしい記事を読もう。 人々にあなたのEメールリストに登録するように勧める。もしまだEメールリストを持っていないなら、始めること。これは、インターネットマーケティングの最も無視された側面の1つであり続けている。 人々がそのリストに簡単に登録できる方法があるのでそれを確実にすること。 購読フォームから余分な項目を削除する。あなたに必要なのは彼らのEメールアドレスだけなのだ。 チェックアウトの最中に登録を要求しているのなら、それを取り除くこと。 [...]

検索エンジンがウェブサイトのリンクの構造を分析する仕組み

15 years ago
批判的な内容の記事からのリンクがSEOに効果的か?という話題で盛り上がった先週ですが、今回は検索エンジンがサイトのリンク構造を分析する技術についてご紹介。 — SEO Japan 検索エンジンは、ウェブサイトのリンクの構造をどれだけ深く理解しているのだろうか?検索エンジンは、サイトのページに表示されている個別のリンク、そして、リンクのブロックを整理し、分類する手段を持っているのだろうか? 検索エンジンは、サイトの複数のページで見つけたリンクおよびリンクの集まりを、一つのページにしかないリンクおよびリンクの集まりとは異なる扱いをするのだろうか?もし検索エンジンが、ページの上部や下部で、同じリンクの大半を含むリンクのグループがページに複数存在することに気づくと、どのようにこれらのリンクに対処するのだろうか? 私は、これらのトピックの多くを取り上げた昨年夏のマイクロソフトの特許を発見した。あまり注目を集めなかった特許ではあるが、ここで詳細を確かめることにした。 セグメンテーションとリンクのブロック 2002年に発表された論文「SmartView: モバイル機器の強化された文書ビューワー(pdf)では、数名のマイクロソフトの研究者が、ウェブページが分析され、小さな論理的なセクションに分割され、携帯電話などの小さなデバイスで閲覧される仕組みを議論していた。これらの小さなセクションは、閲覧者によって選ばれ、ウェブページの他の部分とは独立して閲覧される可能性がある。この論文の著者の一人は、マイクロソフトの特許の発案者の名に上がっており、特許のなかでこの論文は、ウェブページがページの閲覧者にメリットを与える方法で分割される仕組みの例として取り上げられている。 この特許では、VIPS: ビジョンベースのページセグメンテーション・アルゴリズムと呼ばれる別のウェブページのセグメンテーションが言及されている。このプロセスを説明する論文は2003年に発表されたものであり、ページのHTMLを注目する手法に加え、余白のビジュアル面の調査、水平方向の罫線、そして、ページが異なる論理的なセクションに分割されている点を示唆するその他のウェブページのビジュアル面の要素が取り上げられている。 この特許では言及されていないものの、関連性がありそうなマイクロソフトの特許が存在する。この特許は、ページ上の異なるブロックのリンクがページで掲載されている場所によって異なる扱いを受ける点を説明している。それが、「ブロックレベルのリンク分析」であり、数あるアイデアの一つとして、ブロックレベルのページランクのアイデアを紹介している: ブロックレベル・ページランク(BLPR)は基本的にはオリジナルのページランクのアルゴリズムに似ている。両者の大きな違いは、従来のページランクのアルゴリズムがページレベルでウェブの構造を分析する一方、BLPRはブロックレベルでウェブ構造を分析する点だ。 この論文、そして、その他のマイクロソフトが発表した論文では、リンクの異なるブロックがお互いにどのように関連するかに関してはあまり深く触れられていない。これらの論文は、サイト上のリンクがお互いにどのように関連しているかについて、そして、サイトのページがサイトのページの間のリンクに基づいてどのように整理されているかについても軽く触れる程度しか取り上げていない。しかし、サイトのリンクブロックに注目し、整理する取り組みは、有効な効果を生む可能性がある。 ページが、ヘッダー、フッター、サイドバー、メインのナビゲーションバー、メインのコンテンツエリア、広告ブロック等に分割されると、サイト全体のこれらのセグメントのリンク同士の関係が調査の対象になるだろう。 リンクの分類 リンクおよびリンクのブロックを分類するため、検索エンジンは、まず、個別のページのレイアウトを分析して、候補のリンクブロックを特定し、お互いにどのように関連しているかを確認する。この分析は、特許がリンクストラクチャーグラフ(LSG)と呼ぶグラフを作成するために実施される。 LSGを作成する目的は主に3つある: ローカリティ – サイトのグローバルなリンクの構造を特定するため、そして、個別のページのローカルなリンク構造を特定するため。 完全性 – サイトの完全なリンクの構造を把握するため。サイト上のコンテンツを整理するために用いられるナビゲーションの構造および論理的な構造を含む。 ナビゲーションの構造は、一貫した、容易なリンクの配置であり、ビジターがサイトの異なる部分に向かうことが出来る点を考慮している。