JR路線の車両サイネージ向け番組配信「TRAIN TV」を山手線利用者の5割近くが認知

jeki、開局1カ月での顧客調査を公表、見せ方やネーミングで交通広告の成果向上

JR東日本グループで広告事業のジェイアール東日本企画(jeki)は、首都圏のJR主要10路線などの車両サイネージ(車内モニター)向けに同社が4月から運営している番組配信プラットフォーム「TRAIN TV(トレインティーヴィー)」の開局1カ月での顧客調査結果を6月24日発表した。山手線利用者の5割近くが認知し、うち3分の2は車内モニターを以前よりも見ていた。

TRAIN TVは山手線、中央線、京浜東北線など10路線とゆりかもめの車内に搭載した約5万面のデジタルサイネージに映像コンテンツを配信する。従来のCMメーンから番組中心に編成を改めた。調査は放映路線を週1日以上利用する層に4月26~30日にインターネットで行った。サンプル数は1148。この中で山手線の利用者は49.0%がTRAIN TVの放映を既に認知していた。

認知層のうち30.3%は「以前よりも見るようになった」、34.6%は「以前よりもやや見るようになった」と答え、合わせて64.9%が車内モニターをよく見るようになった。意見・印象では「電車に乗っている時間が楽しくなる・有意義になる」で「そう思う」「まあそう思う」が計65.3%にのぼる。見せ方やネーミングで交通広告の成果が高まることを示している。

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