ネットショップ担当者フォーラム

EC物流代行サービス「ウルロジ」のディーエムソリューションズ、越境ECサービス参入のため米国子会社を設立

1 year 3ヶ月 ago

EC物流代行サービス「ウルロジ」などを手がけるディーエムソリューションズは、越境ECサービスへの参入準備として米国子会社を設立した。

事業成長のための挑戦として米国における越境ECサービスの展開をめざす。米国子会社の設立は事業展開の第1弾となる。

米国子会社の設立により、米アマゾン(Amazon.com)や米国国内でのInstagramビジネスアカウントなどの開設が可能となり、米国で越境ECサービスを展開するための前提条件が整う。今後はこれらのECプラットフォームに日本国内の顧客の商品を出品、販売していく予定。ディーエムソリューションズは2026年3月期以降の本格的な展開に向けて環境整備を進めていく。

事業成長のために越境ECサービス参入をめざす(画像はディーエムソリューションズの決算説明資料から編集部がキャプチャ)
事業成長のために越境ECサービス参入をめざす(画像はディーエムソリューションズの決算説明資料から編集部がキャプチャ)

経済産業省の「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、日本から米国への越境EC市場規模は1兆4798億円で前年比13.3%増。国内外の「推し活」ブームに後押しされ、日本のアニメーション、漫画、ゲームのキャラクターグッズ販売など、知的財産を活用して収益を得るIPビジネスを中心に、越境EC市場は大きく伸長すると予想されている。

経済産業省が9月25日に発表した「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」日本・米国・中国3か国間の越境EC市場規模(推計値)
日本・米国・中国3か国間の越境EC市場規模(推計値)

ディーエムソリューションのサービスを利用している顧客企業はIPビジネスを手がける事業者も多いことから、海外市場における自社商品の販路拡大を望む声が多く寄せられているという。

顧客企業以外からも越境ECのサポートの問い合わせを受けることがあり、越境ECサービスへの参入がフルフィルメントサービス拡大や競合企業との差別化につながるものと考え、米国子会社設立に至った。

松原 沙甫

EC事業者がインフルエンサーマーケティングで成功するための鉄則とは/60歳以上のシニア層がもっとも貯めているのは「楽天ポイント」【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

1 year 3ヶ月 ago
2025年1月24日~2025年1月30日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 「フォロワー数が多い人を起用すれば良い」時代は終わり。EC事業者がインフルエンサーマーケティングで成功するための鉄則とは?

    インフルエンサーを起用したプロモーションは「誰を起用するか」「どのように投稿してもらうか」「どのようなターゲット層に向けて、どのような商品をプロモーションするか」など選別する項目が多く、効果をあげる戦略を描くのは難しい。インフルエンサーマーケティングのプロに具体的なノウハウを聞く

    2025/1/28
  2. 【60歳以上のシニア層のポイ活実態】お得情報の入手先はECなどが57%、もっとも貯めているのは「楽天ポイント」が43%

    60歳以上の男女1000人にポイ活の実態を調査した結果によると、約9割の人がポイ活をしていることがわかった。もっとも多くの人が貯めているのは「楽天ポイント」。お得な情報はECサイトからなどの通知やメールで得ている人が多い

    2025/1/29
  3. ヤマト運輸が始める、海外赴任や外国人材受け入れ業務をワンストップで支援する新サービス「グローバル人事コンシェルジュ」とは

    「グローバル人事コンシェルジュ」は、ヤマト運輸とTOPPANホールディングスのグループ会社であるトッパントラベルサービスが、海外赴任や外国人材受け入れに伴う引越・赴任者の人事手続きなどをワンストップで支援するサービス。

    2025/1/24
  4. 商船三井が新たなBtoCビジネスでEC関連事業をスタート。海外居住者向け国際配送・転送サービス「MOL CART」とは

    商船三井は全ステークホルダーのウェルビーイングとライフスタイルに関するビジネスを展開する「ウェルビーイングライフ営業本部」を2023年4月に新設。クルーズ船事業、不動産事業など「海運」以外の事業を集約している。

    2025/1/24
     
  5. Amazonが注文から最短6時間で商品を届ける当日配送サービスを開始。食品や日用品などをスピード配送する「エクスプレスマート」とは?

    注文締切時間までに注文した商品の配送は、通常のAmazonの配送時間(7時~22時30分)に加えて、注文当日の深夜まで(23時59分まで)、翌日の朝(翌朝4時30分~8時00分)に対応する。

    2025/1/27
     
  6. 朝日新聞社が通販事業「朝日新聞モール」をグループ会社のライトアップショッピングクラブに集約する理由

    朝日新聞社の「朝日新聞モール」は、ECサイト「朝日新聞SHOP」を刷新し、グループ企業が出店してさまざまな商品を販売する通販事業。「朝日新聞SHOP」で取り扱っている商品に加え、自社運営するグルメ通販サイトも展開している。

    2025/1/27
     
  7. 中国発越境ECの「Temu」、日本の事業者を招致するプログラム「Local-to-Local」をスタート

    「Temu」は2022年9月の米国でサービス開始以来、現在では北米、欧州、中東、アフリカ、アジア、オセアニアを含む世界80以上の市場で展開。日本では2023年7月にサービスを始めた。

    2025/1/28
     
  8. 政府・与党が越境ECの少額輸入貨物の優遇見直しへ。課税価格1万円以下の少額輸入貨物の免税制度の在り方を検討

    海外から輸入する課税価格1万円以下の少額物品(一部除く)の税制優遇について、政府・与党が見直しに着手する。

    2025/1/27
     
  9. メーカー出身者も活躍! 転職者がEC業界のキャリアアップでコマースメディアを選ぶワケとは? 活躍中の社員に「成長できる職場」「働き方」のリアルを直撃インタビュー

    ECの総合支援や自社直販、販売代理店などの事業を行っているコマースメディアに転職した4人に、転職先にコマースメディアを選んだ理由、コマースメディアならではの特長、自身のキャリアアップの手ごたえなどを取材しました。EC業界で成長したいEC担当者は必見です

    2025/1/29
     
  10. Amazonの「マーケットプレイスアワード2024」、最優秀賞は「AnkerDirect」「タンスのゲン」「REYS」「TENTIAL」

    Amazonは、自社のマーケットプレイスで2024年に活躍した販売事業者や自治体を顕彰するアワードで、最優秀賞に「AnkerDirect」などを選出した。そのほか、一部の賞の受賞企業をまとめて紹介する

    2025/1/27
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    ロクシタン、実店舗で肌・頭皮測定器を使ったカウンセリングサービス

    1 year 3ヶ月 ago

    ロクシタンジャポンは、肌・頭皮測定器を使ったカウンセリングサービスを2月5日から全国の実店舗で展開する。変化する現状の肌・頭皮の状態を知り、顧客1人ひとりに最適な手入れ方法を提案するのが目的。

    肌・頭皮測定器を使ったカウンセリングサービスは、一部店舗で先行実施してきた。肌や頭皮の状態を初めて測定する顧客も多く、数値化されたり画像で見たりすることで現状がわかることから、「自分に足りないお手入れの必要性を実感できた」といった声が寄せられているという。好評を得ているため、全国展開を決めた。

    フェイス用の測定器では「キメ」「水分量」「皮脂量」「エイジング」「シミ」「美白値」の6項目を計測。頭皮用測定器では、「髪年齢」「白髪・抜け毛」「髪痩せ」「うねり毛」「頭皮トラブル」「頭皮の油分」「頭皮の水分」の7項目を計測する。

    肌の状態がわかるフェイス用の測定器
    肌の状態がわかるフェイス用の測定器
    頭皮の状態がわかる頭皮用測定器
    頭皮の状態がわかる頭皮用測定器

    カウンセリングサービスを受けた顧客は、計測結果から導かれる現在の状態を、画像、数値、グラフで科学的に把握できる。計測結果を基に、顧客ごとに最適なお手入れ方法をカスタマイズし、現在からのアップデートを提案する。

    カウンセリングサービスのほか、月に1度の頭皮測定を6か月間継続して定期的に測定する無料サービス「スカルプ&ヘア リチュアルプログラム」も開始。プログラムに参加した人には2回目以降の来店時、頭皮測定のカウンセリングに加えて、サンプル品のプレゼント、ハンドトリートメントなど、店舗でしか受けられない特典を提供する。

    松原 沙甫

    「Anker」のアンカー・ジャパン、家庭用蓄電池事業に参入

    1 year 3ヶ月 ago

    Ankerグループの日本法人であるAnker Japanは、家庭用蓄電池事業に参入する。家庭用蓄電池は、自社ブランド「Anker」のポータブル電源シリーズ「Anker Solix」として展開する。

    オンラインでの簡単な見積もり発行、設置までを「Anker」がすべて請け負う。顧客のコミュニケーション負荷を最小化しつつ、電気を備える安心を届ける。一般的に訪問販売がメインとなっている家庭用蓄電池の新たな販売方法とする。

    家庭用蓄電池をとり揃える「Anker Solix XJシリーズ」
    家庭用蓄電池をとり揃える「Anker Solix XJシリーズ」

    家庭用蓄電池は従来、対面での契約、複数業者をまたいだ設置の調整など、顧客にとってのコミュニケーション負荷が高い。これまで10年以上にわたって培ったEC業界での経験を生かし、アンカー・ジャパンがすべての窓口となる。

    アンカー・ジャパンが対応を顧客対応から設置まで担う
    アンカー・ジャパンが対応を顧客対応から設置まで担う

    家庭用蓄電池の事業参入を機に販売する「Anker Solix XJ 蓄電池セット」は、家庭用蓄電池と電力を制御するパワーコンディショナーをセットで用意。顧客は蓄電池を5000Wh、10000Wh、15000Whの3つの容量帯から選択できる。

    蓄電池は複数の容量帯から選択できる
    蓄電池は複数の容量帯から選択できる

    蓄電池には安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。電池パックごとに8つのセンサーを搭載しており、製品の異常検知に優れている。このほか、多重の保護機能を備えているため、顧客が安心して使うことができる製品となっている。

    製品は安全性を追求している
    製品は安全性を追求している

    家庭用蓄電池とは、蓄電池とソーラーパネルを自宅に設置することで、ソーラーパネルで生み出した電力を蓄電池に蓄え、その蓄電池から家の電力システム自体に給電できる製品。災害時に停電が起きても自宅で電気を使用できるという災害対策、電力会社からの電力使用量を低減することによる電気代の削減など、メリットは多岐にわたる。

    松原 沙甫

    【楽天SOY2024】総合グランプリは「越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)」、2位は「アイリスオーヤマ公式 楽天市場店」、3位は「リカーBOSS 楽天市場店」

    1 year 3ヶ月 ago

    楽天は1月30日、「楽天市場」に出店する5万7000店舗以上のなかから、「購入者からの投票」「2024年の売り上げや受注件数」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2024(楽天SOY2024)」を開催し、「越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)」(運営は伝食)が総合グランプリを受賞した。

    「越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)」は総合賞で、「楽天SOY2021」総合5位、「楽天SOY2020」総合10位を獲得したことがある。今回、念願の総合グランプリを獲得した。

    楽天は1月30日、「楽天市場」に出店する約5万7000店舗のなかから、「購入者からの投票」「2024年の売り上げや受注件数」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2024(楽天SOY2024)」を開催し、「越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)」(運営は伝食)が総合グランプリを受賞した 総合グランプリの越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)
    総合グランプリの「越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)」

    総合2位は、アイリスプラザが運営する「アイリスオーヤマ公式 楽天市場店」。3位は「リカーBOSS 楽天市場店」(運営はモリフジ)。

    4位は「イーザッカマニアストアーズ」(運営はズーティー)、5位は「LIFEDRINKオンラインストア」(運営はライフドリンクカンパニー)、6位は「アンカー・ダイレクト楽天市場店」(運営はアンカー・ジャパン)、7位は「NIKE 公式 楽天市場店」(運営はナイキジャパン)、8位は「atRise(アットライズ)」(運営はライズクリエイション)、9位は「お酒の専門店 リカマン楽天市場店」(運営はイズミセ)、10位は「イルミルド公式ショップ」(運営はイルミルド)。

    「楽天SOY2024」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリ越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)株式会社伝食
    総合2位アイリスオーヤマ公式 楽天市場店株式会社アイリスプラザ
    総合3位リカーBOSS 楽天市場店株式会社モリフジ
    総合4位イーザッカマニアストアーズ有限会社ズーティー
    総合5位LIFEDRINKオンラインストア株式会社ライフドリンクカンパニー
    総合6位アンカー・ダイレクト楽天市場店アンカー・ジャパン株式会社
    総合7位NIKE 公式 楽天市場店株式会社ナイキジャパン
    総合8位atRise(アットライズ)株式会社ライズクリエイション
    総合9位お酒の専門店 リカマン楽天市場店株式会社イズミセ
    総合10位イルミルド公式ショップイルミルド株式会社

    「楽天SOY2024」の模様はオンデマンド配信で実施、受賞ショップのみオフラインで参加した。プロ野球ドラフト会議などが行われるグランドプリンスホテル新高輪で行った。

