テレビ広告のプログラマティック取引を実現する「BROAD+」
ソニーマーケティングは、地上波放送局と連携してテレビ広告のプログラマティック取引を実現する広告配信サービス「BROAD+」を提供する。まずは日本テレビと接続。ソニーが保有するテレビ視聴データでプランニングできる。
ソニーマーケティングは、地上波放送局と連携してテレビ広告のプログラマティック取引を実現する広告配信サービス「BROAD+」を提供する。まずは日本テレビと接続。ソニーが保有するテレビ視聴データでプランニングできる。
日本テレビ放送網は、地上波テレビ広告でもリアルタイムなプログラマティック取引を行えるよう「アドリーチマックス(Ad Reach MAX)」プラットフォームの開発を進めている。2025年4月からの運用開始を予定している「AdRM-Exchange」は、DSPなどから放送直前(最短で放送3秒前)のリアルタイム入札を受け付けるという。
電通グループの「世界の広告費成長率予測(2024~2027)」によると、アルゴリズム主導の広告(algorithmically-enabled ad spend)が世界の広告市場の成長を牽引するという。
電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2024~2027)」を発表
https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/001375.html
総広告費に占めるアルゴリズム主導の広告の割合は、2024年には59.5%、そして2027年には79.0%にも達する見通しであり、今後のメディア戦略に大きな影響を与え、市場の成長を大きく牽引します。
アルゴリズム主導の広告(費)は、英語では「algorithmically-enabled ad spend」と表現されている。レポートには「algorithm-driven」「algorithm-led」という表現もある。
Global Ad Spend Forecasts 2025: 5.9% Growth Predicted as Algorithmic Strategies Reshape Media Investments
https://www.dentsu.com/uk/en/media-and-investors/global-ad-spend-forecasts-2025-5.9-percent-growth-predicted-as-algorithmic-strategies-reshape-media-investments
As the industry enters what dentsu identifies as the algorithmic era, data-enabled advertising will increasingly shape media strategies, with algorithmically-enabled ad spend forecasted to reach 79.0% of total ad spend by 2027.
Ad Spend Dec 2024 - dentsu Global Ad Spend Forecasts Dec 2024
https://insight.dentsu.com/ad-spend-dec-2024/
レポートの冒頭には「The dawn of the algorithmic era for media」という見出しがあり、ブロードキャスト時代(broadcast era)、プレシジョン時代(precision era)を経て、アルゴリズム時代(algorithmic era)が到来しているとしている。消費者の日常を取り巻く情報、エンターテインメント、オンラインの購入機会などの多くはアルゴリズムに制御されており、ブランドもそのようなアルゴリズムを味方にして結果を得るメディア戦略が必要になる。同じアルゴリズムにより均質化され埋没してしまわないような手腕も求められる。
結局、アルゴリズム主導の広告の詳細な定義は不明だが、電通グループが提唱するアルゴリズム時代(algorithmic era)をより理解するためには、次の資料が参考になりそうだ。アルゴリズムによる自動化に対応したメディアプランニングが必要だという。
Dentsu Unveils Key 2025 Media Trends: The Algorithmic Era Drives Transformation
https://www.dentsu.com/us/en/media-and-investors/dentsu-unveils-key-2025-media-trends-the-algorithmic-era-drives-transformation-
https://insight.dentsu.com/2025-media-trends/
アルゴリズム時代(algorithmic era)と同じような概念を、過去にグーグルはプレディクティブ時代(predictive era)と表現していたようだ。
https://www.slideshare.net/slideshow/incibeta-ignite-googlemeasurement-stategy-1/228446695
https://www.youtube.com/watch?v=zhr2hwBBA9w
