
楽天が5月12日に発表した2016年1~3月期連結業績(第1四半期)によると、国内EC流通総額が前年同期比12.5%増の6879億円となった。エントリー不要で最大ポイント7倍となる「スーパーポイントアッププログラム」や品質向上の取り組みなどで、再び流通額の成長率が高まりつつある。
国内EC流通総額は楽天市場の流通総額に加え、トラベル、楽天マート、楽びんなどの流通額を合算した額。
2016年1月から開始したエントリー不要で最大ポイント7倍になる「スーパーポイントアッププログラム」は、流通額に与える効果が大きかったとしており、特にライトユーザーの購入が増えた。
新規や1年以上購入がなかったユーザーが楽天市場で購入するようになってきており、その成長率は11.6ポイント改善した。利用頻度によってポイント付与率が増える楽天市場アプリの流通総額は前年同期比110.8%増。
ポイント施策に加え、サイト上でのポイント獲得倍率の表示や納期情報の徹底といった品質改善も実施。2016年1月から強化したレビュー投稿ユーザーへのフォロー電話は1日平均429件の発信を行ったとしている。

なお、楽天市場のモバイル経由流通総額比率は57.6%。年末には70%にまで拡大すると予想している。
一時減少が傾向にあった楽天市場の出店者数も2015年から増加してきており、2016年3月時点の出店店舗数は過去最大の4万4876店舗となっている。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:楽天の1~3月の国内流通総額は6879億円で12.5%増、成長率が再び上昇傾向
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ネットで注文した商品を専用ロッカーで受け取った経験のある人は10人に1人未満――。
ジャストシステムが実施した調査によると、直近1年以内にECサイトで買い物をした人の内、「楽天BOX」や「はこぽす」など商品受取専用の「宅配ロッカー」を使った経験のある人は7.5%だった。「宅配ロッカー」について「知っている」人は48.8%。
今後、「宅配ロッカー」がどこに設置されたら使ってみたいかについても調査した。
「コンビニ」が最も多く41.5%、「駅」が24.4%で続いた。「スーパー」は21.7%だった。

今後の普及にあたっては、「他者にロッカーを開けられてしまわないようにしてほしい」が42.5%、「衛生面に配慮してほしい」(31.5%)といった声をあげる人が多かった。
商品の受け取り状況についても聞いたところ、81.9%の人が「指定した配達日時に受け取りができるよう心がけている」と回答。年代・性別で見ると、20代男性のみ69.1%にとどまり、「指定した日時を意識していない」(8.8%)、「日時指定はしない」(13.2%)といった割合目立った。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:「商品受取ロッカー」普及の課題は利用率の促進? 使ったことがある人はまだ7.5%
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