    楽天グループ 楽天市場 楽天ショップオブザイヤー 三木谷氏
    楽天グループ 代表取締役会長兼社長 最高執行役員の三木谷浩史氏

    過去の総合賞上位店舗

    2024年の「楽天SOY2023」

    「ヤマダ電機 楽天市場支店」(運営はヤマダ電機)が総合グランプリを受賞した。総合2位は、ゼビオコミュニケーションネットワークスが運営する「SuperSportsXEBIO 楽天市場支店」。総合3位は、「楽天SOY2022」に引き続き「サプリ専門SHOPシードコムス」(運営はエフ琉球)が受賞した。

    「楽天SOY2023」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリヤマダ電機 楽天市場店株式会社ヤマダデンキ
    総合2位SuperSportsXEBIO楽天市場支店ゼビオコミュニケーションネットワークス株式会社
    総合3位サプリ専門SHOPシードコムス株式会社エフ琉球
    総合4位Z-CRAFT株式会社ロイヤル
    総合5位アットコンタクト株式会社カズマ
    総合6位リカーBOSS 楽天市場店株式会社モリフジ
    総合7位FANCL公式ショップ 楽天市場店株式会社ファンケル
    総合8位アースコンタクト株式会社ブラスト
    総合9位野球用品ベースボールタウン株式会社B.B.T.
    総合10位ソムリエ@ギフトベルヴィ株式会社

    2023年の「楽天SOY2022」

    「アルペン楽天市場展」(運営はアルペン)が総合グランプリを受賞した。総合2位は、ドラッグストアチェーン「サンドラッグ」を展開するサンドラッグ運営の「サンドラッグe-shop」。総合3位は、健康食品を沖縄県から販売する「サプリ専門SHOPシードコムス」(運営はエフ琉球)が受賞した。

    「楽天SOY2022」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリアルペン楽天市場店株式会社アルペン
    総合2位サンドラッグe-shop株式会社サンドラッグ
    総合3位サプリ専門SHOPシードコムス株式会社エフ琉球
    総合4位SUPER SPORTS XEBIO 楽天市場店ゼビオ株式会社
    総合5位イーベストPC・家電館株式会社ストリーム
    総合6位澤井珈琲 Beans & Leaf株式会社澤井珈琲
    総合7位暮らし健康ネット館e-net shop株式会社
    総合8位イーザッカマニアストアーズ有限会社ズーティー
    総合9位姫路流通センターアットライフ株式会社
    総合10位野球用品ベースボールタウン株式会社B.B.T.

    2022年の「楽天SOY2021」

    「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営は上新電機)が総合グランプリを2年連続で受賞した。総合2位は、家電やデジタル製品、日用品などを扱う「XPRICE楽天市場店」(運営はエクスプライス)。総合3位は、スポーツ用品「アルペン楽天市場店」を運営するアルペンが受賞した。

    「楽天SOY2021」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリJoshin web 家電とPCの大型専門店上新電機株式会社
    総合2位XPRICEエクスプライス株式会社
    総合3位アルペン楽天市場店株式会社アルペン
    総合4位タマチャンショップ有限会社九南サービス
    総合5位越前かに職人甲羅組株式会社伝食
    総合6位サプリ専門SHOPシードコムス株式会社エフ琉球
    総合7位くらしのeショップ株式会社山善
    総合8位タンスのゲン Design the Futureタンスのゲン株式会社
    総合9位サンドラッグe-shop株式会社サンドラッグ
    総合10位澤井珈琲 Beans & Leaf株式会社澤井珈琲

    2021年の「楽天SOY2020」

    「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営は上新電機)が総合グランプリを受賞。総合2位は「ヤマダ電機 楽天市場店」(運営はヤマダ電機)。総合3位は、家電やデジタル製品、日用品などを扱う「A-PRICE楽天市場店(現在の店舗名は「XPRICE楽天市場店」)」(運営はMOA、当時 ※現在の社名はエクスプライス)だった。

    「楽天SOY2020」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリJoshin web 家電とPCの大型専門店上新電機株式会社
    総合2位ヤマダ電機 楽天市場店株式会社ヤマダ電機
    総合3位A-PRICE株式会社MOA
    総合4位アルペン楽天市場店株式会社アルペン
    総合5位モダンデコモダンデコ株式会社
    総合6位くらしのeショップ株式会社山善
    総合7位タマチャンショップT有限会社九南サービス
    総合8位サプリ専門SHOPシードコムス株式会社エフ琉球
    総合9位タンスのゲン Design the Futureタンスのゲン株式会社
    総合10位越前かに職人甲羅組株式会社伝食

    2020年の「楽天SOY2019」

    家電やデジタル製品、日用品などを扱う「A-PRICE楽天市場店(現在の店舗名は「XPRICE楽天市場店」)」(運営はMOA、当時 ※現在の社名はエクスプライス)が総合グランプリを初受賞。総合2位は山善が運営する「くらしのeショップ」、総合3位はアルペンが運営する「アルペン楽天市場店」だった。

    2019年の「楽天SOY2018」

    スポーツ用品小売チェーンのヒマラヤが運営する「ヒマラヤ楽天市場店」が総合グランプリを初受賞。総合2位は「タンスのゲン Design the Future」(運営はタンスのゲン)。総合3位は山善の「くらしのeショップ」。

    2018年の「楽天SOY2017」

    総合グランプリに女性向けアパレルや雑貨の「soulberry」(運営はグァルダ)。2位は自然食品を扱う「タマチャンショップ」(運営は九南サービス)、総合3位は「タンスのゲン Design the Future」が受賞した。

    2017年の「楽天SOY2016」

    グランプリは家電などを取り扱う「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営:上新電機)、2位は「エディオン楽天市場店」(運営:エディオン)、3位は「ビックカメラ楽天市場店」だった。

    瀧川 正実

    グローバルで60万サイトが利用するECプラットフォーム「SHOPLINE」、東南アジア最大級のECモール「Shopee」と連携

    1 year 3ヶ月 ago

    グローバルで累計60万サイト以上が利用するECサイト構築サービス「SHOPLINE」のSHOPLINE Japanは、Sea Group(シーグループ)傘下のShopeeと協業し、東南アジア最大級の越境ECモール「Shopee」との連携を開始した。

    「SHOPLINE」のアプリ「マルチチャネルコネクト」を利用した「Shopee」との連携イメージ
    「SHOPLINE」のアプリ「マルチチャネルコネクト」を利用した「Shopee」との連携イメージ

    「SHOPLINE」を利用している事業者は、「SHOPLINE」アプリの「マルチチャネルコネクト」を利用して、複数の「Shopee」ストアを連携できるようになる。これにより、「SHOPLINE」と他の販売チャネルの在庫を一括管理をできる。

    在庫は、「マルチチャネルコネクト」を通じて接続したストアで共有。在庫をリアルタイムで管理し、在庫過剰や在庫不足の問題を回避できる。チャネル内の顧客情報も一元管理できるようになる。

    複数の販売チャネルを一括して管理できる
    複数の販売チャネルを一括して管理できる

    「Shopee」は、シンガポール、マレーシア、タイ、台湾といった東南アジアおよび南米など11か国でサービスを展開。東南アジアのEC市場におけるGMV(流通取引総額)の多くを占めている。

    松原 沙甫

    ユナイテッドアローズの公式アプリ、店舗の買い物を便利にする「店内モード」やパーソナライズサービスを拡充

    1 year 3ヶ月 ago

    ユナイテッドアローズは、自社ECサイト「ユナイテッドアローズオンライン」公式アプリの機能を拡充するアップデートを実施した。店頭での買い物をより便利にする「店内モード」機能、顧客の行動に応じてホーム画面に適切なコンテンツを表示するパーソナライズ提案機能を追加。このほか、操作性と利便性をさらに向上させるための改善を施した。

    「店内モード」は、会員が来店時にアプリを起動すると選択できる機能。会員は「お気に入り」登録した商品の在庫が選んだ店舗にあるか確認できる。バーコードスキャン機能で気になる商品のタグをスキャンすると、詳細情報、スタイリングの閲覧、店舗在庫の確認ができるようになった。未使用のクーポンがある場合、その内容を自動表示する。

    アップデートしたアプリの「店内モード」で表示される画面のイメージ
    アップデートしたアプリの「店内モード」で表示される画面のイメージ

    新たに実装したホーム画面のパーソナライズ提案機能は、顧客がフォローしているブランド、「お気に入り」登録をしたスタイリングや商品、閲覧コンテンツなどに応じて、おすすめの情報をホーム画面に表示する。

    商品閲覧履歴や「お気に入り」の登録情報などから、お薦め商品や顧客の身長に応じたスタイリング情報、「お気に入り」登録済み商品のレビュー、「お気に入り」ブランドの新着ブログなど、顧客1人ひとりに合わせたコンテンツも紹介する。

    顧客1人ひとりにパーソナライズしたコンテンツをホーム画面で表示する
    顧客1人ひとりにパーソナライズしたコンテンツをホーム画面で表示する

    今回のアプリアップデートは、2024年10月に続く大規模な機能改善。1人ひとりの顧客に寄り添う“おもてなしアプリ”をコンセプトに、操作性や利便性を向上させる改善を実施した。

    松原 沙甫

    【2025年EC業界予測】2024年よりも厳しくなる。活路を見出すポイントは「密な顧客との関係」「単品通販」「新たなインサイト発掘」 | 竹内謙礼の一筆啓上

    1 year 3ヶ月 ago
    2025年のEC業界はどうなるのか? 消費者のネットスキル向上や節約志向で厳しくなると予測。竹内謙礼氏が市況感から成功のポイントを解説する(連載第29回)

    ネット業界の予測を立てる仕事を始めて、2025年で18年目になる。経済予測から各業界の消費トレンド、ECの動向などを中心に100ページに及ぶレポートを毎年制作している。今回、2025年のEC業界の展望についてまとめてみたので、次年度のネットショップの経営計画の参考にしてもらいたい。

    2024年はEC業界にとって逆風の1年だった

    2024年1月、このコラムで「2024年のECの景況感は『厳しい』の一言に尽きる」と寄稿した。記事を読んだ業界の方々から「2024年の予測は辛口ですね」と冷やかされたが、蓋を開けてみれば、私の見立て通り、EC業界は逆風の1年となった。

    経済産業省が発表した「令和5年度 電子商取引に関する市場調査」によると、物販系のEC市場規模は、2022年は昨対5.37%だったのに対し、2023年は4.83%と市場規模の成長は鈍化、2018年以降最低の増減率となった。2024年の数字は2025年9月に発表されるが、厳しい数字になっていることは間違いないだろう。

    BtoC-ECの市場規模および各分野の増減率
    BtoC-ECの市場規模および各分野の増減率
    (出典:経済産業省「令和5年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」)

    市場においてEC売上が占める割合を指す「EC化率」の増加率も0.25ポイントと、2018年以降最低の伸びとなった。ECで商品を買う人だけでなく、ネットショップ運営を始める企業数の伸びも鈍化しており、EC市場全体が成長の踊り場にきていることは明らかだろう。

    さらに驚いたのは、EC業界がデフレから脱却できていない厳しい現実である。経産省が2024年4月に発表した「2023年小売業販売を振り返る」によると、2023年の小売業全体の販売額を示す「小売業商業販売額」は昨対で5.6%と、ECの4.83%の成長率を上回る結果となった。

    小売業の商業販売額について
    小売業の商業販売額について
    (経済産業省「2023年小売業販売を振り返る」より編集部がキャプチャし追加)

    小売業商業販売額にはECの販売額も含まれているため、一概に「実店舗が好調で、ECが不調」とは言えないが、2018年以降、一度もEC市場は昨対の増減率で小売業販売額に負けたことがなかったことを考えれば、「ECが特別に儲かる市場」ではなくなっている厳しい現実は認めざるを得ない。

    EC市場が厳しい1年になった理由は、コロナ禍の反動と物価の高騰に尽きる。2024年は連休が多く、巣ごもりの反動で旅行や外食にお金を使う消費者が多かった。また、節約志向の高まりで衝動買いが減り、より低価格の商品を買い求めた消費者が増えたことで、市場規模全体の伸びが鈍化してしまった。

    2025年は「2024年よりさらに厳しくなる」と予測

    では、2025年のEC市場はどうなるのか。残念ながら「2024年よりもさらに厳しくなる」というのが私の見立てである。理由は以下の3つだ。

    ①中国の越境サイトの台頭

    米国大統領にトランプ氏が就任することで、中国企業の米国でのEC事業が厳しくなる可能性が高い。激安越境ECの「SHEIN(シーイン)」や「Temu(ティームー)」が日本市場に注力し、景気の低迷でモノがだぶついている中国から、1個数百円のアパレル品や雑貨が流入してくることが予想される。それにより、日本のEC市場は2024年以上に価格競争が激化すると思われる。

    「SHEIN」「Temu」の月間利用者数
    「SHEIN」「Temu」の月間利用者数
    (出典:日本経済新聞「激安EC「Temu」 急成長のカラクリ」からキャプチャ)