レベルの高いグローバルなナビゲーションの構造は、すべての(または大半の)サイトのページに表示されており、二次的な(そしてそれ以下のレベルの)ナビゲーションの構造もまた、ビジターがサイトの異なるページのセクションにナビゲートする上で役に立つ。 ナビゲーションのリンクに加え、サイトは、eコマースサイトの「ベストセラー」のリンクのリストやブログ上の「最も人気の高いエントリ」へのリンクのリスト等、構造的な要素へのリンクを持っている可能性がある。 拡張性 – このアルゴリズムは大きなウェブサイトでも小さなウェブサイトでも効率的に分析することが出来る。また、複数のページで表示されているリンクのブロックを確認し、他のページで見つけた際に新たなブロックとして扱うのではなく、お互いを関連させる。 なかには同じページの若干異なるセグメントで複数回にわたって表示されるリンクブロックもあり、これらのリンクブロックが結合している場合もある。例えば、同じ、または非常によく似たリンクのメニューがメインのナビゲーションエリア内の上部と底部、そして、フッターのナビゲーションエリアに掲載される可能性もある。 非常によく似たリンクのブロックが結合された後、“固有”と考えられる残りのリンクブロックの分類が行われる。分類はリンクブロックの機能に基づいて行われ、以下の3つのタイプの1つとして評されるだろう: S-nodes – これらのリンクブロックは組織的およびナビゲーション的なリンクブロックであり、通常同じレイアウトでページ全体で繰り返され、サイトの編成を表示している。リンクのリストのことが多く、テキスト等その他の要素を含まない。これらのブロックは構造的なリンクブロック、またはS-nodesと呼ばれる。 C-nodes – これらのブロックはコンテンツのリンクブロックであり、同じトピックまたはサブトピックへの関連性等、コンテンツの関係の種類によってまとめられている。これらのブロックは通常情報のリソースに向けられることが多く、複数のページで繰り返されることはほとんどない。 I-nodes – これらのブロックは孤立したリンクであり、リンクグループの一部ではないページ上のリンクを指し、同じテキストのパラグラフの内部に共に現れている等の理由で、お互いに緩く関連している場合が多い。ページに表示される、S-nodesやC-nodesとして分類されないリンクはすべて、リンクの単一の集まりとしてみられ、I-nodesと分類される。ページ上のそれぞれのリンクは個別のI-nodeもしくは、ページごとにI-nodeとしてまとめられる可能性がある。 異なるウェブサイトで多数のページで確認すると、これらのページのリンクにおいて、この手の分類を行う作業があまり難しくない点に気づくだろう。 リンクを分類する理由 サイト上のリンクを分類する理由はいろいろある。ブロックレベルのリンク分析に関する論文は、異なるブロックのリンクには、ランキングにおける異なる価値が与えられると記載している。サイトのリンクの構造を理解することで、サイトの異なる部分が、小さな画面の携帯デバイスで表示される際にも役に立つ。しかし、他にもこの特許に掲載されているメリットが存在する: 1) 表示されているページに関連する可能性があるその他のページへ向かうリンクが、見つかりやすくなる。この特許はクイックリンクの使用には触れていないが、関連しているページに関する情報を提示し、サイトのこれらのページへのナビゲートが簡単になる点は認めている。これらはパーソナライゼーショのアプローチと併せて用いられ、個別のビジターの興味に合ったページを探すため、もしくは、検索結果で提供されているページに直接リンクが張られていないページに対して、ビジターがナビゲートする能力に基づいて提供される可能性がある。 2) 検索エンジンが集めた内部リンクの情報がサイトのオーナーに提供される。リンクの利用を最適化し、サイトのページ間の訪問に関するスタッツを見ることが出来るようにするためだ。 3) ウェブページの自動タグにおいてリンクの情報が役に立つ可能性がある。 例えば、「Cars」に関するページには、特定のブランドの自動車に関するカテゴリ、そして、特定のモデルに関するサブカテゴリ、さらに、車の部品に関する特定の製品ページが含まれているとする。このサイトのリンクの構造を理解すると、親ページの高位レベルのリンクのテキストが、下位レベルのページのタグ付けを支援するために用いられるようになる。そのため、カテゴリのページがアンカーテキスト「Ford」を使って向けられ、ブレーキパッドの製品ページへ向かうアンカーテキスト「mustang parts」を用いてサブカテゴリにリンクが張られている場合、ブレーキパッドのページは自動的に「Ford」と「mustang parts」でタグ付けされる。 4) 上述した自動タグと同じように、ページとページの間の内部リンクとアンカーテキストもサイトの概念階層を作るために用いることが出来る。そして、同様の概念を持つその他のサイトと比較することが可能になる。 [...]