ザトレードデスクがストリーミングTV向けOS「Ventura」を開発。ストリーミングTV広告のサプライチェーンの競争力と透明性を確保するためには、OSを開発するところからのアプローチが必要だったということか。
The Trade Desk Announces Ventura, a Revolutionary Streaming TV Operating System
https://www.thetradedesk.com/us/news/press-room/the-trade-desk-announces-ventura
https://www.thetradedesk.com/us/ventura-streaming-tv-os
Xが広告販売パートナーにパブマティックを追加したようだ。「ads.txt」を開くと、これまでの「inmobi.com」と「google.com」に加えて「pubmatic.com」を確認できる。インスタグラムやティックトックなどと互角に競争することが難しいため、パブマティックなどを通じてソーシャルメディア向け以外(オープンインターネット向け)の広告予算を獲得しようとしていると考えられる。
Elon Musk's X has signed up a new adtech partner as it looks to boost advertising revenue
https://www.businessinsider.com/x-signed-up-pubmatic-as-partner-to-sell-its-ads-2024-11
ところで、消費者としてXを利用していると、このところ同じ広告が連続して表示されることが多い(いくつかの投稿を挟んで同じ広告が何度も表示される)。そのような広告は、返信やリポストといったネイティブ機能がないため、外部パートナーから配信されている。広告主の意図に反していると思われるので、改善を期待したい。次の記事のように、広告の品質が低下しているとの声が多いのも懸念される。
「Xの広告が変になってる」は本当か 流れてきた広告500件を集計して確かめてみた 見えてきた傾向
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2412/02/news163.html
一方で、有料サービスへの加入を推進するXにとっては、広告にうんざりする利用者が増えたり広告収益が減少したりすることは想定していて、ネガティブなことではないのかもしれない。
もう広告にはうんざりですか?
— Premium (@premium) October 31, 2024
プレミアムプラスにサブスクライブして、Xのユーザー体験をよりスムーズに。
— Premium (@premium) October 31, 2024
カルビーが「じゃがりこリズムチャレンジ」キャンペーンを開催。テレビ広告のリズムに合わせたビデオの投稿を募っている。ティックトックのキャンペーンツールはマインドフリー「TikQ」を採用。
AbemaTVの運営する「ABEMA」が、ガムガムと共同で「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」の実証実験を開始。番組のシーンに合わせて関連性の高い広告を被せる。
Twitter JapanがX Corp. Japanに社名を変更した。
「X Corp. Japan 株式会社」への社名変更のお知らせ
https://x.com/XcorpJP/status/1860156376707911858
メタ、カンター、クリエイティブエックスが、メタで配信された56,984個の広告を分析し、短期的な売上や長期的なブランド評価を左右するクリエイティブ要素を明らかにした。モバイルの時代は、親密性(intimacy)と即時性(immediacy)が重要だという。親密性のレバーは、人とのつながりを探求すること、およびブランドや商品をストーリーに組み込むことだ。即時性のレバーは、視覚的なダイナミズムを活用すること、および特色のある雰囲気を示すことだ。
A new era of storytelling: Inspiration for today’s brands
https://adage.com/white-paper/new-era-storytelling-inspiration-todays-brands
そもそも安易に新規ドメイン名を取得してはいけない。半永久的に維持費用を負担する覚悟が必要。
ドメイン名休眠時の推奨設定から廃止費用まで、ドメイン名の「終活」をまとめた資料が無料公開中
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1639357.html
IABがクロスチャネル測定の実装プレイブックとベストプラクティスの資料を公開。複数チャネルのデータを統合してキャンペーンの効果を総合的に理解し、改善するための手引き。
Cross-Channel Measurement: Implementation Playbook + Best Practices Guide
https://www.iab.com/guidelines/cross-channel-measurement/
スポティファイが、デジタル音声広告のクリエイティブを表彰する「Spotify Hits」を日本で初開催。日本ケンタッキー・フライド・チキンの広告がグランプリを獲得。
サイバーエージェントが、縦型短尺動画に特化してインフルエンサーを起用したタイアップ広告を扱う新会社として、サイバーティカルを設立。