    ②値上げしにくい構造

    「楽天市場」「amazon.co.jp」「Yahoo!ショッピング」の3大モールは、「個数」を売らなければランキングや検索結果で上位に表示されない仕組みになっている。つまり、原価と人件費の上昇でネットショップの利益が取れなくなり、我慢しきれずに値上げをすると今度は数が売れなくなり、露出が下がってさらに売れなくなる構造になっている。

    この仕組みがEC業界のデフレから脱却できない元凶であり、広告のクリック単価も上昇していることから、2025年はさらにネットショップの利益が削られていくと思われる。

    ③消費者のネットスキルが向上

    コロナ禍で消費者がネットを使いこなすようになり、よりお得に買い物する術を身につけた人が急増した。ポイント還元やセールを賢く利用し、安い商品を見つけるスキルも向上した。

    今までは「ネットでモノを買う」という行為自体が非日常の面白さがあったが、コロナ禍を経て、ネット通販がエンタメから生活防衛の手段の1つになってしまったことも、消費者の価格重視に加速をかけた要因となった。

    デロイトトーマツの調査によると、ECを利用する理由で最も多いのが「価格が安いから」(23.3%)「ポイントがたまるから」(22.6%)と、EC市場だけがデフレから脱却できていないことが伺える。購入時に重視する点に関しても「価格」や「コスパ」が「品質」「機能性」「ブランド・メーカー」を大きく上回る結果となっており、EC全体が質の悪いバーゲンハンターの餌食になっていることがわかる。

    2025年も消費者の節約志向が続くことを考えれば、中小規模のネットショップの運営はさらに厳しくなるだろう。

    ネットショップ運営の打開策は「単品通販へのシフト」「顧客との密な関係構築」「新たなインサイト掘り起こし」

    2025年のネットショップ運営の打開策はあるのだろうか。ここで3つの対抗策を紹介する。

    販売商品を絞り込み「単品通販」にシフトする

    1つは、ロングテールの戦略から単品通販にシフトすることである。数年前までは商品点数を増やし、ニッチな商品群で売り上げを作るのがネットショップ運営の王道の手法だった。

    しかし、スマホでの購入が主流になり、消費者がページを果てしなくスクロールすることがほとんどなくなり、ニッチな商品を購入する機会が急減した。検索連動型の広告枠も増えたことで、消費者は迷うことなく欲しい商品にたどり着けるようになり、以前のように商品点数を増やすことが売上アップの施策にはつながらなくなってしまった。

    今は販売する商品を絞り込むことが、中小規模のネットショップがめざすべき運営方法と言える。商品点数を絞ることで、限られた戦力で充実したページを作り込めるようになり、レビューも集中して集められるので、販売力の高い商品ページを構築することができる。

    広告も売れる商品だけに一点集中して投資できるので、資本力のあるネットショップの商品ページに対抗することが可能になる。

    顧客と深い関係性を構築する

    2つ目は、顧客と徹底して密な関係を構築することだ。限られた給与のなかで商品を購入する消費者たちは「とてつもなく安い商品」か「どんなに高くても絶対に欲しい商品」か、このどちらかしか購入しないことがほとんどだ。小規模のネットショップが扱うような、中途半端な価格帯の無名ブランドの商品は見向きもされない。

    このような付加価値がわかりにくい商品は、顧客と「知っている人」という関係を作り、「共感」を得ることで買ってもらうしか方法はない。

    たとえば、実店舗やポップアップ店舗で顧客とコミュニケーションを取り、売り手の思いと商品のこだわりを理解してもらった上で、LINEやSNSをフォローしてもらえば、その後に配信するメッセージを読み続けてもらえる確率は高くなる。「知っている人」のLINEやSNSをそう簡単にはブロックしないのと同じで、最初に密な関係性を構築したほうが、LTV(顧客生涯価値)は圧倒的に高くなる。

    仮にオンライン上でクーポンを発行したりプレゼントを提供したりして、LINEやSNSに誘導することができたとしても、そのネットショップから送られてくるメッセージは、所詮は「知らない人」からの情報でしかない。どんなにメッセージを作り込んでも、興味が失せるのは時間の問題と言える。

    このように中小規模のネットショップが顧客を囲い込むためには、「お得感」よりも「関係性」を重視して戦略を組み立てなければいけない

    顧客と深い関係性を構築する

    顧客と密な関係を作る上で必要なことが「共感」だ。そして、共感を得るために「動画」は必要不可欠と言える。動画は人の感情を大きく揺さぶることができ、ユーザーを味方につける最適なツールなのだ。

    ECの動画マーケティングは、店主のこだわり、購入者の声、商品が完成するまでのプロセスなどを公開するのが主流だ。2024年からInstagramの「リール」、YouTubeの「ショート」などのショート動画が、新規ユーザーに対してリーチしやすくなり、よりSNSによる集客がしやすくなった。「ショート動画」→「本投稿」を見てもらう流れを作ることができれば、広告よりも効率よく新規顧客を獲得し、優良顧客の育成がしやすくなると言える。

    一方でLINEやSNS活用は、ネットショップ運営において非常に手間と時間がかかる戦略だ。ネット広告を出稿したりセールで販売したりするほうが、手軽に売り上げを作ることができるのは事実である。

    しかし、今はコロナ禍前のようにオンラインだけの戦略で、簡単に売り上げが作れる時代ではない。消費者にはお試しで商品を買う余裕はないし、セールで安いからといって衝動的に買い物をするほど消費意欲は高くない。

    価格競争や高騰する広告費に負けないためには、顧客との距離を縮めて密な関係性を作り、共感を与えて、財布の紐を緩めていくしか方法はないだろう。

    顧客の新たなインサイトの掘り起こし

    3つ目の手法は、顧客に対して徹底してヒアリングを行い、新たなインサイトを掘り起こすことである。コロナ禍以降、ユーザーのネットスキルが向上し、以前よりも新しい検索キーワードが増えている。従来の検索キーワードが通用しなくなり、顧客の潜在意識も大きく変わっている。再度、徹底してユーザーのインサイトは掘り起こしたほうが良いだろう。

    顧客を集めた座談会や実店舗での接客のほか、カスタマーサービスからの情報収集など、あらゆる手段を使って顧客の声を拾わなくてはならない。顧客の声から新しい検索キーワードや新商品のアイデア、既存商品の改善など、思いもよらないビジネスチャンスが生まれる可能性は高い。

    ビッグキーワードだけでなく、スモールキーワードにも着目したほうが良い。検索数の少ないキーワードは、消費者の言葉では表現しにくい、潜在的な悩みを表していることがある。売り手側も気づいていない「悩みごと」「困りごと」にたどり着ける可能性もあるので、検索結果の2~3ページ目に位置するサイトの、流入キーワードを考察してみる価値は十分にある。

    売り上げを伸ばしている事業者の事例とは?

    これら3つの方法で売り上げを伸ばしている事業者とその取り組みを紹介しよう。

    ナルミヤ・インターナショナル

    月に1回、東京・原宿など他店との競争が激しい店舗で、デザイナーが最大10組ほどの顧客を接客する。親子がどのようなポイントで服を選ぶのか会話から分析し、着こなしを観察する。さらに中学生数十人を招いたファン会合を3か月に1回開催し、新作を試着した感想や学校向けに欲しいモノなどを直接ヒアリングしている。

    2024年2月期の連結売上高で前期比7%増の374億円、営業利益は23%増の21億円で、共に過去最高を更新した。

    顧客の声を直接聞くことで売り上げを伸ばしているナルミヤ・インターナショナルのECサイト
    顧客の声を直接聞くことで売り上げを伸ばしているナルミヤ・インターナショナルのECサイト
    (画像はナルミヤ・インターナショナルのサイトから編集部がキャプチャし追加)

    しまむら

    「さらっとドライスリッパ」は、LINEヤフーの専門ツール「DS.INSIGHT」を使用して、「スリッパ」と合わせて入力しているキーワードを考察。あえて検索ボリュームの小さいキーワードに着目し、顕著化していないニーズを掘り起こした。2023年に100万足の販売を記録してミリオンセラーとなった。

    しまむらのヒット商品「さらっとドライスリッパ」
    しまむらのヒット商品「さらっとドライスリッパ」(画像はしまむらのプレスリリースより編集部が追加)

    山善

    住生活に特化したSNS「ルームクリップ」の投稿写真、コメント、検索キーワードを分析した上で、ユーザーの座談会などを実施し、商品開発を行う。ロングセラーの折りたたみ式の木製すのこベッドは、競合商品が多いにも関わらず、インサイトを掘り起こして商品をリニューアルし、最初の予約販売を行った段階ですぐに完売。予想の10倍売れるヒット商品になった。

    山善の「折り畳み式の木製のすのこベッド」。リニューアルし予想を上回るヒット商品となった
    山善の「折りたたみすのこベッド」。リニューアルし予想を上回るヒット商品となった
    (画像は山善のサイトから編集部がキャプチャし追加)

    すべて大企業の事例になるが、小規模のネットショップでも実践できる手法なのでぜひ参考にしてもらいたい。むしろ、従来までEコマース事業に対してフットワークが重かった大企業が、コロナ後にきめ細かいマーケティングを展開するようになったことに、強い危機感を持ったほうがいい。

    5年、10年先を見据えた戦略を講じる

    1990年後半以降、日本は物価が上がらないデフレの状態が長く続いた。そのなかで誕生したネットショップは、安さを武器に急成長を遂げることができた。

    しかし世の中がインフレに反転した今、商品を手に取ることができず、売り手と直接会話をすることもできないネットショップは付加価値が伝えにくく、「高く売る」という市場では圧倒的に不利な状況に追い込まれた。

    数年前まで、EC市場は何もしなくても売り上げが右肩上がりで伸びていく“のぼりのエスカレーター”だった。しかし、今は何もしなければどんどん売上が下がっていく“下りのエスカレーター”の状態にある。

    2025年はさらに逆風が吹き荒れる1年になる。広告を使ったり、セールやポイントで目の前の売り上げを取りにいったりする浅はかな戦略を止めて、5年、10年先を見据えた足腰の強いネットショップを構築するための戦略をすぐにでも講じる必要がある。

    【筆者からのお知らせ】

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    筆者出版情報

    SDGsアイデア大全 ~「利益を増やす」と「社会を良くする」を両立させる~

    SDGsアイデア大全 ~「利益を増やす」と「社会を良くする」を両立させる~

    竹内 謙礼 著
    技術評論社 刊
    発売日 2023年4月23日
    価格 2,000円+税

    この連載の筆者 竹内謙礼氏の著書が技術評論社から発売されました。小さなお店・中小企業でもできる、手間がかからない、人手がかからない、続けられそうな取り組みを考える64の視点と103の事例を集大成。SDGsに取り組むための64の視点と104の事例をまとめています。

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    竹内 謙礼

    メルカリがNFTマーケットプレイス「メルカリNFT」をスタート。デジタルマーケットプレイスへと事業を拡大

    1 year 3ヶ月 ago

    フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリは、「メルカリ」で偽造・改ざんが不能なデジタルデータであるNFT(非代替性トークン)の取引ができるNFTマーケットプレイス「メルカリNFT」の提供を始めた。米国企業Ozone Networksが運営する大手NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」で扱う人気のNFTを購入・出品ができるようになる。

    2025年1月に開始した「メルカリ」内でのNFTマーケットプレイス「メルカリNFT」(画像はメルカリのコーポレートサイトから編集部がキャプチャ)
    2025年1月に開始した「メルカリ」内でのNFTマーケットプレイス「メルカリNFT」(画像はメルカリのコーポレートサイトから編集部がキャプチャ)

    モノの売買ができる従来のマーケットプレイスから、NFTも扱うデジタルマーケットプレイスへと事業を拡大する。なお、「メルカリNFT」以外で購入したNFTを出品することはできない。

    ユーザーが「メルカリNFT」を購入する場合、「メルカリポイント」や決済サービス「メルペイ」の残高など「メルカリ」での買い物と同様の同じ支払い方法で購入できる。暗号資産のウォレットや口座の新規開設など特別な申し込みは不要。

    「メルカリNFT」では今後、アート、トレカ、エンタメなどさまざまなカテゴリーで、国内外の事業者・IPホルダーとNFTコンテンツの発行および販売を展開する予定。

    「メルカリ」は現在、月間利用者数は約2300万人、累計出品数は40億品を突破している(2024年9月時点)。「メルペイ」の決済・与信事業での支払い場所の拡大や新たな信用の創出、「メルコイン」で暗号資産取引を可能にするなど、これまでさまざまな価値の循環を拡大。さらなる事業拡大をめざして、NFTの売買ができる「メルカリNFT」の提供を始めた。

    新たにNFTの売買ができるようになった「メルカリ」の価値の循環サイクル(画像はメルカリのコーポレートサイトから編集部がキャプチャ)
    新たにNFTの売買ができるようになった「メルカリ」の価値の循環サイクル(画像はメルカリのコーポレートサイトから編集部がキャプチャ)
    松原 沙甫