Googleが今更オンラインの業者レビューをランキングシグナルとして採用している模様

15 years ago
先週、ネガティブな投稿をネットコミュニティで受けることで被リンクを増やしたり注目を集めるというネガティブSEOを公言していたEC業者がついに逮捕された件について紹介しましたが、グーグルの対策に関する分析記事を紹介します。 — SEO Japan 今週の前半、ニューヨークタイムズが、評価の低い販売業者がグーグルで高いランクを得ている仕組みをクローズアップしていた。本日、グーグルは、このような現象が起きないようにするため、ランキングシステムに対する変更を行ったと発表した。 レビューを収集すれども、悪用された場合は回避 グーグルは、独自のグーグル・チェックアウト・システムから、そして、ウェブ全体から業者に関するレビューを収集する。グーグルのプロダクト検索では、業者は全体的なレビューのページを持つ — 右にそのページのスクリーンショットを掲載する。 グーグルは現在これらのレビューをランキングアルゴリズムの一環として利用している可能性が高いが、今まで一度もこの点を公式に認めたことはない: グーグルのブログのエントリがこの件に触れている: ここ数日間で、私たちは、ニューヨークタイムズの記事が取り上げた業者、そして、私たちが思うに、非常に劣悪なユーザーエクスペリエンスを提供する多数のその他の業者を検知するアルゴリズムのソリューションを開発しました。検索ランキングに組み込んだアルゴリズムは、この問題の解決策となり、その結果として、グーグルのユーザーエクスペリエンスは向上しています。 レビューが利用されているかどうかを問われれば、私は次のように答えるだろう: ブログのエントリでも触れたように、- 内在するシグナル、データのソース等のソリューションの詳細を明かすことは出来ませんし、これらの要素を組み合わせる仕組みについても – 既に述べた内容以上のことをお伝えすることは出来ません。 しかし、恐らくレビューは使われている 個人的には利用されていると思う。これから説明していくが、グーグルは結果に表示する上で検索エンジンがレビューを利用しない点を述べている。これだけでサイトを“格下げ”することは出来ない。それならどうすればいいのだろうか?ランキングアルゴリズムの一部として使えばよいのだ。 さらに、グーグルはページのリンクが業者の善し悪しを示唆するかどうかを特定するために、感情分析を利用しない仕組みにも触れている。 すると、グーグルは業者の評価が高いか低いかを判断する材料がほとんどないことになる — しかし、現在、劣悪なユーザーエクスペリエンスを検知するメカニズムが存在するとグーグルは述べている。これは既に集めたレビューを活用することを意味するのだと思う。 だからと言って、必ずしもレビューがその他のランキングシグナルを覆すというわけではなく、むしろ数あるうちの一つになるのではないだろうか。 グーグルが確認してくれると助かるのだが。 感情分析は未完成 このエントリでは、感情分析等、劣悪な業者が存在する問題に対する解決策として提案されているテクノロジーは、持ってはいるものの、役に立たないと考えているため、利用していないと説明されている。 とりわけ、グーグルはレビューサイトからのリンクの一部が「nofollow」である点、そして、リンクの価値が認められていない点、一方、ニューヨークタイムズやブルームバーグ等のニュースサイトから業者へのリンクは、感情の善し悪しに影響しない点を力説している。 レビューはリスティングとは一緒に表示されない また、グーグルは、今後、業者に関するレビューがリスティングの隣に表示される構想について述べている。これは、現在、地域の事業に対して実施されている: しかし、ユーザーのレビューや評価を結果と共に表示する手も考えられます。確かにオプションとしては残されていますが、これが結果ページで劣悪な業者を格下げするわけではありませんし、それでもユーザーを業者のウェブサイトに導く可能性もあるのです。 詳細 もっと情報が欲しい人は、私たちが投稿した他のエントリを参照して欲しい: 本日投稿した「いいえ、劣悪なレビューを増やすだけでは上位にランクイン出来ません」では、業者が予測とは裏腹に、これらのレビューサイトが影響力を発揮していない点をさらに細かく説明している。 「ニューヨークタイムズの記事でグーグルの“ゴールドスタンダード”の検索結果が大当たり」では、ニューヨークタイムズの記事を取り上げ、特にグーグルが業者のレビューを把握するものの、ランキングのアルゴリズムとしては認めていない点、そして、これらのレビューを表示することで記録の低い業者についてユーザーに警告する点を掘り下げて調べている。 追伸: やっとニューヨークタイムズの記事でクローズアップされていた業者、Decor My Eyes(デコール・マイ・アイズ)を確認する機会に恵まれた。取り上げられていたキーの用語のうちの一つは消えていた: 「christian audigier glasses」の結果の1ページからはデコール・マイ・アイズが消えていた。 しかし、chanel 5117 sunglassesでは、この業者の名が広告の次にページの一番上に表示されている: 私はさらに次の「トップレベルの」カテゴリーで調査を行った: club monaco sunglasses、banana republic sunglasses、そして、alexander mcqueen sunglassesでは、上位の結果にデコール・マイ・アイズの名は出てこなかった。 その後さらに具体的な検索を行った: chanel [...]

2011年のSEMのトレンドを予想 : 取るべき行動はこれだ!

