公衆無線LAN「00000JAPAN」を災害時だけでなく大規模な通信障害発生でも無料で開放

無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Biz)と電気通信事業者協会(TCA)加盟の携帯電話事業者5社(NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイル)は、大規模な通信障害が発生した時の連絡手段に災害用統一SSID「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」を活用した公衆無線LANサービスを無料開放する、と9月4日に発表した。

携帯5社で大規模な通信障害が発生して利用できない状態が継続する場合や、復旧に時間がかかる懸念がある場合、携帯電話事業者と公衆無線LAN事業者、自治体などのアクセスポイントから「00000JAPAN」を提供する。スマートフォンやタブレット、PCなどの無線LAN対応の端末から「00000JAPAN」に接続してインターネット接続を利用できる。

通信障害発生時の「00000JAPAN」活用で携帯5社からの要望に基づき、Wi-Bizが5月に「大規模災害発生時における公衆無線LANの無料開放に関するガイドライン」を改定した。これで自然災害の発生時と同様に通信障害の発生時でも「00000JAPAN」の開放が可能になった。なお緊急時の利便性の確保を優先するため通信は暗号化されていない。