    郵便料金の値上げ、対策を講じた企業は約9割もコスト増を実感は約7割。代替ツールは1位「SMS」2位「Eメール」

    1 year 3ヶ月 ago

    リンクスが実施した郵便料金の値上げと業務の電子化に関するアンケート調査によると、郵便料金値上げに関する対策を講じた企業は約9割だった。コスト増を実感しているのは約7割。郵送に代わるツールの1位は「SMS」、2位は「Eメール」となっている。

    調査対象は個人宛の郵送業務を行う20歳代〜50歳代の会社員・役員。調査日は2025年1月9日で、有効回答数は300件だった。

    2024年10月の郵便料金値上げを受けて、2024年内に講じた対策を聞いたところ、請求書、契約書、通知など「郵送物の電子化」が64.3%と最も多く、「社内業務フローの効率化」が49.3%、「郵送物発送頻度の見直し」が45.7%で続いた。

    郵便料金の値上げを受けて講じた対策
    郵便料金の値上げを受けて講じた対策

    郵便料金の値上げを受けて、郵送コストに影響があったかを聞いたところ、「大幅に増加」が26.7%、「やや増加」は44.3%で、合計71%が「増加した」と回答した。

    郵便料金の値上げを受けた郵送コストの変化
    郵便料金の値上げを受けた郵送コストの変化

    郵送コストが増加した企業に、郵便料金の値上げによる郵送コストの増加率をどの程度実感しているか聞いたところ、平均で36.4%のコスト増加を実感していることがわかった。また、郵送コストが減少した企業では平均33.3%のコスト削減を実感していることもわかった。

    郵送コストの増加率(左)と、削減率(右)
    郵送コストの増加率(左)と、削減率(右)

    郵送業務の電子化について、電子化できる郵送業務を「全ての電子化が完了している」企業は19.0%、「一部の電子化が完了している」企業は43.3%、「電子化に着手している」企業は18.7%だった。「電子化を検討していない」企業は9.7%となっている。

    郵送業務の電子化の実施状況
    郵送業務の電子化の実施状況

    郵送業務の電子化を予定している場合、いつまでに切り替えを完了させるかを聞いたところ、「1年以内」が52.4%で最も多かった。「半年以内」は22.6%、「3か月以内」は2.4%となっている。合計すると77.4%の企業が1年以内に切り替えを検討していることがわかった。

    郵送業務の電子化切り替えをいつまでに完了させる予定か
    郵送業務の電子化切り替えをいつまでに完了させる予定か

    郵送業務の電子化を進める上で、どのような点を重視するかを聞いたところ、「低コストで始められるサービス」が61.6%で最多だった。この次に、「高い信頼性・セキュリティ」(59.0%)、「導入・運用の簡便さ」(46.1%)と続いている。

    郵送業務の電子化を進める上で重視すること
    郵送業務の電子化を進める上で重視すること

    現在利用している、または利用を検討している電子化ツールを聞いたところ、「SMS(ショートメッセージサービス)」が63.5%と最も多く、この次に「Eメール」(62.7%)、「専用の電子帳配信サービス・電子契約ツールなど」(43.5%)と続いた。

    現在利用している/利用を検討している電子化ツール
    現在利用している/利用を検討している電子化ツール

    電子化によって得られた、または得たいメリットを聞いたところ、「郵送コスト削減」が56.4%で最も多かった。これに次いで、「紙媒体では実現できなかった業務の可視化」(50.2%)、「人的コスト(人員数・時間)削減」(44.9%)となっており、コスト面を指摘する意見が多かった。

    電子化によって得られた/得たいメリット
    電子化によって得られた/得たいメリット

    調査概要

    • 調査期間:2025年1月9日
    • 調査対象:個人宛の郵送業務を行う20代〜50代の会社員・役員
    • 調査方法:Webアンケート
    • 調査ツール:アイブリッジの調査ツール「Freeasy」
    • 有効回答数:300件
    松原 沙甫

    オンラインフードデリバリーが実店舗とネット通販での購入商品を当日配送する米国の最新ラストワンマイル事情 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    1 year 3ヶ月 ago
    米国のホームセンター大手Home Depotは、オンラインフードデリバリーサービス事業者2社との提携で、商品のスピーディーな配送を計画。配送オプションの拡大や、迅速な配達により、顧客の利便性や満足度向上を狙います。

    オンラインフードデリバリーサービスのDoorDash(ドアダッシュ)、Uber Eatsは、全米で2000店舗以上を展開している大手ホームセンターであるHome Depot(ホームデポ)の実店舗からの配送に対応します。これによりHome DepotはECで注文された商品を実店舗から迅速に配送できるようになります。Home Depotは、最大の競合であるLowe’s(ロウズ)を追随するためにフードデリバリー業者と提携。配送サービスの充実により顧客満足度アップにつなげる考えです。

    米国で進むオンラインデリバリー事業者との提携

    Home Depotは2025年、自社の配送パートナーを拡大する計画を発表。消費者はDoorDashとUber Eats経由でも、Home Depotの商品を受け取ることができるようになります。

    Home Depotの競合であるLowe’sは、Door Dash、Uber Eatsとすでに提携済み。Home Depotはこれに追随して両社と提携し、自社ECサイトに「即日配達」のオプションを追加しました。

    Door Dash、Uber Eatsが商品の配送を受注するアプリは、Instacartなど他のサービスと同様に、過去一年間に取り扱う店舗数を増やしてきました。Home DepoとInstacartのパートナーシップは、2024年に全国展開されました。

    Home Depoの提携先であるオンラインフードデリバリー事業者のDoor DashとUber Eatsは、食料品や日用品のオンラインデリバリーサービスを提供するInstacart(「インスタカート」)などと同様、2024年から加盟店を拡大。Home Depotは2024年、Instacartと提携しています。顧客はHome Depotが取り扱う商品をInstacartのアプリから注文し、自宅に即日配達することができます。

    なお、米国のEC専門誌『Digital Commerce 360』は、Home Depotの年間EC売上高が2025年には239億7000万ドルに達すると予測しています。

    Home Depotの年度別EC売上高と成長率(出典:Home Depotの決算発表、『Digital Commerce 360』※2025年の数値は『Digital Commerce 360』の予測
    Home Depotの年度別EC売上高と成長率(出典:Home Depotの決算発表、『Digital Commerce 360』※2025年の数値は『Digital Commerce 360』の予測

    配送オプション拡大で利便性アップ

    Home Depotのジョーダン・ブロッジ氏(カスタマーエクスペリエンス担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼オンライン担当プレジデント)は、スピード配送を実現するDoorDashの配送プラットフォームと、Home Depotの既存の「当日配達」または「翌日配達」オプションを組み合わせることで、顧客のニーズにより適した購入体験を提供し、利便性をさらに高められると説明しています。

    お客さまの利便性アップにつながるデジタル技術を活用し、他社との連携を強化することで、お客さまに企業間をまたいでシームレスなショッピング体験を提供していきます。(Home Depot ジョーダン・ブロッジ氏)

    同様に、ブロッジ氏は別の発表で、「Home Depotと他社の連携による、顧客にとってシームレスなショッピング体験」と、購入につながるより多くの選択肢を顧客に提供することが、Home DepotがUber Eatsとも提携を結ぶ動機になったと説明しています。

    Home Depotが運営するECサイト「HomeDepot.com」で現在提供している「当日配達」「翌日配達」のサービスを、Uber Eatsの迅速な配送プラットフォームで補完することで、お客さまのニーズに合わせて、より多くの購入ルートや配送オプションを提供することができます。(ブロッジ氏)

    全米2000店舗から迅速に配達

    Home Depotは、DoorDashを通じて、ECや米国内にHome Depotが展開している2000以上の実店舗で買い物をする消費者と法人に、注文した商品の当日配送サービスを提供することをめざします。

    協業により、「HomeDepot.com」で注文した商品は顧客のもとにスピーディーに届くようになる(画像はHomeDepotのコーポレートサイトから編集部がキャプチャして追加)
    協業により、「HomeDepot.com」で注文した商品は顧客のもとにスピーディーに届くようになる(画像はHomeDepotのコーポレートサイトから編集部がキャプチャして追加)

    Home Depotは、当日配送オプションが、利用者にとって今後はより便利になることを期待しています。注文した商品が即日配送されることは、ホームセンターを利用する顧客の一部にとって付加価値となり得ます。たとえば法人の顧客が、自社のプロジェクトや、そのほかの理由で急ぎの資材が必要な場合などです。

    DoorDashのマイク・ゴールドブラット氏(新規パートナーシップ担当副社長)は、自社とHome Depotの提携を次のように説明しています。

    Home Depotの商品を買い求める、DIYを楽しむ一般のお客さまや、プロの業者が、その時必要なホームセンター用品にすぐにアクセスできるようになることを嬉しく思います。ユーザーの求めに応じて配送サービスを提供する、DoorDashのオンデマンドデリバリーは、お客さまのタイムパフォーマンスと、「必要なものが手元にない」状況のストレスを軽減することが可能です。(DoorDash 新規パートナーシップ担当副社長 マイク・ゴールドブラット氏)

    Uber Eatsは、Home Depotの店舗から配達する商品に関して、DoorDashと同様のコメントを公表しています。

    Home Depotとの提携は、消費者の生活のより多くの場面で、デリバリーを通じてUber Eatsのサービスを提供する新たな一歩になります。Home DepotとUber Eatsは協力してお客さまのご不便や課題を取り除き、必要な商品を、Uber Eatsがこれまでに築いてきた信頼性とともに、スマホやPCからオンラインで簡単に入手できるようにします。(Uber Eats 北米食料品・小売デリバリー部門責任者 ハシム・アミン氏)

    DoorDashと同様に、Uber Eatsは、Home Depotの全米2000以上の実店舗からの配達を扱います。これらの配達は時間指定が可能で、注文した商品の配送状況はアプリを通じて追跡することもできます

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    米Amazon、自社の「Amazonリテール広告サービス」を小売事業者向けに本格提供

    1 year 3ヶ月 ago

    米Amazonは1月9日、販売事業者向けの広告ソリューション「Amazon Ads」において、小売事業者が自社のリテールメディアに導入できる「Amazonリテール広告サービス」の本格的提供を始めた。「Amazon Ads」を利用しているブランドは、「Amazonリテール広告サービス」を導入している小売事業者のリテールメディアに広告を出稿できるようになる。

    「Amazonリテール広告サービス」は現在、ベータ版として、オーガニック商品や日用品のECを展開するiHerb、パーティー用品などをECで販売するOriental Trading Company、生鮮食品ECのWeee! などの小売事業者が導入している。今後はアパレル企業のTilly'sなど他の小売業者も導入するという。

    Amazonの広告ロジックを小売事業者に提供

    小売事業者は「Amazonリテール広告サービス」を利用することで、自社ECサイトなどのリテールメディア化を実現。適切なタイミングで、費用対効果の高い方法で広告を配信できるようになる。参加する小売事業者は他社のリテールメディアへの広告出稿も可能。

    「Amazonリテール広告サービス」を利用すると、ユーザーが新しい商品を見つけたり、購入の判断を後押しするのに役立つ検索ページ、閲覧ページ、商品ページに商品広告を表示できるようになる。

    広告主となるブランドや小売事業者は、「Amazon Ads」で広告を設定・配信できる広告コンソール、または広告効果を測定・分析できる「Amazon Ads API」で、「Amazonリテール広告サービス」を導入している事業者を確認できる。

    「Amazonリテール広告サービス」を導入している事業者ごとに広告キャンペーンを作成して管理し、広告主は使い慣れた既存の「Amazon Ads」ワークフローから、キャンペーン中の広告のレポートにシームレスにアクセスすることが可能。広告出稿の管理の一元化により、広告主は効率的にリーチを拡大できる。

    広告には、ユーザーの検索クエリ、閲覧したカテゴリや商品などのコンテキスト情報に加えて、在庫状況や価格を組み込むことができ、顧客の好みに合い、注文可能な商品の広告を表示するという。

    Amazonストアでのパフォーマンスを向上させるための同じ広告技術と機械学習モデルを使用する。

    エンゲージメント+コンバージョンアップにつながる

    Amazon Adsの広告効果測定担当副社長のPaula Despins氏は、次のように説明している。

    「Amazonリテール広告サービス」は、顧客をECサイトに誘導できる関連性の高い広告を提供し、オンラインユーザーによる商品の発見と、購入を後押しすることで、小売事業者が顧客に提供する購入体験の向上に役立ちます。(Paula Despins氏)

    広告クリエイティブのフォーマット、アプリやWebサイトで広告を表示する場所、表示する広告の数は、「Amazonリテール広告サービス」を利用する広告主が決められる。また、商品ページへの誘導、商品の「クイックビュー」表示、ユーザーがカートに直接商品を追加できるようにするなど、広告をクリックした後にユーザーに表示される内容も広告主が決定できる。

    iHerbのNeil Folgate氏(グローバルマーケティング担当上級副社長)は「Amazonリテール広告サービス」について、「エンドユーザーにとってより関連性が高くパーソナライズされた広告を配信し、買い物中の購入体験を向上させながら、エンゲージメントとコンバージョンを強化できます」と説明している。

    iHerbで「Amazon Ads」を活用している出品ブランドはすでに1200を超えています。広告主となっている小売事業者は、iHerbの購買意欲の高い顧客とAWSアカウントつながる機会を得ています。(iHerb社 Neil Folgate氏)

