大企業の多くが人材活用で苦悩、原因は「若手人材の流出」60.8%【ユームテクノロジー調べ】

DX時代の人材戦略として「リスキリング」が重要になるとの回答は、82.2%にも。

ユームテクノロジージャパンは、「大企業人事の人材活用」に関する調査結果を発表した。大企業(従業員500名以上)の人事担当者101名が回答している。

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DX人材は確保されているが、活用はできていない?

まず「あなたの企業では、人材の活用が上手くいっていると思いますか」と聞くと、「まったくそう思わない」13.0%、「あまりそう思わない」37.6%で、あわせて半数以上の51人が上手くいっていないと考えていた。また「人材活用が上手くいっていない理由」については、「若手人材が流出している」60.8%、「社内人材の育成が上手くいっていない」60.8%、「人材の最適配置が行われていない」54.9%が上位となった。

 

 

 

 

「あなたの企業では、DX人材の確保が十分に行われていますか」と聞くと、「まったくそう思わない」8.9%、「あまりそう思わない」36.6%で、わずかに半数は下回ったが、「DXの加速や働き方の多様化により、今後あなたの会社では、今以上に社内の“若手人員の活用”が重要になってくると思いますか」という設問には、「非常にそう思う」37.7%、「ややそう思う」47.5%と、8割以上が若手活用の重要性を認識していた。

 

 

 

 

さらに「DXの加速や働き方の多様化により、今後あなたの会社では、今以上に社内の“余剰人員の活用”が重要になってくると思いますか」と聞くと、「非常にそう思う」31.7%、「ややそう思う」45.5%で、これも8割近くが認識していた。

 

 

若手を増やし余剰人員を整理することで入れ替えを図るのが、当面の人事戦略の課題となりそうだ。また82.2%の大企業の人事担当者が、DX時代の人材戦略として「リスキリング」(Re-Skilling、スキルの再教育)が重要になると回答したという。人材確保が難しければ、既存人材の再開発も重要となっていくと考えられる。

調査概要

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