15 years ago
年末も近づき2010年の総括記事や2011年の予測記事が出回る時期になりました。さて今回はサーチエンジンランドから2011年の検索マーケティング市場の予測記事を紹介。これを読んで来年に今から備えたい?! — SEO Japan このエントリは私にとって今年最後の投稿になるため、大胆なトレンド予測を行い、2011年がどのような年になるのか考えてみようと思う。私の分析の一部はマーケットで一般的に持たれている概念を裏付けているが、その他の発見が皆さんにとって新鮮であり、鋭いと思ってもらえると嬉しい。 トレンド #1: CPCは今後も12-15%/年ペースで増加する 上の表は、私が2009年の1月から記録してきたCPCの変化を記している。これらの数字は、私たちが管理する$10億ドル以上のオンラインマーケティングの出費から得たものであり、精度は高い。回帰線は、平均のCPCが昨年末から1.34%/月増加していることを意味する。一年間で16%増加している。このトレンドはペースは落ちるものの継続すると私たちは予測している。個人的には、CPCは1年で12-15%は上昇すると思う。 トレンド #2: クロスチャンネルの最適化がかつてないほど重要になる 今まで、検索マーケッター達は自分の領域で仕事を行い、キャンペーンを巧みに管理してきた。しかし、ソーシャルメディア広告の登場により、クロスチャンネルのレポートおよび最適化が避けられなくなりつつある。 次のグラフは、ある小売店に対するフェイスブックのパフォーマンスを示す。フェイスブックが関わるコンバージョンに注目すると、フェイスブックが直前にクリックされたコンバージョンが約半分しか占めていないことに気づく。もう一方の半分は、フェイスブックが最初に用いられるものの、最終的には別のチャンネルを経由してコンバージョンが発生したケースを示している。マーケッターが直前のクリックのみに注目すると、2つ目の要素に気づかずにフェイスブックのパフォーマンスを過小評価してしまう。ディスプレイの経路における同様の分析では、最大で60%のディスプレイのコンバージョンは、検索が重なっていることが判明している。そのため、ソーシャルメディアおよびディスプレイプログラムを成長させたいなら、クロスチャンネルにも注意する必要があるだろう。 トレンド #3: Bingが短期間ではマーケットシェアを失うものの、継続的に成長する 2009年の第一四半期から、ヤフー!との提携に至るまで、四半期を7回重ねるなか、ビングは密かにマーケットシェアを3.5%から7%へと大幅に増やしてきた。下の表を見ると、異常な増加もなければ低下もなく、安定して成長してきた様子が窺える。 しかし、私は一時的にマイクロソフトがシェアを失うと予測している。それには幾つか理由がある。まず、質の低いヤフー!のトラフィックが、統合されたCPCのマーケットで、質の高いビングのトラフィックに影響するためだ。次にビングのキャンペーンに注目していなかった多くの小規模な広告主が突然ヤフー!-ビングのトラフィックをすべてadCenter(アドセンター)を介して処理するようになるからだ。最後にヤフー!のアルゴリズムとビングのアルゴリズムの違いにより、多くの広告主は広告に対して不十分な対応するようになるためだ。これはキーワードの網羅の問題が原因である。私が実施した予備調査では、実際に短期のマーケットシェアの損失が見られた。 しかし、このトレンドは次の2つの理由で逆転すると思う。まず、小規模の広告主が変更に追いつき、ビングのキャンペーンを改善するはずだからだ。そして、ビングは今後もイノベーションを続けると予測されるためだ。ソーシャルデータを検索結果に組み合わせることを先日マイクロソフトは発表しており、これは小売業者のバーティカル(不釣り合いにマーケットのシェアが少なかった)で同社にメリットを与えるだろう。 トレンド #4: より賢く、バーゲンを狙う顧客 2008年の不況が消費者の行動を根本的に変えた。消費者は検索を意図的と言うよりもリサーチを行う目的で利用するようになった。かつては1回の検索が取引に結びついていたが、バーゲンをよく知る新しい消費者は、購入する前に、複数回、様々なチャンネルで検索を実行するようになった。上の表は、時間の経過に合わせた平均のインプレッション/クリックを記録している。上向きのトレンドは、消費者が以前よりも広告をクリックしなくなっていることを意味する。新しい消費者は賢く、購入する前に進んでリサーチを行う。 トレンド #5: モバイルがついに軌道に乗る 毎年、今年はモバイルが主役になると言われている。しかし、来年こそは本当にモバイルの年になると思う。目下、モバイルのクエリはグーグルで入力されるクエリ全体の10%を占めている。しかし、このうち収益化出来るのはごく僅かである。しかし、すぐにすべてが変わるだろう。複数のスタートアップが、モバイルのeコマースを可能にするべくチャレンジしている。グーグルもクレジットカードにとって代わる電話を開発していると発表している。数年越しの期待を経て、来年こそはモバイルeコマースがついに登場し、軌道に乗ると私は考えている。 トレンドを活用するには すると疑問が浮かぶ。マーケッターはこのようなトレンドを予測し、何をすればいいのだろうか?以下に幾つかアドバイスを掲載する。 マーケットの競争の激化に向けて計画を練る。 CPCは増加し、そのため損益に影響を与えるものの、消費者は条件の良い取引を探すようになるため、売り上げに影響が出る。競争が激しくなるこのマーケットでは、基本に焦点を絞ることがかつてないレベルで重要になる。つまり、広告コピーのテスト、ランディングページの最適化、そして、SEOだ(“無料”のトラフィックを獲得し、SEMのCTRを支えるため)。 ビングのキャンペーンを最適化する。 ビングは現在全体の20-25%を占めているはずである。これらのキャンペーンがしっかりキーワードを網羅し、最適化されていることを確認しよう。 モバイルを考慮した計画を練る。 モバイルが来年大々的に収益化する場合、モバイルから10%あるいはそれ以上のコンバージョンの増加を期待出来るだろう。そのため、現時点でアドワーズのプラットフォームでモバイルのテストを始めておくことを勧める。 クロスチャンネルのインフラを用意する。 妥当な規模の広告主なら、フェイスブックを広告の経路に用いている可能性が高い。フェイスブックのデータを様々なチャンネルを考慮して調査し、このチャンネルの効果を漏れなく理解するように心掛けるのだ。 今年、私の分析および見識を皆さんに分かち合うことが出来て、本当に嬉しい限りだ。来年もさらに分かち合いたいと願っている。 それでは、良き休暇を過ごし、幸せな新年の幕開けを願って、このエントリを締めさせてもらおう。 この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。 この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEM Trends For 2011: What To Expect & What To Do」を翻訳した内容です。 どちらかというと軽めの内容でしたね。Bingの話や、日本より遅れていると思われるモバイルの話はアメリカ市場ならでは、という感じですがクロスチャンネルや不況を背景にしたバーゲン(クーポン)の話は日本でも納得ですかね。CPCは日本では上がり続けているのでしょうかね。。。ソーシャルの話題が余り入っていないのはSEMのトレンドだからでしょうか。ソーシャルとSEMの連動というか融合したマーケティングアプローチはもっと求められていくとは思いますけど。言うのは簡単なんですけどね! [...]

