日本における「働きがいのある会社」ランキング最新版、大規模部門1位はDHL Express、中規模・小規模は?【GPTW Japan調べ】

半導体製造装置メーカー ディスコは、大規模4位ながら最多17回目の選出。

冨岡晶(Web担編集部)

2月26日 8:30

Great Place To Work Institute Japan(働きがいのある会社研究所)は、2025年版 日本における「働きがいのある会社」ランキングを発表した。今年で19回目の発表。

エントリーされた657社にアンケート調査を行い、調査結果が一定水準を超えた「働きがい認定企業」のなかから特に働きがいの水準が高い上位100社をランキング化している。

企業規模に関わらずフレッシュ企業も老舗もランクイン

「大規模部門(従業員1,000名以上)15社、「中規模部門(従業員100~999名」40社、「小規模部門(従業員25~99名)」45社の計100において、各部門の1位は「DHL Express」、「アチーブメント」、「あつまる」だった。

【大規模部門(1,000人以上)】

1位 (13回) DHL Express (運輸業,郵便業)
2位 (8回) Cisco (情報通信業)
3位 (初回) Hilton (宿泊業,飲食サービス業)
4位 (17回) ディスコ (製造業)
5位 (11回) セールスフォース・ジャパン (情報通信業)
6位 (16回) アメリカン・エキスプレス (金融業,保険業)
7位 (3回) マネーフォワードグループ (情報通信業)
8位 (5回) マイクロンメモリジャパン (製造業)
9位 (8回) ラクス (情報通信業)
10位 (7回) ノースサンド (サービス業(他に分類されないもの))

【中規模部門(100~999人)】

1位 (10回) アチーブメント (学術研究,専門・技術サービス業)
2位 (4回) アトラエ (情報通信業)
3位 (6回) フロンティアホールディングス (不動産業,物品賃貸業)
4位 (3回) Tanium (情報通信業)
5位 (2回) Box Japan (情報通信業)
6位 (12回) グロービス (教育,学習支援業)
7位 (9回) ファイブグループ (宿泊業,飲食サービス業)
8位 (9回) Adobe Systems (情報通信業)
9位 (2回) エイペックス (サービス業(他に分類されないもの))
10位 (初回) テックタッチ (情報通信業)

【小規模部門(25~99人)】

1位 (7回) あつまる (情報通信業)
2位 (初回) Mahalo (分類不能の産業)
3位 (初回) KINGSMAN TOKYO (サービス業(他に分類されないもの))
4位 (4回) イベント21 (サービス業(他に分類されないもの))
5位 (4回) アイグッズ (製造業)
6位 (5回) 湘南ゼミナールオーシャン (教育,学習支援業)
7位 (8回) バーテック (製造業)
8位 (3回) Aphros Queen (サービス業(他に分類されないもの))
9位 (2回) ヘルスベイシス (情報通信業)
10位 (6回) アンジェラックス (生活関連サービス業,娯楽業)

2か年連続(2024年・2025年)で参加した企業について、低下幅が2pt以上=低下傾向、改善幅2pt以上=改善傾向、それ以外の企業=変化なし~小として分類したところ、全体としては「変化なし~小」がもっとも多く、7割以上の企業の働きがいが維持または改善しており、2024年は好調な年であったという。

なお具体的に2か年でもっとも改善した点を聞くと、「働きに見合った報酬が支払われている」が最多。以下「経営・管理者層の期待が明確」「経営・管理者層に質問しやすい」など、リーダーと従業員のコミュニケーションと信頼が良好な企業が上位であると推察される。また「仕事に行くことを楽しみにしている」が改善傾向だという。

調査概要

  • 【調査対象】「働きがいのある会社」調査により一定水準を満たした企業を「働きがい認定」企業として選出。参加社数657社のなかから上位100社(大・中・小規模ごとの選出社数の合計100社)からランキングを選出
  • 【調査時期】2023年7月~2024年9月
  • 【大規模部門 従業員1,000名以上】15社
  • 【中規模部門 従業員100~999名】40社
  • 【小規模部門 従業員25~99名】45社

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