東京メトロが全9路線の車内ディスプレー搭載車両で非常用設備の使用法映像の放映を開始

非常通報器・非常用ドアコック・ホームドアを説明、駅構内の一部改札口ディスプレーでも

山川 健(Web担 編集部)

2022年8月16日 7:00

東京メトロは、列車内緊急時の非常用設備の使用法についての案内を強化した、と8月15日発表した。同社が運行する全9路線の車内ディスプレー搭載車両で、非常用設備の位置、使用方法、留意点などに関する案内映像の放映を同ディスプレーで同日始めた。駅構内の一部の改札口ディスプレーでは8月3日から案内している。

6月に公表された国土交通省技術基準検討会の「車内非常用設備等の表示に関するガイドライン」を踏まえ、東京メトロの路線をより安心して利用してもらうことを目的に放映を開始した。非常用設備は非常通報器、非常用ドアコック、ホームドアを指す。映像では、これらの設置位置や使用法を分かりやすく紹介している。

「もしも、車内で緊急事態が発生したら…」(非常通報器)▽「車両ドアを開けて逃げるときは…」(非常用ドアコック)▽「ホームドアを開けて逃げるときは…」(駅ホームドアの非常開ボタン)--のように状況ごとに説明する。今後は同ガイドラインに基づき、全車両を対象にピクトグラムを活用した表示の共通化も進める。

放映映像イメージ(非常通報器)
放映映像イメージ(非常用ドアコック)
放映映像イメージ(駅ホームドアの非常開ボタン)
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