若年層のスマートフォン比率、イタリアでは47%にも

15 years ago
2010/12/15のNielsenのブログから。http://blog.nielsen.com/nielsenwire/online_mobile/a-global-view-of-cellphones-and-youth/ 15-24歳のカテゴリーで携帯利用者の従来型の携帯とスマートフォンのシェアを各国で対比したもの。スマートフォンの男女比も国によって大きく違う。 関連リンク:米携帯ユーザの26%がスマートフォン利用者2010/10米携帯利用者、スマートフォンはAppleとGoogleのシェア増米携帯ユーザの約3割がスマートフォン2010Q3世界の携帯市場は35%増、スマートフォンは96%増2010/9米携帯利用者、スマートフォンはGoogleのシェアが大幅増2010Q3米携帯電話、購入の41%、保有の28%がスマートフォン2010Q3米スマートフォン、Androidが44%、
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

逮捕された悪徳業者から得るSEOと広報に関する教訓

15 years ago
批判コメントでリンクを集めてネガティブSEO戦略だ!と公言していた悪徳EC業者が逮捕された件を話題にSEO Bookがネガティブ広告とSEO、広報の関係について語ります。ここまで話を発展させるのが流石! — SEO Japan 確実にグーグルで上位にランクインする方法がある。 皆に迷惑をかける手法だ。 報道によると、DecorMyEyes(デコールマイアイズ)のファウンダー、ヴィタリー・ボーカーが逮捕され、顧客をだました行為、そして、不良品を返品しようとした顧客に何度も暴力的な脅迫を行った罪で告発されたようだ。 「友達を手に入れ、人々に影響を与える方法」のファンではなさそうだ この記事はSEOを愛する人々の好奇心を掻き立てるだろう: 「こんにちは、私はデコールマイアイズドットコムのスタンレイです」と言う挨拶でこの記事は始まる。「私は、皆さんが返信を投稿すればするほど、取引が増え、ヒットし、そして、売り上げが増えることを伝えたかったのです。ネガティブ広告が私の目標です」これが販売戦略の全てだとボーカーは述べていた。デコールマイアイズに関するオンラインの会話、そして、怒りに燃えた会話がこのサイトをグーグルの検索結果で上位に押し上げ、売り上げの増加につなかったのだ。ボーカー容疑者は冷笑するような態度で感謝の意を述べ、こう締めくくった: 「苦情が来るようになってから、多くのトラフィックがもたらされたんです。まるで天国にいるようですよ」 デコールマイアイズ.comへの被リンクの本数を調べれば、大量のインバウンドリンクが見つかるはずだ。一部はジャンクだが、ニューヨークタイムズ等のサイトからのリンクも見受けられる。注目を浴びるリンクは悪評の結果である。 当然ながら、これはグーグルにとって玉にきずであった。格付けにおけるグーグルのリンク主体のアプローチは、サイトが受ける注目を反映する。だからと言って必ずしもサイトが支持されている必要はなく、今回の場合、全く逆であった。 あらゆる意味でPRの失敗に直面したグーグルは、間髪いれずに行動を起こした: 私たちはロドリゲスさんの恐ろしい体験談を読み、恐怖に震えあがりました。この件に関して私たちが実施した当初の分析により、ロドリゲスさんのケースは特異であり、検索結果に広く行き渡っているわけではない点が判明しましたが、私たちはすぐにチームを編成し、この問題を吟味させました。このチームは初期のアルゴリズムのソリューションを考案し、実装しました。このソリューションは既に展開されています。 アルゴリズムのソリューション….と言うのは、「ドメインが = DecorMyEyes.comの場合、PR=0になる」ことを意味するのだろうか 冗談はさておき、グーグルはこのような問題を予防するために実行することが出来たものの、実行しなかった選択肢を説明し、曖昧に結局講じた対策を仄めかしている: その代わりに、ここ数日間で、私たちは、ニューヨークタイムズの記事が取り上げた業者、そして、私たちが思うに、非常に劣悪なユーザーエクスペリエンスを提供する多数のその他の業者を検知するアルゴリズムのソリューションを開発しました。