中小企業が抱える問題は「人材管理」がトップ。管理職・リーダー層の育成が課題?【tri調べ】
人材育成? 予算の確保? 中小企業の経営者が直面している組織の問題とは。
7/22 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
triは、従業員数100名以上の会社の成長過程で直面した「組織の問題」に関する調査を実施した。会社経営者もしくは経営層の90名が回答している。
中小企業の抱える問題「人材管理」「競争力の維持・向上」など
まず、企業の成長過程で直面した組織の大きな問題について聞くと、「人材管理」が50.0%で最も多く、ついで「競争力の維持・向上」が35.6%、「市場の変化」が32.2%と続いた。
「人材管理」について、具体的にどのような課題があったかを聞くと、1位は「人材育成」で44.4%、2位は「優秀な人材の確保」で43.3%、3位は「リーダー育成」で42.2%となった。
また、「競争力の維持・向上」についての課題を聞くと、1位は「顧客ニーズの変化への対応」で53.3%、2位は「市場動向の迅速な把握」で37.8%、3位は「価格競争への対応」で36.7%となった。利益拡大のため、迅速な変化への対応が求められているようだ。
「社員のエンゲージメント低下」や「モチベーション管理」も課題
続いて、企業の成長過程で発生した「組織文化」における問題を聞くと、「社員のエンゲージメント低下」が41.1%で最も多く、ついで「特にない」が30.0%という結果になった。
「財務管理」における問題としては、「コスト管理」が34.4%、「予算管理」が33.3%で上位となった。物価高が続く中、予算やコストの管理が重要になっているようだ。
また、「マネジメント」についての問題を聞くと、「部下のモチベーション管理の難しさ」「目標設定と達成の難しさ」「管理職のスキル不足」が上位3つとなった。
調査概要
- 【調査期間】2024年6月19日~6月22日
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査対象】従業員100名以上の会社経営者もしくは経営層(創業者)
- 【調査人数】90名
- 【モニター提供元】日本ビジネスリサーチ
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