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Googleアナリティクスを使ってデータの深掘りをする時に便利な機能!「アドバンスフィルタ」の活用法をご紹介します。
アドバンスフィルタとは
アドバンスフィルタとはGoogleアナリティクスで閲覧しているデータを特定の指標やディメンションで絞り込む機能のことです。Googleアナリティクスではデータを絞り込む機能がいくつかありますが、レポートの表の右上に検索窓が表示されていればアドバンスフィルタを使用することができ、そのとき見ているデータを臨機応変に絞り込むことができます。
アドバンスフィルタの使用方法(基礎編)
アドバンスフィルタを使うとデータを絞り込んで分析することが出来ます。現在表示しているデータのディメンションと指標に限られますが、好きな条件でデータを絞り込むことができます。また、アドバンスフィルタには保存機能がありません。気に入った絞り込み方があったとしてもその場限りになってしまうため、よく使う設定はショートカット機能に登録するか、セグメントに保存しておくことをお勧めします。
アドバンスフィルタを使ってデータを絞り込む
では、アドバンスフィルタの具体的な使用方法をご紹介します。
具体例として、私は宮崎県産・野菜ジュースのネットショップを運営しているとします。そこで、サイトに来るお客様がどんなキーワードで検索されているのかが気になり、「集客」→「チャネル」→「Organic Search」でキーワードのディメンションを閲覧しています。
キーワードを閲覧していて、突然!「宮崎」で検索しているユーザーの特徴を知りたいなと思いました。こういうことあると思います。こういった突然!思い付きで!データの深掘りをしたくなった時こそ、アドバンスフィルタをクリックして下さい。
![アドバンスフィルタ](https://www.magolis.com/contents/wp-content/uploads/2016/07/5f559c01a55fd3a6098b3a17febf4093-1-670x68.png)
すると次のような画面が表示されます。
![アドバンスフィルタ02](https://www.magolis.com/contents/wp-content/uploads/2016/07/8db57ac95c9f9bbfae6b9e6670a23d53-670x225.png)
左から順に
- 指定した条件のデータを「一致」で表示、もしくは「除外」で取り除くことができます。
- 絞り込む対象となるディメンションか指標を指定します。
- 「含む」のか「完全一致」なのかなど、データを絞り込む度合を決めることができます。
- 2で指定した対象を絞り込む条件を決めます。
今回は「キーワード」に「宮崎」を含むデータで絞り込みたいので、ディメンションの「キーワード」を選択し「宮崎」と入力します。
一番左のプルダウンが「一致」になっていれば「宮崎」を含むデータを見れますし、「除外」にすると「宮崎」をキーワードに含まないデータに絞り込むこともできます。設定が準備できたら「適用」をクリックします。これで、絞り込んだ情報が表示されます。
アドバンスフィルタを使ってデータを分析する
さて、先ほどアドバンスフィルタで絞り込んだデータを分析してみましょう。絞り込む前のデータとアドバンスフィルタ使用後のデータを比較したものがこちら。
![アドバンスフィルタ06](https://www.magolis.com/contents/wp-content/uploads/2016/07/12be182272bf70444213c19b2c464398-670x430.png)
この2つを比較すると全体ではCVRが4.57%だったのに対して、「宮崎」を含むキーワードでは4.73%に上昇しています。「宮崎」を含むキーワードで検索するユーザーが全体のCVRを底上げしていたことが分かりました。
アドバンスフィルタの使用方法(応用編)
アドバンスフィルタの基本的な機能が分かったところで、少し応用的な使用方法を見ていきましょう。より自由自在にデータ分析ができるようになります。
正規表現一致で絞り込む
基礎編では、キーワードを「含む」データに絞り込みましたが、アドバンスフィルタでは「正規表現一致」を使ってデータを絞り込むこともできます。
正規表現一致を使うと、文字列の集合を一つの文字列で記述することができます。言葉にするとちょっと難しいですね。
![アドバンスフィルタ05](https://www.magolis.com/contents/wp-content/uploads/2016/07/d22c715bb8cf75dcab611b0f3c2409e1-670x208.png)
例えば、「宮崎」を含むデータで絞り込みたいとき、「みやざき」や「宮﨑」といった表記の揺れもデータとしては同じ意味を持ちます。この時、正規表現を使って「(宮崎|みやざき|宮﨑)」と記述すれば、表記揺れも含んだデータで絞り込むことができます。
この他にも、正規表現は様々な記述方法があるので、実際に試してみてください。
複数の条件を掛け合わせて絞り込む
また、アドバンスフィルタは複数の条件を掛け合わせることもできます。例えば、ランディングページは「/home」を含み、2ページ目は「/miyazaki」を含むとすれば、「/home」から訪れて「/miyazaki」のページに遷移したユーザーのデータを参照できます。
![アドバンスフィルタ06](https://www.magolis.com/contents/wp-content/uploads/2016/07/12be182272bf70444213c19b2c464398-1-670x261.png)
このように、今参照しているデータの「ディメンション」と「指標」の内容であれば、好きなようにデータを絞り込むことができます。
まとめ
今回はGoogleアナリティクスの便利な機能「アドバンスフィルタ」についてのご紹介でした。
Googleアナリティクスでデータを見ている際に、突然データを深掘りしたくなったときはぜひご活用ください。
「ECコンサルコラムサイト「ECコンサル」」掲載のオリジナル版はこちら:
Googleアナリティクスの便利な機能「アドバンスフィルタ」活用法(2016/08/01)
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オリジナル記事:Googleアナリティクスの便利な機能「アドバンスフィルタ」のECサイトにおける活用法 | アラタナECコンサルがお伝えするECビジネスの課題を解決するヒント
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