電通ジャパン・インターナショナルブランズが、デジタル広告のアテンション(注視)について、日本を対象に調査したレポートを公開した。アテンションの指標として、視聴率(Viewed Percentage)、平均視聴時間(Average Viewed Time)、APM(Attention per mile)を使用。APMは、1,000インプレッション当たりのアテンションで、視聴率×平均視聴時間×1,000で求められる。広告が画面上に表示されることと注視されることは異なるため、ビューアブル率と視聴率には差異がある。ブランド想起率は、平均視聴時間と強く相関しているが、ビューアブル率とは相関していない。スキップ不可で強制視聴させるインストリーム広告は、平均視聴時間が長く、ブランド想起率の向上に有効。一方、そのような強制的なアテンション(一定時間強制視聴させるスキッパブル広告を含む)は、同じ視聴時間の自発的なアテンションと比較して、ブランド想起率が低い。強制的なアテンションはネガティブな感情を引き起こすことがあるので、強制視聴と非強制視聴のバランスは大切。アテンションに影響する要因として、ビューアブル時間、強制視聴、広告の長さ、動き、サイズへの配慮が必要。
ハイネケンが、スマートフォンを退屈にするアプリ「The Boring Mode」を日本でも提供。ハイネケンは、人と人が実際に交流することの大切さ、リアルが充実することの楽しさを改めて実感してもらうため、このアプリを開発した。
ハイネケンが「リアルが充実する」アプリをリリース!#世界一退屈なスマホ#TheBoringMode#スマホがガラケーに#退屈モード#ビールを売るな楽しい時間を売れ#TheBoringPhone#課金要素ゼロ#課金ポイントゼロ#完全無料アプリ#スマホ中毒状態を抜け出したい#リアルが充実#iPhone#Android pic.twitter.com/jezEjq4dXY
— Heineken Japan (@heineken_jp) October 22, 2024
Xが中小ビジネス向けにAIを活用した自動パフォーマンス広告を開発し、一部の広告主への提供を開始した。設定不要の自動ターゲティングで、目標に向かって入札が最適化される。競合プラットフォームの類似の動向に追随するものとして注目される。
カナダのスマッカーフーズのピーナッツバターブランドが、「Peanut」というテキストを1,300回送信した消費者にピーナッツバター1瓶をプレゼントする施策を展開。1,300回である理由は、1瓶当たり1,300粒以上のピーナッツが使用されているため。
1300 Peanuts
https://1300peanuts.ca/
https://glossyinc.com/2024/10/15/jif-wants-you-to-text-peanut-1300-times/
アマゾンは、日本でも2025年から「Prime Video」に広告を挿入する。広告なしのオプションも提供する。
2025年よりPrime Video広告の提供地域を拡大することを発表
https://advertising.amazon.com/library/news/unboxed-prime-video-advertising
Amazon Prime Video(プライムビデオ)についてのお知らせ
https://www.aboutamazon.jp/news/entertainment/an-update-on-prime-video
https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/nishida/1632886.html
WFA(World Federation of Advertisers)によると、世界のメディア市場上位10カ国のうち9カ国で、2025年は2024年以上にメディア価格が上昇する見通し。インド、アメリカ、中国などでは、2026年にはさらに上昇が加速する。日本のメディア価格は、2025年に1.8%、2026年に3.1%上昇する見込み。
Media inflation set to rise in 2025 and 2026, WFA Outlook report
https://wfanet.org/knowledge/item/2024/10/10/media-inflation-set-to-rise-in-2025-and-2026-wfa-outlook-report
Xは広告の違法な不買運動を主導したとしてユニリーバを提訴していたが、和解して取り下げた。プラットフォーム上でのパートナーシップの継続について合意したという。
X is pleased to have reached an agreement with Unilever and to continue our partnership with them on the platform. Today’s news is the first part of the ecosystem-wide solution and we look forward to more resolution across the industry.
— News (@XNews) October 11, 2024
https://www.reuters.com/legal/elon-musks-x-drops-unilever-advertiser-boycott-lawsuit-2024-10-11/