    広告のパフォーマンス向上と最適化が期待される

    FlywheelのDrew Habeck氏(メディア担当SVP)は、「高性能なアドテックを活用し、単一のサービスプロバイダーとして「Amazon Ads」を通じてアクセスできるため、広告のキャンペーン管理がしやすくなります。複数の小売事業者にまたがる広告出稿を効率的に管理し、リーチを最大化することができます」と説明している。

    異なるリテールプラットフォームに対しての一貫した効果測定、レポート、購入データは、広告キャンペーンのパフォーマンス向上と最適化に非常に役立ちます。(Flywheel社 Drew Habeck氏)

    「Amazonリテール広告サービス」は、厳格なアクセス制御を備えた専用システムで運営する。小売業事業者の情報は「Amazon Ads」やその他のAmazonのビジネスからは分離されているという。Amazon Web Service(AWS)上で構築しており、小売事業者はAWSアカウントでデータを管理する。

    検索クエリや商品属性などのコンテキスト情報を処理する機械学習モデルを使用して、関連性の高い広告を配信する。広告の効果測定はAWSクリーンルーム内で行うため、「Amazonリテール広告サービス」を導入している小売事業者と、その広告主向けに集計された匿名化されたレポートを生成できる。

    高野 真維

    メーカー出身者も活躍! 転職者がEC業界のキャリアアップでコマースメディアを選ぶワケとは? 活躍中の社員に「成長できる職場」「働き方」のリアルを直撃インタビュー

    1 year 3ヶ月 ago
    ECの総合支援や自社直販、販売代理店などの事業を行っているコマースメディアに転職した4人に、転職先にコマースメディアを選んだ理由、コマースメディアならではの特長、自身のキャリアアップの手ごたえなどを取材しました。EC業界で成長したいEC担当者は必見です
    [Sponsored by: ]

    ECの総合支援や自社直販、販売代理店などの事業を行っているコマースメディアで活躍する中村コマオさん、高橋大介さん、田中彩子さん、西塔美波さんは、EC業界でのキャリアアップのためにメーカーや事業会社からコマースメディアに転職し、スキルを日々向上させています。そんな4人に転職の理由、現在の業務、自身の成長などを取材しました。EC業界で成長したい担当者にぜひチェックいただきたい、コマースメディアの社員インタビューの第4弾です。

    コマースメディア ECコンサルティング ECの総合支援 サイト制作から運用、物流まで一気通貫でサポート

    コマースメディアの魅力は「専門的なスキルアップができる」「育児中でも働きやすい」

    ネッタヌネッタヌ

    皆さんの現在の業務内容について教えてください。

    中村中村コマオさん(以下、中村)

    現在は販売事業のなかで「POLED(ポレッド)」という韓国の育児用品メーカーを担当し、主に卸先の開拓や受注活動などを行っています。韓国のPOLEDから製品を輸入して、コマースメディアはその日本の総代理店として直販を行っています。

    西塔西塔美波さん(以下、西塔)

    「POLED」の日本展開におけるPRとSNSを担当しています。具体的にはInstagramやX(旧Twitter)などの公式アカウントの運用です。キャンペーン施策やアンバサダー企画などの対応も行っています。2024年6月に入社しました。

    高橋高橋大介さん(以下、高橋)

    複数の店舗の運営代行を行っています。クライアントの事業者が運営するキャラクターグッズの店舗が中心です。発売準備、受注処理、カスタマーサポートなど。一部の店舗ではクライアントとのやりとりも行っています。入社したのは2023年1月です。

    田中田中彩子さん(以下、田中)

    コンサルティング部で、主にデザイン業務を担当しています。商品ページ、ランディングページ、バナーなどの作成、オフラインで店頭ポップやカタログ作成、商品自体の企画・デザインなどもやっています。「POLED」としてイベントに出店する際、イベントに必要なPOPやチラシの準備はもちろん、設営や接客もしています。

    「POLED」のECサイト
    POLED」のECサイト
    ネッタヌネッタヌ

    コマースメディアに入社する前、前職ではどのような職種、業務を経験されてきましたか?

    中村中村

    玩具メーカーに31年間従事し、営業、イベント事業、EC事業を経験してきました。自社ECは、再構築の立ち上げから始め、その後7年間責任者として事業に携わり、当初の売上から20倍以上に成長させることができました。玩具メーカーでECを始めた当初は、まだメーカーが消費者に直接販売することがタブー視される時代で、肩身の狭い思いをしました。

    コマースメディア POLED事業 営業 中村コマオさん
    コマースメディア POLED事業 営業 中村コマオさん
    西塔西塔

    前職では、キッチン家電のメーカーに4年ほど勤めていました。広報担当としてPR・SNSをメインに担当しながら、ECモールの運営業務や一部営業も行うなど、業務の幅が広い環境にいました。

    高橋高橋

    前職は輸入ブランドのアパレル企業で、EC担当として働いていました。その企業で初めてECに携わり、運用を基礎から教えてもらいました。業務内容は撮影、採寸、商品情報の原稿といったささげ業務や、受注処理、撮影後の画像加工などです。EC業務以外のお手伝いもしていました。前職に勤めていたのは1年9か月ほどです。

    田中田中

    前職では5年ほど、文房具のメーカーに勤めていました。そのうちECを担当したのは約1年です。ゼロから始めたので、手探りで進めました。商品企画や商品そのもののデザインを手がけていましたが、商品を某大手ECモールでも売ることになり、商品ページ作りから梱包、発送、お客さま対応まですべて担当しました。

    成長の場、さらなる活躍の場を求めて転職を決意

    ネッタヌネッタヌ

    転職をしようと思ったきっかけを教えてください。

    中村中村

    長年従事した前職では、過去に立ち上げたイベント事業に続き、EC事業もある程度軌道に乗り、サラリーマン生活も充分満喫したため、少しのんびりしようと思い、福岡への移住をきっかけに会社を辞めました。辞めたあとは1人で何かやろうと思ったので、転職しようなどとはさらさら考えていませんでした。

    西塔西塔

    前職ではさまざまな業務を担当していたため、業務がどうしても広く浅くなってしまう面がありました。前職の知見や経験を生かしながら、特にPRとEC分野を専門的に突き詰めていきたいと思い、転職を決意しました。

    コマースメディア POLED事業 PR・SNS担当 西塔美波さん
    コマースメディア POLED事業 PR・SNS担当 西塔美波さん
    高橋高橋

    前の会社では担当できる業務の範囲が狭かったため、ECを始めとするWeb業界の、もっと広い職域で働きたいと思うようになったことが転職の理由です。ECの業務が好きだったのでEC業界で働くことを決めました。いろいろな経験をしてみたかったので、事業会社ではなく支援会社に絞って転職活動を進めました。

    田中田中

    前職の文房具メーカーに在籍中、産休・育休から復帰したところ、その2週間後に会社が倒産。娘を保育園に預けていたため「急いで何か仕事をしないと」と思って探し始めたのがきっかけです。

    前職の経験を生かしながらスキルアップ

    ネッタヌネッタヌ

    転職先にコマースメディアを選んだ理由は?

    中村中村

    転職のきっかけでもお話しましたが、元々転職するつもりはなく、福岡で個人事業主として活動していたところ、共通の知人を介して、福岡オフィスを立ち上げたばかりの井澤さん(コマースメディア代表)と知り合いました。その後、たまたま一緒に仕事をしたことから、業務委託として仕事を手伝うようになりました。最初はなかなか結果を出せずに業務委託打ち切りの話も出ましたが、POLED事業をきっかけに結果が出るようになり、正社員に誘われたという経緯です。

    西塔西塔

    前職で担当していたSNS、PR、ECに携われる業務を探していました。ただ、いずれも習得度は「広く浅く」だったので、そこを不安に思っていました。コマースメディアでは、当初はECの支援側の求人に応募したのですが、「新しい自社事業のPRやSNSの業務はどうか」と面接時に提案され、現在の業務に至っています。新しい自社事業は「POLED事業」のことです。

    支援会社でありながら、販売代理店の形で直販事業もやっているのには驚きましたが、そういう会社であれば、メーカー事業の経験も生かしながら専門的なスキルアップもできると思いました。

    高橋高橋

    転職活動で何社か面接を受けるなかで、業務に偏りがあるところが多いと感じましたが、「コマースメディアは偏りなくさまざまな業務を手がけている」と言われたことが魅力でした。自分のキャリアアップのためにはその方が良いと感じたのです。

    コマースメディアの面接が進んでいくなかで、どのメンバーも自社について説明する内容が一貫していて、本当に事業内容と求人の内容が一致していると感じ、「自分でもやりたい」という気持ちが膨らんで入社しました。

    コマースメディア EC運営部 高橋大介さん
    コマースメディア EC運営部 高橋大介さん
    田中田中

    コマースメディアでは在宅勤務ができるので、それが大きな魅力でした。小さな子供がいるので、たとえば保育園から「熱が出たので迎えに来てください」という連絡が来ても対応しやすいと感じています。それと、「さまざまな事業をやっていて面白そう」という興味と、社内に育児中の女性社員が何人かいたので「自分と同じような状況の人たちが活躍しているなら、私もやっていけるかな」と思って応募しました。

    ネッタヌネッタヌ

    事業会社やメーカーなど、転職前のキャリアで築いた経験は生きていますか?

    中村中村

    現在所属しているPOLED事業部で生かせていると感じています。直販事業なので、メーカーで培った直販の経験が役に立っています。昔の人脈や経験を生かして営業活動を行い、新規で販路を開拓したり、海外製品を日本で販売するために、メーカーの時代の記憶を頼りに品質管理業務を担当しました。

    西塔西塔

    私が担当しているSNSやPRは、まさに前職の経験がそのまま生かせていると思っています。前職と商材のカテゴリは異なりますが、「ユーザーはこういうところを疑問に思うんじゃないか」「こういうコンテンツがあったら良いのではないか」という視点を持てたり、「こういう訴求をするなら注意事項を入れておかないと」というリスク管理を考えられたりするのは、これまでの経験が生きているなと思います。

    高橋高橋

    前職ではEC運営の効率化や自動化の専門ツールをほとんど入れてなかったので、ツールを使わないなかでの作業フローのイメージができるため、フローの変更や機能追加時など、オペレーションの設計に生かせているかなと思います。

    田中田中

    デザイン業務は前職で培った経験を生かせています。たとえばラッピング資材やリーフレットなどの印刷物を作る時、特にそう感じます。

    コマースメディア コンサルティング部 デザイナー 田中彩子さん
    コマースメディア コンサルティング部 デザイナー 田中彩子さん

    コマースメディアならではの特長は「柔軟さ」「スピード感」

    ネッタヌネッタヌ

    転職前の職場とのギャップを感じることはありますか?

    中村中村

    コマースメディアは社内の煩雑な承認フローや、上下関係のしがらみがほとんどないため、チャレンジしたいことがあれば存分に挑戦できるという社風があります。

    前職は上司や部下の縦の関係がきっちりしていて、何かやりたい場合も申請して許可をもらわないと動けなかったので、コマースメディアでは良い意味のギャップを感じています

    西塔西塔

    コマースメディアは支援側の業務を多く手がけているので、デザイナーが多く在籍していたり広告の知見があるメンバーがいたりなど、多くの業務が社内で完結でき、スピード感が速いですね。前職では企画を動かす際などに、クリエイティブ制作や広告運用を外部に依頼していたため、それなりの時間がかかっていました。

    高橋高橋

    自分も同様に感じています。コマースメディアでは、作業ツールなど効率化できるものはどんどん導入していますし、決定してからの実行がとても早いなと思いました。

    田中田中

    前職では、上席に指示された通りの企画やデザインを制作することが求められました。コマースメディアでは社内で依頼を受ける際に大枠の要素のみが来て、それに対して自分の考えを加えて制作できるため、任される裁量が大きく、すごく良いなと感じています

    ネッタヌネッタヌ

    コマースメディアならではの強みは何だと思いますか?