検索ランキングに組み込んだアルゴリズムは、この問題の解決策となり、その結果として、グーグルのユーザーエクスペリエンスは向上しています。 真意を理解しようとしたが、…….よく分からなかった。いろいろな解釈が出来る。手持ちのエディターのチームを編成して、アルゴリズムの結果を世話するのだろうか、あるいは恐ろしく賢いセマンティックな分析が始まるのだろうか。 判断するのは難しい。 グーグルが対象にしているのは異常なサイトであり、これはあくまでも表面上の問題である。グーグルにとっての根本的な問題は、リンクのコンテクストであり、これはなかなか解決することが出来ない。 票としてのリンク グーグルはサービスを開始した頃、票形式として被リンクのチェックを行っていた。信頼出来ると思われるサイトからの被リンクの本数が多いと、ランクが高くなる。 しかし、ウェブは変化を遂げてきた。 最近、フェイスブック、そして、ソーシャルメディアが大活躍している。大半のウェブユーザーは、従来の意味でのウェブパブリッシャーではない。大半の人々はウェブに参加しているが、ウェブサイトは持っていない。彼らは他の人のサイトに投稿し、そのサイトに対してコントロールする権利はほとんど持っていない。グーグルはこの点を考慮する必要がある。なぜなら、グーグルは今でも人々が最も注目している情報を知りたがっているためだ。 リンクの鼓動は注目の印である。 グーグルはこの注目の印をつける人を集めているのだ。 デコールマイアイズのPR問題 – パブリックリレーションズにおいても – で明らかになったように、人気と信頼性を計算するだけでは不十分である。グーグルはコンテクストも把握しなければならないのだ。大半のSEOの専門家はグーグルがセマンティック分析に多くの労力をつぎ込んでいると予測している。 だからこそSEOをパブリックリレーションズとして扱うことの重要性が高まりつつあるのだ。リンクはどこからでも寄せられる可能性があり、nofollowされていようが、スクリプトされていようが、すべて注目の印である点に違いはない。グーグルの仕事は今後もこの印を集め、その意味を解明することである。ウェブマスターにとっては、すべての注目の印が貴重なアイテムなのだ。 ほとんどすべてと言っておこう。 デコールマイアイズはこの問題をマーケティング戦略に活用した。しかし、SEOに関しては、永続的な戦略とは決して言い難い。「グーグルに公の場で恥をかかせてはいけない」これはSEOクラブの大原則である。 教訓 興味深い存在であり続けること。。 しかし、役に立たなければ意味はない。 かつてオスカー・ワイルドは「話題になるよりもまずいことは、話題にならないことだ」と言っていた。マルコム・マクラーレンも同じようなことを言っていた: 「劣悪な宣伝は優れた宣伝ほど良くはないかもしれないが、10倍優れている」。そして、ブレンダン・ビーアンは言った、「宣伝はすべて素晴らしい。死亡告示を除いて」と。 高い評価を得ること。レビューを「促す」こと。顧客が向かう場所に足を運び、会話を始めること。興味深いストーリーを持ち合わせているだろうか?状況に合うなら、賛否両論のストーリーを展開すること。角度を見極め、チャレンジすること。積極的に発リンクを用いること。 PRについて考える際は、パブリックリレーションズを思い浮かべること。 この記事は、SEO Bookに掲載された「Bleeding Edge Reverse PR SEO Strategy」を翻訳した内容です。 この事件だけ見ると、「ネガティブSEOっておかしな話だし、Googleが取り締まって当然だよな」で終わってしまいそうになるのですが、確かに昔からネガティブな話題でも何も無いよりは良い、という話はありましたよね。もちろん最終的にやっていることに何らかの価値があることでなければそれで終わってしまうのでしょうけど。しかし上の記事でも言っていますが、やっぱり今回のGoogleのアルゴリズム調整は実際に何がなされたのか良く分からない感じではあります。 — SEO [...]

