大日本印刷がバーチャルプロダクション向け3DCGデータ提供、地域の文化資源を活用

まず「神田明神」、文化財の3DCGでの利活用ニーズの高まりに応えて映像業界を支援

大日本印刷(DNP)は、地域の文化資源を活用したバーチャルプロダクション用の高精細3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)データを映像制作会社に向けて提供を始める、と9月4日に発表した。まず「神田明神」(東京都)をソニーピーシーエルが運用するデジタル背景ライブラリー「BACKDROP LIBRARY」で公開。11月中旬以降に「仁和寺『金堂』」(京都府)の3DCGデータを提供して映像業界の支援し、地域活性化を目指す。

「神田明神」のバーチャルプロダクション用高精細3DCGデータ

バーチャルプロダクションは、スタジオに設置したLEDに3DCGを背景として投影し、その前で人や物を撮影することで、あたかも現実の世界で撮影したような映像をつくり出す手法。国内外で利用が拡大しているものの、高精細の3DCGデータはまだ少ない。使用許諾に時間や手間がかかる公共施設や、破損防止などから保護対象になっている文化財の3DCGでの利活用ニーズが高まっている。

DNPは、文化財のデジタルアーカイブ事業で培った高解像度画像の変換・加工・最適化技術と、リアルとバーチャルの空間を融合したXRコミュニケーション事業で培った3DCG制作を生かして高精細3DCGデータを提供する。外観を忠実に再現するため、歴史ある建築物ならではの外壁や木材の質感、屋根の勾配や曲線、醸し出す自然な陰影の表現力が特徴で、光源の位置や撮影アングルが変化しても適切な陰の形状や陰影の強弱を表現できる。

現実の「神田明神」
日照時間を変更した「神田明神」3DCGデータ(日中)
日照時間を変更した「神田明神」3DCGデータ(夕方)
カメラアングルを変更した「神田明神」3DCGデータ
カメラアングルを変更した「神田明神」3DCGデータ
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