前回までで「アフィリエイターにとって魅力的なプログラムと報酬を用意し、提携承認作業をすばやく行うことが大切」とお伝えしてきました。今回は、提携承認でアフィリエイターから「本気度の高い広告主」と思ってもらえるコツをお伝えします。「提携承認メール」のカスタマイズについてです。
アフィリエイターが「提携したい」と手を挙げてくれた時、自動承認の場合は即時に、手動承認の場合は広告主が承認した後に、「提携承認メール」が自動的に送信されます。ASPごとにひな形があり、通常は社名などが差込された下記のようなひな形が届きます(一部、送信されないASPもあります)。
[差込:アフィリエイトサイト名]様
日頃より【ASP名】をご利用いただき、ありがとうございます。
[差込:プログラム名]への提携申込が承認されましたことをご報告させていただきます。
A8.netやリンクシェア アフィリエイトなど一部のASPでは、この自動で届く「提携承認メール」をカスタマイズすることができるのです。
通常のメルマガと同様、やみくもにメールを送っても見てはもらえませんが、提携承認メールはアフィリエイターが承認されたか否かを確認するために利用するので、比較的開封率が高いと言われています。
プログラム検索で表示される管理画面でのアピールとあわせて、最初にアフィリエイターに連絡できる手段ですので、活用しない手はありません。特に件名はどの広告主も同一のまま届きますので、まずは件名だけでも修正してみると、見てもらえる可能性が高まります。
例えば下記のように変更してみてはいかがでしょうか?
[差込:アフィリエイトサイト名]様
はじめまして、こんにちは!
ギフト商品だけを集めた専門ショップ、「スズキギフトショップ」の店長、鈴木と申します。
たくさんのプログラムの中から、スズキギフトショップのプログラムにお申込みいただきましてありがとうございます!
http://www.●●●.com
自動承認にて、[差込:アフィリエイトサイト名]様のプログラム参加を承認させていただきました。
弊社のプログラムでは、主に結婚式のサプライズギフト、ご両親への贈り物、そして引き出物などを扱っています。ゲストの皆様に手渡しするのにちょうど良い、ワンコインの手軽なプチギフトも、すべて個包装にしてお届けしています。
主に花嫁さんや幹事様からのご注文が多く、お式で利用されるものをまとめていただけるので、平均購入単価は5万円以上と1回のご紹介で高報酬が期待できます。
[差込:アフィリエイトサイト名]様のサイトでも、ぜひ積極的なご紹介をよろしくお願いいたします!
弊社のプログラムの特徴は、以下となります。
皆様がより高い成果を獲得できるよう、スズキギフトショップでは様々な企画を行ってまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
スズキギフトショップ アフィリエイト担当
店長 鈴木
ひな形より、ずいぶん人柄が伝わるメールになっていませんか?
最初にお届けするメールですので、まずは自己紹介なども入れたいところです。
[広告主のプログラム名] や [アフィリエイトサイト名] など、差込機能が利用できる場合は、さらに個別感を出すことができます。
せっかく開封率が高い提携承認メールですので、さまざまな取り組みを盛り込んでみましょう。アイデアと文例を書き出してみます。
「ショップのメルマガでは、送料無料や福袋など、エンドユーザー向けキャンペーンをいち早く紹介しています」「記事作成の参考にしていただけます」
「ショップでは全商品を掲載した商品カタログをご用意しています。よろしければ[差込:アフィリエイトサイト名]様にもお送りいたします。ご希望の場合は、以下のURLよりお申し込みください」
「1回分のサンプルをご提供可能です。ぜひご自宅でお試しいただき、使用感をレビューしてください!」
「ご紹介の際の疑問・質問ありましたらお気軽にお問い合わせください」「素材やサイズなど、ご要望ありましたらお知らせください」
「メールは毎月第3木曜日にお届けします」
このように、提携のお礼やお知らせだけでなく、アフィリエイターにとって利益ある情報の提供を行って、コミュニケーションの第一歩として活用します。
「全部やりたい」と思っていただけるかもしれませんが、ASPによっては提携承認メールに文字数制限があるので、シンプルに分りやすく、“まずは人柄を伝える”ことをゴールにすると良いでしょう。
もっとも、効果のほどは?と言うと、正直、そう多くの反応があるものではありません。ですが、たとえ1人だったとしても、連絡をくれたアフィリエイターは、御社と密な連携が可能だと言えます。アフィリエイターから連絡をいただいたら、今後のキャンペーンや企画などを直接ご案内できるよう、連絡先などを控えておくと良いでしょう。
手動承認の場合、一部媒体を広告主側のルールで提携拒否を行うことになりますが、この時自動送信される「提携否認メール」もカスタマイズが可能なASPがあります。
この提携否認という行為は、否認をすることでアフィリエイターからマイナスな印象になってしまう場合もあるので注意が必要です。
ですが、明確なルールがあるならお断りをしなければなりません。筆者が広告主だった時は出産祝いギフトメーカーだったこともあり、手動承認で一部カテゴリーのアフィリエイター様をお断りしていましたが、一方的にならないよう、「提携否認メール」を下記のようにカスタマイズしていました。
[差込:アフィリエイトサイト名]様
この度は、弊社プログラムに提携申請をして頂きましてありがとうございます。
審査の結果、残念ながら非承認とさせていただきました。
プログラム詳細に承認ルールを記載しておりますが、弊社は出産祝いギフトを扱っている関係上、
いずれかに該当するサイト様からの申請は、承認をお断りさせていただいております。決して、貴サイトの問題ではなく、弊社側のルールでお断りすることになったこと、誠に申し訳ございません。
もし、[差込:アフィリエイトサイト名]様が、新しくプレゼントをご紹介するサイトを作成されましたら、ぜひご紹介をいただきたいので、改めて提携申請をしていただけますと幸いです。
今後とも、スズキギフトショップをよろしくお願いいたします。
このように、『なぜ否認となったのか』を伝えたところ、「サイトを修正したのでぜひ提携させてほしい」とか、「○○のサイトには掲載しないので、よかったら承認してほしい」というように、アフィリエイターの方から直接ご連絡いただいたのは数件ではありません。
むしろ、提携承認メールよりも熱心なご連絡が多く、否認メールは予想以上に読んでもらえるという印象でした。
アフィリエイターから見ると、提携承認は広告主が一方的に行っているという印象を持っています。事実、否認されてもその理由は基本的に開示されません。なぜ拒否されたのか分らないままだと、修正して再度申請をすることもできず、広告主に対してマイナスの印象を持ってしまいかねません。
否認は、承認よりも丁寧に。せっかく商品やサービスに興味を持って申請いただいたのですから、アフィリエイターの皆様に敬意を持って対応したいものです。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:アフィリエイターとのコミュニケーションの第一歩「提携承認メール」をカスタマイズしよう | アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

