【第3回】いまこそSEOの基本を再確認する | ネットPR.JP

ネットPR.JP - 2013年11月13日(水) 16:42
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新時代SEOもベーシックなSEOが中心

SEOが日本に上陸して以降、10年以上が経ちます。SEOの書籍が日本で初めて発売されたのが2002年くらいでしょうか。筆者もこの年からSEOの仕事を始めることになりました。それから10年以上、Googleのアルゴリズムも大きく進化をとげることになりました。しかしパンダアップデートが更新されて2年が経ち、SEOは新しい時代を迎えていますが、ベーシックな部分においては、さほど変わりはありません。いつの時代においても、まずは基本をしっかりと踏襲することが大事だということです。後述しますが、基本は本当に単純なルールに従うだけなのですが、いまだにこの基本が施されていないサイトが山ほど存在しています。この7,8年多くのサイトがあまりにも外部リンクのサービスに頼りすぎていたことにも起因しているのかもしれません。誰もが知っているベーシックなSEOですが、もう一度確認するべきときだと考えます。これを機に、読者の方も、いま一度自身のサイトを確認してみると良いのでないでしょうか。

陥りやすいSEOの間違いについて

Googleのウェブスパムチームのトップ、マット・カッツが2013年4月29日に公開したビデオのなかで、ウェブマスターが陥りやすいベーシックなSEOのミステイクを5つ上げています。SEOの基本を理解するうえで、とてもわかりやすいので簡単に紹介したいと思います。

1.Googleがクロールできない環境

至極あたりまえなことですが、もしGoogleが該当サイトやページをクロールできないのであれば、いくら良いコンテンツであっても、検索結果にのぼることはありません。Googleはリンクをもとにウェブをクロールし、情報をインデックス、ランク付けを行っています。Googleを回遊させるためには、リンクをしっかりとつける必要があります。たとえば、サイトからリンクされていない広告用のランディングページは、検索エンジンがクロールできないため、検索結果には現れません。敢えて検索結果に現れないようにしているのであれば良いのですが、もし自然集客を期待するのであれば、リンクを用意する必要があります。
またGoogleのボットが判読できるのはテキストデータです。画像だけのページだった場合、いかに良質なコンテンツであっても、Googleは判読できないため評価することができません。このことからも、画像による表現を選ぶ場合は、altタグ(代替のテキスト)を設定することが重要であることがわかるはずです。

2.ユーザーが検索で利用しているワードが不在

筆者がコンサルティングしているなかでも、これが最も多いパターンです。肝心のキーワードがタイトルタグやコンテンツ内に含まれていないケースです。せっかくのコンテンツも、ユーザーが検索するキーワードと乖離したワードでコンテンツが構成されていたのであれば、検索で見つけてもらうことができなくなってしまいます。
大事なコンテンツは、かならずGoogleのキーワードプランナー※1や、フェレット+などを利用し、実際にユーザーはどのようなキーワードを検索しているのかを理解する必要があるでしょう。
とくに顕著なのは、紙の分野のライターや作家が執筆したようなコンテンツの場合です。ユーザーの興味を喚起させるために考え抜かれたキャッチコピーには、ユーザーが利用する検索キーワードが含まてていないケースが多いからです。そのため検索結果に現れないという場合を多く見聞してきました。質の高いコンテンツだけにもったいないことです。キャッチーなコピーとユーザーの使う検索ワードが、常に一致するわけではないので、いかにうまく按分をとるかは難しいところですが、少なくとも検索キーワードを盛り込まない場合は検索エンジンからの集客は難しくなることを、執筆する側にも理解してもらうことが必要になるかと思います。素晴らしいコンテンツなのに、SEO上で残念な結果にならないように、配慮していくことが望まれます。

※1 Googleのキーワードプランナーは、アドワーズ管理画面上で利用できます。

3.過剰な外部リンク

「外部リンクばかりを考えるな」というのがマット・カッツの主張です。その主張は、この数年のパンダアップデートやペンギンアップデートに表れていると言えるでしょう。
外部リンクを恣意的に増やすことに骨を折るのではなく、外部リンクを本当に増やしたいのであれば、コンテンツを魅力的なものにすることに力を注ぐべきだと主張しています。
魅力に満ちた良質なコンテンツは、耳目を集め、いずれ外部リンクが増えていくことになります。これは筆者が主張する新しい時代のSEOの姿にも通じます。コンテンツが魅力的であれば(最低限のSEOを施すことが条件になりますが)、いずれ外部リンクが増え、集客力へと結びつくことになるでしょう。
マット・カッツは、“Compelling”なコンテンツを作れと訴えています。Compellingのジャストフィットする訳語が見つからず、筆者は「魅力に満ちた」という表現に置き換えましたがが、辞書では、「人の心をつかんで離さない、抗しがたい」という言葉に該当します。
つまりSEOの小手先のテクニックではなく、ユーザーの気持ちを強く引きつけるような、グリップ力のあるコンテンツづくりが求められていることを表しています。

4.間違ったページタイトルとディスクリプションタグ

次にカットがミステイクの大きな要因としてあげているのが、ページタイトルとディスクリプションタグになります。

タイトルタグは、検索結果の大見出しに引用されます。また検索エンジンが評価する最も重要なパートでもあります。SEOを重視したいのであれば、タイトルタグの設定は、十分な配慮が必要になります。
設定がなされていないとことは滅多にありませんが、よくあるケースは、このタイトルタグをユニーク(個別なもの)にしておらず、多くの下層ページで共通のタイトルタグが使われているケースです。
検索エンジンは、独自のものに価値を与えます。複製された同じタイトルのコンテンツ群は、評価の対象でないと判断されてしまいますので注意が必要です。

もうひとつのディスクリプションタグは、検索結果に影響を与えないということから軽視されがちですが、ディスクリプションタグの内容は、検索結果に引用されるタイトルタグの下にサマリー(要約)という形で表示されるため、ユーザーのクリック率に影響を与えます。
検索時、ユーザーは、自身の検索意図に合致した見出し(タイトルタグ)でなかった場合、このディスクリプションの部分を拾い読みなどしながら、クリックに値するかを判断しています。ディスクリプションタグをじっくり読み込むケースは稀かもしれませんが、ディスクリプション内のセンテンスやキーワードなどを瞬時に拾い読みして判断していることは、自身の経験からもわかってもらえるかと思います。
今後は、タイトルタグもディスクリプションタグも、読み手を意識したコピーワークに力を入れるべきではないかと思います。

5.Googleが提供するウェブマスター向けのツールや情報を利用していないこと

Googleが提供するウェブマスターツールは、Googleのボットに新規のWEBサイトやページを認識させたり、サイト内に発生している問題があった場合に忠告を受けることができるなど、Googleに相性の良い適切なサイトづくりを支援してくれるツールです。
ウェブマスターツール以外にもGoogleは、ヘルプセンターや公式ブログ、フォーラムなどで重要な情報や疑問点を解決してくれる情報を発信しています。とくにヘルプセンターには、Googleが理想とするサイトはどのような構造であり、Googleは何を評価しようとしているかが、分りやすく説明されていますので、未見の方は見ていただくと良いしょう。ビデオなどを利用し分りやすく説明してくれています。

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