Googleに検索アルゴリズム変更まで促した悪徳業者が逮捕された!

15 years ago
最近、Googleがインターネット上の評判(レピュテーション)を検索アルゴリズムの順位調整に採用した、という話が話題になりましたが、元はといえばニューヨークの悪名高いECサイトの運営者の発言がきっかけでした。アメリカではニューヨークタイムズまで取り上げたこの話題、最後にはEC業者が逮捕される事態にまで発展。今回はその顛末をご紹介。 — SEO Japan 一週間ちょっと前、ニューヨークタイムズが、顧客に迷惑を掛けることを自慢し、このような行為はグーグルで上位にランクインする副作用だと語り、誤った主張を行ったヴィタリー・ボーカーを記事で紹介していた。そのボーカーが逮捕された。これが副作用なのだろう。 連邦政府の摘発 この逮捕を取り上げたCNBCの記事の一部を以下に掲載する: インターネットで迷惑行為を行い、詐欺を行った容疑がかけられたヴィタリー・ボーカーは顧客を欺き、そして、苦情を受けると、猥褻行為や重大な暴力行為で脅そうとした – とプレスリリースでマンハッタンのPheet Bharara連邦検事は述べている。「この休暇の買い物が盛り上がるシーズン中の本日の逮捕は、オンラインの買い物客を私たちが守る点、そして、ボーカー容疑者の犠牲者は一人ではない点を物語っている」 連邦裁判所から身柄を拘束される短いボーカー容疑所の動画が掲載されている(上のスクリーンショットはこの動画から作成したものだ): プレスリリースの全文はまだ検事のウェブサイトには掲載されていないが、後でここにアップされるだろう。CNBCによると、ボーカー容疑者はインターネット上のストーカー行為、州をまたいだ脅迫、メールおよび有線不正行為の罪で逮捕されたようだ。 注記: プレスリリースの全文が手に入った。因みにこのプレスリリースは、Scribd(スクリブド)のこのページで閲覧することが出来る。また、ボーカー容疑者に対する訴状のコピーも手に入ったので、以下に埋め込んでおく: ボーカー容疑者のメガネの販売サイト、Decor My Eyes(デコール・マイ・アイズ)、そして、同容疑者の戦略は、先週の日曜日のニューヨークタイムズのビジネスのセクションで大々的に取り上げられていた。 Googleのランキングが逮捕者を出す: 1つのサイトを除いてほとんど成功を収める… この記事に対してリアクションを起こす形で、グーグルはすぐに変更を加え、評価の低い業者がグーグルのシステム内でランクを失うようにした。また、この変更は、検索エンジンで評価の低さがボーカー容疑者を目立させたと言う考えが誤っている点を証明することになった。私たちが投稿したエントリでもこの点については説明している。 グーグルが変更を加えたものの、いまでもボーカー容疑者のサイトが、あるサングラスのモデルの結果で上位にランクインしている: 私は、このような出来事を予防するために修正を行ったとグーグルが発表した際、この検索に対してデコール・マイ・アイズがランクインしている点を指摘した。その5日後、サイトはまだランクインしている。しかし、その他の各種の用語ではランクインしなくなったようだ。変更が行われる前、様々な用語で同サイトの名前を目にした。現在、同サイトは露出が大幅に減ったようだ。 それでも他のサイトはいまだに健在 しかし、ボーカー容疑者は、どうやら少なくともその他にも2つのサイトを運営していたか、密接な関係を持っていた。それが、 eyeweartown.comとeyewearus.comだ。両サイトは私が実施した以下のようなテストのクエリで上位にランクインされている: 以下に別の例を挙げる: 参考資料 & 詳細 以下にこの件を取り上げた私たちのエントリを紹介する。参考になると思うので是非目を通してもらいたい(註:全て英語): Googleの「ゴールドスタンダード」な検索結果がニューヨークタイムズの記事で大当たり いいえ、劣悪なレビューを増やすだけでは上位にランクイン出来ません Decor My Eyes問題 & ローカルレビュー戦略 Google: 今になってオンラインの業者レビューをランキングシグナルとして採用している模様 この記事は、Search Engine Landに掲載された「DecorMyEyes Merchant Vitaly Borker Arrested After NYT Piece On Google Rankings」を翻訳した内容です。 このボーカー氏の被害にあった人が掲示板で嘆いている内容を見ましたが、トラブルになった被害者の家の写真を撮ってメールで送って脅迫するなど、相当滅茶苦茶な人物だったようです。Googleが今までレピュテーションの要素をアルゴリズムに全く入れていなかったとは到底思えませんが、彼のサイトにペナルティをかけた意外に具体的にさらにどんなアルゴリズムの変更を加えたのか気になるところではあります。 — [...]