マガシークやTUKURUなどでECを手がけ、今年2月にディノス・セシールのCECOに就任した石川森生氏へのインタビューが人気を集めました。
ヨドバシカメラのECはなぜ強い? 理由は高いCVRとリピート率にあり
「ZOZOTOWN」の年間流通額は23.6%増の1595億円
ついに始まったドローンの商用配送サービス。楽天市場での活用、今後の課題は?
45歳以上への通販・ECは縦書きクリエイティブが有効? 若年層は逆に効果が薄い?
業界屈指の成長率を誇るファストファッション通販サイト「SHOPLIST」の新たな挑戦とは
売上データの集計加工などルーティン業務を自動化する「scale rizing」、メディックス
※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:EC業界人は自身のスキルの賞味期限が切れる前に、何かしら味付けを | 週間人気記事ランキング
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
Googleは、モバイルフレンドリーアップデートの影響力を強化したアルゴリズム更新の実施を完了しました。日本を含む世界中での展開。すでにモバイル対応しているなら対処は不要。モバイル対応がまだ済んでいないなら、大至急モバイル対応すべき。
- Google、モバイルフレンドリーアップデート第2弾の実施を完了 -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki
*リンク先は一部を除き英語となっています。
数か月前、我々はGoogleが2016年5月にモバイルフレンドリー・アルゴリズムをアップデートする予定(SEO Japanの記事はこちら)だと報告した。
本日、Googleのジョン・ミュラー氏が、このアルゴリズムのロールアウトが完了したことをTwitterで認めた。ジョン氏は、「参考までに、ここで言及されているモバイルの変更について、ロールアウトが完了した。」、と述べている。
*Twitterでは、”ここで”を示す、Googleのブログへのリンクが記載されています。
FYI The mobile changes mentioned here are now fully rolled out. https://t.co/fTB3ia6LJ2
— John Mueller (@JohnMu) 2016年5月12日
近頃、トラッキングツールがアップデートを示唆する値を示しているが、今回とは全く関係がないと考えている。なぜなら、Mozcastなどのトラッキングツールは基本的にデスクトップの結果のみを確認しているからだ。モバイルフレンドリー・アルゴリズムはモバイルの検索結果のみに影響を与えるが、トラッキングツールはデスクトップの順位を計測しているということだ。
今回のアップデートは、モバイルフレンドリーであるページのランキングへの影響を強めるはずだ。確認までに、3月のGoogleの発表から2か所を抜粋してみよう。
(1)”すでにモバイルフレンドリーであるサイトは、このアップデートによる影響を受けないだろう。”
Googleがシグナルを強化したとしても、利益を得られないのだろうか?もしくは、モバイルフレンドリーでないページにネガティブな影響を与えるにとどまるのか?
(2)”検索クエリの意図は、依然として、非常に強いシグナルだ。”
高品質のコンテンツのページがモバイルフレンドリーでなかったとしても、クエリとの関連性が非常に高ければ、引き続き上位に表示される。つまり、クエリによっては、モバイルフレンドリーでないページも上位に表示されるということだ。
最初のモバイルフレンドリー・アルゴリズムは、去年の4月21日にローンチされている。
あなたは、モバイル版のサイトや、モバイルデバイスからのリファラに何か変化があっただろうか?
この件に関するTwitterはこちら。
この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google Fully Launches The New Mobile Friendly Update」を翻訳した内容です。

