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【第1回】パンダアップデートが与えた衝撃~Googleの新アルゴリズムの余波~」 からご覧ください。
2011年以降、Googleが仕掛けた新しいアルゴリズムは、世界中の検索順位を大きく変動させるものでした。
このアルゴリズムの変更の目的は、低品質なコンテンツを一掃することにありましたが、実際に検索結果から消えたのは、悪質で低品質なサイトばかりではなく、一般の企業サイトやブランドサイトまで影響を及ぼす厳しいものでした。
いまもこのアルゴリズムの更新は続いており、多くのサイトが影響下にあります。この新しいアルゴリズムの変更に従い、SEOのあり方も大きく変わることが求められてきています。
本コラムでは、あなたの大切な資産であるWebサイトが検索結果から消えることなく、しっかりと競争優位性を築けるように、新しい時代のSEOの在り方について説明していきたいと思います。
パンダアップデート、ペンギンアップデートを知る
ご存知でしょうか、パンダアップデートという名前。
ペンギンアップデートというものもあります。
ちょっと人を食ったような名前ですが、これはGoogleが仕掛けた検索アルゴリズムアップデートの名称であり、このアルゴリズムが、現在世界中で繰り広げられている検索表示をめぐる勢力図を、大きく塗り替えようとしています。
SEOに対する関心が強い読者の方は、当然「パンダアップデート」についてご存知の方も多いでしょう。また既にパンダアップデートやペンギンアップデートにおいて何かしらの影響を受けた方も少なくないのではないでしょうか。
ただ名前自体は知っていても、パンダアップデートとペンギンアップデートの違いまでを理解している人は意外に多くありません。
ここで、いま一度パンダアップデート、ペンギンアップデートについて簡単に整理しておきたいと思います。
ここ7,8年、検索結果の上位表示を狙う争いが過熱化するなか、内部施策(サイト内における最適化)よりも、即効性が高く効果も大きい外部施策(有料リンクの購入)に力を入れるサイトが多くなり、Googleの検索結果は、有料の外部リンクを購入しているサイトが上位を占めるようになりました。
そのため過度に外部リンクを購入したり、作為的に外部リンクを集めるような低品質のサイトが横行するようになってしまいました。
これに危機感を覚えたGoogleが、作為的に外部リンクを集める低品質なサイトを排除するために、新しい検索アルゴリズムを開発したわけです。
パンダアップデートもペンギンアップデートも、低品質のサイトを排斥するという目的は同じなのですが、アルゴリズムの特性は異なります。
簡単ですが、その違いを示しておきましょう。
パンダアップデート
最初に日本上陸をしたのが2012年7月24日(米国は2011年2月24日)。
現在も更新中。
パンダアップデートは、オリジナルなコンテンツに評価を与えるアルゴリズムです。
言い換えれば、ミラーサイトのように重複するコンテンツや、明らかに他のサイトの原稿を複製しているサイト、内容を伴わない意味のないコンテンツを機械的に量産しているサイト、広告表示が過度に多いサイトなどに対して、ペナルティを与えるアルゴリズムです。
ペンギンアップデート
米国2012年4月25日に更新。
日本初上陸も同じ2012年4月だと思われます。こちらも現在アルゴリズムが更新中。
ペンギンアップデートは、主に「リンクの質」を問います。
過度にリンクを増やしたり、リンクを売買したり、内容のない低品質で関連性の乏しいサイトからのリンク等についてペナルティを与えるものです。
パンダアップデートもペンギンアップデートも、検索結果に大きな衝撃を与えました。
米国だけでなく日本もしかり、人気キーワードにおいて、多くのサイトが検索結果から消失しました。なかには撤退を余儀なくされたサイトもあります。
多くはSEOスパムを使ったアフィリエイトサイトやリンクファーム関連のサイトです。
しかし、私がここで強調しておきたいのは、消失してしまったサイトは、必ずしも悪質な(悪意に満ちた)サイトばかりではなかったということです。
実際には、悪質なSEOスパムとは無関係の企業サイトやブランドサイトのいくつかが検索結果から消失しています。
つまりGoogleのアルゴリズムのアップデートは、「対岸の火事」ではなく、今後自身のWebサイトへ影響を及ぼす危険性もはらんでいることに留意する必要があるでしょう。
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