Yahoo!USの2010年検索トップランキングに見るアメリカの1年

15 years ago
サーチエンジンランドからYahoo!USが発表した各ジャンルの検索キーワードのトップランキングを紹介。日本でホトンド聞いたことのない話題や人もあったりして面白いです。グル―ポン系サービスのランキング比較もあるのが旬ですね。 — SEO Japan (ブブゼラの音!)今年の全てのリストを締めくくるリスト大賞を確実に狙うべくして、Yahoo!が、25のカテゴリで最も検索されたトピックのトップ10を特集した1年に1度の2010年度レビューを発表した。 今年特に検索されたものは、いつもの有名人やゴシップの見出しから、際立ったスポーツ、自然災害(時々、こういうトピックは重なる)と生存者のストーリー、レシピ検索、失業者やクーポンまで多岐にわたり、ユーザーは不景気をうまく切り抜ける手助けとするためにわずかな希望の光をも求めていたようだった。 広範囲に及んだ今年、Yahoo!は初めてアメリカ以外の16の国の検索トップも含めた。いくつかの検索の中には、バンクバーでの冬季オリンピックやサッカーのワールドカップ大会などは世界中のユーザーを魅了し、似たようなテーマも入っていた。 BP社オイル流出事故が1年の4分の1(86日)続いたため、この話題が今年の検索のトップに上がることに驚きはないはずだ。驚いたのは、69日間にも及んだチリ鉱山落盤事故が、生存者のストーリーの検索ではナンバー2だった(1位は原油流出事故の乗組員)にも関わらず、全体のトップ10に食い込まなかったことである。 ジャスティン・ビーバーは、ポップカルチャーの女性セレブリティから注目を浴びて、トップ10に入った唯一の男性であるが、キング・オブ・ポップの後継者としての見込みはなさそうである。ポップの女王として検索を支配したレディー・ガガも女性の1位とまではいかなかったが、ブリトニー・スピアーズは、検索のスポットライトに輝かしく舞い戻った。パッとしないシーズンとなったアメリカン・アイドルでも上位をキープすることができたのは、番組が大部分の有名人ジャッジをキープできなかったというニュースのおかげのようである。 最も検索されたガジェットのランキングではほとんどがアップル製品だったにも関わらず、全体の順位の中では、iPhoneは孤立している。モバイル機器では、ポップカルチャーのスーパースターと並行して、スポーツ検索が幅を利かせている。また、検索者は同じアーティストによる歌詞を求めていた。 2010年Yahoo!での全体の検索トップ BP Oil Spill (BP社原油流出) World Cup (ワールドカップ) Miley Cyrus (マイリー・サイラス、ティーンアイドル) Kim Kardashian (キム・カーダシアン、モデル・女優) Lady Gaga (レディー・ガガ、歌手) iPhone Maygan Fox (メイガン・フォックス、モデル・女優) Justin Bieber (ジャスティン・ビーバー、カナダの歌手) American Idol (アメリカン・アイドル、オーディション番組) Britney Spears (ブリトニー・スピアーズ、歌手) スポーツランキングの中では、何人かの目立った選手も検索されていた。最も検索されたオリンピック選手から最も検索されたスポーツスターへと転向している冬季オリンピック選手のリンゼイ・ボンは、「Sports Illustrated」での彼女のセクシーな水着姿が彼有利に働いたのだろう。オリンピックのフィギアスケート選手、エヴァン・ライサチェックは、Dancing With the Stars(最も検索されたテレビ番組の第2位)でのダンスで燃え上がった。また、タイガー・ウッズの個人的問題は、ボクサーのマニー・パッキャオに負けた。ちなみに、ウッズの元妻エリン・ノルデグレンはYahooの浮気ランキングでトップとなり、愛人だと主張した12人以上もの女性が不倫検索の第2位にひとまとめにされている。蔑視されたその他の女性は検索結果で有名になった人や、“A”のつくタトゥーを入れた人などだ。 小売店検索のトップ10のうち6つを占めたクーポンの流行が、経済を少しは元気づけたかもしれない。安く食べることに焦点を当てたクーポンが多い中、第2位は“食料品クーポン”向けだった。それは、卵のゆで方のような最も盛り上がっている質問に答える助けにはならなかったかもしれないが、昔風の家庭料理のレシピを検索する人達の助けとなった。 しかしながら、検索は、それらの罪深い楽しみと最大の執着に対して今もとどまるところを知らない欲望を持っている。 自然災害への援助や財政や政治トピックなどの社会的関心が多い中で、“Glee(ドラマ)”、“Jersey Shore(リアリティ・ドラマ)”も検索ランキングに入ってきている。また、犬の種類を検索しようとするもの(第1位はチワワ)や買うべき車(第1位はカマロ)もあった。 Yahoo!の携帯検索トップ10 NFL (アメリカンフットボールのプロリーグ) Lady Gaga (レディー・ガガ、歌手) Rihanna (リアーナ、歌手) Sandra Bullock (サンドラ・ブロック、女優) NBA (アメリカのプロバスケットリーグ) World Cup (ワールドカップ) Justin Bieber (ジャスティン・ビーバー、カナダの歌手) American Idol (アメリカン・アイドル、オーディション番組) [...]

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