    中村中村

    驚くほどのスピード感で、新しい事業やサービスがどんどんスタートしていくことです。強みだと思っています。代表の井澤の意欲も高いです。ベンチャー企業としてスタートしたこともあり、今でも小回りが効くので、次々に新しいものを生み出しています

    西塔西塔

    支援事業と自社事業どちらもやっているのは珍しいことですし、両方できるのは強みだと感じています。事業会社だと自社に知見が足りないこともありますが、コマースメディアは支援側・自社事業側のプロ人材が多く在籍しているので、多くの業務が社内で完結できています

    高橋高橋

    EC運営に関わることをすべて担っているので、スピード感があることです。さまざまなノウハウを蓄積して社内で共有できるのも特長と言えます。

    田中田中

    ECの支援・運営代行以外も幅広い業務を手がけているところです。支援しているパートナー様も、自社事業でもさまざまなジャンルがあるので、新鮮でとても楽しいです。仕事の幅が広がり、自分に合っていると感じています。

    ネッタヌネッタヌ

    今後、ご自身がめざすことを教えてください。

    中村中村

    2024年現在、私は58歳ですが、まだ成長したいという気持ちはあります。今後この会社を卒業して、1人でなにか事業を始める時に、そのスキルを利用して商売が始められたらと思っているので、コマースメディアで少しでも多くノウハウやスキルを身につけたいなと思っています。

    西塔西塔

    「POLED」ブランド/製品の認知獲得を目的にSNSやPRをしていますが、EC支援の会社ということもあり、EC側との連動企画などその先の売り上げもしっかり意識しながら結果を出していきたいと思っています。

    高橋高橋

    現在は運営部で業務をしていますが、今後は運営部の業務をベースにしつつ、自分の専門以外のところも担当できるようになりたいと思っています。

    田中田中

    まだ挑戦したことのないジャンルのデザインや、商品ページをたくさん作りたいです。入社してから長く携わっている案件が複数ありますが、ほかの案件にも幅広く携わっていきたいと思っています。

    コマースメディア POLED事業 PR・SNS担当 西塔美波さんとEC運営部 高橋大介さん

    コマースメディアに向いている人は柔軟な考え方で前向きな人

    本人の意欲次第で活躍できる

    ネッタヌネッタヌ

    どのような人がコマースメディアに向いていると思いますか?

    中村中村

    「物怖じしない」「失敗を恐れない」「くよくよしない」「前向き」といった特性を持つ人が向いていると思います。裏を返せば、保守的な人は難しいかもしれません。

    西塔西塔

    私も柔軟な考えを持っている人が向いていると思います。「このやり方しかダメ」とか、ずっと同じやり方を繰り返すといったタイプの人は難しいかもしれません。新しいやり方や新しいツールを取り入れる会社なので、そこに楽しさを感じられたり、柔軟に受け入れられたりする人が向いているのかなと。

    高橋高橋

    上下関係を必要以上に気にし過ぎず、必要に応じてきちんと質問したり、連絡をしたりできる能力も重要ですね。部内外の隔てなく、優しさを持って接することができることも重要だと思います。

    田中田中

    ECが好きなことは大前提で、リモート業務が多いので積極的にコミュニケーションが取れる人が向いていると思います。たとえば、わからないことがあるときに周囲に助けを求めることができる人。また私もそうですが、パパ・ママメンバーも複数在籍しているので、小さなお子さんが居る方でも、意欲さえあれば活躍できると思います。

    教育制度の整備に伸びしろ

    ネッタヌネッタヌ

    転職者の視点で、現在のコマースメディアに足りない点や課題はどのようなものがあると考えますか。

    高橋中村

    教育制度が明確に定まっていない点です。即戦力を期待して中途採用しているので、定まっていないのです。大手の会社だと新入社員から入ってきて、新入社員教育がありますが、それが一切ないので、今後はそうした面も必要になると思います。実力があって転職してきても、教育制度を期待する人もいますので。

    教育制度がない分、ナレッジの共有や勉強会などが自発的に行われてるので、探求心と積極性がある人だったら、問題なく活躍できると思います。

    西塔西塔

    足りないところや課題は思いつきません。逆に、良いところはたくさんあると思います。たとえば、在籍している人がとにかく優しいこと。過度なプレッシャーや上下関係のストレスも感じていません。かといってメンバー同士の距離が近すぎるわけでもなく、程よい距離感があります。それと、互いの業務に対するリスペクトがあると感じています。

    高橋高橋

    現場で仕事を覚えていくことが多いので、中村さんが指摘している通り、手厚い教育制度はありません。そうしたやり方に合う人はいいですが、そうじゃない人は最初は大変かもしれません。

    田中田中

    私の場合は「コマースメディアに転職して良かった」と思うことばかりです。社風が自分に合っていたこともありますが、業務を通じてデザインの幅が広がり、とにかく毎日楽しいので、仕事へのマインドが大きく変わったなと感じています。

    ネッタヌネッタヌ

    ありがとうございました。みなさんが気持ちよく働いている様子がよくわかりました。

    ここまで読んでコマースメディアに興味を持った方は、下記のリンクからコマースメディアのサイトをのぞいてみてくださいね。このシリーズのバックナンバーも合わせてご覧ください!

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    キヨハラサトル
    吉田 浩章

    主要5社の宅配便・宅配業者の料金を徹底比較! EC事業者が配送コストを抑えるポイントもあわせて解説 | E-Commerce Magazine Powered by futureshop

    1 year 3ヶ月 ago
    配送費をはじめさまざまなコストが高騰化しているなか、EC事業者にとって配送コストを抑えることは重要です。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵政、福山通運、西濃運輸の料金を比較しています

    EC事業を推進する個人事業主のなかには、荷物を配送するときに、どの宅配業者を選ぶべきか悩む人 も多いのではないでしょうか。宅配業者選びは、価格だけでなく信頼性やサービスも重要になります。この記事では、ECを運営する小規模事業者・個人事業主に向けて、宅配便・宅配業者の料金を比較します。(情報は2024年11月28日時点のものです)

    EC事業者が宅配便を選ぶ前に考えておくべきこと

    EC事業者にとって「配送料」は、重要視しなければいけないコストの1つです。配送料は商品のサイズによって料金が変わります。大きくなればなるほど、料金も高くなります。

    そのため、自社で商品を開発するメーカーの場合は、商品開発の段階でサイズまで考えなければいけません。配送会社は重量や直径について、一定のラインを超えると配送料が高まるようになっています。たとえば「2kg~5kgは〇円、5kg以上は△円」のように設定されています。

    そのため、事前に配送料を安く済ませるための商品設計をすべきです。

    主要5社の宅配便・宅配業者における特徴と料金比較

    ではここからは、EC事業を営んでいる人向けに配送サービスを紹介します。宅配便とは、荷物を自宅や事務所などから集荷して、指定された場所に配達するサービスです。

    さまざまな宅配業者があり、それぞれに特徴や料金が異なります。ここでは、主要5社の宅配便・宅配業者における特徴と料金について解説します。

    1.ヤマト運輸

    引用元:ヤマト運輸

    ヤマト運輸は、日本の大手宅配便会社です。「クロネコヤマト」のブランド名で知られています。ヤマトホールディングスの傘下にあり、宅急便やクール宅急便などの各種輸送サービスを提供しています。

    また、ヤマト運輸は拠点を細分化しており、その結果、業界内屈指の配達スピードを誇り、幅広いサービスを展開しているのが特徴です。

    特徴

    ヤマト運輸の主な特徴は以下のとおりです。

    • 全国ネットワーク
      全国に約3765の拠点を持ち、離島や山間部などにも配送サービスを提供している
    • 多彩なサービス
      「宅急便」をはじめとする各種輸送サービスだけではなく、倉庫業の代行サービスや国際輸送サービスなども提供している
    • 安定した品質
      高い配達スピードと正確さ。追跡システム、「時間指定サービス」などの安心できるサービスがある

    サイズ別の料金

    ヤマト運輸の主なサイズ別の料金(関東発・関東着)は以下のとおりです。ただし、同地方への配達や地域によって料金は変わります。

    サイズ宅急便料金(税込)
    60サイズ(2㎏まで)940円
    80サイズ(5㎏まで)1230円
    100サイズ(10㎏まで)1530円
    120サイズ(15㎏まで)1850円
    140サイズ(20㎏まで)2190円
    160サイズ(25㎏まで)2510円
    180サイズ(30㎏まで)3060円
    200サイズ(30㎏まで)3720円

    参考元:宅急便・宅急便コンパクト運賃表(2024年4月1日から適用・現金決済)

    2.佐川急便

    引用元:佐川急便

    佐川急便は、SGホールディングスグループの一員として、日本全国に営業所と大型の中継拠点を有し、そのネットワークを駆使した物品輸送サービスを法人顧客中心に提供しています。佐川急便の宅配サービスは、「飛脚宅配便」と呼ばれています。

    特徴

    佐川急便の主な特徴は以下のとおりです。

    • 日本全国365日「迅速・確実・丁寧」に配達
      日本全国に約429営業所と大型の中継拠点を有し、そのネットワークを駆使して配達が可能
    • 物流とその周辺のさまざまな事業を展開
      宅配便事業を中心に、物流コンサルティングや倉庫管理、物流システム開発など、法人が使いやすいさまざまな事業を展開

    サイズ別の料金

    佐川急便の主なサイズ別の料金(関東発・関東着)は以下のとおりです。ただし、「飛脚宅配便」「飛脚ラージサイズ宅配便」、他の地方への配達は地域によって料金が変わります。

    サイズ名(重量)通常配達の料金
    60(2kg)910円
    80(5kg)1220円
    100(10kg)1520円
    140(20kg)2180円
    160(30kg)2440円

    参考元:輸送料金|佐川急便

    3.日本郵政

    引用元:日本郵政

    日本郵便は、手紙やはがきなどの郵便物や、「ゆうパック」「ゆうメール」などの荷物の運送サービスを提供しています。

    特徴

    日本郵便の主な特徴は以下のとおりです。

    • レターパック
      A4サイズ・4kgまで全国一律料金で、信書も送れるサービス。追跡サービスで郵便物の配達状況を確認できる
    • ゆうパック
      荷物の大きさや重さに応じて料金が決まるサービス。配達先や配達日時を指定でき、追跡サービスや補償制度もある
    • クリックポスト
      自宅で簡単に、運賃支払手続とあて名ラベル作成ができ、全国一律運賃で荷物を送れるサービス
      A4サイズ・3cm以内・1kg以内の荷物が対象

    サイズ別の料金

    日本郵便の主なサイズ別の料金(東京発・東京着)は以下のとおりです。ただし、同一都道府県内への配達、地域によって料金は変わります。

    サイズゆうパック基本運賃
    60サイズ820円
    80サイズ1130円
    100サイズ1450円
    120サイズ1770円
    140サイズ2120円
    160サイズ2450円
    170サイズ3000円

    参考元:基本運賃表(東京)|日本郵便

    4.福山通運

    引用元:福山通運

    福山通運は広島県福山市に本社を置く、日本の大手運送会社です。主な事業は、企業の荷物の運送事業で法人向けのサービスが充実しています。

    特徴

    福山通運の主な特徴は以下のとおりです。

    • フクツー宅配便
      書類やカタログ、商品サンプルなど種類や量、配送のサービス内容に合わせて手軽で便利な各種バッグやカバーなどで配達している
    • クール宅配便
      冷蔵品や冷凍品を安全に配送できるサービス。温度管理された専用コンテナで荷物を輸送し、品質を保持している
    • 往復宅配便
      同じ荷物を往復で配送できるサービス。ゴルフバッグや自転車などのレジャー用品や、書類や書籍などのビジネス用品を便利に利用可能

    サイズ別の料金

    福山通運の主なサイズ別の料金(関東発・関東着)は以下のとおりです。ただし、同一都道府県内への配達、地域によって料金は変わります。

    サイズ及び重量宅配便料金(税込)
    60cm以下・2kg以下1000円
    80cm以下・5kg以下1240円
    100cm以下・10kg以下1530円
    120cm以下・15kg以下1850円
    140cm以下・20kg以下2100円
    160cm以下・30kg以下2350円

    参考元:フクツー宅配便料金表 | 福山通運

    5.西濃運輸

    引用元:西濃運輸

    西濃運輸は、「カンガルー便」というブランド名で知られている物流企業です。全国に約1000の営業所を持ち、陸・海・空の輸送サービスを提供しています。

    また、超大型の荷物や複数個口の荷物に幅広く対応しており、縦、横、高さによるサイズ規定自体もありません。重量と輸送距離で料金が算出され、その最大重量は1500kgまで可能です。

    特徴

    西濃運輸の主な特徴は以下のとおりです。

    • カンガルーネットワーク
      西濃運輸とセイノーグループの物流拠点と輸送網を一本化した、ネットワークで全国をカバーし、時間指定や代引きなどのオプションも利用可能
    • 海外サービス
      世界に約1100の拠点で、世界市場の約96%をカバーする海外サービスが利用できる
    • ソリューションサービス
      物流センターや物流倉庫などのロジスティクスサービス、出荷・事務作業支援サービス、回収・返品管理サービスなどの付加価値サービスを提供している

    サイズ別の料金

    西濃運輸の主なサイズ別の料金(関東発・関東着)は以下のとおりです。ただし、同一都道府県内への配達、地域によって料金は変わります。

    サイズカンガルー宅配便運賃(税込)
    P(60cm以内・2kg以内)935円
    S(70cm以内・5kg以内)1199円
    M(100cm以内・10kg以内)1463円
    L(130cm以内・20kg以内)1738円

    参考元:運賃お見積り (カンガルー便)|西濃運輸

    【重量・配送サービス別】宅配業者の料金比較

    宅配業者の料金は、重量や配送サービスによって大きく異なります。そこで、重量・配送サービス別に料金を比較して紹介します。

    60サイズの料金比較

    60サイズの料金は、各企業で大きな料金の差がありません。そのため追加サービス、オプションや割引サービスなども検討することが重要です。

    宅配業者サイズ料金
    ヤマト運輸60サイズ(2㎏まで)910円(税込)
    佐川急便60(2kg)910円
    日本郵政60サイズ820円
    福山通運60cm以下・2kg以下1000円(税込)
    西濃運輸P(60cm以内・2kg以内)935円(税込)

