OJT教育の課題「トレーナーの業務過多」「新入社員の成長度」を上回った1位は?【アルー調べ】
入社何年目までOJTをつけるべき? トレーナー側の育成は? 従業員数別に調査。
12/5 8:10 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
アルーは、OJTの実施状況と課題についてのアンケート調査を実施した。OJTはOn-the-Job Trainingの略で、上司や先輩の個別指導のもと、実際の業務を通じて知識やスキルの習得を促す教育手法を指す。
大企業の大半がOJTを実施。入社何年目までOJTをつける?
まず、勤め先でOJTを実施しているかを聞くと、従業員数3,000名以上10,000名未満の企業では41.0%が「昨年度より取り組みを強化する」、49.2%が「昨年度と同じ取り組みをする」と回答。10,000名以上の企業も含め、従業員規模が大きい企業ではほとんどがOJTを実施していることがわかった。
OJTを実施する期間としては、従業員数3,000名以上の企業では「3カ月以上」が合計で6割を超えていた。従業員数3,000名未満の企業では、3カ月以上の期間を設けている割合は4割程度にとどまった。
OJTの対象となる社員について聞くと、「新卒入社1年目社員」が78.4%、「中途入社社員」が43.8%となった。新卒入社3年目社員を対象にしている割合は25.9%と少なくなるものの、継続的にOJTを行う企業が多いようだった。
OJT教育の課題1位は「トレーナーの指導にばらつきがある」
また、OJT教育について課題を感じているかどうかを聞くと、従業員規模によらず全ての層において、半数以上が「課題がある」と回答した。特に従業員数10,000名以上の企業では76.9%にのぼっており、他を上回った。
具体的にどのような課題を感じているかを聞くと、「OJTトレーナーの指導にばらつきがある」が最も多く、49.7%にのぼった。以下「OJTトレーナーが業務過多になった」が37.6%、「新入社員の成長度合いにばらつきが生まれた」が34.4%と続いた。
調査概要
- 【データ収集期間】2024年11月7日~2024年11月8日
- 【データ収集方法】アンケート
- 【回答者数】417
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