セブン&アイ・ホールディングスの2020年2月期におけるEC売上高は、前期比11.4%減の1002億6100万円だった。
セブンネットショッピングやセブンミールなどこれまでEC売上高の増収をけん引してきた事業がマイナス成長に転じたほか、ネットスーパーの減収幅が前期より拡大したことが響いた。
セブン&アイ・ホールディングスのEC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。ニッセンホールディングスの売上高は含まない。
ブランド別の売上高は、「セブンネットショッピング」が同21.1%減の200億6600万円、食品宅配の「セブンミール」は同16.8%減の232億9700万円、「イトーヨーカドー」は同0.1%減の54億2800万円、イトーヨーカドーの「ネットスーパー」は同6.9%減の397億3200万円だった。
このほか、「アカチャンホンポ」は1.1%増の64億8500万円、「西武・そごう」は同3.9%増の40億7500万円、「ロフト」は同5.2%増の11億7400万円で、それぞれ増収となっている。
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セブン&アイグループのEC売上(画像は決算補足資料から編集部がキャプチャ)
2019年2月期におけるEC売上高は、前期比4.1%増の1131億9300万円。セブンネットショッピングやセブンミール、アカチャンホンポ、そごう・西武、ロフトが売り上げを伸ばし、2年連続でグループのEC売上高が1000億円を超えていた。
2018年6月に、「omni7」のECサイトやセブン-イレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、アカチャンホンポ、ロフトなどを利用するとマイル(ポイント)がたまる、グループ横断の会員プログラム「セブンマイルプログラム」を開始。
「セブンマイルプログラム」は2019年9月から、マイルをnanacoポイントに交換できるサービスの導入などを予定していた。だが、2019年7月に発生した「7pay」(9月末でサービス廃止)への不正アクセスの影響でリニューアルを延期している。
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オリジナル記事:セブン&アイのEC売上は11.4%減の1002億円【2019年度】
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