    80サイズの料金比較

    福山通運の料金が、1番安くなっています。料金に合わせて、割引サービスやオプションなども考慮しましょう。

    宅配業者サイズ料金
    ヤマト運輸80サイズ(5㎏まで)1230円(税込)
    佐川急便80(5kg)1220円
    日本郵政80サイズ1130円
    福山通運80cm以下・5kg以下1240円(税込)
    西濃運輸S(70cm以内・5kg以内)1199円(税込)

    100サイズの料金比較

    100サイズの料金でも、福山通運が他社より3割以上安い料金です。料金とほかの要素も合わせて、配達業者を選択することがおすすめです。

    宅配業者サイズ料金
    ヤマト運輸100サイズ(10㎏まで)1530円(税込)
    佐川急便100(10kg)1520円
    日本郵政100サイズ1450円
    福山通運100cm以下・10kg以下1530円(税込)
    西濃運輸M(100cm以内・10kg以内)1463円(税込)

    冷蔵・冷凍の料金比較

    通常料金に追加で料金が発生します。福山通運の冷蔵・冷凍の料金については問い合わせが必要です。

    宅配業者60サイズ追加料金80サイズ追加料金100サイズ追加料金
    ヤマト運輸275円(税込)330円(税込)440円(税込)
    佐川急便275円(税込)330円(税込)440円(税込)
    日本郵政225円360円675円
    福山通運
    西濃運輸冷蔵240円(税込)
    冷凍970円(税込)
    冷蔵400円(税込)
    冷凍1440円(税込)
    冷蔵740円(税込)
    冷凍2700円(税込)

    常温のものでも冷凍できる場合は、冷蔵・冷凍するものと1つのパッケージにまとめることで、別々に送るより料金を安くできます。送料自体を下げるのではなく、工夫してサイズや個数を下げ効率化することが可能です。

    海外発送の料金比較

    日本から米国への発送料金です。なお、福山通運、西濃運輸については問い合わせが必要です。

    宅配業者2kg5kg10kg
    ヤマト運輸3700円6300円1万1950円
    佐川急便8400円1万6400円2万5200円
    日本郵政6700円1万4200円2万6700円
    福山通運
    西濃運輸

    ヤマト運輸が他の2社より半額ほどの料金になっています。ただし、配送方法やサービス内容などについても、確認する必要があります。

    EC事業者が安く宅配業者を利用する3つのコツ

    宅配業者を利用する際には、さまざまな方法でサービスをよりお得に利用できます。

    1.小さな商品は定形外郵便を利用する

    定形外郵便とは、サイズや重さによって料金が決まる郵便サービスです。定形外郵便には規格内と規格外があり、規格内は長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内となります。

    規格外は長辺60cm以内かつ長辺・短辺・厚さの合計90cmまで、重さ4kg以内となります。小さな商品は定形外郵便を利用することで、配送料が安くなりお得です。

    全国一律で規格内の場合は120円から、規格外の場合は200円からの送料になります。

    2.宅配業者と特約を締結する

    特約は運送会社と利用者との個別契約で、大量荷物発送者に向いています

    ただし、特約の詳細は運送会社に直接問い合わせが必要です。なぜなら、割引率や金額は個別に定められ、ネット上には公開されていないからです。

    初めに運送会社に電話で問い合わせ、特約の意向を伝えます。営業担当者からの連絡と見積もり提示が続き、条件交渉後に特約が結ばれます。

    3.倉庫利用料、入出庫料と合わせて契約する

    倉庫利用料や入出庫料を一緒に契約することで、全体のコストを下げられるかもしれません。倉庫の保管料や、入庫と出庫の手数料は作業ごとに発生します。

    また、入庫は1回につき、倉庫は1パレット(縦積みしやすさ)につきの料金が必要です。そのため、効率的な入出庫のスケジュールを計画することは、コスト削減につながります

    倉庫周りのコストを全体的に見て、どのように安くできるかを検討することが大切になります。

    宅配業者の料金比較でよくある5つの質問

    ここでは、宅配業者の料金比較でよくある質問に答えていきます。

    質問1.宅配業者を選ぶ際のポイントは?

    宅配業者を選ぶ際のポイントは、以下のようなものがあります。

    • 料金:重量やサイズ、距離などに応じてかかる料金
    • スピード:荷物の到着時間
    • 安全性:荷物の扱いや保証
    • 利便性:受付や受け取りの方法

    自分のニーズに合った業者を見つけるためには、各業者の特徴やサービス内容を比較することが重要です。

    質問2.宅配業者別の国内シェア率は?

    国土交通省が発表した2021年度 宅配便(トラック)取扱個数によると、宅配業社別の国内シェア率は以下の通りです。

    宅配便名取扱事業者構成比(%)
    宅急便ヤマト運輸46.6
    飛脚宅配便佐川急便28.0
    ゆうパック日本郵便20.2
    フクツー宅配便福山通運、他20社2.9
    カンガルー便西濃運輸、他19社2.1

    参考元:報道発表資料:令和3年度 宅配便取扱実績について – 国土交通省

    質問3.宅配業者の料金以外でチェックすべきポイントは?

    宅配業者の料金以外でチェックすべきポイントは、以下のようなものがあります。

    • 荷物のサイズや重量:自社の商品のサイズや重さに応じて、料金やサービスを確認
    • 荷物の種類や内容:冷蔵・冷凍品やハンガー付きの衣類など対応しているか確認
    • 配送エリアや時間帯:顧客満足度やリピート率に影響する重要な要素
    • 追加サービスやオプション

    以上のポイントを参考にして、自分のニーズに合った宅配業者を選んでください。

    質問4. 複数の配送業者からユーザーに選んでもらうことはできる?

    複数の配送業者からユーザーに選んでもらうことは、ECサイトの設定によって可能です。これには、以下のようなメリットがあります。

    • 配達業者に対する嫌悪感で受け取り拒否が起きるのを防げる
    • 対面の受け取りにより高いユーザビリティを提案可能
    • クロージングがきちんとできる状態にするために必要

    これらのメリットを踏まえて、配送業者のオプションを取り入れるか検討してみてください。

    質問5. EC事業者が宅配便の料金を意識して商品開発の段階で考えておくべきことは?

    自社ECに取り組む前には物流にかかるコストを計算したうえで商品設計をすることが大切です。

    商品開発の段階で商品サイズを考慮することで、配送コストを削減し単価を低減できます。商品の在庫や発送などの物流の管理が自社の責任になります。発注量の予測や配送業者の選定、梱包や返品対応などの方法を考えましょう。

    まとめ

    EC業者にとって、宅配便の料金は負担になるため、料金は品質や信頼性と同じくらい重要になります。そのため、自分のビジネスに合った、宅配サービスを選ぶことが大切です。

    この記事はフューチャーショップのオウンドメディア『E-Commerce Magazine』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

    E-Commerce Magazine

    【60歳以上のシニア層のポイ活実態】お得情報の入手先はECなどが57%、もっとも貯めているのは「楽天ポイント」が43%

    1 year 3ヶ月 ago

    アイブリッジが60歳以上・89歳以下の男女を対象に実施したポイ活に関するアンケート調査によると、お得な情報の入手先はECなどから送られる通知やメールが最多(57%)で、最も貯めているポイントは「楽天ポイント」で43%だった。

    調査期間は2025年1月8日で、有効回答数は1000人。回答数のうち男性は500人、女性は500人。

    日常生活でのポイ活(ポイントを貯める活動)を聞いたところ、88.6%がポイ活をしていることが判明。性別の割合は、女性が約91%、男性が約86%だった。性別を問わずポイ活に取り組んでいる人が多い。

    日常生活のなかでポイ活をしているか
    日常生活のなかでポイ活をしているか

    期間限定で獲得ポイントがアップするキャンペーンなどのお得情報の入手先は、ECサイト(ショッピングサイト)、ポイントサイト、実店舗などからの「通知やメール」が最も多く57.34%だった。

    「通知やメール」に続くのは「ショッピングサイト」で10.84%。「SNS」(3.16%)や「インターネット広告」(8.24%)は少数派だった。

    お得な情報の入手先
    お得な情報の入手先

    主なポイントの貯め方を聞いたところ、最も多かったのは「アンケート回答」で36.23%。それに続いたのが「ネットショッピング」で24.27%。「実店舗での買い物」は13.77%、「ポイントサイト利用」が11.74%、「クレジットカード・電子マネーの利用」が9.48%だった。

    主なポイントの貯め方
    主なポイントの貯め方

    最もよく貯めているポイントは「楽天ポイント」が43.23%でトップ。「PayPayポイント」が13.21%、「dポイント」が11.85%、「Vポイント」が9.71%、「WAONポイント」が8.24%で続いている。

    最もよく貯めているポイント
    最もよく貯めているポイント

    直近半年間のうち1か月間で平均何円分のポイントを貯めているのか聞いた質問では、「1000円~5000円未満」が31.04%、「500円~1000円未満」が30.93%、「500円未満」が27.43%だった。

    1か月間で貯めているポイントの平均
    1か月間で貯めているポイントの平均

    調査概要

    • 調査期間:2025年1月8日
    • 調査対象:全国60歳以上~89歳以下の男女
    • 調査機関:自社調査
    • 調査ツール:アイブリッジの調査ツール「Freeasy」
    • 調査方法:インターネットによる任意回答
    • 有効回答数:1000人(男性500人/女性500人)
    松原 沙甫

    モノタロウ、平日17時までの注文で最短当日出荷の対象地域を北関東と甲信越地域に拡大

    1 year 3ヶ月 ago

    工業用資材や事務用品など事業者向けBtoB-ECサイト「モノタロウ」を運営するMonotaROは1月27日、平日17時までの注文で当日出荷する対象地域を北関東と甲信越地域に拡大した。対象地域の顧客は、最短で注文した翌日の午前中に購入商品を受け取ることができる。

    平日17時までの注文の当日出荷対象地域を拡大する
    平日17時までの注文の当日出荷対象地域を拡大する

    MonotaROは平日15時までの注文を対象に当日出荷対象商品を出荷してきたが、締め切り時間を17時に延長する地域を増やしている。今回、平日17時までの注文で最短当日出荷の対象地域を北関東と甲信越地域に拡大した。南関東、関西地域はすでに対象地域となっている。

    当日出荷対象商品の注文締め切り時間が17時となっている地域

    • 南関東(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県):2024年9月10日から開始
    • 関西(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県):2024年12月3日から開始
    • 北関東(茨城県、群馬県、栃木県)、甲信越(新潟県、長野県、山梨県):2025年1月27日から開始

    当日出荷対象商品は、MonotaROの物流倉庫で管理する商品約60万点。2025年には当日出荷地域を、一部地域を除く全国に拡大する予定。対象となる注文方法は「モノタロウ」のほか、大企業向け間接資材(MRO)集中購買サービス「ONE SOURCE Lite」「パンチアウト連携カタログサイト」。

    MonotaROは2024年5月、置き配サービスをリニューアルし、同年6月には出荷後の配送日時指定サービスを開始。同年9月には南関東地域、同年12月には関西地域に届ける注文において、当日出荷対象商品の注文締切時間を平日15時から17時に延長した。

    松原 沙甫

    「3Dセキュア2.0」コンバージョンと顧客体験が低下!? 「3Dセキュア2.0」導入後に出現した課題に、サムソナイトが選択した「Stripe」とは

    1 year 3ヶ月 ago
    「Samsonite」と決済プラットフォーム「Stripe」が語る「3Dセキュア2.0」導入後の課題とその解決方法
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    「3Dセキュア」は、ワンタイムパスワードの入力などでクレジットカードの不正利用を防ぐ本人認証サービスで、すべてのECサイトは2025年3月末までに、「3Dセキュア2.0」の導入が義務付けられている。ここで押さえておきたいのが、導入すればそれが「ゴール」「セキュリティ対策は万全」という話ではないこと。導入後、コンバージョンの低下や顧客体験の悪化などに見舞われる可能性があるのだ。

    「3Dセキュア2.0」の導入後に想定外の問題と直面した経験と課題を解決に導いたアプローチについて、スーツケースブランド「Samsonite(サムソナイト)」を展開するサムソナイト・ジャパンの友田由紀子氏(サムソナイト事業部 営業本部 ECオペレーション部 ECマネージャー)が、オンライン決済プラットフォーム「Stripe(ストライプ)」を提供するストライプジャパンの安部草平氏(ソリューションアーキテクト)と語った。

    「3Dセキュア2.0」導入で起きた予想外の問題

    サムソナイトは米国発祥で100年以上続くスーツケースのブランド。現在はユーザーとの結びつきを強化するといった顧客体験を向上するための取り組みをグローバルで進めている。

    その流れで日本法人のサムソナイト・ジャパンは自社ECサイトに注力しており、CRMの強化なども含めてDtoCを強力に推進。2023年秋にはプラットフォームをSalesforceに移管すると同時に、オペレーションの内製化を進めていった。