ベンチャー企業で元楽天の大城浩司が社長を勤めるKABUKIは5月10日、国内のほか中国や欧米などの消費者を集客するためのメディアECモール「kabukiペディア」の出店者募集を開始した。記事などを通じて商品の良さを伝えることで、顕在化したニーズ(サーチによる購買)を持つユーザーではなく、潜在的なニーズを持つユーザーの集客につなげることができるとしている。
「kabukiペディア」は記事を通じて、国内外のユーザーを自社ECサイトやモール店に集客するサービス。EC事業者は取り扱う商品の強みなどを記事として執筆すれば、商品画像や商品ページへのリンクなどをEC事業者の商品ページデータから自動的に変換し、 簡単にメディアECを構築することが可能となっている。
また、日本語で作成した記事を、同社が無償で英語、簡体語、繁体語に翻訳し、中国・台湾・香港のインバウンドメディアに掲載することも可能となる。

将来的には仮想現実(VR)を使ったショッピングサービスも始める。すでに開発が始まっており、渋谷の町中にあるお店で買いものをしているようなサービスを展開する予定。「日本に来なくても日本で買い物できるかのような体験を提供する」(開発を担当するRND Entertainmentの村中りかCEO)としている。
出店料や売り上げに応じた手数料などは現時点では無料。「まずは多くの記事が集まるようなメディモールにすることで、国内や海外のユーザーから数多く見てもらえるようにしたい」(大城浩司社長)とする。将来的には商品が購入された際にアフィリエイトフィーが発生するといったビジネスモデルにしていきたいとしている。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:記事を通じて自社ECサイトなどに送客を図るメディアECモール「kabukiペディア」がスタート
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

「アフィリエイト再入門講座」を連載中の鈴木珠世氏が、6月29日(水)大阪市のアシストアップ株式会社で開催されるセミナーに登壇する。
アフィリエイトを利用中、またはこれから利用したい通販事業者が主な受講対象。運用代行、代理店の担当者も参加可能。
| イベント名称 | 通販企業様向け! アフィリエイト徹底活用講座 |
|---|---|
| 日時 | 2016年6月29日(水) 14:00~16:30(受付13:40〜) |
| 場所 | アシストアップ株式会社 会議室 大阪府大阪市中央区久太郎町3-6-8 御堂筋ダイワビル8F TEL:06-6121-7363 【MAP】 |
| 定員 | 15名(先着順) |
| 参加費 |
|
| 主催 | イークリック株式会社 |
| 申込み | https://docs.google.com/forms/d/... |
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:広告主向けアフィリエイト徹底活用講座 6月29日 大阪
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

