「給料アップ」or「評価」? 社員のホンネと人事のズレが明らかに【コーナー調べ】

「静かな退職」に会社はどう対応するべき? 現場と人事とのギャップが浮き彫りに。

コーナーは、「静かな退職と人事の認識ギャップ調査」を実施した。従業員100名以上の企業の正社員413名を対象に、会社に期待する取り組みなどについて聞いている。

長く働くための取り組み、社員は「給与」人事は「評価」を優先

社員が期待する取り組み

まず、社員に対して「長く働くために会社に期待する取り組み」を聞いたところ、「給与・報酬制度の改善」が65.2%で圧倒的に多かった。ついで「評価基準の透明性・納得感の向上(32.3%)」、「ワークライフバランスの改善(31.0%)」と続いた。ハラスメント対策やスキルアップなど、個人の環境に関する声もあがっているが、組織運営や制度面の基盤への期待がより高くなっている。

【年代別】社員が期待する取り組み

年代別にみると、「給与・報酬」と「評価基準」の改善についてはすべての年代でほぼ均一に選択されていた。一方で、「ワークライフバランス」「福利厚生」などの働きやすさについては30代が、「雇用の安定性」などの安心感については40代がより多く選択していた。

社員ニーズと人事施策の優先順位の比較

人事に対し、「社員の離職予防のために今後最も強化すべき取り組み・施策」を聞いたところ、1位は「評価の透明性向上」、2位は「給与・報酬」となっており、社員ニーズとの細かな違いが見られた。また、「ワークライフバランス・福利厚生」に関しては比較的優先度が低く、ギャップが生じていた。

調査概要

  • 【調査対象】一般社員・人事担当者
  • 【調査期間】2025年5月2日〜5月9日
  • 【サンプル数】413名(人事職100件、人事職以外313名)
  • 【調査実施者】コーナー・マクロミル
  • 【調査方法】Webアンケート調査
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