    サムソナイト公式ECサイト
    サムソナイト公式ECサイト(https://www.samsonite.co.jp/

    決済体験を改善するのも顧客体験を向上するための取り組みの一環。サムソナイト・ジャパンでは同じ時期に決済代行業者を変更し、「3Dセキュア2.0」を導入した。導入を決めたのは2025年4月の義務化を見据えたわけではなく、顧客の購入体験を壊すことなく、不正注文から自社ブランドを守るために「3Dセキュア2.0」の導入は当然だと考えたからだ。

    しかし、導入後に予想外の問題が発生する。導入して2、3か月後から、カスタマーサポートに「決済が通らない」というユーザーからの問い合わせが増え始めた。決済代行会社に調査を依頼すると「通っていない注文はすべてカードの不正利用なので安心してください」という回答だった。

    いったんは安心したものの、お客さまからの問い合わせは増え続け、売り上げが減ってきた。不正利用ならお問い合わせはしないはず。でも何が問題なのかまったくわからなかった。(友田氏)

    サムソナイト・ジャパン サムソナイト事業部 営業本部 ECオペレーション部 ECマネージャー 友田由紀子氏
    サムソナイト・ジャパン サムソナイト事業部 営業本部 ECオペレーション部 ECマネージャー 友田由紀子氏

    「3Dセキュア2.0」を導入すると、一般的にコンバージョン率などが下がるという話は聞いていた。しかし、予想を上回って事態は悪化。2024年1月から3月にかけて売り上げが明確に下降。カスタマーサポート部門からも「決済が通らないお客さまが多く、電話やメールでの問い合わせが増えている。決済の問題を解決してほしい」という声があがった

    「3Dセキュア2.0」はクレジットカードの不正利用対策のゴールではない

    そんななか、友田氏は2024年5月に行われた「ネットショップ担当者フォーラム」のイベントでストライプジャパンの安部草平氏が登壇した講演を聞き、決済プラットフォーム「Stripe」の存在を知る。

    多くのEC事業者が「クレジットカードの不正利用対策=3Dセキュア2.0」という定義をしていて、2025年の制度化に対しても「3Dセキュア2.0」を導入しさえすれば不正対策が万全だと思っている。またすでに「3Dセキュア2.0」を入れているから問題は何もないという事業者もいる。ただ、ここには大きな落とし穴がある。(安部氏)

    ストライプジャパン ソリューションアーキテクト 安部草平氏
    ストライプジャパン ソリューションアーキテクト 安部草平氏

    「3Dセキュア2.0」導入はスタートでしかなく、それだけですべてが解決するわけではない。コンバージョンの低下や、顧客体験を損ねるといった課題が発生し、それを解決するための施策は避けて通れないのだ。

    課題の1つがチャージバックだ。クレジットカードが不正に利用され、気付いたクレジットカード保有者が申し立てて不正利用分が返金される仕組みで、サムソナイトで決済の失敗が多発していた背景には、このチャージバックの発生が影響していたと考えられる。

    「3Dセキュア2.0」で認証した決済については、カード発行会社がチャージバックの補償を行う。そのため「3Dセキュア2.0」で通った決済でチャージバックが発生すると、その加盟店自体のオーソリの承認をしなくなるということが、実は複数のカード発行会社で起こっているのだ。サムソナイトさんは、このケースに該当したと推測される。(安部)

    顧客体験を向上させるために導入した「3Dセキュア2.0」により、問題のない顧客のカード決済も承認されない――。つまり、顧客に大きなフラストレーションを与えることになり、顧客体験が著しく損なわれた状況になっていたのだ。

    ダッシュボードで顧客の決済を見える化

    この問題を解決するため、ほどなくしてサムソナイト・ジャパンは「Stripe」を導入したが、決め手は何だったのか。

    以前の決済代行業者の時は、いまどのような事象、問題が起きているのか一切わからなかった。そのため、対策の手立てがない。しかし、「Stripe」はダッシュボードでペイメントの状況が“見える化”される。状況がわかれば手が打てる。(友田氏)

    「Stripe」のダッシュボードでは、決済金額、成功か否かの承認状況、日付などの支払いの詳細などを可視化できる。何か問題があった場合は現場スタッフが確認できるため、解決策のアクションをすぐに考えられることは「Stripe」導入の大きな理由だった。さらに「Stripe」には、売り上げにつながる「Adaptive Acceptance」というオーソリの成功率を上げるための仕組みがあった。

    「Stripe」の「Adaptive Acceptance」

    「Adaptive Acceptance」は機械学習モデルを使用し、カード発行会社に拒否された支払いをリアルタイムで再試行したり、最適化された再試行メッセージと経路選定の組み合わせを特定したりする取引承認率改善の機械学習ツール。「Adaptive Acceptance」による平均的なオーソリ成功率の向上率は0.5%〜1.5%にものぼる。確認に時間を要さず状況を知ることができ、さらに自動でオーソリ成功率の向上に役立つ機能も備えることができた。

    「Adaptive Acceptance」によって、オーソリNGだった決済の15%が再試行で成功した

    実際に「Stripe」の運用を始めたサムソナイトでは如実に成果が出ており、オーソリ成功率が82%から15ポイント上昇し、97%となったのだ。

    「Stripe」導入後の効果

    オーソリ成功率が15ポイントも上がったのは本当にすごい結果。カスタマーサポートへの問い合わせも格段に減り、何度もトライしている顧客もわかるようになった。決済失敗の可視化も進み、どのように対応するかカスタマーサポートとの連携も大きく進んだ。「Stripe」でないと通せない注文があり、それが通せるようになったことで売り上げが伸びていった。(友田氏)

    運用コストを高めることなく「3Dセキュア2.0」導入で発生した課題を解決

    「Stripe」では決済のトランザクションにおいてAIやビッグデータを活用していることが大きな特長だが、なかでも「Rader(レーダー)」という不正検知システムがあり、リスクスコア、信用度、商品、金額、住所などの情報から、その注文を通すか通さないかを判断することができる

    「Stripe」のダッシュボードの一例

    「Radar」を活用するにあたっては、最初にデータを設定しなければならないが、知見がないのでどうしたら良いのかわからなかった。しかし、「Stripe」のサポートチームが「こういう商材だったらこんな設定が良い」というアドバイスをしてくれたので安心して進められた。(友田氏)

    「Rader」は初期設定こそ負荷がかかるが、その後は特に手を加えることはないため、運用の負荷が大きくかからない。それだけでなく、それまでは日本国内で発行されたクレジットカードだけを利用可にしていたが、ダッシュボードでリアルタイムに状況を確認できるため、デビットカードや海外で発行されたクレジットカードも利用可にした。これによる機会損失の減少も効果の1つだ。

    「Stripe」はこのほかにも潜在的な課題にも対応した。それがカスタマーサポートとの業務フローの改善だ。以前は顧客からの問い合わせがあって初めて状況を確認していたが、現在は状況がリアルタイムに可視化されているので、注意が必要だと思った注文には、ダッシュボードのタイムラインで、カスタマーサポートのメンバーにメッセージを送ることができる。こうした業務フローの改善を、友田氏は「予期していなかったすばらしい効果」と評価する。

    「Stripe」のサポートチームがカスタマーサポートにもダッシュボードの見方や操作についてトレーニングしてくれた。そのおかげでカスタマーサポートのメンバーの決済に関するリテラシーが上がっていった。(友田氏)

    決済で売り上げも業務も変わる

    サムソナイト・ジャパンの事例は、「3Dセキュア2.0」の導入や決済システムの変更にとどまらず、組織全体の能力向上と顧客満足度向上を同時に達成できた好事例と言える。

    海外ではヘッドオブペイメントと言って、決済専門のスタッフが大勢いて、CSというよりは製品チームの一部門として働いている。それはやはり決済をスムーズにすることは収益に大きな影響があるという考え方。欧米では一般的になってきている。(安部氏)

    EC事業者はモノを売るのが本来の業務だ。サムソナイト・ジャパンのように日々の業務に影響を与えないようにしながらも、カスタマーサポート部門との連携を通じて顧客体験を改善できたというのは理想的な展開といっていいだろう。

    現在のところ「3Dセキュア2.0」は導入することがゴールになってしまっているケースが少なくないが、それだけで終わりではない。コンバージョン率の低下や顧客体験を損ねる事態も発生する可能性がある。それをクリアする手段の1つとして、EC事業者は「Stripe」のような高度な不正対策ソリューションの導入を検討するなど、さまざまな施策を講じていくことが必要になる。

    「Stripe」では機械学習をベースにしてリスクを数値化し、導入企業が独自に作成できるルールと組み合わせることで不正を検知する
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    小林 義法

    中国発越境ECの「Temu」、日本の事業者を招致するプログラム「Local-to-Local」をスタート

    1 year 3ヶ月 ago

    中国PDDホールディングスのECモール「Temu」は1月27日、日本国内の販売事業者を招致するプログラムを開始した。

    開始したプログラム「Local-to-Local」は招待制を採用。日本国内で登記され、国内に在庫を持つ販売事業者を対象としている。参加する販売事業者は国内倉庫から迅速な配送を実現、大型商品を含む幅広い商品の販売が可能となるという。「Temu」での販売者は無料で登録が可能。

    「Local-to-Local」モデルは現在、米国、メキシコ、英国、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、スペイン、ベルギー、オーストラリア、ポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、スウェーデンなどの市場でも展開している。

    「Temu」では新規販売事業者の50%以上が、登録後20日以内に初回販売を実現。事業者は新たなビジネスチャンスをつかみ、消費者への迅速なリーチが可能となっているという。

    「Temu」は2022年9月の米国でサービス開始以来、現在では北米、欧州、中東、アフリカ、アジア、オセアニアを含む世界80以上の市場で展開。日本では2023年7月にサービスを始めた。

    「Temu」に関しては夢展望、ANAPなどが2024年に出店を始めている。

    松原 沙甫

    プラザスタイルが公式ECサイト「PLAZA オンラインストア」にハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を導入

    1 year 3ヶ月 ago

    スタイリングライフ・ホールディングスの雑貨小売販売事業であるプラザスタイル カンパニー(プラザスタイル)は、公式ECサイト「PLAZA オンラインストア」にハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を導入した。

    商品詳細ページにハッシュタグを実装

    プラザスタイルの公式ECサイト「PLAZA オンラインストア」は、コスメ、ファッション、文具、菓子など世界中からセレクトしたアイテムを販売しており、ユーザーに「HEARTS UP!」な買い物体験の提供をめざしている。

    プラザスタイル 公式ECサイト「PLAZAオンラインストア」
    公式ECサイト「PLAZA オンラインストア」(画像は「PLAZA オンラインストア」のサイトからキャプチャ)

    サイト内のテキストを解析して自動生成したハッシュタグを、TOPページと商品詳細ページに実装。ユーザーが感覚的な操作で商品を探せるようにすることで、サイト内の回遊率向上につなげる。

    プラザスタイル PLAZAオンラインストア ZETA HASHTAG ハッシュタグを介した検索で、回遊率向上につなげる
    ハッシュタグを介した検索で、回遊率向上につなげる

    ハッシュタグにひも付いて量産されるランディングページによって、SEO効果が期待できるという。また、既に導入しているEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」との連携により、ランディングページ内で商品の並び替えが可能となり、CX向上もめざす。

    プラザスタイル PLAZAオンラインストア ZETA HASHTAG ハッシュタグにひもづくランディングページによりSEO効果が期待
    ハッシュタグにひもづくランディングページによりSEO効果が期待

    「ZETA HASHTAG」とは

    主にECサイトなどWebサイトのなかの説明文やカスタマーレビューのようなテキスト情報をAIで解析し、関連するキーワードを抽出してLP(ランディングページ)を自動生成するソリューション。ECサイトでは、商品の見た目の形状、使い方などに関連するテキストタグを活用して商品検索ができる。

    ZETA HASHTAG 特許取得
    「ZETA HASHATAG」について(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
    藤田遥

    ZETAが、口コミメディアの開発・運営を手がける子会社「VOICE」を設立

    1 year 3ヶ月 ago

    ZETAは、口コミメディアの開発・運営を手がける子会社「VOICE株式会社」を3月3日付で設立する。

    VOICEは口コミメディアの運営を推進し、デジタルマーケティング領域の多角化と既存事業とのシナジー創出をめざす。事業開始については、事業環境を鑑み、社内協議のうえ決定する予定だ。

    会社概要

    • 名称:VOICE株式会社
    • 代表者:代表取締役 山崎 徳之氏
    • 所在地:東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22
    • 設立日:2025年3月3日
    • 事業内容:口コミメディアの開発・運営

    現在、デジタルネイティブ世代が主要購買層となっており、ECサイト内の購買体験においてクチコミなどのUGCが中心的な役割を果たすことが多い。ZETAは、これからのECサイトはコマースメディアへと進化し、ユーザーに購買体験を楽しんでもらう取り組みが重要になると予測している。

    こうしたなか、ZETAは事業戦略においてコマースメディアへの取り組みを掲げ、さらに自社事業として日本一のクチコミメディアの実現をめざし、その運営に特化した子会社の設立を決めた。

    藤田遥
    確認済み
    55 分 5 秒 ago
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