中国越境EC事業や訪日インバウンド支援事業を手がけるGL-Plazaジャパンは6月1日、中国の大手ECモール京東商城(JD.com)の越境EC向けサイト「京東全球購(JD Worldwide)」に、優良推奨店舗(VIP店舗)として「GL Plaza海外旗艦店」をオープンする。
GL-Plazaジャパンは中国でスーパー事業の他、上海の越境ECプラットフォームKJT内に「日本広場KJT店」を運営。他モール内でも越境EC店を運営している。
通常、日本企業が出店する際は、「専営店」と呼ばれる店形式での出店となるが、京東(JD)は中国内におけるGL-Plazaジャパンの実績や他社との協業などを評価。VIP店舗(旗艦店)として店舗を開設する。
現在、プレオープンとしての稼働しており、6月1日に正式オープンする。

GL-Plazaジャパンは、上海と寧波の2か所で自由貿易区内保税倉庫を活用した越境ECインフラを保有。日本からの直送方式ではなく、中国政府の定める法令に基づいた保税形式を活用することで、直送方式の越境ECよりも日数や送料を低減することに成功している。
JD(京東)海外旗艦店では、寧波の商品在庫を活用して販売を行っていく。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:中国ECモールにVIP出店、GL-Plazaジャパンが京東商城の越境ECサイトに海外旗艦店
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ヤマト運輸は5月11日、フランスの郵便機器製造を行うネオポストシッピングと合弁会社Packcity Japan(パックシティージャパン)を設立したと発表した。
ヤマト運輸のほか、佐川急便、日本郵便などの荷物も受け取ることができる「オープン型」の宅配ロッカー「PUDO」(プドー)を展開。2022年までに全国の駅、百貨店、コンビニエンスストアなど5000か所に設置する。ECユーザーの利便性を高めるとともに、再配達の削減を図る。
Packcity Japanはヤマトが49%、ネオポストシッピングが51%を出資。資本金は7億5000万円。5月11日付で設立し、7月1日から事業を開始する予定。Packcity Japanの社長兼CEOにはジャン・ロラン・ユッケ氏が、副社長兼COOに阿部珠樹氏が就任した。
オープン型の宅配ロッカーはPick Up&Drops Off Stationをの頭文字をとり、「PUDO」(プドー)と命名した。
ECサイト購入時や再配達申し込み時に、受け取り場所などで「PUDO」を指定して選択。荷物が受け取り可能になると、購入者は2つの4桁のパスワードをメール受け取り、タッチパネルに指で署名すると扉が開き、荷物を受け取ることができる仕組み。当面は再配達の荷物を扱い、将来的にECサイトでの初回配送先にも対応する。

「PUDO」はPackcity Japanが設置、管理を行う。佐川急便などの配送会社に1列単位で貸し出し、月額のレンタル料金で収益を上げるモデルを採る。すでに展開しているフランスでは利用回数あたりで料金を徴収するなど柔軟な対応をしているため、今後宅配会社のニーズにあったプランを検討していく。
ヤマト運輸の長尾裕社長は会見で、ネオポストとの合弁設立の理由を以下のように語った。
宅配ロッカー事業について自社でも検討してきたが、どう考えてもヤマトだけで展開してうまくいく想定ができなかった。2年ほど前にフランスで展開しているネオポストが宅配ロッカーを展開していると聞き、協議を重ねてきた。その結果、ネオポストが展開している宅配会社が乗り入れできるオープン型であれば、効率よく展開できると考え、合弁会社を立ち上げることにした。
また、ネオポストのドゥニ・ティエリ社長兼CEOは日本での成功に自信を見せ、以下のように述べた。
このサービス自体はフランスをはじめ、オーストリア、USAなどで実践済みで、成功を収めている。日本での展開は確認作業の1つと言える。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ヤマト運輸、再配達の削減を全国5000か所設置の宅配ロッカー「PUDO」で実現へ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.