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新しい Google アナリティクスのご紹介:サイトの表示速度をチェックしよう」 からご覧ください。
2011 年 5 月 11 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション コンサルタント
新しい Google アナリティクスの機能のご紹介、今回はサイトの速度についてです。
Google は、サイトのページ表示速度を重視し、常にその改善につとめてきました。他のサイトでも、この効果的な改善の取り組みが、少しでも広がればよいと思っています。サイト速度の改善は、サイト利用者にとってもよいことですが、同時にウェブビジネス上も効果が期待できます。
特にランディングページの遅さは、コンバージョンにも悪い影響を与えます。それだけでなく、Google AdWrods のランディングページの品質評価にも、マイナスの影響が出る可能性があります。
サイトの速度を改善する前に、まず、今の状況がどの程度なのか知ることが大切です。一口に速度の測定といっても、その評価や診断は、簡単にはできません。さらに、こういったページの表示速度が、ユーザーの活動やアクセスの指標に、どう影響するのか、その点まで分析するのは、さらにハードルが高いでしょう。
今回、Google アナリティクスは、新バージョンに「サイト速度」の分析を新たに加えました。この機能を見ることで、一定の期間にわたって、ページごと、またサイト全体で、その速度が遅いのか速いのか、分析できるようになりました。
この「サイト速度」分析を利用することで、例えば以下のようなことがわかります。
- どのランディングページが遅いのか?
- 広告キャンペーンごとのページ速度の状況はどうか?
- 地域でサイト速度に違いは発生しているのか?
- ブラウザの違いで、ページ速度の違いは発生しているか?
普段、アクセスしているあなたの環境で、ストレスがなくても、他のユーザーや他の地域、他のブラウザでは、遅くなっているかもしれません。特に、重要なページの表示速度を分析するのが、改善効果が期待できます。アクセスの多いページの表示速度を改善すれば、直帰率や平均ページビューだけでなく、コンバージョンも改善する可能性があります。
改善の前後で指標をチェックしてみましょう。アクセスの多い地域や、重視しているターゲット地域のユーザーにも注目してみましょう。その地域が遅い速度になっていれば、原因を探って改善すべきでしょう。普段自分では使っていないブラウザで、表示が遅いかもしれません。表示テストを行って改善に着手するべきでしょう。
カスタムレポートを使って、サイト分析をわかりやすくチェックすることもできます。この
リンクからカスタムレポートの設定例を見ることができます。(リンクをクリックする前に、Google アナリティクスにログインしてください)
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【重要】サイト速度を分析するためには、いくつか設定が必要です。デフォルトの設定では、サイト速度の計測はオフになっています。Google アナリティクスのトラッキングコードに以下の行を挿入します。
<非同期コード>
_gaq.push([‘_trackPageLoadTime’]);
<従来のコード>
pageTracker._trackPageLoadTime();
詳しくは以下のヘルプをご参照ください。
ヘルプセンター「
サイトの速度」
http://www.google.com/support/analyticshelp/bin/answer.py?hl=ja&answer=1205784&topic=1120718サイト速度の設定後、すぐに計測が始まります。ただ、この機能は、すべてのアクセスを計測するわけではありません。この計測が逆にサイトに負荷を与えないよう、一部サンプリングされたページのみ、計測を行います。
「サイト速度」分析をご利用いただければ、従来難しかったサイトの速度の計測が、簡単に行えるようになります。
新しい Google アナリティクスには、今後も新たな機能をどんどん追加していきます。ぜひ、今後とも Google アナリティクスのさらなる進化にご注目ください。